


the360.life編集部/Test by LDK the Beauty編集部
人気の市販“クレンジングバーム”2021おすすめランキング
クレンジングには、オイル・ミルク・ジェル・バームとさまざまなタイプがあり、どれを選べばいいのか迷いませんか。そこで今回はクレンジングの選び方と、しっかりメイクもスルンと落とす、おすすめの「バームタイプクレンジング」をランキング形式でご紹介します。

元大手化粧品メーカーの研究員。クリーム、ジェル化粧品、化粧水など基礎化粧品の新製品開発に携わっていた。
元大手化粧品メーカーの研究員。クリーム、ジェル化粧品、化粧水など基礎化粧品の新製品開発に携わっていた。

晋遊舎の専門テスト機関「LAB.360」の研究員。博士(学術)を持つ。化粧品、洗剤等の生活雑貨、生活家電等の評価に携わる。専門は衣服材料、界面化学。
晋遊舎の専門テスト機関「LAB.360」の研究員。博士(学術)を持つ。化粧品、洗剤等の生活雑貨、生活家電等の評価に携わる。専門は衣服材料、界面化学。

コンセプトは、「世界でただ1つ、コスメを本音で評価する雑誌」。テストする生活情報誌「LDK」から生まれた広告なしの辛口美容誌です。
コンセプトは、「世界でただ1つ、コスメを本音で評価する雑誌」。テストする生活情報誌「LDK」から生まれた広告なしの辛口美容誌です。
※情報は『LDK the Beauty』2020年9月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
クレンジングはメイクの濃さや肌質で選ぶ!

スキンケアの一環としてクレンジングにもこだわる人が増えていますが、みなさんはどんなクレンジングを使っていますか? オイルタイプ ジェルタイプ ミルクタイプ バームタイプ 拭きとりタイプ クレンジングにはさまざまなタイプがあります。口コミなどで評判のいいものを選ぶという人もいると思いますが、どのタイプがぴったりなのかは人それぞれ。そこで、選び方のポイントをご紹介します。
選び方1:メイクの濃さで選ぶ

クレンジングは、どんなメイクでも強い洗浄力のものを選べばOKというワケではありません。メイクの濃さに合わせて選ぶのが正解です。濃いメイクの日にはオイル、薄いメイクの日には洗浄力が穏やかなミルクというように、メイクの濃さによって使い分けをおすすめします。 それぞれのタイプの特徴をご紹介します。

[オイル] 洗浄力の強さはクレンジングオイルが一番。しっかりメイクやウォータープルーフなどの落ちにくいメイク汚れにクレンジングオイルは最適です。反面、肌への刺激が強めの製品もあります。 [バーム] クレンジングバームの洗浄力はオイルと同じくらいで、しっかりメイク向けです。バームを肌にのせると体温で溶けてオイル状に変化します。 [クリーム] クレンジングクリームの洗浄力はオイルやバームよりは優しめとはいえ、比較的強めです。オイル成分が多く、しっとりした使い心地のため、乾燥肌に向いています。 [ジェル] クレンジングジェルには、オイルタイプと水性タイプがあり、オイルタイプのほうが洗浄力が高いのが特徴です。一般的なメイクに向いています。 [ミルク] クレンジングミルクはナチュラルメイク向けです。洗浄力は低い一方、肌への負担も軽く、乾燥肌や敏感肌でも比較的使いやすいタイプです。 [リキッド] 水を主成分とし、サラサラしています。保湿成分を配合するものもありますが、洗浄力は最も弱く、コットンに染み込ませてメイクを拭きとります。 [拭き取りシート] 拭き取りシートは予めクレンジング剤が浸透し、拭きとるだけでメイクが落とせる製品です。手軽ですが摩擦の刺激を受けやすいというデメリットもあります。拭きとりタイプはあくまでも緊急用に使うようにしましょう。

選び方2:まつエク・にきびさんはオイルフリー

まつ毛エクステをつけていたり、ニキビ肌で悩んでいる人は、オイルフリーのものを選びましょう。一般にマツエクは油分に弱く、オイルタイプのクレンジングを使用するとマツエクが取れやすくなる可能性があります。 オイルフリーの洗浄力は弱いので、本来はダメージ肌の方やナチュラルメイク派の方向けです。濃いメイクを落とすために洗浄力高めのクレンジングを選ぶ場合は、商品パッケージに「マツエクOK」の表示があることを確認してくださいね。

ニキビ肌の人は皮脂の分泌量が多いため、オイルよりも界面活性剤で汚れを落とすタイプが向いています。
選び方3:時間が惜しい! という人はW洗顔不要タイプ
ダブル洗顔不要タイプならメイク落としと洗顔が1度で済むので、時短になります。仕事や家事で疲れた日や、ダブル洗顔は面倒……というズボラさんにピッタリです。また、ダブル洗顔は洗顔時に肌への負担が少ないというメリットもあります。
人気のクレンジングをピックアップして徹底検証
クレンジングの選び方をご紹介しましたが、ピッタリのタイプは見つかりましたか?「買い足そうかな」、「ちょうど今のが使い終わるところだから変えてみようかな」、「買い替えたほうがいいかも」なんて思われた方もいることでしょう。でも、クレンジング(化粧落とし)って、基礎化粧品の中でも種類も多く、タイプが決まってもどの製品を買えばいいのか迷いますよね。 そこで、テストする美容誌『LDK the Beauty』が、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのショッピングサイト、ドラッグストアの売れ筋人気のクレンジング製品や話題の新作、デパコス、お手頃価格のプチプラを含めた72製品をピックアップして徹底検証。今回はその中から「バームタイプのクレンジングおすすめ6選」をランキング形式でご紹介します!

▼テストしたブランドはこちら ・菊正宗 ・サンタマルシェ ・高清水 ・ルルルン ・DUO ・ink.
洗浄力・保湿力・成分をテスト!
クレンジングは洗浄力が大切ですが、肌への刺激や成分も重視したいですよね。そこで、肌をいたわりながらメイクをしっかり落とすメイク落ちのよいクレンジングを見つけるべく、以下の3つのテストを実施しました。 【TEST1:洗浄力】 クレンジングに求められるのはなんといってもベースメイクの落ち具合・クレンジング力です。ベースメイクを基準として、どれだけ落ちるか判定しました。

人の肌に見立てたキメ入りの人工皮革にリキッドファンデーションを塗布。乾燥したところに各製品を重ね塗り、力を入れずに一定回数なじませて落ち具合を比較しました。 肌に負担のかかるゴシゴシ洗いをせずに、しっかりメイクを落とせるものを高評価としました。
【TEST2:保湿力】 クレンジングの後、水分量が急激に減ってつっぱるのは困りますよね。乾いたり、つっぱる感じがしないかテストしました。

人の肌をクレンジングで洗浄し、クレンジング前のすっぴん肌と洗浄30分後の水分を専門機器で測定。肌水分が高いものから「超うるおう」「うるおう」「平均」「不足気味」の4段階で評価しました。 【TEST3:成分】 成分表を元に化粧品のプロが肌にやさしい成分や負担の少ない成分の有無をチェックしました。

成分をチェックする上で、以下の5点に注目しています。 [界面活性剤の種類] 刺激を感じやすいアニオン系、穏やかなノニオン系などで分類しています。 [保湿成分] セラミドやヒアルロン酸など肌の水分量をアップさせる成分に着目しました。 [美容成分] ビタミン類やその他のエモリエント成分が多く入っているほど加点しました。 [消炎成分] 肌の炎症を抑えるグリチルリチン酸などが入っていたらプラスに。 [刺激成分] エタノールなど肌の刺激を感じやすい成分が入っていたら減点です。
元化粧品メーカー勤務
石渡比奈子 氏のコメント
界面活性剤の強弱やエモリエント成分にも注目して採点しました!
さらに、上記の3つのテストに加えて、20代、30代、40代のモニターさんに製品を実際に使ってもらい、テクスチャーや使いやすさなどのリアルな本音・使用感を聞きました。 ※今回の検証では、【TEST1:洗浄力】を重視して総合評価を決定しています。 ※コスパは1回あたり3mlまたは3gを使用するものとして計算し、参考値として表記しています。 それではクレンジングバームのオススメ商品ランキングを発表します。
プロが「買って帰ります」宣言した神バーム!
ink. クレンジング バーム 実勢価格:1200円 容量:90g 1回あたり:約40円 W洗顔不要(メーカー表示)
▼評価 洗浄力:5点/5点 保湿力:5点/5点 成 分:5点/5点
ink.「クレンジング バーム」がランキング1位を獲得しました。Amzonセールス1位の実力は本物、化粧品のプロも「買って帰らなきゃ」と絶賛した逸品です。肌にのせるとすぐに溶けて、キメの奥のリキッドファンデーションまでしっかりオフできました。これだけキレイに落ちると肌への刺激が気になりますが、洗浄成分は肌にやさしい穏やかなノニオン系です。 【TEST1:洗浄力】

肌のキメの奥までスッキリ落ちました! 【TEST2:保湿力】 洗顔後の肌水分:超うるおう 洗浄後はお肌がしっとりしました。
読者モニター
読者モニターのコメント
溶け具合がよくてオイルみたいに使いやすいです!(20代)
ほのかな抹茶の香り! スッキリ落ちてお肌しっとり

サンタマルシェ バーム クレンジング グリーンティー 実勢価格:1980円 容量:90g 1回あたり:約66円 W洗顔不要(メーカー表示)
▼評価 洗浄力:5点/5点 保湿力:5点/5点 成 分:5点/5点
サンタマルシェ「バーム クレンジング グリーンティー」は、保湿力はトップクラスで洗浄力も文句なし! さらに成分も優秀で、複数のビタミンだけでなく、チャ葉エキス・コメヌカ・ハトムギエキスなど天然の美容エキスがたっぷり配合されています。硬めのテクスチャーを肌にのせると、すぐに溶けてサラッとしたオイル状になり、ゴシゴシこすらなくてもスムーズにメイクが落ちました! 【TEST1:洗浄力】

ファンデーションがびっくりするほど落ちました! 【TEST2:保湿力】 洗顔後の肌水分:超うるおう
読者モニター
読者モニターのコメント
少量でスムーズに肌に伸びて使いやすいです!(30代)
W洗顔なしでツルンとオフ! 敏感肌さんにもやさしい

DUO ザ 薬用 クレンジングバーム バリア【医薬部外品】 実勢価格:3960円 容量:90g 1回あたり:約132円 W洗顔不要(メーカー表示)
▼評価 洗浄力:5点/5点 保湿力:5点/5点 成 分:4点/5点
DUO「ザ 薬用 クレンジングバーム バリア【医薬部外品】」は、抗炎症成分のグリチルレチン酸を配合した医薬部外品。肌荒れ防止成分を配合し、エタノールフリーの無添加バームです。石けんタイプの高い洗浄力ながら肌荒れを防止できるのは、敏感肌さんにはうれしいですよね。植物成分も豊富に配合されており、香料不使用ながらグリーン系の香りがほのかに漂います。 【TEST1:洗浄力】

軽く伸ばしただけでファンデーションがスッキリ! 文句なしの洗浄力です。 【TEST2:保湿力】 洗顔後の肌水分:超うるおう クレンジング後の肌にヌルつきが残らず、つっぱり感もありません。
読者モニター
読者モニターのコメント
硬くもなくヌルつかずすごくよい!(20代)
酒造メーカー発!純米酒配合で洗浄後のしっとり感が続く

高清水 komell クレンジングバーム 実勢価格:2530円 容量:90g 1回あたり:約84円 W洗顔不要(メーカー表示)
▼評価 洗浄力:4.5点/5点 保湿力:5点/5点 成 分:5点/5点
高清水「komell クレンジングバーム」は、素肌美人が多い秋田県で造られている有名な日本酒「高清水」を配合したバーム。テクスチャーもやわらかめで伸びがよく、ストレスなく使えます。日本酒配合というと香りが気になりますが、お酒のツーンとした香りはまったくしませんでした。 【TEST1:洗浄力】

ファンデーションがサラッと落ちました。 【TEST2:保湿力】 洗顔後の肌水分:超うるおう 洗顔後30分経過してもお肌のしっとり感をキープしました。
読者モニター
読者モニターのコメント
ヌルヌル感もつっぱり感もなく使いやすい!(30代)
肌にやさしい低刺激で洗浄力も文句ナシ!

菊正宗 米と発酵 クレンジングバーム 実勢価格:1980円 容量:93g 1回あたり:約64円 W洗顔不要(メーカー表示)
▼評価 洗浄力:4.5点/5点 保湿力:3点/5点 成 分:5点/5点
スキンケアアイテムとして人気の菊正宗からは「米と発酵 クレンジングバーム」がエントリー。洗浄成分が穏やかなうえに、コメエキス、発酵エキス、ヒアルロン酸など保湿成分がたっぷり。ビタミンCや消炎成分も配合されていて、メイク落とししながら美肌を目指せます! 日本酒の香りはなく、ほのかにライムの香りが漂います。 【TEST1:洗浄力】

【TEST2:保湿力】 洗顔後の肌水分:平均
肌に負担なくしっかりメイクもバッチリ落とす

ルルルン ルルルン クレンジングバーム 実勢価格:2200円 容量:90g 1回あたり:約73円 W洗顔不要(メーカー表示)
▼評価 洗浄力:5点/5点 保湿力:2点/5点 成 分:4.5点/5点
ルルルン「ルルルン クレンジングバーム」は、とろみのあるバームがなめらかに肌に伸びて、肌の負担も気になりません。濃いめのポイントメイクやファンデーションを包み込むようにして、ムラなくキレイに流れ落ちました。角質を取り除く効果のある美容成分を配合していて、洗い上がりがさっぱりします。
以上、「バームタイプのクレンジングおすすめ6選」をご紹介しました。ご紹介した製品はいずれも高評価。しっかりメイク派さんには超オススメです! また、時間が惜しい人にとっては、W洗顔不要で時短が叶のもうれしいですよね。記事を参考にお気に入りを見つけてください。 ▼そのほかのクレンジングについて、こちらでご紹介しています。
the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。やらせなし、ガチでテストしたおすすめ情報を毎日お届けしています。
塩原みゆきのコメント