体のアチコチについた脂肪… 夏場は余計に気になりますよね
暑くなってきて、薄着になることが多いこの時期。気になりはじめるのが、やっぱり体についた余分なお肉。慌ててダイエットをしても、そんなに急な変化は起きませんし、「なかなか続かなくて……」という人もいらっしゃると思います。
そんな人に紹介したいのが、子供の頃に遊んでいた「なわとび」です。
なわとびは運動強度の高いフィットネス
オトナになると馴染みがうすくなりますが、なわとびは効率的に運動効果を得ることができるフィットネスなんです。
そこで今回は、プロの格闘家でスポーツトレーナーでもある板谷一樹氏監修のもと、なわとびの基礎知識や購入する上での選び方のポイントを紹介。さらに板谷氏が選抜したおすすめのなわとびランキングも公開します。
※本記事に使用しているメインの製品写真はAmazonより
さっそくですが結果発表! 1位はFEELCATのなわとびでした
FEELCAT
なわとび トレーニング用 フィットネス 消費カロリー 縄跳び 大人用 子供用 長さ調節可
FC1801
実勢価格:1299円
結論から先に言いますと、「FEELCAT」のなわとびがおすすめです。
本製品の最大の特徴としては、速跳びがしやすいベアリング構造でありながら、足にロープが当たっても比較的痛みが少ないビニール製だということ。これで失敗を恐れずになわとびに集中することができます。
とはいえ、なわとびに何を求めるかで、2位以下の製品が候補に上がる可能性も。ということで、ランキングをチェックする前に基礎知識から見ていきましょう。
身近すぎて知らなかった!なわとびの運動効果、教えます
まずは、他のフィットネスと比較するかたちで、なわとびの運動効果をお伝えします。
ウォーキング30分を超える脂肪燃焼効果も期待できる
まずは、手軽に運動不足を解消できるフィットネスとして、年々、愛好者数を伸ばしているウォーキングと比較してみましょう。
ウォーキングで運動効果を得るためには、時間にして30分以上、距離にして2~3km以上は歩かなければなりません。
それに対して、なわとびはなんとウォーキングの3分の1、たった10分間で脂肪燃焼効果があるとされています。30分はムリだけど、10分ならできそうな感じしませんか?
筋トレよりもバランスの取れた体づくりが狙える
腹筋やスクワットといった筋トレは、特定の筋肉を鍛えるためのもの。一方、なわとびは全身運動なので、効果的に体力向上が図れて、バランスの取れた体づくりが狙えます。つまり、なわとびは効果的&効率的なフィットネスといえるのです。
部屋でもできる「エア縄跳び」もある
新型コロナウイルス流行の影響でテレワークや外出自粛が長くなり、運動不足を感じる方も少なくないはず。縄跳びは屋外でやるのが当たり前だというイメージを持っている方がほとんどだと思いますが、家の中でもできるんです。
その名も「エア縄跳び」で、エアジャンプロープとも呼ばれています。
持ち手がロープで繋がっておらず、短いロープがそれぞれ付いているという形になっています。中にはロープの先に重りが付いているものもあり、本当に縄跳びを跳んでいる感覚で、同じようなトレーニング効果も期待できます。
また、床や天井に傷を付ける心配もないので、どんな家でも使うことができるのが嬉しいポイント。 屋内での使用だけでなく、縄跳びが上手くとべない方にも人気のアイテムです。縄に引っかかって怪我をする恐れもなく、挫折する心配もありません。
エア縄跳びであれば、ジャンプが途切れることもないため効率的に有酸素運動を行うことができます。 跳んだふりではあるものの、足腰や腕の筋力アップの効果は実際の縄跳び運動とほぼ変わりません。
縄をつけたり外したりできる2wayタイプになっている製品もあり屋内でも屋外でも使いたいと考えている方はこちらのタイプを選ぶと良いでしょう。 跳んだ回数を数えてくれるなど、機能性に優れたものもあるので、自分にぴったりの縄を探してみてください。
今回のランキングには登場しませんが、編集部のおすすめはコチラ!
タニタ
タニタサイズ 消費カロリー計付きなわとび
カロリージャンプ 室内・室外兼用 TS-960-GR
実勢価格:1682円
エアなわとびは軽いので、実際跳んでみると運動になっているのか分からないことがあります。
その点、タニタ「タニタサイズ 消費カロリー計付きなわとび 」なら跳んだ回数だけでなく、消費カロリーまで表示してくれるので、非常に便利。室内で手軽に有酸素運動ができるスグレモノです。
また室外で使える室外専用ロープも付属しているので、通常のなわとびとしても使えます。
1日10分試してみて! なわとびがもたらす4つのメリット
なわとびは、有酸素運動と筋トレを同時に行える優れたトレーニング法です。ダイエット・減量だけでなく、筋力や体力アップなどのトレーニング効果も大きいのです。
さらに、なわとびは外出や通勤、旅行時にバッグに入れて携帯も可能。どこでもできるうえ、お金がかからないというメリットがあります。
今回紹介する製品も1000円前後の低価格なものが中心。初期費用のかからないお財布に優しいトレーニング法ともいえるでしょう。ということで、ここからはなわとびによるトレーニングで得られる4つのメリットをご紹介します。
メリット1:
だらしない体を短期間で追い込める
垂直跳びをすると、たるんだ胸やお腹がプルンプルン揺れるのがわかります。
なわとびは、こうしたゆるんだ個所に働きかけ、有酸素運動により脂肪燃焼を促進するため、引き締まった体が短期間で得られる可能性が見込めます。
なわとびの消費カロリーは体重50kgの女性の場合、10分間でおよそ60~70kcalといわれています。より体重が重い男性の場合は、さらに多くのカロリーを消費できますね。
またランニングの場合は、息を切らしながら道を走るという点で人目が気になることもありますが、なわとびなら人目につかない場所で実践でき、短時間で大きな効果を得ることができます。
メリット2:
上半身と下半身の両方を鍛えられる
ジャンプすることで、下半身の様々な筋力を強化することができます。さらになわとびをする際には、姿勢を保つ腹筋と背筋も使うため、上半身も鍛えられます。
全身をバランスよく鍛えることができる、とても便利なアイテムだといえます。
メリット3:
心肺機能アップが狙える!
心肺機能とは、心臓と肺の機能のこと。なわとびをすることで心筋の収縮力が向上が期待でき、また肺活量アップも狙えます。
ちょっとした運動ですぐに息切れするといった人でも、なわとびで心肺機能を高めることで、階段をラクに上がれるようになります。
メリット4:
バランス感覚が鍛えられる
運動不足になると体のバランス感覚が失われます。これは、転倒やつまずきなどの原因にもなって非常に危険。しかし、なわとびを実践すれば、体幹がしっかりし、バランス感覚が向上するので、このような心配は少なくなります。
体幹がしっかりしていないと、姿勢がブレやすくどんな運動もうまくいきません。なわとびが様々なスポーツのトレーニングに取り入れられているのは、この理由からです。
理想的な縄跳びの長さとは?
効率よくトレーニングしたり、楽しく縄跳びを跳んだりするためには自分に合った長さを把握しておくことが大切です。
正しいフォームで跳ぶためには、自分の身長に55cm~65cmほど足した長さが良いとされています。両手でグリップを握り、縄の中心を片足で踏んでピンと張ったときに両手が肩よりも上まで上がる場合は長すぎるので、調節するようにしましょう。
長さを調節せず縄跳び運動を行うとフォームが崩れ、怪我につながる可能性があります。
市販の縄跳びは2~3mの長さが一般的ですが、長さを調節できるものを選ぶようにすると良いでしょう。特に成長期の子供は背がすぐに伸びるので、自分で調節できるような作りになっていると安心です。
長続きするなわとび選びのポイントって?
ちょっと久しぶりに、なわとびを買ってやってみようかなと思った方に、ぜひ参考にしていただきたいのが、なわとびの選び方。長続きさせるためには自分に合ったなわとび選びが大切なんです。
ただし、ひと口になわとびといっても、通販サイトにはおびただしい数の製品が並び、どれを選べばよいのか悩んでしまいますよね。ロープの素材なども様々で、素材ごとに特徴も存在します。
そこで今回は、現役格闘家でありプロトレーナーの板谷一樹氏に、なわとび選びの3つのポイントを教えていただきました。
また、その選び方のポイントをもとに、板谷氏と編集部がおすすめのなわとびを協議の末に11製品選抜。実際に使った上で採点評価し、ランキングにまとめました。
[選び方1:ロープの素材]
初心者でも扱いやすい素材か?(配点40点)
なわとびには、ビニール、ワイヤー、布、チューブなどの素材があり、それぞれ特徴があります。初心者の方は、素材をひとつの指標にすると良いでしょう。
なお、テストでは板谷氏に全製品をチェックしていただき、「初心者にとって使いやすい素材かどうか」に注目し、採点しました。
▼ビニール素材の特徴
一般的な素材で軽く、伸縮性があり丈夫です。
▼ワイヤー素材の特徴
競技用に用いられます。重くて丈夫です。
▼布素材の特徴
重さもあり丈夫でコントロールしやすく、初心者でも使いやすいです。
▼チューブ素材の特徴
しっかりした作りで有酸素運動やとレーニングに使用されます。パワーが必要なので、格闘技や筋力強化を目的とした方に良く使用されます。
[ポイント2:長さ調整]
ロープの長さが調節しやすいか?(配点30点)
長さに関するなわとび選びのポイントは「簡単に長さ調節ができるかどうか」ですが、これについては実際に手に取って確認しないとわかりません。
そこで本項目については、板谷氏に全製品を1週間お貸し出しした後に、詳細なヒアリング取材と評価アンケートを実施。その結果をもとに採点しています。
ちなみに、長すぎず短すぎず、ちょうどよい長さを計る方法は、縄跳びのロープの真ん中を両足で踏み、ロープを張った状態にします。そのとき手首を曲げず、両肘が90度の角度になる長さが良いとされています。
[ポイント3:グリップ]
握りやすく、動かしやすいか?(配点30点)
グリップの握りやすさも重要なポイント。自分の手のサイズに合った太さや長さのものを選びましょう。またグリップとなわの間に「ベアリング」が入っているものは回しやすく、おすすめです。
この項目も板谷氏に1週間使っていただいたあとに、詳細なヒアリング取材と評価アンケートを実施。その結果をもとに採点しています。
これら選びのポイント3つを踏まえ、選抜したなわとび11製品のランキングを決定しました。それでは、気になる第1位の製品から見ていきましょう。
ベアリング構造で 驚きの回しやすさを実現!「FEELCAT」
FEELCAT
なわとび トレーニング用 フィットネス 消費カロリー 縄跳び 大人用 子供用 長さ調節可
FC1801
実勢価格:1299円
▼テスト結果
- ロープ素材:39点
- 長さ調節 :28点
- グリップ :29点
- 合計点 :96点
1位は「FEELCAT」のなわとびでした。
二重跳びや三重跳びなどの速跳びがしやすいベアリング構造でありつつも、ロープ素材がワイヤーなどに比べ、脚に当たった際に痛くないビニール製だということが高評価を集めました。
また、Amazonのカスタマーレビューにもあった通り、地面に擦れる際の音が小さかったのも、ご近所問題を考えると嬉しいポイントです。
付属の説明書には「セメントなど固い地面ではご使用はお避けください」と記載されていましたが、直径6mmの太めのロープはかなり頑丈そうな印象でした。
[ポイント1]
ベアリング構造で絡まらない
グリップにスチールベアリング構造を採用しているため、ロープが絡まらず、スムーズに高速回転が可能です。
[ポイント2]
汗によるベタツキを防止!
跳んでいると持ち手の汗が気になりますよね。このなわとびはグリップが汗を吸収してくれるので、長時間跳んでいても汗によるベタツキがほとんど気になりません。
跳び回数と消費カロリーが分かる「Multifun」
Multifun
縄跳び トレーニング用
実勢価格:1780円
サイズ:ロープ 280cm/グリップ 19.5×3.2cm
重量:約260g
素材:グリップ ABS ロープ スチール&PVC
▼テスト結果
- ロープ素材:37点
- 長さ調節 :27点
- グリップ :29点
- 合計点 :93 点
2位は「Multifun」のLED液晶画面付きのなわとびです。
タイマーや消費カロリー、跳び回数表示などの機能を持っているため、効果的に運動ができます。今回、板谷氏に飛んだ回数をチェックしてもらったところ正確に表示してくれました。
[ポイント1]持ちやすい液晶画面付きのグリップ
液晶画面が付いたグリップは非常に持ちやすいのが特徴です。またなわとびのハンドル内にはスムーズに回転するボールベアリングが搭載されており、ロープが絡まらないようになっています。
[ポイント2]着脱可能なオモリを内蔵
内部には着脱可能な100gのオモリが内蔵されています。これが消費カロリーを高めてくれますが、ちょっと重いなと違和感を感じる人は外して使うことができます。
持ちやすくて、カウントも良くできた優れた商品だと思います。とくにグリップはゴムが巻かれていて滑り止め効果も抜群。ただし縄が若干軽いので物足りなさを感じる人がいるかもしれません。
軽量で扱いやすい! 多重跳びも可能な「ビーストスポーツ」
ビーストスポーツ(beastoo sports)
縄跳び トレーニング用 長さ調整可 エクササイズ フィットネス 2019年版
実勢価格:898円
サイズ:ロープ 240cm/グリップ 15cm×3.2cm
素材:ロープ PVC
重量:110g
▼テスト結果
- ロープ素材:37点
- 長さ調節 :27点
- グリップ :28点
- 合計点 :92点
3位の「ビーストスポーツ」は、重さわずか110g! 軽量なので、様々なバリエーションの跳び方ができます。二重跳びや三重跳びなど、なわとびを使ったハードなフィットネスをしたい方におすすめです。
また、本商品に関してもロープを通す部分にベアリングが採用されているため、回転がかなりスムーズな印象。跳びはじめて勢いが付いてくると、自分でロープを回しているのではなく、ロープの重さで回転する感覚でした。
手のサイズによって違うかも知れませんが、板谷氏が実際に使用した印象としては、程よい太さで手にスッポリと収まり、握り心地も良いとのことでした。
[ポイント1]
汗を吸収するスポンジグリップ
握りやすいグリップ。スポンジタイプなので汗を吸収してくれるため滑る心配がありません。ちなみにロープの長さ調節は、グリップのキャップを外し、ストッパーの位置を変えるだけと簡単。
[ポイント2]
ロープをスムーズに回転させやすい
板谷氏が1週間のチェック期間で試して気付いたポイントが、ロープの円滑な回転でした。一度回すと惰性でロープが回転するほどスムーズです。
グリップのデザインもなかなかお洒落で、4種類のカラーから選べます。評価項目以外の余談ではありますが、初期不良などに対応してくれる30日間のメーカー保証が付いているところも嬉しいポイントですね。
4位:ウエイトブロックで負荷が大きい「PROIRON」
PROIRON
縄跳び トレーニング用 大人
実勢価格:1680円
サイズ:ロープ 300cm/ロープ太さ7mm/ハンドル 132×3cm
縄跳び総重量:450g
素材:シリコン(ハンドルカプセル化層)、PP(ハンドルの内側)、PVC(ロープ)、C45スチール(重り)
▼テスト結果
- ロープ素材:36点
- 長さ調節 :27点
- グリップ :28点
- 合計点 :91点
4位の「PROIRON」は、太さ7mmのPVCを使ったロープで耐摩耗性に優れています。
全長3mと長めで、バックルを調節することで長さを調節できます。
グリップ内には取り外し可能なウェイトブロックを内蔵。重い場合は取り外すことができるので、自分に合った負荷でトレーニングをすることができます。
グリップはダイヤモンド形状で滑りにくいシリコンを採用。手触りも良く、水で洗えるので衛生的です。
非常に使いやすいなわとびです。ロープは太いですが重くなく回しやすいと思います。ウエイトで重さ調節できるのも良いですね。グリップはシリコン素材ですべりにくく、しっかりと握って回すことができます。ただ若干価格が高いのでコスパ的には減点ですね。
5位:スムーズな回転の「アディダス」
アディダス(adidas)
スピードロープ縄跳び トレーニング
ADRP-12234
実勢価格:1500円
サイズ:ロープ300cm(調節可能)
重量 : 220g
▼テスト結果
- ロープ素材:35点
- 長さ調節 :27点
- グリップ :28点
- 合計点 :90点
5位の「アディダス」は、細身のケーブルロープを使用したなわとびです。
ジョイント部にベアリングが入っているのでスムーズな回転で、ハイスピードのなわとびが可能です。
写真のようにグリップの長さは若干短め。ただし他の商品に比べて太いので、握りやすいグリップとなっています。なおレビューではロープのクセが直りにくく使いづらいというものがいくつか見られました。
グリップの太さは握りやすいのですが、長さが短いので、手の大きい人には持ちづらいのではないかと思います。回転はスムーズで初心者でもロープを回しやすいと思います。
5位:保護ゴム付きで耐久性に優れた「KOOPRO」
KOOPRO
縄跳び トレーニング用
実勢価格:1980円
サイズ:ロープ 300cm/ロープの太さ 9mm/ハンドル 13.5cm、直径2.55cm
重さ:450g
素材:アルミニウム合金ハンドル、耐久性PUロープ
▼テスト結果
- ロープ素材:36点
- 長さ調節 :27点
- グリップ :27点
- 合計点 :90点
同点5位の「KOOPRO」は、重めのロープを採用したなわとびです。
今回は初心者想定ということで順位を落としましたが、より負荷が大きいトレーニングを望む人にはこちらがおすすめです。
グリップはくびれがあって握りやすい形状になっています。
ロープは直径9mmと太目。さらに保護ゴムが付いているので、切れにくく耐久性に優れています。使用しないときは収納袋に収納することができ、保管スペースを削減でき、持ち運びに非常に便利です。
ロープが重めで中級者以上向きだと思います。ちゃんとベアリングも入っていて回転はスムーズ。グリップも重めですが、くびれが入っていて持ちやすいと思います。保護ゴムはこの商品ならではですが、長く使えて良いと思います。
7位:本格的にスポーツをやる人向け「Winning」
Winning(ウイニング)
ヘビーロープ
実勢価格:3980円
サイズ:全長292cm/ロープサイズ:Φ8mm×長さ260cm(長さ調節可能)
▼テスト結果
- ロープ素材:36点
- 長さ調節 :27点
- グリップ :26点
- 合計点 :89点
7位の「Winning」は、373g(編集部計測)とやや重めのなわとびで、とくに腕や手首を鍛えたい人におすすめ。
ロープが8mmと太く、重さがあるため、逆に軽いなわとびより跳びやすく、回数をこなせるのでダイエット効果も期待できます。
グリップの長さは15.7cm(編集部計測)。表面に凹凸がありますが、滑り止めの効果は感じられませんでした。レビューでは「跳びやすい」「心肺、筋トレ効果が期待できる」などほとんどが高評価でした。
格闘技ジムでよく使われているタイプのなわとびですね。ロープが重く前腕部などを鍛えるのに効果的です。グリップに滑り止めが施されているものの、それほど効果がなく、若干握りにくいのが難点です。ただしっかり握る必要があるため、握力向上にも効果があるかもしれません。本格的にスポーツをやる人向けですね。
8位:長さ調節が簡単にできる「Umi」
Umi(ウミ)
縄跳び アルミニウム合金ハンドル付き
実勢価格:1999円
サイズ:長さ 3m/ハンドルの長さ 14.7cm
ウェイトブロック : 95g
総重量 : 515g
素材:シリカゲル、アルミニウム合金、PV、スチール
▼テスト結果
- ロープ素材:35点
- 長さ調節 :28点
- グリップ :25点
- 合計点 :88点
8位の「Umi」は、総重量が515gと重いなわとびです。
グリップには95gのウエイトが入っていて取り外しが可能。長さ調節も比較的簡単にできて、好みのサイズに合わせることができます。
スチールベアリングにより回転がスムーズで、軽快になわとびを行うことができます。
グリップが重たくて運動効果が期待できるなわとびです。ただ若干グリップが細めで、手の大きい人は握りにくいかもしれません。反面女性は握りやすくおすすめです。ロープの重さ、硬さは標準的で初心者向けと言えるでしょう。
8位:女性や年配の方でも跳びやすい「HUEY Sport」
HUEY Sport
縄跳び革 トレーニング用 フィットネス
実勢価格:1899円
サイズ:長さ2.9m/グリップ長さ 約13.5cm(編集部計測)
重量:137g(編集部計測)
素材:レザー(ロープ)、フォーム・木(ハンドル)
▼テスト結果
- ロープ素材:37点
- 長さ調節 :26点
- グリップ :25点
- 合計点 :88点
同点8位の「HUEY Sport」は、太さ6mmのレザー製で跳びやすいなわとびです。
重さも137gと軽量な初心者向け。もちろんベアリングもしっかりと内蔵しています。
グリップは滑りにくいフォーム素材。握りやすいのですが、若干汗を吸うのが気になりました。
非常に跳びやすいなわとびだと思います。とくに女性や子ども、年配者や初心者の方におすすめです。ただ、長さ調整が若干面倒に感じました。
10位:どちらかというと子供向きの「asics」
asics(アシックス)
クリアートビナワ (91-130)
実勢価格:749円
サイズ:長さ310cm/グリップ長さ21cm
太さ:3.5mm(径)
重量:86g(編集部計測)
素材:グリップ/オレフィン系樹脂、ロープ/ポリウレタン
▼テスト結果
- ロープ素材:34点
- 長さ調節 :27点
- グリップ :24点
- 合計点 :86点
10位の「asics」は、長さは310cmと長めですが、重さが86gと今回のなわとびの中では最軽量。
高速回転が可能で、二重跳びの練習などには最適です。
1000円を切るコスパの良さは評価できますが、グリップは値段なりの品質。また若干ロープが細いので、絡まったときにほどくのが面倒に感じました。
大人でも使えますが軽すぎるため、どちらかというと子供向けのなわとびだと思います。重めのなわとびに慣れている人には逆に跳びにくいかもしれません。
11位:アスリートに超おすすめのヘビーロープ「KOOPRO」
KOOPRO
ジムロープ なわとび トレーニング用 アスリート格闘家仕様
実勢価格:2480円
サイズ:長さ300cm/太さ:25mm
長さ:3m
重量:1200g
素材:ポリエステル
▼テスト結果
- ロープ素材:34点
- 長さ調節 :26点
- グリップ :23点
- 合計点 :84点
11位は「KOOPRO」のジムロープ、ヘビーなわとびと呼ばれるアイテムです。重さが1200gとこれまで紹介した中でもっとも重いなわとびの約3倍。太さも25mmと極太でかなりの負荷を体に与えられます。
慣れない人には回すだけで大変で、筋肉を鍛えるにはもってこいです。アスリートとして体を鍛えたい、徹底的に脂肪を燃焼させたいという人なら、ぜひ一度挑戦してみるとよいでしょう。
握りの部分、いわゆるグリップも握りやすいようにコーティングされています。今回は初心者想定で順位を下げましたが、作りも良く、ヘビーロープの中では90点以上のトップクラスだと言えます。
格闘家やアスリートにおすすめのなわとびです。握力や前腕部はもちろん、体のさまざまな筋肉が鍛えられます。カロリー消費も大きいので、ダイエットにもよいかもしれません。ただし、かなり辛いので覚悟が必要です(笑)。
以上なわとびのおすすめランキングでした。
なわとびの素材をさらに詳しく見ていこう!
先述のとおり、なわとびのロープに使われている素材には4つの種類があります。子供におすすめの素材、筋トレやダイエットに向いた素材など、それぞれ特徴があるので、さらに詳しく確認していきましょう。
子供、幼児にはゆっくり安定して回せる布素材を
まずは子供、幼児におすすめの素材から。小さな子供や、まだうまくできない人には、安定して回せる布素材がおすすめです。太さと重みがあり速くは回せないため、焦らず跳ぶことに集中できます。
なわとびは、失敗したときにロープが肌に当たってしまい痛みがあることも。柔らかい布素材が使われていればそんなときにも安心です。
ダイエットには軽くて長時間続けやすいビニール素材
先述のとおり、なわとびは消費カロリーが高く、ダイエットに向いています。ダイエットのために始めようと思っているのであれば、ビニール素材のものがおすすめです。ロープがビニール素材だとなわとび本体が軽くなり、回しやすくなります。
他の素材に比べて疲れにくいため長時間続けやすく、効率的にシェイプアップができるので、ダイエットにはおすすめです。
筋トレしたい男性にはビーズロープ素材
運動する目的であっても、ダイエットではなく筋トレをしたいのであれば、おすすめはビーズロープ素材のものです。
この素材はロープの中ににビーズが通してあるもので、ロープ自体に重さがあります。そのため負荷をかけた運動ができて筋トレに効果的です。また回してビーズが地面についたときに音が鳴るので、リズムが取りやすいのも特徴です。
ダイエットとしてしなやかな体を作りたいときにはビニール素材を、筋肉を効率的につけたいのであればビーズロープ素材を選ぶようにしましょう。
プロは素早く回せるワイヤー素材
なわとびのプロが使うのは、ワイヤー素材のものです。ワイヤーは軽くて細いので空気の抵抗が少なくなり、より素早く回せます。上級者やプロなど、素早く跳びたい人にはおすすめです。
ただし、失敗したときにロープが肌に当たると、他の素材よりも痛みが強くなるため注意しましょう。
トレーニングにはチューブ素材
本格的なトレーニングを行いたいと考えている方からは、チューブ素材の縄跳びが人気です。
通常の縄跳びと比べて太く作られており、重さも異なります。通常の縄跳びが100~150gの重さなのに対して、チューブ素材は500~1500gと最大10倍ほどの違いがあり、少し跳ぶだけでもかなりの負荷を感じます。
初心者の方がいきなり挑戦すると体を痛める可能性があるので、軽いものから始めるようにしましょう。
なわとびの留め具の種類も確認しよう
長さ調整用の留め具にも複数の種類があります。こちらも確認していきましょう。
折り曲げ式
折り曲げ式は名前のまま、折り曲げることで長さ調整をするタイプです。簡単に自分に合った長さに変更できます。安く取り入れることができるため、初心者向けのなわとびに多く使用されているものです。
ストレート式
こちらはロープがねじれにくくするための仕組みがあるタイプ。ロープが抜けてしまいにくくする効果もあります。なわとびを握るハンドルの部分に留め具が付いており、ねじれを防げるようになっているので、跳ぶときに違和感なく跳ぶことができるのです。
ベアリング式
なわとびを握る部分にベアリングがつけてあるタイプの留め具も。このタイプは回転がよりスムーズにできます。最もロープがねじれにくく、抜けにくいのが特徴です。本格的に長く使いたい人におすすめ。
耐久性も高いタイプですが、もし劣化した場合にはこの部分のみを取り換えることもできます。
[おまけ]パフォーマンスアイテム「MagicLoop」
「MagicLoop」とはスマートトイとして生まれ変わった新しい縄跳びです。
縄跳びのロープにLEDが内蔵されており、跳ぶ速さや跳び方によって変化します。LEDの軌跡は残像となって様々な模様を描けます。点灯のパターン次第で絵を描くことも可能ですよ。また、光のパターンは自分のスマートフォン等で簡単に変更することができます。
一つのパフォーマンスとしても成立するので、技を極めたい方や、楽しく縄跳びを続けたいという方はぜひ試してみてください。
なわとびの売れ筋ランキングもチェック!
なわとびのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
[結論]評価の命運を分けたのは “使用者への優しさ”でした
今回のランキングで気付いたのは、長さ調整のしやすさや回しやすさ(跳びやすさ)においては、及第点レベルの製品がほとんどだったということ。
たとえば、長さ調整。昔だとロープを切るだけでなく、結んだり、ストッパーとなる金具をペンチで押しつぶして固定するなどの手間が発生していました。しかし、いまなら余分な部分を切ってグリップに差し込むだけで固定できるなんてものも。
また、回しやすさにおいても、多くの製品に質の良いベアリングが搭載されていて、二重跳びや三重跳びなどにも対応している印象でした。
という状況で、商品評価の命運を分けたのは、グリップの素材や太さ、ロープが脚に優しい素材か、などと言った細かなポイントでした。グリップは金属よりも手に馴染むスポンジ系が握りやすく、汗でも滑らない印象でした。
また、早跳びがしやすいベアリング内臓製品が多いなかで、ひとつの評価の指針になったのがロープの材質。ワイヤー内臓となると脚に直撃した際の痛みはかなりのもの。脚に優しい素材の製品が比較的上位に食い込む結果となりました。
今回の第1位はコチラ
FEELCAT
なわとび トレーニング用 フィットネス 消費カロリー 縄跳び 大人用 子供用 長さ調節可
FC1801
実勢価格:1299円
以上、プロが選んだ初心者におすすめのなわとびランキングでした。
ダイエットや筋トレの効率化が狙えるなわとび。ぜひ皆さんも試してみてください!
収納袋付きで、グリップのカラーが豊富なのも嬉しいポイント。丈夫でトレーニング用に持ってこいだと思いました。ロープ調節もハンドルのキャプを開き、ストッパー位置をずらすだけなので、かなりラクな印象でした。ロープは太めですが、ビニール製なので、ハサミでも簡単に切れました。