ペット保険おすすめランキング|犬・ネコに入れるべきおすすめは? FPが徹底比較【2019年最新版】
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高瀬 央樹
高瀬 央樹/Test by MONOQLO the MONEY

ペット保険おすすめランキング|犬・ネコに入れるべきおすすめは? FPが徹底比較【2019年最新版】

エサの品質向上や医療技術の進歩などにより、人間と同様、飼い犬・飼い猫の寿命も延びています。ペットの寿命が長くなれば、病気やケガによって治療をする機会も増えてくるはず。そこで注目を集めているのが、ペット保険です。今回は、ペット保険はそもそも必要なのかといった点も踏まえたうえで、数ある商品のなかからファイナンシャルプランナー(FP)が厳選した商品をランキング形式で発表していきます。

本音のマネー誌
MONOQLO the MONEY
お金の真実を本音で伝えるマネー誌。投資情報のほか、クレカ、保険、節約などお金に関わるあらゆる情報を扱う。
㈱ペロンパワークス・プロダクション
吉田祐基
各種金融系情報誌の編集・執筆業務を行う株式会社ペロンパワークス所属。AFP/2級AFP技能士。大手不動産情報サイト編集記者を経て入社。株・投資信託、保険などの編集・執筆を担当。
ファイナンシャルプランナー
藤井亜也 氏
株式会社COCO PLAN代表。ファイナンシャルプランナー(AFP) 。独立系FPとして20代~90代と幅広い年代の相談に対し、1人ひとりの人生観や価値観を大切にした最適なプランを提案。マネーセミナー、Web連載記事の執筆・監修など幅広く活動中。
ファイナンシャルプランナー
鈴木さや子 氏
株式会社ライフヴェーラ代表取締役。ファイナンシャルプランナー(CFP)。専門は教育費・保険・マネー&キャリア教育、確定拠出年金。ファミリー世帯向けの個人相談のほか、企業・学校・自治体で講演やワークショップも行う。


保険 ペット保険って本当に必要? 治療費は思った以上に高額なんです

一般社団法人ペットフード協会が2018年に行った調査によると、一般家庭で飼育されているペットの飼育頭数は犬が890万3000頭、猫が964万9000頭となっています。かつてと比べると、ペットを取り巻く環境は変化をしており、「ペットロス」という言葉も生まれるほど、今やペットは家族同然と考える人が圧倒的多数です。

■ 犬猫の平均寿命
(社)ペットフード協会「平成30年(2018年)全国犬猫飼育実態調査」をもとに編集部作成

また、動物医療の発達にともない、病気の早期発見や治療が難しいとされていた病気も治せるようになってきたといわれる現在、ペットの平均寿命も伸びており、犬は14.29歳、猫は15.32歳となっています。
(C) makotomo /123RF.COM

このように、ペットが長生きするのは飼い主にとってはもちろん嬉しいことなのですが、それにともなって高齢化となったペットの通院・入院にかかる「治療費」の負担は増加してしまうのが現実です。また、年齢の若いペットでも、ケガのリスクはたえず存在します。

そもそも動物の治療においては、人間のように公的な健康保険制度はありません。人間の場合、自己負担額は原則3割で済むのが一般的ですが、動物の場合は治療費は自由診療となり、全額飼い主が負担することになっています。

保険 ペットの支出は「治療費」が 一番のウエイトを占めています

アニコム「ペットにかける年間支出調査(2017年)」をもとに編集部作成

ペット保険の「アニコム」が契約者に行った調査によれば、1年間で犬にかかる治療費の平均は7万358円、猫は4万356円だといいます。月平均で見ると犬の場合は月5863円、猫の場合は月3363円です。

またペット保険の「アイペット」が犬・猫の飼い主に行った調査で、「ペットを飼育し始めてから想定以上にお金がかかったものは何ですか?」という質問に対し、「病気やケガの診療費」と回答した人は犬の飼い主で41.9%、猫の飼い主で35.2%といずれも最も多い回答を得ています。

その一方でペット保険に加入している飼い主は、まだまだ少ないのが現状。事実、KDDIが2016年に行った調査によれば、ペット保険への加入率犬の飼い主が2割程度、猫の飼い主だと1割程度だといいます。

保険 ペットは予期せぬケガや病気が連発 加入者の6割以上が利用しています

(C) makotomo /123RF.COM

では次に、本当にペット保険を利用する機会は多いのか、見ていきましょう。

アイペットがペット保険契約者に行った調査によれば、ペット保険に新規加入後に保険金を請求した割合は62%。つまり半分以上もの人が、ペット保険に加入後、なんらかの病気やケガの治療で保険金が必要になったといえます。

同社に請求が来た具体的な事例を見ると、高額だったのが骨折したケース。手術費用や全身麻酔、入院費など合わせて30万円以上もかかったケースがあったといいます。

家族であるペットがいつまでも健康でいてくれることは何者にも代えがたいとはいえ、これを全額負担するとなると、かなりの出費です。そこでその負担額の一部を軽減したいというニーズに応えるのがペット保険なのです。実際、編集部高瀬も愛犬の手術で、50万円以上かかった治療費がかなり戻ってきて助かったという経験もあります。

藤井亜也 氏 ファイナンシャルプランナー
藤井亜也 氏のコメント

全額自己負担の治療費は、想像以上に高額になるケースもある。

高瀬央樹 the360.life編集部
高瀬央樹のコメント

ペットの年齢が若いからといって病気やケガと無縁とは限りません。実際、僕の愛犬は1歳で両脚手術しましたし、今も病院にもちょくちょく通っているのでペット保険はマジで助かってますよ!

保険 ペット保険は支払った治療費の 一部もしくは全額が還元される

ペット保険で補償されるのは、基本的に通院・入院・手術にかかる費用の一部もしくは全額です。

また、かかった治療費などに対して補償される割合は、以下のように基本的に30%~100%などの範囲で選択することができます。もちろん補償される割合が高いほど、保険料は高くなります。
さらに補償される割合だけでなく、1日もしくは1年あたりの保険金の支払限度額も設定されている商品がほとんどです。

具体的な商品で見ていきましょう。

アイペットの提供するペット保険の場合は以下のように、補償割合が70%のプランと50%のプランの2つから選択することができますが、それぞれ1日あたりや1回あたりの支払限度額が決まっています。
アイペット損害保険:うちの子
アイペット損害保険
うちの子
※アイペット公式サイトの情報をもとに編集部作成

注意しておきたいのは、仮に補償割合が高かったとしても限度額が低ければ、自己負担額が増える可能性もあるということ。

例えば、補償割合100%(1回あたりの支払限度額25万円)と補償割合50%(1回あたりの支払限度額50万円)の2つの保険があったとします。

仮に治療費で60万円かかった場合、補償割合100%の保険は支払限度額が25万円のため、35万円が自己負担となります。一方で補償割合50%の保険は、補償割合は低いものの支払限度額は50万円のため、60万円の半分にあたる30万円が自己負担となります。

つまり補償割合が高いからといって、必ずしも自己負担額が減るというわけではなく、支払限度額とセットで加入する保険を検討する必要があるわけです。
またペット保険では、人間と同様に、ペットの年齢が上がるにつれて保険料も上がっていきます。以下のようにアイペットの保険料を見ても、0歳では保険料が月額2810円なのに対し8歳では月額5670円と、約2倍近い差があります(70%プラン、小型犬の場合)。
※アイペット公式サイトの情報をもとに編集部作成

藤井亜也 氏 ファイナンシャルプランナー
藤井亜也 氏のコメント

ペットの年齢が12歳以降は、保険料を一律に設定しているものもあります。

鈴木さや子 氏 ファイナンシャルプランナー
鈴木さや子 氏のコメント

ペット保険のなかには、保険料が上がる機会が少ないものもある。

保険 補償対象外になるケースに 注意が必要です

(C)liza5450/123RF.COM

ペット保険はそもそも、突発的なケガや病気にともなう治療費を補償するものです。そのため病気を未然に防ぐことを目的とした予防接種や、去勢・避妊手術などにともなう費用は基本的に補償の対象外となります。また、小型犬に多い膝蓋骨脱臼(パテラ)なども保険会社によっては補償対象外となるものもあるので注意が必要です。

保険 [選び方]ポイントは「保険料」 「補償内容」「独自特典」の3つ

良いペット保険を見極めるポイントは、以下で記載する3点となります。

[ポイント①:保険料の安さ(該当評価項目:保険料)]
保険料は継続して支払うもの。さらに補償内容などが同じなら、より保険料が安い商品を選ぶに越したことはありません。またペット保険のなかには、同じ商品を継続して利用することで適用される「継続割引」や、前年に保険金の支払いがない場合に次年度の保険料が割引となる「無事故割引」などがあります。

[ポイント②:補償内容の手厚さ(該当評価項目:補償内容)]
ペット保険のなかには、保険金の支払い限度額や補償対象となる入院・通院日数の上限を設けているものもあれば、そうでない商品もあります。また高齢なペットは加入できないなどの契約可能な年齢の制限を設けている場合や、更新可能年齢(何歳まで加入し続けられるか)の上限を設けている商品も存在します。

[ポイント③:独自特典の充実度合い(該当評価項目:独自特典)]
(C) TAKASHI HONMA /123RF.COM

ペットメディカルサポートの「PS保険」など、獣医師へ24時間相談できる「ペット健康相談サービス」が無料で受けられる商品もあります。病院へわざわざ行かなくとも、ペットの体調がすぐれないときにちょっとした相談ができるため、こういったサービスが受けられるかどうかも確認しておきましょう。

以上、3つのポイントを抑え、識者が選んだペット保険ランキングを発表します!

記事1位BEST 12歳以降は保険料が一律 PS保険

ペットメディカルサポート:PS保険
ペットメディカルサポート
PS保険
保険料:月額1430円(一時払いだと1万6480円)
※保険料条件:ペットの年齢/0歳~2歳、品種分類/小型犬、補償割合/50%、火葬費用等担保特約なしで試算
▼評価
保険料:S
補償内容:A
独自特典:A
総合評価:A
1位に輝いたのは、ペットメディカルサポートのPS保険です。免責金額(自己負担額)や最低診療費制限がないため、ちょっとしたケガにともなう治療においても、保険金を請求できます。また保険料は3歳毎の引き上げで、12歳以降は保険料が上がりません。椎間板ヘルニアや膝蓋骨脱臼(パテラ)にも対応するなど、補償範囲の広さも秀逸。補償金額も年間最大で110万円(ただし、各項目で最大上限あり)と手厚いです。

また、24時間、獣医師への無料相談サービスが受けられるのも嬉しいポイント。ただし新規加入年齢は生後30日以上満8歳11ヵ月までと、制限があります。保険料は年一括での一時支払いも選択でき、保険料がお得になります。

藤井亜也 氏 ファイナンシャルプランナー
藤井亜也 氏のコメント

12歳以降、保険料が上がらないところが良い。

鈴木さや子 氏 ファイナンシャルプランナー
鈴木さや子 氏のコメント

保険料が安くてコスパが良い。

高瀬央樹 the360.life編集部
高瀬央樹のコメント

僕も加入者ですが、飼い犬のパテラの手術の時はめちゃくちゃ助かりました。保険金の支払いスピードも数日と早かったですよ!

記事2位BEST 業界最安水準の保険料を実現 SBIいきいき少短のペット保険

SBIいきいき少額短期保険:SBIいきいき少短のペット保険
SBIいきいき少額短期保険
SBIいきいき少短のペット保険
保険料:月額1500円
※保険料条件:ペットの年齢/0歳~2歳、品種分類/小型犬、補償割合50%、スタンダードプラン(WEB割引なし)で試算
▼評価
保険料:S
補償内容:A
独自特典:B
総合評価:A
2位となったのは、SBIいきいき少額短期保険のSBIいきいき少短のペット保険です。膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニアや、日頃のケアで防ぐことができる歯科治療などの病気を補償の対象外とすることで、保険料を抑えています。またペットの年齢が11歳11ヵ月までなら加入可能と、契約可能な年齢の制限が比較的ゆるいといった特徴もあります。補償割合は治療費の70%を補償(年間支払限度額70万円)する「プラン70」と、補償割合は治療費の50%を補償(年間支払限度額50万円)する「プラン50」があり、それぞれで免責金額のあり、なしを選択できます。

藤井亜也 氏 ファイナンシャルプランナー
藤井亜也 氏のコメント

高齢の犬猫でも、保険料は安めに設定されています。

記事3位BEST 割安な保険料が魅力 フリーペットほけん

FPC:フリーペットほけん
FPC
フリーペットほけん
保険料:月額1590円
※保険料条件:ペットの年齢/4歳以下、品種分類/小型犬、補償割合/50%で試算
▼評価
保険料:S
補償内容:B
独自特典:B
総合評価:B
3位となったのはFPCの「フリーペットほけん」です。ペットの年齢が0歳から8歳までの間で、保険料の値上がりは1度だけと、高齢化にともなう保険料の値上がりを抑えることができます。また、12歳以上の保険料変動はありません。全国どの動物病院でも対応が可能なのは嬉しいポイント。ただし、ベストのPS保険と比べると年間の保険金限度額は85万円と低めで、手術は1回(支払限度額10万円まで)までと支払い回数も制限がやや厳しめといえます。

鈴木さや子 氏 ファイナンシャルプランナー
鈴木さや子 氏のコメント

保険料は最安級で、さらに年齢による値上がり機会が少ない。

記事4位 保険金の支払い回数に制限なし げんきナンバーわんスリム

ペット&ファミリー:げんきナンバーわんスリム
ペット&ファミリー
げんきナンバーわんスリム
保険料:月額1550円
※保険料条件:ペットの年齢/0歳、品種分類/小型犬、補償割合/50%で試算
▼評価
保険料:A
補償内容:A
独自特典:B
総合評価:B
4位はペット&ファミリーの「げんきナンバーわんスリム」です。年間の支払限度額内であれば、1日あたりの支払い限度額や支払い回数の制限はないため、1回で比較的大きな金額の請求も可能となります。また、休日・夜間など時間外診療も補償対象となっている点も魅力です。入院・手術・通院に加え、股関節脱臼・膝関節脱臼・先天性を含む膝蓋骨脱臼まで補償してくれる、補償範囲の広さも高評価のポイントです。

記事5位 補償と付加サービスが好バランス アクサダイレクトのペット保険

アクサダイレクト生命保険:アクサダイレクトのペット保険
アクサダイレクト生命保険
アクサダイレクトのペット保険
保険料:月額1590円
※保険料条件:ペットの年齢/0歳、品種分類/ミックス(交雑種)、補償割合/50%、マイクロチップ装着ありで試算
▼評価
保険料:B
補償内容:S
独自特典:A
総合評価:B
5位はアクサダイレクト生命保険の「アクサダイレクトのペット保険」です。4位の商品と同じく、年間の支払限度額内であれば、1日あたりの支払い限度額や支払い回数の制限はありません。また、ペットが噛み付いたり、他人のものを破損したり損害賠償責任が生じた場合は、1回につき1000万円を上限に補償する「ペット保険賠償責任危険補償特約(示談交渉付)」が特約でセットにできます。さらに、付加サービスとしてインターネットからの申し込みで保険料が割引になる「インターネット割引」や、24時間獣医に無料相談できる「ペット健康相談サービス」も受けられます。

保険 [結論]ペットのケガや病気に 備えるなら「PS保険」がベスト

(C)bee32/123RF.COM

以上、識者が選ぶおすすめのペット保険ランキングでした。保険料の安さや独自特典を加味したうえでペット保険を選ぶなら、識者の満場一致を得た、メディカルサポート「PS保険」がベストという結果になりました。

人間だけでなく、愛犬・猫も安心して暮らせるようにと、近年ニーズが少しずつ高まっているペット保険。といっても保険料は毎月支払うものなので、保険料の安さと補償内容を加味したうえで、最適なペット保険を選びましょう。


図解イラスト作成:浦谷康晴(G8)
タイトル写真:(C)PaylessImages /123RF.COM
※各保険商品の内容・保険料はは2019年6月下旬時点、編集部調べによるものです。

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