

/Test by LDK編集部
公開日: 2019年07月11日
ハンドドリップで作る! アイスコーヒーの美味しい作り方|プロに聞いた失敗しない方法を教えます
おうちで美味しいアイスコーヒーを飲みたいなら、思い切って自分で淹れてみるのはいかがですか?中でも一度は憧れるのが「ハンドドリップ」。今回は、そんなハンドドリップで淹れるアイスコーヒーの作り方を、初心者でもわかりやすくご紹介します。おすすめアイテムも合わせて、失敗しない淹れ方をプロに教わりました。

インテリア、掃除、食品からコスメ、健康まで、あらゆるモノやサービスを賢く選ぶために、ホンネでテストする女性向け生活情報誌。
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日本カフェプランナー協会会長。佐奈栄学園学園長。カフェのスペシャリストとしてテレビ、雑誌、商品開発等で活躍。
日本カフェプランナー協会会長。佐奈栄学園学園長。カフェのスペシャリストとしてテレビ、雑誌、商品開発等で活躍。
アイスコーヒーを美味しく作る
ハンドドリップの方法をご紹介!

おうちでコーヒーを淹れるとなると、わざわざ専用のアイテムを買わなければいけないから面倒だと思っていませんか? でも、すでにドリッパーやサーバーを持っていれば、あらためてアイテムをそろえる必要はありません。 今回は、家にあるアイテムで気軽にできる大定番の淹れ方「ハンドドリップ」で作るアイスコーヒーの作り方についてご紹介したいと思います。 この「ハンドドリップ」の方法を詳しく教えていただくのは、こちらの方です。

日本カフェプランナー協会会長。佐奈栄学園学園長。カフェのスペシャリストとしてテレビ、雑誌、商品開発等で活躍。
日本カフェプランナー協会会長。佐奈栄学園学園長。カフェのスペシャリストとしてテレビ、雑誌、商品開発等で活躍。
「ハンドドリップ」はコーヒーを飲む分だけ淹れる最もスタンダードな方法で、このやり方でも簡単にアイスコーヒーが作れちゃいます。 作業時間は5~10分程度で、保存期間は約2日間ほど。「専用アイテムを買わずに、とにかく早く作りたい」「短時間で作りたい!」といった人におすすめです。
飲む分だけ作るハンドドリップの
メリットとデメリットは?

「ハンドドリップ」はホットをそのまま氷で冷やすだけと簡単で、すぐに作れるのが魅力です。しかし、いつもの淹れ方で楽しめるメリットもあれば、デメリットもあります。 <メリット> ・抽出時間が5~10分と短い ・ホットと同じアイテムで作れる ・2日間程保存しておける <デメリット> ・お湯を注ぐ量で味が変化 ・アイテムがひと揃え必要 ・氷で薄めるので味が一定にできない ハンドドリップで毎度均一な味を出そうと思ったら、ある程度の経験とテクニックが必要になってきます。 しかし、この方法だと味と香りのバランスがとれたコーヒーが作れるし、味の調整も自在。ポイントを再確認して、ぜひアイスにも挑戦してみてください。
ハンドドリップを行うのに
用意するものは?

用意するものは以下の5つです。 ▼用意するもの ・ドリッパー ・ドリッパーのサイズに合ったサーバー ・注ぎやすい細口のポット ・アイス用の豆 ・ドリッパーの形に合ったフィルター ドリッパーはお持ちのものでOK。もし新しく購入するなら、こちらのドリッパーがおすすめです。

キーコーヒー(KEY COFFEE) KEY クリスタルドリッパー 実勢価格:539円
ダイヤの凹凸が美しいドリッパー。この模様のおかげで最適な速度で均一に淹れられます。 お家でコーヒーを淹れるという人なら、この5つのアイテムを持っている人も多いはず。わざわざ購入しなくても普段使っているコーヒーグッズでOKです。これで「アイス」も作れます。 それでは、さっそくハンドドリップで淹れるアイスコーヒーの作り方を順番にご覧ください!
[作り方]冷やすまでは
ホットと同じ!簡単5ステップ

ドリッパーとサーバーをお湯で一度温めて、フィルターをセット。豆を入れて平らにしたら、メジャースプーンなどで真ん中にくぼみを作ります。お湯を注ぐときの目印になります。

くぼみの所からお湯(沸騰してひと呼吸おいた90℃程度)を注ぎ全体を湿らせます。作る量が多ければ蒸らす時間も長くなりますが、10~50秒が目安。2~3人分なら30秒程度です。

真ん中からゆっくりと外に向かって「の」の字を書くようにお湯を注ぎます。ペーパー付近までいったら、真ん中に円を描きながら戻ってきましょう。

作りたい分量がサーバー内に落ちるまで、③の要領でお湯を注ぎます。分量が取れたら、ドリッパーをサーバーから外してしまってOK。サーバーに落ちた分量をここで確認します。 ポイントは、「もったいなくても必要量を抽出したらドリッパーを外すこと」です。

分量通り作るのが大切なので、サーバーを見て作りたい分量が取れているか、確認しましょう。

抽出しすぎると雑味が出てしまうので、必要な分量が取れたらドリッパーを外します。

グラスの高さ一杯に氷を入れておき、グラスに移します。

そこに一気にコーヒーを注ぎ、マドラーで軽くかき混ぜます。仕上げに形のよい氷を適量入れるとキレイ!

ハンドドリップは短時間でできるけど、コツがあるので要注意です。とくに「必要量」だけ作るのが大切。分量が取れたらドリッパーを外しましょう。あとは氷で一気に冷やすだけ。10分足らずでアイスコーヒーができあがります。
冷却する時に役立つ
2つのアイテムがこちら
「冷やす」が一気にラクになる便利なアイテムもありますので、おすすめの2製品をご紹介します。 まずはこちら。コーヒーを淹れると同時に冷やすから超時短できて便利なコーヒーメーカーです。

ハリオ(HARIO) V60 アイス コーヒーメーカー 実勢価格:1321円 サイズ:幅18×奥行12×高さ22㎝ 容量:アイスコーヒー2~4杯用
使い方も簡単でホットと同じように、ハンドドリップします。先ほど説明した方法の通りやればOKです。

普通にホットコーヒーを淹れればOKです。

氷を入れられるアイスストレーナーがあるので、すぐ冷やすことができます。 サーバー内に氷を入れられるので、コーヒーを淹れながら同時に冷やせるという優れものです。もちろんホット用にも使えます。 続いては、コーヒーを薄めない新発想のこちらの製品です。

さくらドーム Hyper Chiller ハイパーチラー・アイコーヒーメーカー 実勢価格:4980円 サイズ:幅10.6×奥行10.6×高さ17.2㎝ 容量:370ml
3層構造で小さな容器と大きな容器の間にコーヒーが入り、コーヒーは氷に触れません。だから味を薄めず一気に冷やせます。

小さな容器に水を入れ氷を作っておきます。これでコーヒーを上から冷やします。ステンレスだから冷却効果バツグンです。

大きな容器には氷の層ができ、下からもコーヒーを冷やすことができます。

氷に触れないからコーヒーが薄まる心配がなく、味にも影響しません。コーヒー好きにはたまらない便利アイテムです。 以上、プロに教わる「ハンドドリップ」の方法でした。この方法でも美味しいアイスコーヒーが作れます。まずはこの定番のやり方からマスターしてみましょう。
the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。やらせなし、ガチでテストしたおすすめ情報を毎日お届けしています。