


加藤 真也/Test by MONOQLO編集部
公開日: 2019年07月10日
【見た目からウマい!】ブラジルのBBQ・シュラスコ入門|うまいッ!キャンプめしレシピ vol.4
カルビやソーセージを焼いて、焼きそばを作って…マンネリ化しがちなバーベキュー。カタマリ肉を使えば、いつものバーベキューがワンランクアップ!バーベキューならではの豪快なメニューで、家族や友人に絶賛されること間違いなし。不定期連載第4回は、プロに学ぶ「カタマリ肉を使った最強レシピ」シュラスコ編をご紹介します。

辛口レビュー雑誌。生活用品や家具、ガジェットに加え、保険やクレジットカードなどのサービスも比較検証する。
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「食べる」「つくる」「ひもとく」を標榜するフードアクティビストとして、一般誌などに幅広く執筆、編集に携わる。著書は『大人の肉ドリル』(マガジンハウス)など。
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新技術が起用されたモノやコト。稼げるニオイのする金のウワサ。そして、グルメに目がない編集者。書籍では、第一線で活躍するイノベーター高城剛氏の「LIFE PACKING」シリーズや「責任編集グラフ誌50mm」、孤独のグルメの原作者・久住昌之氏のグルメエッセイで海外翻訳版も出版された「野武士のグルメ」などを担当。ムックでは、初心者向けのアウトドアムック、「カレーの便利帳」などのレシピムック、「副業完全ガイド」や「保険完全ガイド」などのマネー系ムックを担当するなど、あらゆるジャンルを雑食的に食い散らかしてきた。
新技術が起用されたモノやコト。稼げるニオイのする金のウワサ。そして、グルメに目がない編集者。書籍では、第一線で活躍するイノベーター高城剛氏の「LIFE PACKING」シリーズや「責任編集グラフ誌50mm」、孤独のグルメの原作者・久住昌之氏のグルメエッセイで海外翻訳版も出版された「野武士のグルメ」などを担当。ムックでは、初心者向けのアウトドアムック、「カレーの便利帳」などのレシピムック、「副業完全ガイド」や「保険完全ガイド」などのマネー系ムックを担当するなど、あらゆるジャンルを雑食的に食い散らかしてきた。
初心者でも必ずマネできる
カタマリ肉バーベキュー!
薄い肉を使ったバーベキューに飽きたら、カタマリ肉に挑戦!素人が上手に焼けるのかな…と不安な人もご安心ください。意外とカンタンに調理できて、いつものバーベキューがすぐにゴージャスになります。この夏、盛り上がること間違いなしの豪快メニューに挑戦してみませんか。

前回からシリーズで紹介している、カタマリ肉を使った最強バーベキューメニュー。前回のローストビーフに引き続き、イチボのシュラスコ風を作ってみましょう。 今回もフードアクティビストの松浦さんに学ぶ、見た目も大迫力で盛り上がること間違いナシ!のメニューをご紹介します。
シュラスコは弱火でじっくり!
炭火ならではの美味しさを堪能
シュラスコとは、ブラジルなど南米で親しまれる肉料理のこと。串に刺してじっくり焼いたものを薄く削ぐという独特の食べ方も魅力的で、バーベキューにもオススメの一品です。 今回は本場である南米の焼き方で、赤身のウマさを最大限に引き出す調理方法をご紹介します。

使う部位は松浦さんイチオシの「イチボ」。イチボとは牛のお尻の先の部位で、ウマ味が凝縮されていて「肉を食べた!」という満足感が大きいのが特徴です。
[松浦流・イチボBBQレシピ]
牛肉の味を凝縮!イチボのシュラスコ風
▼材料
[食材]
イチボ……食べたい量に応じて準備
★“イチボ”選びのコツ

イチボを選ぶ際には、赤身と脂身をチェック。 赤身がきめ細やかで脂身の多すぎないものがおすすめです。 [調味料] オリーブオイル……適量 塩……少々 コショウ……少々 ※塩、コショウのおすすめ商品はvol.3をご参照 ★プロおすすめ調味料:オリーブオイルの場合

オリテラ スペイン産 エキストラバージンオリーブオイル 実勢価格:898円 内容量:948 g
オリーブオイルは、クセがないスペイン産がおすすめ!世界でも40カ国以上に展開している、スペインの中でも有数のオリーブオイル製造メーカーの商品です。 フルーティな味が特徴で、こだわりの製法でオリーブ本来の豊かな香りが楽しめます。 ★プロおすすめ調味料:塩・コショウで物足りない場合

金印オホーツク 山わさび醤油味 実勢価格:648円 内容量:80g
北海道で親しまれている「山わさび」を醤油味で美味しく仕上げた商品。 辛味と醤油の旨味が一体となったおいしさで、牛肉のウマ味を引き立てます。 シュラスコに塗る以外にも、ごはんにのせたり、イカやホタテのお刺身や焼き魚に合わせたりと、用途は無限大!
▼作り方 [手順1] まずは下ごしらえから。塩とコショウを振り、全体にオリーブオイルを塗ります。下味をつけたら肉を丸めてミートフォークを刺します。フォークがなければ、鉄串でもOKです。

[手順2] 下ごしらえした肉をミートフォークに刺したら、弱火で片面15分を目安に焼きます。焦げない火加減なら放置+様子見でも大丈夫です。

[手順3] 表面をこんがり焼きたい場合や火が弱い場合は、網をズラし、直火で焼いてもOK!ただし、直火で焼く時も弱火で焼きます。様子を見ながら、たまにひっくり返してあげましょう。

[手順4] うまく作る秘訣は、強い火に当てないこと。 こんがりしてきたらOK!表面に近いところを削ぎ切りして食べます。切り落としたら再度焼き、焼けたら削ぐ…これを繰り返して楽しみます。 肉の中の温度を計る中心温度計があると便利(vol.3をご参照)。牛肉の中心温度は60℃程度が目安です。

表面はこんがり、中はジューシー。赤身肉のおいしさを存分に堪能できて、感動さえ覚えます。直火で豪快に焼き目をつけるなど、バーベキューならではの楽しみができる一品です。

弱火でじっくり焼くだけでいいから、とっても簡単。焦げない火加減だと放置できるため、おしゃべりに花を咲かせられるのも嬉しいポイントです。
あえて鉄串は使わない!
プロ仕様のグッズに挑戦しよう
ミートフォークや鉄串を肉に刺し、弱火で焼いていくシュラスコ。今回は鉄串の代わりとして、ミートフォークを使用。とても便利で使いやすかったので、紹介させていただきます。
▼肉好きなら持っておきたいアイテム

ミートフォーク 肉専用のプロ仕様グッズ。松浦さんは東京・合羽橋で購入したものを愛用されています。使い方を工夫すれば様々な場面で使えるため、複数本持っておいても損はありません。

今回は鉄串の代わりに使用し、丸めたイチボもしっかりと固定することができました。鉄串と比べると危険度も低いため、子どもがいるバーベキューでも安心。短いので収納もしやすいです。

分厚い肉にもしっかり刺さり、持ち手が大きいため持った時にも安定感がありました。このように2本使いをすれば、更に便利に使えます。 以上、インパクト大で盛り上がること間違いなしの「イチボのシュラスコ風」のレシピと、肉を焼くなら持っていたいアイテムのご紹介でした。 カタマリ肉を使ったレシピの紹介は、まだまだ続きます。

次回は、食べやすくて味も濃厚な豚肉が登場! 味付けも調理方法もカンタンなスペアリブをご紹介しますので、ご期待ください。
本記事のレシピは、プロ監修のもとで作成していますが、季節やお肉の鮮度・種類によって異なるので十分に注意し、自己責任のもとで調理してください。
the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。やらせなし、ガチでテストしたおすすめ情報を毎日お届けしています。
松浦達也 氏のコメント