アウトドア 本格的なバーベキューグリルってカッコいいけど手がかかる面も…

家族や友人との団らんや美味しい食事が最高なバーベキューパーティー。でも、楽しいだけでなく面倒な手間も多いですよね…。

まず、最初の手間が炭起こし…。

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短時間で火を起こすにはコツが必要です。

慣れていないと火傷をしたり、火傷以前に炭に火が回らないなんてことも…。この作業を円滑にこなせないと、バーベキューを楽しむ時間がドンドン目減りしていきます。

楽しいバーベキュータイムの後は、片付けや関連道具のメンテナンスもあります。

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カス取りはヘラを使った根気のいる作業。

バーベキューに鉄板を使用した場合、鉄板を熱してカスを焦げさせてからヘラで取り、少量の水で汚れを浮かして拭き取るなどの掃除が発生。

しかも、これだけでは終わらず、仕上げに植物性オイルをキッチンペーパーに染み込ませて全体に薄く塗るというオイルアップの作業も必要になります。

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サビさせないためにはオイルアップが必須。

鉄板はとても錆びやすく、少量でも水を使用した場合は、このオイルアップが欠かせないのです。

もしも、あなたがカッコいいアウトドアギアとしてバーベキューグリルを使うよりも、家族や友人と過ごす時間をより多く確保したいのであれば、オススメの道具があります。

アウトドア 使い捨ての炭付きコンロなら準備は5分、捨てるのも簡単!

もし、バーベキューは年に一度くらい楽しみたいだけなら、わざわざ大型のバーベキューグリルを購入するより、使い捨てコンロという裏ワザを使ってみてはいかがでしょうか。

使い捨ての炭付きコンロなら準備は5分、捨てるのも簡単! イメージ

コンロ本体と燃料がセットになった小型コンロで、使った後はそのままゴミとして処分できるため、扱いがとても簡単。またお値段も1000~2000円程度で買えるので、気軽に試せるのもメリットのひとつです。

さっそく使い捨てコンロを使い比べてみたところ、「安定した焼き加減」が重要だということがわかりました。以下のテスト結果をぜひチェックしてみてください。

S評価 絶妙な焼き加減ができる!程よく炭が香るA-Plus

エープラス(A-Plus):インスタントクラフトグリル:コンロ

エープラス(A-Plus)
インスタントクラフトグリル
実勢価格:1296円

サイズ:W31.5×D22.5×H11.7cm
重量:約1kg 
材質:竹炭、火山石、竹、ダンボール

今回ベストバイとしてオススメするのが、エープラスのインスタントクラフトグリルです。決め手は「食材と炭とのベストな距離感」でした。

本体のダンボールと一緒に、炭と火山石、網用の竹が入っているため、組み立てればすぐに使用できます。四隅の竹炭に着火するだけなので、準備はおよそ5分でできちゃいますよ。

[ポイント①:気になる燃焼時間は?]
ゆっくり食事を楽しめる2時間2分!

[ポイント①:気になる燃焼時間は?]ゆっくり食事を楽しめる2時間2分! イメージ

公式の調理可能時間は約60分とありましたが、炭を起こして実際に試してみた結果、2時間ほど燃焼し続けていました。

※今回はあくまで検証として、公式の調理時間を超えた燃焼実験を行いました。実際にご使用される際は、指定の時間を正しく守ったご使用を推奨します。

[ポイント②:気になる美味しさは?]
炭と網の程よい距離感が旨さの秘訣でした

[ポイント②:気になる美味しさは?]炭と網の程よい距離感が旨さの秘訣でした イメージ

炭と網の間に、遠すぎず近すぎない程よい空間があります。また、炭の火力も安定しているため、食材が近すぎる火にあぶられたり、突然の火柱にさらされることもないので、焦がしたり焼きムラを発生させることなく焼き上げることができました。

ただし、注意すべきは食材を切り分ける際のサイズ感。竹の網のすき間から落ちないように、大きめにきっておくと良さそうです。

続けて、比較した格安品の結果も見ていきましょう。

B評価 燃焼時間は合格ですが炭が肉に付いちゃいました

バンドック(BUNDOK):インスタントコンロ 燃料入り:コンロ

バンドック(BUNDOK)
インスタントコンロ
燃料入り
実勢価格:532円

サイズ:約W27xD21.5xH7cm
重量:約660g
材質:アルミホイル、スチール、成型炭

こちらは付属の脚を立て、本体に網を乗せたまま、中のワックス紙にライターやチャッカマンなどで着火して使用します。値段も500円チョイとかなりお手頃な価格帯です。

[ポイント①:気になる燃焼時間は?]
燃焼時間はエープラスを超える2時間12分

[ポイント①:気になる燃焼時間は?]燃焼時間はエープラスを超える2時間12分 イメージ

実際に使ってみると、公式で1.5~2時間と謳っている通り、約2時間の調理が可能。燃焼時間では、エープラスとの間に大きな差は感じられませんでした。

[ポイント②:気になる美味しさは?]
火柱があがる不安定な火力で焼きムラが…

炭と網の距離が近く、途中で火柱が上がってしまいました。焼き上がりにムラが出ており、やや残念な結果に…。また、炭にお肉が付いて味が移ってしまう箇所もありました。

お値段は安くて嬉しいですが、火力がやや不安定なので、前出のエープラスのほうが失敗はしにくそうですね。

いずれの使い捨てコンロも、事故を防ぐために鎮火を必ず確認してから処分するようにしましょう。また、処分方法は地域の分別に従うようにしてください。なお、燃焼時間は、条件によって異なりますので参考としてお考えください。

それでは、使い捨てコンロと併せて、行きも帰りも荷物を軽くしてくれるおすすめのアイテムも紹介します!

アウトドア 何回も使い続けられる強力な補充式ガストーチ

使い捨てコンロに火をつけるときに使うアイテムも、便利なものを用意しておくと様々なシーンで大活躍してくれます。今回紹介するのは、市販のカセットガスから燃料を充てんできるガストーチです。

ソト(SOTO):スライドガストーチ:補充式ガストーチ

ソト(SOTO)
スライドガストーチ
実勢価格:1970円

サイズ:幅35×奥行18×高さ110~185mm
重量:約55g 

最大の強みは、1300℃の極細集中炎で一瞬で着火できるところ。今回の検証でも、インスタントコンロの炭に一瞬で着火することができました。

何回も使い続けられる強力な補充式ガストーチ イメージ

「全然火がつかない……」とイライラすることもなくなりそうです。

また、トーチ部分が伸縮するので、手元で着火する場合でも、炭の奥の着火剤に着火する場合でも役立ちます。コンロの他に、花火や燃料ランタン、キャンドルの着火をするときにも便利ですね。

何回も使い続けられる強力な補充式ガストーチ イメージ2

しかも、上の写真のように押せばチャイルドロックもできちゃいます。コンパクトな外見とは裏腹に、あったら便利な機能が満載なんです。

以上、バーベキューの手間を省き、家族や友人との楽しい時間を拡大する楽チンバーベキューグッズの紹介でした。

週末や夏休みをどう過ごそうか計画中の方は、お手軽BBQを検討してみてはいかがですか?