保険のプロが徹底比較!  学資保険(こども保険)おすすめランキング|教育費づくりに最適なのはどれ?[2020年最新版]
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高瀬 央樹
高瀬 央樹/Test by MONOQLO the MONEY
公開日: 2020年05月21日

保険のプロが徹底比較! 学資保険(こども保険)おすすめランキング|教育費づくりに最適なのはどれ?[2020年最新版]

子どもの教育資金を確保する方法として、学資保険(こども保険)があります。現在は低金利時代にあるため、返戻率は低下しているものの、教育資金を準備する方法として、いまだに根強い人気があるのも確かです。そこで今回は学資保険のメリットとデメリットを踏まえたうえで、数ある商品の中から保険のプロが厳選した商品をランキング形式で発表していきます。

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ファイナンシャルプランナー
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黒田尚子FP事務所代表。乳がん体験者コーディネーター。自らのがん罹患体験をもとに、がんなどの病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行う。


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※各保険商品の内容・保険料は2020年3月上旬時点、編集部調べによるものです。
※本記事は保険商品による利益を保証するものではありません。最終的なご判断はあくまでも自己責任でお願いいたします。

保険 大学卒業までの教育費は、 私立・国公立で大きな差が!

子どもが生まれたらすぐに考えたいのが、将来かかる教育費のこと。もしも親に万一の事があったときに、お金がないことを理由に子どもが夢をあきらめるといったことのないよう、きちんと準備をすることが大切です。

子どもにどれぐらいの教育費がかかるかは進む道によってまちまちですが、2019年度の文部科学省の調査によると、大学・短大への進学率は58.1%となっています。およそ半数が大学に行くことを考えると、幼稚園~大学卒業までの期間にどれぐらいかかるかを把握して、それをベースに準備しておくと安心です。


▼幼稚園~高校までの平均学習費用
図1
上の表は幼稚園~高校までにかかる公立・私立それぞれの費用の一覧です。一目でわかるのが、公立と私立の費用の差。とくに小学校の6年間合計では、公立と私立との差は約5倍にもなります。

「うちの子は公立に入れよう」と考えていても、環境の整った私立に通わせたいと気持ちが変わる場合もあります。とくに高校は、およそ3割が私立に通うというデータもあります。中学までは公立の可能性が高くても、高校は私立に入学する可能性があると考えておくとよいかもしれません。

そう考えると、教育費の準備がますます不安になるかもしれません。しかし、私立高校の授業料に関しては朗報があります。2020年(令和2年)度より就学支援金制度が拡充され、年収目安590万円以下の世帯について授業料が実質無償化となったのです(世帯状況によって年収目安は変わる)。

これは、子を持つ親にとって嬉しい制度変更ですが、就学支援金の申請から実際に受け取るタイミングが異なり、授業料を一時的ではありますが各家庭で負担しなくてはなりません。

ですから、私立高校の授業料が実質無償化となったといっても、ある程度の教育費の準備はしておくべきです。

また、授業料以外の塾代や習い事の費用についても考慮しておく必要があるでしょう。

保険 最もお金のかかる大学時代に向け、「児童手当」+αプラスアルファの備えが必須

幼稚園~高校までは効率に通い、大きな費用負担がないケースが多いかもしれませんが、大学ではそうはいかないことがほとんどです。国公立に入学すれば負担は小さくなりますが、大学進学者の約8割は私立大学に入学することになります。

最も入学する割合の多い私立大学文系学部では、4年間の合計が396.4万円。私立大学理系学部では539.9万円。国立大学、私立の医歯科系、その他を含めた平均は457.6万円です。

しかも、大学で必要な費用は入学金や授業料、施設設備費だけにとどまりません。大学に通うための交通費や食費、一人暮らしが必要であれば家賃や生活費の負担など、非常に多くのお金が必要になります。そのため、子どもが大学に入学するまでには、しっかりと費用面の計画を立てておく必要があるというわけです。


▼大学の授業料
図2
※出所「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令(文部科学省)」(平成29年度)
※出所「私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(文部科学省)」(平成29年度)


そんな中、大学資金のベースとなるのが、生まれてから中学卒業まで給付される「児童手当」。児童手当は3歳未満まで一人当たり月額1万5000円、3歳~小学校卒業までは1万円(第3子以降は1万5000円)、中学卒業までは1万円を受け取ることができます。

これをすべて使わないでおけば約200万円になり、大学資金に使うことができます。そのため、児童手当は原則として使わずに丸々貯金しておくようにしましょう。
図3

横川由理 氏 ファイナンシャルプランナー
横川由理 氏のコメント

児童手当は使わずためるのが鉄則。
自力で教育費をためられない場合に学資保険も。
ここまで読んでいただいたら、いったいどれぐらいの費用が必要になりそうか、児童手当をすべて貯めたという前提で、あとどれくらいの金額が必要か、イメージがわいたのではないでしょうか。

不足分は銀行貯金で貯めていくという方法もありますが、王道といえるのが「学資保険」です。ここからは、いよいよ本題の学資保険について解説をしていきます。

保険 教育費の準備に、 根強い人気のある「学資保険」

図4

特徴1:親に万一のことがあれば、保険の払込みが免除

学資保険は、毎月決まった額の保険料を支払うことで祝金や満期金が受け取れ、そのお金を教育資金などに活用できる保険です。

超低金利下の今、以前のようにお金が効率よく増やせるという側面は薄まっていますが、銀行預金だとついお金を下ろして使ってしまうという人も、毎月自動的に保険料が引き落とされる学資保険なら確実に教育資金を貯められるのはメリットです。

特徴2:親に万一のことがあると保険料の払込が不要に

また、「保険料払込免除特約付加」を付加すると、万一親が亡くなった場合に、それ以降の保険料の払込が免除され、満期金が予定通り受け取れるという安心感も人気の理由。さらに育英年金や医療保障が付加できるタイプもあり、ニーズに合わせて選ぶことが可能です。

特徴3:学資金の受け取りパターンが選べる

学資保険は、商品によって祝金や満期保険金の受け取りパターンの設定が違います(商品の中で選べるものも)。大学入学前に一括で受け取る、18歳~22歳の間に毎年祝金が受け取れる、中学、高校などの入学時にも祝金が受け取れるなど、タイプはさまざま。いつお金が必要なのかに合わせて受け取り方法(商品)を選択できます。

特徴3:「返戻率」が学資保険選びの最大の決め手

学資保険を選ぶ際にもっとも重視したいのが「返礼率」です。返礼率とは、払い込む保険料の総額に対して将来受け取れるお金の総額がどれくらいあるかを表した数値。この値が大きいほどお得なので、気になる学資保険があれば保険会社に確認するとよいでしょう。下記のように、自分で計算することも可能です。
図5

平野雅章 氏 全国ファイナンシャルプランナー相談協会 代表理事
平野雅章 氏のコメント

返戻率と学資金の受け取り回数・タイミングのバランスを見ましょう。
付帯サービスもチェック。

保険 条件次第で返戻率はアップ 早めの加入やまとめ払いがカギ

返戻率アップワザ1:若いうちに加入する

学資保険で最重視するべきは「返礼率」だと解説しましたが、この返礼率をアップさせる方法があります。

その1つが、「できるだけ若いうちに加入する」こと。下の「ニッセイ学資保険」の例でみると、父親が25歳・子どもが0歳で加入した場合の返礼率は104.30%。一方で父親が35歳で子どもが6歳の場合は、返礼率が101.40%と、大きな違いになることがわかるでしょう。
図6

返戻率アップワザ2:払込方法を変える

もう1つの返礼率アップのテクニックは、「できるだけまとめて保険料を支払う」こと。保険料の払込方法には月払い、半年払い、年払いなどがありますが、この中では年払いがもっとも返礼率が高くなります。ただし、返礼率をアップしようとまとめて支払い、家計が厳しくなっては元も子もありません。まとめ払いは家計に十分な余裕がある場合に検討するようにしましょう。
図7
以上が学資保険の基礎情報でした。ここまでのポイントを抑え、識者が選んだ学資保険ランキングを発表します!

なお、保険市場では同社で取り扱いのある保険商品に関して外出せずにオンラインで相談が可能な「オンライン保険相談サービス」を行っています。相談料も無料なので気になる方は利用してみてくださいね。

▼「オンライン保険相談サービス」はこちら

記事1位BEST 最短5年の短期払いで返戻率アップ 日本生命「ニッセイ学資保険」

▼月払保険料の例
年齢・性別 月払保険料
30歳男性 1万3350円
30歳女性 1万3520円
40歳男性 1万3290円
40歳女性 1万3390円
▼上記保険料条件
子ども祝金 被保険者 受取総額 保険期間 保険料払込期間 払方 保険料払込免除特約
なし型 0歳 300万円 18歳満了 18歳払済 月払 付加
今回、ベストに選ばれたのは日本生命の「ニッセイ学資保険』。
学資金の受取パターンは、基本的に合計5回(毎年1回)の分割。入学金などが必要となる1回目の受け取り(18歳)は、第2回以降で受け取る金額の2倍が支給されます。保険料払込期間が18年の場合、返戻率は104.0%程度ですが、5年短期払いを選択すると、返戻率は108.5%程度とさらに高水準になります。返戻率の高さや、会社自体の信頼性が高いといった点が評価を集めました。
図1位

竹下さくら 氏 ファイナンシャルプランナー
竹下さくら 氏のコメント

教育費負担が比較的軽い時期に短期で払い終えたいというニーズを受けて5年短期払いが人気です。

平野雅章 氏 全国ファイナンシャルプランナー相談協会 代表理事
平野雅章 氏のコメント

子どもの健康や育児を専門家に電話相談できる「育児相談ほっとライン」を無料で利用できます。

記事2位BEST 高い返戻率で受取パターンが豊富 ソニー生命「学資保険(無配当)Ⅲ型」

ソニー生命:学資保険Ⅲ型:保険
▼月払保険料の例
年齢・性別 月払保険料
30歳男性 1万3530円
30歳女性 1万3482円
40歳男性 1万3692円
40歳女性 1万3572円
▼上記保険料条件
被保険者 受取総額 保険期間 保険料払込期間 払方
0歳 300万円 22歳満了 18歳払済 月払
2位にランクインしたのは、ソニー生命の「学資保険(無配当)Ⅲ型」。
返戻率は、学資保険のなかでも高水準。基準学資金額は50万円から設定でき、保険料も毎月3000円台からと、少額から契約できます。大学入学時に一括で受け取ったり、大学在籍中に5回に分けて受け取ったりなど、ニーズに合った受取方法の選択が可能です。受け取りのタイミングなどによりⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型から選べますが、大学などの入学資金と在学中の学資金を準備したい場合はⅢ型がおすすめです。
図2位

平野雅章 氏 全国ファイナンシャルプランナー相談協会 代表理事
平野雅章 氏のコメント

学資金受け取りの回数やタイミングが異なる3タイプ(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ型)から選べます。

黒田尚子 氏 ファイナンシャルプランナー
黒田尚子 氏のコメント

学資保険のなかでは返戻率が高水準。

記事3位BEST 受取総額300万円以上で返戻率UP! 明治安田生命「つみたて学資」

明治安田生命:つみたて学資:保険
▼保険市場で見る
▼月払保険料の例
年齢・性別 月払保険料
30歳男性 1万5995円
30歳女性 1万5949円
40歳男性 1万6149円
40歳女性 1万6037円
▼上記保険料条件
被保険者 受取総額 基準保険金額 保険期間 保険料払込期間 払方 保険料免除特約 タイプ
0歳 300万円 75万円 21歳満了 15歳満了 月払 付加 Ⅰ型
3位にランクインしたのは明治安田生命の「つみたて学資」。
基準保険金額が70万円以上の場合は「高額割引」が適用されるので、返戻率がアップします。保険料の払込は最も長いプランでも15歳まで。保険料の払込が早めに終わるので、本格的に教育資金が必要になる前にお金の準備ができるのも魅力です。満期金などの受け取りパターンも現実的で、加入者専用サービスの「24時間妊娠育児相談サービス」も用意されています。
図3位

黒田尚子 氏 ファイナンシャルプランナー
黒田尚子 氏のコメント

「高額割引」が適用されると返戻率が比較的高水準になります。

平野雅章 氏 全国ファイナンシャルプランナー相談協会 代表理事
平野雅章 氏のコメント

満期金などの受取りパターンも現実的。特に高校3年時は契約日に関わらず10月1日が教育資金受取日となる点も、推薦入学のケースなどが考慮されています。

記事4位 たのしみランクで保険料割引 住友生命「たのしみキャンバス」

住友生命:たのしみキャンバス:保険
▼月払保険料の例
男性 女性
2万145円 2万145円
▼上記保険料条件
被保険者 保険料払込期間 年金開始 受取総額 第1回年金倍増型5年確定年金・基本年金額
0歳・男の子 12歳払込満了 18歳年金開始 300万円 50万円
第4位に選ばれたのが、住友生命の「たのしみキャンバス」。
年金のしくみを活用した学資年金保険(個人年金保険)です。この学資保険の特徴といえば、割引前の月換算保険料が1万5000円以上だと「たのしみランク」が適用され保険料が割引されるという仕組みと、5年ごと利差配当があるという点。また、学資金の受取りのタイミングが10~18歳まで1歳単位で選べるのも、選択の幅が広く評価が高いポイントです。
図4位

竹下さくら 氏 ファイナンシャルプランナー
竹下さくら 氏のコメント

推薦入試やAO入試の場合、入学金の支払いタイミングが早まるため、17
歳満期が使い勝手がよく人気です。

保険 [結論]返戻率や学資金受け取りなど バランスを考慮して選ぼう

ここまで、保険のプロが選ぶおすすめの学資保険ランキングをご紹介しました。学資保険を選ぶ際には、返戻率のほか、学資金の受取回数やタイミング、付帯サービスの有無など、内容を総合的に見て判断することをおすすめします。

子どもの教育資金はかなり高額ですが、選ぶ学校が公立なのか私立なのかによって必要な金額は変わります。子どもの進学先については早めに考え、学資保険に加入する場合はその金額を上手に貯めて・使える商品選びをするようにしましょう。


タイトル写真:123RF

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