水切りネットの役割とは?
キッチンや洗面台などの水回りは毎日使用するものです。なので、いつでもキレイで清潔な状態を保ちたいものです。特にキッチンでは毎日料理をしますので、汚れてしまいがちです。そこで、いつも掃除に頭を悩ませている方も多いでしょう。
キッチンでも排水口は特に細かいゴミが溜まりやすく、掃除しにくい場所です。また、ぬめりなどもありますので、掃除をするといってもできればあまり触りたくない場所でもあります。
水切りネットはそんな排水口などの掃除を楽にするためのアイテムです。排水口に取り付けておくと、細かい食材の切れ端や食器の汚れなどをしっかりとキャッチしてくれます。ある程度ゴミなどが溜まったらそのまま捨てることができますので、掃除がとても簡単になるのです。
排水口に汚れや生ゴミなどが溜まったままになっていると、悪臭が発生するのみでなく、コバエやゴキブリなどを呼び寄せることになります。水切りネットを活用することによって、排水口にそもそもゴミや汚れなどが溜まることを防止できますので、台所周りの臭いやコバエなどに頭を悩ませている方にもおすすめです。
水切りネットの種類
水切りネットにもさまざまな種類があります。分類の仕方はいくつもありますが、まずは取り付ける場所に合わせて選ぶことが大切です。一般的に水切りネットは排水口用と三角コーナー用に分けられます。どこに取り付けるのかを決めた上で選びましょう。また、サイズにもさまざまなものがあります。伸縮性のある素材のものであればあまり気にする必要はありませんが、中にはしっかりサイズを合わせないと取り付けにくかったり、そもそも取り付けることができなかったりというケースもありますので注意しましょう。
続いて、材質によっても分類できます。現在、主流となっているのはネット、ストッキング、不織布の3種類です。
・ネットタイプ
もっともコスパがいいのはネットタイプですが、濾過性がやや低いのが難点です。設置場所や使い方によってはやや使いにくいと感じられるかもしれません。
濾過性などの機能よりも、できるだけ頻繁に交換して排水口や三角コーナーを清潔に保ちたいという方におすすめです。
・ストッキングタイプ
ストッキングタイプは伸縮性や耐久性が高く、水切れがいいのが特徴です。機能性は高いですが、ネットタイプと比較するとコストも高くなりがちです。ただストッキングタイプは伸縮性や耐久性に優れていますので、何度も交換する必要がなく、結果としてコスパが良いと考えることもできます。
・不織布タイプ
不織布タイプは伸縮性と耐久性は低いですが、濾過性が非常に高く、汚れやゴミのみでなく油分などもしっかりと吸収してくれます。そのため、できるだけ排水口の奥のパイプを汚したくないという方におすすめです。
伸縮性があまりないため使いにくそうな印象をうけますが、サイズが合っているものを選べば取り付けや取り外しでそれほど苦労することはありません。しっかりと取り付ける場所に合ったサイズのものを選ぶようにしましょう。
一見同じように見える水切りネットですが、形状・サイズや材質によって使い勝手も機能もまったく異なります。しっかりとそれぞれの特徴を頭に入れて選ぶようにしましょう。
排水溝をいちいち掃除するのは手間! 水切りネットでサッと解決
料理の後、洗い物を終えた後のシンクには細かい生ゴミがいっぱい! 排水溝のゴミ受けに詰まってしまうと掃除も大変ですよね。そんな時に「水切りネット」を使用すれば、取り出してゴミを捨てるだけなので格段と楽になります。
ベチャベチャの生ゴミは不潔… 触れるのがイヤ!
とはいえ、どんなネットでも同じかというと、そうではありません。水が切りにくいものだと、取り出した時に生ゴミが水でビチョビチョ…。このままゴミ箱に捨てるのは不衛生です。毎日使うものなので、ストレスなく使用できるネットを使いたいところ。
水切りネットは毎日使うものだから 良いものを選びたい!
ではストレスなく使用できる水切りネットを選ぶ際には、どんなところに注目すれば良いのでしょうか?いくつかポイントをまとめてみました。
選ぶポイント①:コスパ
まず大事なのはコスパです。清潔さを保つために毎日交換するなら、なるべく価格もおさえておきたいですよね。安ければバンバン使っても損した気にはなりません!
選ぶポイント②:使いやすさ
毎日使うものなので、袋から出した時に何枚も取れてしまったり、取り出しにくいとストレスに。スルッと取りやすく、素材も頑丈で伸びが良いものだとセットするのも楽だし、破れません。
選ぶポイント③:水切れ
最後は水切れのよさです。いつまでも水滴が落ちずに溜まっていると、ずっと持ち上げているのも不快感につながるので、すぐに捨てられるかどうかは大事!
ネットで評判の100均はどう? 本当に使える水切りネットをテスト
選び方のポイントがわかったものの、水の切りやすさや使い心地は実際に触ってみないとわかりません。今回はネットで評判の商品を購入し、『LDK』編集部と、プロの料理研究家に選び方のポイントで挙げた3項目を採点してもらいました!
水切りの良し悪しに関しては、専門機関で濡れたコットンを放置して重さを計測しました。
水切り袋の上に濡れたコットンを置いて、1時間ごとに重さを計測。軽くなったものほど、水切れのよいネットと評価します。
プロの厳しい目をくぐり抜け、優秀だった水切りネットは一体どれなのでしょうか? ランキング形式で発表します。
それでは早速どうぞ!
水切れもネットの厚さも バッチリな「ハウディ」
ハウディ
水切り袋
ストッキングタイプ
実勢価格:196円
▼テスト結果
コスパ :★★★★☆
使いやすさ :★★★★☆
水切れ :★★★★☆
水切れ率:30%
1枚あたり:3.92円
総合評価: A
第1位はハウディ「水切り袋 ストッキングタイプ」です。触るのに抵抗感がない厚さと水切れで優秀! ほかの製品に比べてネットが丈夫で、強く引っぱっても破けず、ゴミに触る抵抗が少なめ。肝心の水切れもよく、不快感なく片付けができます。
ポイント:素材に厚みがあります
ネットに厚みがあって丈夫! ゴミ受けに合わせて伸びます。厚めの素材なので、伸ばしても穴があかず濡れたゴミの重さにも耐えられるのが高評価に。
高級なだけあって クオリティは高い「クレハ」
クレハ
ダストマン○(マル)浅型
実勢価格:198円
▼テスト結果
コスパ :★☆☆☆☆
使いやすさ :★★★★★
水切れ :★★★★☆
水切れ率:34%
1枚あたり:6.6円
総合評価: B
第2位は3点ありました。まずご紹介するのは、クレハ「ダストマン○(マル) 浅型」です。明らかに高級感がある、ぶ厚いネット! ただしベストよりも倍近い値段はするので、コスパは残念でした。使い心地は抜群に良いので、コスパより性能重視ならこちらがおすすめです。
コスパはダントツで◎ ガシガシ使える「セリア」
セリア
水切りストッキングネット
実勢価格:108円
▼テスト結果
コスパ :★★★★☆
使いやすさ :★★☆☆☆
水切れ :★★★★☆
水きれ率:32%
1枚あたり:2.7円
総合評価: C
続く同率第2位はセリア「水切りストッキングネット」でした。素材がやわやわで頼りないものの、水切りはきちんとできました。製品袋にミシン目があって、同時に何個か出てきてしまうものの、パッと取り出せます。
水をしっかり切れて コスパよし「カインズ」
カインズ
水切りストッキング
実勢価格:178円
▼テスト結果
コスパ:★★★☆☆
使いやすさ :★★★☆☆
水切れ :★★★★☆
水きれ率:34%
1枚あたり:3.56円
総合評価: D
同率2位で最後にご紹介するのはカインズ「水切りストッキング」です。水切れ率は34%とダントツのトップでした!袋から取り出しやすい構造なのも便利です。
5位: 100均製は枚数が少なく
コスパはそこそこ「薦田紙工業」
薦田紙工業
水切り袋
ストッキングタイプ
実勢価格:108円
▼テスト結果
コスパ :★★★☆☆
使いやすさ :★★★☆☆
水切れ :★★★☆☆
水切れ率:27%
1枚あたり:3.38円
総合評価: C
最後はは、100均で販売している「薦田紙工業」でした。値段は安いのですが、枚数が少ないからコスパも微妙。水切れはそこそこで、やや取り出しが大変な点がネックとなってしまいました。
ビシャビシャ感がなくなって 気持ちよく捨てられる!
水を含んだ生ゴミは触りたくないもの。でも、ゴミ受けにハウディのネットをかけておけば、しっかりした厚みと水切れで、不快感なくゴミが捨てられます。また、1枚あたり4円以下というコスパもうれしい! 日々の小さな家事が少し楽になりますよ。
ぜひ、購入の参考にしてみてくださいね。
※本記事に掲載している製品は、消費増税前にすべて編集部が購入したものです。そのため、購入価格は増税前の価格となっています。製品によって販売が終了しているものや、在庫がない場合がございます。あらかじめご了承ください。