キャンプの満足度を左右する 「寝袋・シュラフ選び」とは?

キャンプの満足度を左右する「寝袋・シュラフ選び」とは? 寝袋おすすめ イメージ

人間にとって“睡眠”は何より重要。次の日のコンディションを大きく左右しますよね。

それはキャンプのときも同じです。とくにアウトドアでは、気温や湿度など環境の影響をダイレクトに受けます。暑かったり寒かったりは快眠の大敵

キャンプの満足度を左右する「寝袋・シュラフ選び」とは? 寝袋おすすめ イメージ2

キャンプというと、テントやコンロなどに注力しがちかもしれませんが、キャンプの快適さは“寝袋・シュラフの良し悪し”によるところも大きいんです。

「地面が固くて寝られない」「外で寝るのは暑さや寒さが気になる」などの不安は寝袋・シュラフでしっかりと解決することができます。

……と言ってもどれを選んだらいいの?と、とりあえず有名なメーカーを選んだり、費用を抑えるために安いものを購入したりするのは失敗のもと。そのような選び方では、実際に使ってみたときに快適なキャンプができない場合もあります。

そこで今回は、プロが選んだ初心者におすすめしたい寝袋・シュラフ8製品をランキング化。買って失敗なしの1枚をお教えします!

寝袋のタイプ「封筒型」と「マミー型」って?

ひとくちに寝袋・シュラフといっても、大きく2つのタイプがあります。1つは封筒型、もう1つはマミー型です。

それぞれの特徴を見てみましょう。

[封筒型の寝袋・シュラフの特徴]
布団のような寝心地が魅力

[封筒型の寝袋・シュラフの特徴]布団のような寝心地が魅力 寝袋おすすめ イメージ

ゆったりとした寝心地で過ごしたい人には封筒型の寝袋・シュラフがおすすめ。長方形の封筒型寝袋・シュラフは、家の布団のような感覚で快適に寝られるのがメリットです。家族連れの場合はお子様と一緒に寝ることができます。家族キャンプで使用するなら封筒型の寝袋・シュラフがおすすめでしょう。寝心地の良さだけでなく、価格が安いものから選べるのも魅力です。

ただし、畳んでも結構かさばるので車で行くキャンプが前提となります。また、圧迫感がないかわりに、寝ているときに温度が保たれにくいところがあります。

[マミー型の寝袋・シュラフの特徴]
軽量・コンパクト性が魅力

[マミー型の寝袋・シュラフの特徴]軽量・コンパクト性が魅力 寝袋おすすめ イメージ

マミー型寝袋・シュラフは頭まですっぽり覆う形状で、基本的には山岳仕様のものです。登山ではできるだけ軽量かつコンパクトであることを求められるので、軽くて、畳めば超コンパクトになるのがメリットです。

また、標高が高く気温が低い場所を前提にしているため、身体にしっかりとフィットしてくれて保温能力が高いものが多いのも特徴です。キャンプでの寒さが気になる方は足元まで暖かく、外の冷気をしっかり遮断してくれるマミー型がおすすめです。

デメリットとしては密着度が高い分、はじめのうちは窮屈に感じてしまうことです。また起きたときに汗や外気による結露で湿ってしまうこともあるので、乾燥させる必要があります。

寝袋・シュラフの選び方のポイントは?

寝袋・シュラフの選び方のポイントは? 寝袋おすすめ イメージ

同じ形の寝袋・シュラフでも製品ごとに特徴が異なります。さらにどのような機能を持った商品を選ぶべきか、ポイントを紹介していきます。

形で選ぶ

マミー型と封筒型といった基本的な形を紹介しましたが、形にはたくさんのバリエーションがあります。マミー型の場合、縦のサイズだけで選ぶと「実際には想像以上に小さくて窮屈だった」というケースもあるので、少し余裕をもったサイズ選びをする必要があります。

封筒型の場合は完全に広げて布団のように使える機能があるものや、広げて連結させられる商品もあります。「子どもと一緒に寝るには少し狭いかも」という時には、こういった機能が付いているといろんなパターンで使えますよ。

中綿の種類で選ぶ

寝袋・シュラフを選ぶのに大事なポイントとして、中綿の種類を知っておく必要があります。

使用温度は中綿の素材と量で変わってきます。寝袋・シュラフの中綿の素材は、ポリエステルなどの化学繊維(化繊)ダウンの2種類があります。素材の特徴を見てみましょう。

中綿素材:化繊の場合

価格が安く、水に強い!

中綿素材:化繊の場合 寝袋おすすめ イメージ

化繊素材は、ダウンに比べてお値段が手頃です。また化繊は水に強く、水に濡れても保温性を保ってくれるというメリットもあります。家庭用の洗剤で洗うことができる手入れの簡単さも魅力です。

一方でやや重く圧縮することが難しいため、少しかさばってしまいます。

中綿素材:ダウンの場合

保温性が高くコンパクト!

中綿素材:ダウンの場合 寝袋おすすめ イメージ

ダウン素材は、化繊と同じ量の中綿でも保温性がより高く、化繊よりも軽量・コンパクトにできるのが最大のメリット。ただし価格がその分高いのがデメリットと言えます。

ダウンの場合は保温性が高く、軽くてコンパクトなところが魅力です。寝袋・シュラフを使ったことがない人でも、ダウンジャケットなどで暖かさやコンパクトさを体感したことがあれば、イメージしやすいでしょう。

デメリットとしては、キャンプや登山など悪条件のなかで使用する際に、湿気や濡れに弱い点があります。また、化繊に比べてやや値段が高い点も考える必要があるでしょう。

温度の快適さで選ぶ

キャンプ中に快適な睡眠をとるためには、季節だけでなく時間帯によって変わる外の気温に対応できなければなりません。商品にはそれぞれ快適・耐久温度が記載されているので、自分がどのくらいの温度が快適なのかをしっかりと把握しておく必要があります。一般的には「使用目安温度+5度」で選ぶとよいとされています。

温度については後ほど詳しく説明します。

コンパクトで軽いものを選ぶ

キャンプも登山も持ち物はできるだけコンパクトに抑えたいもの。寝袋・シュラフは特に大きいものだからこそ、どれだけコンパクトにできるかで全体の持ち物の重量は大きく変わってきます。

一年中同じ寝袋・シュラフを使っているという方であれば、夏場には軽量のものに変えることも検討してみてください。時期に合ったものを選び、よりコンパクトに持ち運べる商品を選びましょう。

使う場所と季節に合った “使用温度”を選ぼう

使う場所と季節に合った“使用温度”を選ぼう 寝袋おすすめ イメージ

寝袋・シュラフにはスペックに使用温度が表示されています。暑い時期ならシュラフなしで寝ることもできますが、寒い時期に保温性の低い寝袋・シュラフを使っているととても眠れないので、季節と場所の温度に合わせて選ぶ必要があります。

寝袋・シュラフには春~秋までの3シーズン用や冬用などと種類が分かれているものがあり、どの種類にも耐久温度・快適温度が記載されています。コンパクトだからといって暖かい季節用の寝袋で冬のキャンプに行くと寒さに耐えきれず、楽しいキャンプが台無しになってしまいかねません。キャンプに行く時期の温度に適応したものを選びましょう。

ヨーロピアン・ノームとは?

現在は、ヨーロピアン・ノームというEU諸国における統一規格を採用してるメーカーが増えています。ヨーロピアン・ノームでは、表記が次の3段階に分かれています。

Comfort(快適使用温度)

一般的な成人女性が寒さを感じずに寝られる温度域(一般的に女性は男性より寒さを感じやすいため、高めに算出されています)

Limit(下限温度)

一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域

Extreme(限界温度)

一般的な女性が丸くなった状態で6時間までなら耐えられる温度域

体格だけでなく経験などでも大きく変わりますが、選ぶときの目安にしてください。

寝袋の人気メーカーは?

寝袋の人気メーカーは? 寝袋おすすめ イメージ

実際におすすめの寝袋をご紹介する前に、寝袋の人気メーカーにはどのようなものがあるのか押さえておきましょう。

最近注目されているのは、厳選された羽毛を使った上質なダウンやサスティナブルを意識した「ナンガ」。ドローコードは温度やフィット感を調節できたり、生産は全て国内で行われていたりとこだわりが詰まった寝袋商品を展開しています。

さらに、「コールマン」、「ロゴス」、「イスカ」などのメーカーも根強い人気があります。次章で詳しく商品を紹介しているので、ぜひ自分にあったメーカーや商品を探してみてくださいね。

寝袋・シュラフの比較検証の方法は?

寝袋・シュラフの比較検証の方法は? 寝袋おすすめ イメージ

寝袋・シュラフにはいろいろなタイプがあることがわかりました。でも、たくさんの製品があるなかで、何を選んだらいいのか迷ってしまいますよね。

そこで、キャンプなどのアウトドア用品に精通する編集者・風間拓氏に監修を依頼。初心者におすすめの寝袋・シュラフ8製品を選定していただき、さらにランキング化もしていただきました。

寝袋・シュラフは、過去にテストするモノ批評誌『MONOQLO』や晋遊舎のアウトドアムックに登場したことのある8製品からピックアップ。プロが重要視する3つの選びのポイントに注目し、採点評価しました!

[ポイント1:快適性]
快適に眠れるかどうか?

快適な寝心地を実現するために、肌触りの良い生地が裏面に使われていたり、掛け布団と敷き布団に分けることができたりと、さまざまな工夫が施されているものもあります。また、使用温度が低いものほど寒い時期でも使えるメリットが。最優先ポイントとして快適性を検証しました。(配点:40点)

[ポイント2:軽量・コンパクト性]
軽量でコンパクトに収納できるか?

[ポイント2:軽量・コンパクト性]軽量でコンパクトに収納できるか? 寝袋おすすめ イメージ

キャンプ道具として持ち運ぶものなので、やはり軽量コンパクトであるほどありがたいものです。2つめのポイントとして軽量でコンパクトに収納できるかを検証しました。(配点:30点)

[ポイント3:コスパ]
総合的な機能性と価格のバランスは?

[ポイント3:コスパ]総合的な機能性と価格のバランスは? 寝袋おすすめ イメージ

値段が安いに越したことはないですが、安くて質の悪いモノをガマンして使い続けるのは辛いところです。使い勝手を含めた総合的な機能性をふまえて、価格と機能のバランスを検証しました。(配点:30点)

以上、3つのポイントで検証しました。

それではプロが選んだおすすめ寝袋・シュラフ8製品のランキングの発表です!

アウトドア寝袋・シュラフのおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、寝袋のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品 おすすめポイント
第1位
コールマンフリースフット EZキャリースリーピングバッグ/C0
寝袋おすすめ コールマン フリースフット EZキャリースリーピングバッグ/C0 イメージ
4.50
肌触りが良く、足元はフリースでポカポカ/3シーズン対応で洗濯機で丸洗いOK/コスパの高さも光る
4.75 4.00 4.67
84×190cm
2.6kg
ポリエステル
ポリエステル、フリース
ポリエステル
0℃~
第2位
イスカエア450X
寝袋おすすめ イスカ エア450X イメージ
4.40
超軽量で圧縮すれば超コンパクトに/使用温度は-6℃からと保温性能に優れる/伸縮性もあり寝苦しさはナシ
4.75 5.00 3.33
78×207cm
840g
ナイロン
ナイロン
ダウン
-6℃~
第3位
ロゴス丸洗いソフトタッチシュラフ・ー4
寝袋おすすめ ロゴス 丸洗いソフトタッチシュラフ・ー4 イメージ
4.30
表はサラサラ・中は柔らかで肌触りバツグン/暖かく通気性に優れる/大型洗濯機で丸洗いできる
4.75 4.00 4.00
75×190cm
2.4kg
サーマブレスクロス
やわらかフランネル
ダイナチューブファイバー
-4℃~
キャプテンスタッグプレーリー600
寝袋おすすめ キャプテンスタッグ プレーリー600 イメージ
4.25
3.63 4.33 5.00
75×185cm
0.91kg
ポリエステル
ポリエステル(マイクロファイバー)
ポリエステル(ホ ローファイバー)
15℃~
ハイランダースーパーコンパクトシュラフ5℃
寝袋おすすめ ハイランダー スーパーコンパクトシュラフ5℃ イメージ
4.25
3.88 4.67 4.33
90×180cm
1kg
75Dリップストップポリエステル
50Dポリエステル
EULIN FIBER
5℃~
コールマンアドベンチャー スリーピングバッグ/CO
寝袋おすすめ コールマン アドベンチャー スリーピングバッグ/CO イメージ
4.20
4.25 3.67 4.67
150×190cm
3.4kg
ポリエステル
ポリエステル
ポリエステル
0℃~
スノーピークセパレートシュラフ オフトン
寝袋おすすめ スノーピーク セパレートシュラフ オフトン イメージ
4.20
4.88 4.00 3.50
3.6kg
40Dナイロンリップストップ
TCコットン
アモノフォロファイバー
3℃~
コールマンパフォーマーIII/C5
寝袋おすすめ コールマン パフォーマーIII/C5 イメージ
4.20
4.50 3.67 4.33
80×190cm
1.4kg
ポリエステル
ポリエステル
ポリエステル
5℃~

第1位コールマン「フリースフット EZキャリースリーピングバッグ/C0」

  • コールマンフリースフット EZキャリースリーピングバッグ/C0
  • 実勢価格: ¥8,800検証時価格: ¥7,990

総合評価: 4.50

快適性
 4.75
軽量・コンパクト性
 4.00
コスパ
 4.67

第1位に輝いたのは、コールマン「フリースフット EZキャリースリーピングバッグ/C0」。冷えやすい足元にフリース素材を使った気遣い機能が優秀です。使用温度も0℃からと、寒い季節でも安心して使えます。

表面生地はポリエステルですが、起毛素材になっているため、肌触りが良いのも寝心地UPにつながっています。5千円台とコスパの高さも光ります!

おすすめポイント
  1. 肌触りが良く、足元はフリースでポカポカ
  2. 3シーズン対応で洗濯機で丸洗いOK
  3. コスパの高さも光る
サイズ(使用時)
84×190cm
重量
2.6kg
素材(表)
ポリエステル
素材(裏)
ポリエステル、フリース
素材(中綿)
ポリエステル
使用温度
0℃~
型番
2000033802

ポイント1:肌触り良く、足元はフリースでポカポカ

ポイント1:肌触り良く、足元はフリースでポカポカ 寝袋おすすめ イメージ

足元の約70cmにはフリース素材を用いているため、冷えがちな足もポカポカでぐっすり眠れます。また、表面は起毛素材になっており、肌触りもグッド!

ポイント2:3シーズン対応で洗濯機で丸洗いOK

ポイント2:3シーズン対応で洗濯機で丸洗いOK 寝袋おすすめ イメージ

使用温度0℃からとなっており、春、秋、冬と3シーズンをカバーしてくれるのが魅力です。また洗濯機で丸洗いもできるので、いつでも清潔に保てるのもうれしいポイント。

第2位イスカ「エア450X」

寝袋おすすめ イスカ エア450X イメージ1
寝袋おすすめ イスカ エア450X イメージ2
寝袋おすすめ イスカ エア450X イメージ1
寝袋おすすめ イスカ エア450X イメージ2
  • イスカエア450X
  • 実勢価格: ¥41,800検証時価格: ¥36,978

総合評価: 4.40

快適性
 4.75
軽量・コンパクト性
 5.00
コスパ
 3.33

2位はイスカ「エア450X」。山岳用シュラフのため840gと超軽量で、ダウン素材で圧縮すれば超コンパクトに収納できるのが魅力です。-6℃からという使用温度は、今回紹介するアイテムの中でも最高の保温性能。

冬のキャンプや、車を使わないキャンプにも最適な一品となっています。

おすすめポイント
  1. 超軽量で圧縮すれば超コンパクトに
  2. 使用温度は-6℃からと保温性能に優れる
  3. 伸縮性もあり寝苦しさはナシ
サイズ(使用時)
78×207cm
重量
840g
素材(表)
ナイロン
素材(裏)
ナイロン
素材(中綿)
ダウン
使用温度
-6℃~
型番
148812
イスカ「エア450X」 寝袋おすすめ イメージ

800フィルパワーという高品質なダウンをたっぷり450g封入しており、暖かさは折り紙付き。マミー型ながら伸縮性もあるため、寝苦しいということもありません。

イスカ「エア450X」 寝袋おすすめ イメージ2

頭まですっぽり覆ってくれるマミー型なら、内部の暖かい空気は逃さず、外部の冷たい空気はシャットアウト。ジッパー周りもしっかりガードしてくれる仕様で完璧な備えです。

第3位ロゴスコーポレーション「ロゴス 丸洗いソフトタッチシュラフ・ー4」

  • ロゴス丸洗いソフトタッチシュラフ・ー4
  • 実勢価格: ¥14,355検証時価格: ¥13,900

総合評価: 4.30

快適性
 4.75
軽量・コンパクト性
 4.00
コスパ
 4.00

ロゴスコーポレーション「ロゴス 丸洗いソフトタッチシュラフ・ー4」は保温性と快適さを高めるため、肌面と中面の素材に徹底的にこだわった封筒型寝袋・シュラフ。

表はサラサラで、中はやわらかで肌ざわりもバツグンです。使用温度目安は-4°Cまで。暖かく通気性に優れているので快適に睡眠をとることができます。

また、同じ商品と連結することも可能。大型洗濯機で丸洗いでき、お手入れがラクです。

おすすめポイント
  1. 表はサラサラ・中は柔らかで肌触りバツグン
  2. 暖かく通気性に優れる
  3. 大型洗濯機で丸洗いできる
サイズ(使用時)
75×190cm
重量
2.4kg
素材(表)
サーマブレスクロス
素材(裏)
やわらかフランネル
素材(中綿)
ダイナチューブファイバー
使用温度
-4℃~
型番
72600530
ロゴスコーポレーション「ロゴス 丸洗いソフトタッチシュラフ・ー4」 寝袋おすすめ イメージ

肌にふれる中面にはやわらかフランネル素材を使用しており、ぬくぬく暖かな寝心地。ジッパーを開ければ一枚の状態に広げることもでき、敷き布団や掛け布団として使うこともできます。

4位: キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)「プレーリー600」

  • キャプテンスタッグプレーリー600
  • 実勢価格: ¥1,780検証時価格: ¥2,580

総合評価: 4.25

快適性
 3.63
軽量・コンパクト性
 4.33
コスパ
 5.00

4位はキャプテンスタッグ「プレーリー600」。まずは約2000円というリーズナブルさに驚きます。ポリエステル素材のシンプルな封筒型シュラフで使用温度は15°C~。夏での使用が前提ですが、これだけ安いので何枚か重ねて使うといったこともできそうです。

重量は910gと軽量で、撥水加工が施されているので水濡れや汚れに強いのも魅力です!

サイズ(使用時)
75×185cm
重量
0.91kg
素材(表)
ポリエステル
素材(裏)
ポリエステル(マイクロファイバー)
素材(中綿)
ポリエステル(ホ ローファイバー)
使用温度
15℃~
型番
M-3448

4位: ハイランダー「スーパーコンパクトシュラフ5℃」

寝袋おすすめ ハイランダー スーパーコンパクトシュラフ5℃ イメージ1
  • ハイランダースーパーコンパクトシュラフ5℃
  • 検証時価格: ¥5,679

※Amazonリンクは2点セットです

総合評価: 4.25

快適性
 3.88
軽量・コンパクト性
 4.67
コスパ
 4.33

同点の4位となったのが、ハイランダー「スーパーコンパクトシュラフ5℃」。かさばりがちな封筒型寝袋・シュラフながら、その名の通りコンパクトに収納できるのが最大の特徴です。

収納ケースは、ベルト付きのコンプレッションバックになっているため、最大限に圧縮できるのがポイント。これなら荷物にならずに便利に持ち運べます

サイズ(使用時)
90×180cm
重量
1kg
素材(表)
75Dリップストップポリエステル
素材(裏)
50Dポリエステル
素材(中綿)
EULIN FIBER
使用温度
5℃~
型番
HCA2018

6位: コールマン「アドベンチャー スリーピングバッグ/CO」

寝袋おすすめ コールマン アドベンチャー スリーピングバッグ/CO イメージ1
  • コールマンアドベンチャー スリーピングバッグ/CO
  • 検証時価格: ¥6,848

総合評価: 4.20

快適性
 4.25
軽量・コンパクト性
 3.67
コスパ
 4.67

6位のコールマン「アドベンチャー スリーピングバッグ/CO」は、上下を分割することで、1人分のワイドサイズを2つに分割できる寝袋・シュラフ。1人でゆったり、2人でそれぞれ、2人で一緒にと、シーンに応じて使い分けできるのが魅力です。

ミニバンにぴったりの大きさなので、車中泊にもオススメです。

サイズ(使用時)
150×190cm
重量
3.4kg
素材(表)
ポリエステル
素材(裏)
ポリエステル
素材(中綿)
ポリエステル
使用温度
0℃~
型番
2000022260

6位: スノーピーク「セパレートシュラフ オフトン」

  • スノーピークセパレートシュラフ オフトン
  • 実勢価格: ¥19,300検証時価格: ¥23,430

総合評価: 4.20

快適性
 4.88
軽量・コンパクト性
 4.00
コスパ
 3.50

同率6位はスノーピークの定番「セパレートシュラフ オフトン」になりました。掛け布団と敷き布団の2つにセパレートできる仕様で、寒い時期から暑い時期まで、自由に調整できるのがポイントです。

快適性は文句のないところですが、やや価格面で点数を下げてしまいました。

サイズ(使用時・敷)
105×210cm
サイズ(使用時・掛)
110×200cm
重量
3.6kg
素材(表)
40Dナイロンリップストップ
素材(裏)
TCコットン
素材(中綿)
アモノフォロファイバー
使用温度
3℃~
型番
BD-103

6位: コールマン「パフォーマーIII/C5」

  • コールマンパフォーマーIII/C5
  • 実勢価格: ¥4,770検証時価格: ¥3,974

総合評価: 4.20

快適性
 4.50
軽量・コンパクト性
 3.67
コスパ
 4.33

こちらも6位、コールマンの定番シュラフである「パフォーマーIII/C5」です。使用温度は5℃からと汎用性の高いモデルで、洗濯機での丸洗いも可能。

ジッパーを全開にすれば一枚の状態になるので、敷き布団としても、掛け布団としても使えて便利です。

サイズ(使用時)
80×190cm
重量
1.4kg
素材(表)
ポリエステル
素材(裏)
ポリエステル
素材(中綿)
ポリエステル
使用温度
5℃~
型番
2000034774

フリースフットの機能性は 快適性を大きく高める

今回の検証で、1位を獲得したのはコールマン「フリースフット EZキャリースリーピングバッグ/C0」でした。

コールマンジャパン:コールマン フリースフット EZキャリースリーピングバッグ/C0:寝袋

コールマンジャパン
コールマン
フリースフット EZキャリースリーピングバッグ/C0
実勢価格:7990円

軽量コンパクト性では他製品に差を付けられるも、快適性とコスパで高得点を獲得した結果が反映された形です。なにより、冷えやすい足元にフリース素材を使った心遣いの機能がおすすめポイントです。

ちなみに夏用のシュラフは軽量でコンパクトではありますが、夏以外には寒くて使えないという点を考えると、使用温度がある程度低いものを選んだほうが汎用性は高いと言えます。

寝袋の洗濯方法は?

寝袋の洗濯方法は? 寝袋おすすめ イメージ

寝袋も布団と同じように、使ったら洗濯したいという方も多いのではないでしょうか?ここからは寝袋の洗濯方法について紹介していきます。

寝袋って洗濯していいの?

寝袋は洗濯しても大丈夫!むしろ、洗濯をしないと、汚れによる機能低下や悪臭を引き起こしてしまいます。しかし、頻繁に洗濯するのはNGなので普段は陰干しし、シーズンの変わり目などに洗濯するのが好ましいです。

洗濯するときの方法は?

洗濯をする前に、「洗濯表示」を必ず確認するようにしましょう。寝袋によって使ってはいけない洗剤や洗濯方法が記載されていることがあります。

さらに、中綿が化繊の場合は家庭用の中性洗剤、中綿がダウンの場合はダウン専用の洗剤を使用するので、中綿の素材もあらかじめ把握しておくことが必須です。

一般的な洗濯方法としては、まず、大きなたらいや浴槽にぬるま湯をはり、そこに洗剤もいれておきます。

そこにドローコードを緩めて、全てのジッパーとベルクロ部分を閉めた寝袋をゆっくりと空気を抜きながら沈めていき、優しく押し洗いしてください。お湯が汚れで濁り始めたら水を張り替え、再度押し洗いをします。この工程を水が濁らなくなるまで続けます。

こうしてすすぎが終わったら、押すようにして中の水分をきり、バスタオルで挟んでさらに水分を出しましょう。後は平らな場所に陰干しして中の棉まで乾くのを待つだけです。

おわりに

以上、寝袋・シュラフ8製品のおすすめランキングでした。

購入する際は自分が使うシチュエーションを考えて、使用温度を確認することが重要です。ベストアイテムを選んで、キャンプでぐっすり快眠しましょう!

寝袋・シュラフの売れ筋ランキングもチェック!

寝袋・シュラフのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。