【360度カメラ】リコー「THETA Z1」の実力は? ヤラセなしで検証レビュー!
2019年06月15日(土)
青山 卓弥
青山 卓弥/Test by 家電批評編集部
【360度カメラ】リコー「THETA Z1」の実力は? ヤラセなしで検証レビュー!
360度カメラの先駆けである「RICOH THETA」のフラッグシップモデル「Z1」。アドバンスドモデル「THETA V」発売から2年。一体何がどう進化したのか? ガチで使って検証しました!

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家電批評 本音でテストする家電購入ガイド
家電批評
創刊9年を迎える家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
阿部淳平 家電批評編集部 デスク
阿部淳平
家電批評編集部所属。給料の半分を機材につぎ込む編集部随一のカメラ&レンズジャンキー。誌面ではよく自腹を切って本音のレビューを執筆している。デジタル製品に強い一方、生活家電は絶賛勉強中。
  • 最強レベルの360度カメラ
    「RICOH THETA Z1」
「360度カメラ」とは、文字通り一度の撮影で360度の撮影ができるカメラのこと。「全天球カメラ」とも言います。手軽に迫力のある写真や映像が撮れることから、人気が高まっています。
SNSなんかで最近よくみる、こんな画像(映像)が撮れるカメラです。
そんな中、360度カメラの先駆者、リコーの「THETAシリーズ」のフラッグシップモデル「Z1」が発売されました。
リコー(RICOH) 
THETA Z1
実勢価格 11万3711円
サイズ:48×132.5×29.7mm
重量:約182g
静止画像解像度:6720x3360
動画解像度:4K 3840×1920/29.97fps/56Mbps 
内蔵メモリー:約19GB
重量感、マットな質感、そしてギョロッとしたレンズの存在感は「ガジェット」の括りには収まりません。2000万画素の1型裏面照射型CMOSイメージセンサーが2基搭載されていて、これはもはやいっぱしのカメラです!
阿部淳平
家電批評編集部 デスク

阿部淳平のコメント
高級コンデジ2台分っていうことですよ、これはっ!
さらに、RAW保存や3段階の絞り設定が可能になるなど、シリーズの中でも屈指の性能を実現。
夜景は美しく、細部の画質も劣化せず明確です。
実際に撮影してみると、夜景はキレイだし、細部を拡大しても画像の劣化が少ない! これなら編集時に強引なトリミングをしても美しく仕上がりそうです。

また、グリグリと動かす360度カメラならではの操作の楽しさも少しも損なわれていない印象でした。
  • 自撮りのコツは床置きにあり!
手持ちもいいですが、自撮りをするなら床置きや三脚を用いるのもおすすめです。上の夜景写真は床置きで撮影しています。
阿部淳平
家電批評編集部 デスク

阿部淳平のコメント
シャイなわたしは“手持ち自撮り”に抵抗がありますが、これならOKです。
  • 撮って見るだけじゃもったいない!
    編集アプリにハマること請け合い
画像や動画はアプリを介して、スマホやタブレットなどで映像を見ながら撮影することができます。360度の景色を撮って、デバイス上で見るだけでも十分に楽しいのですが、編集アプリを使えばより楽しくなること請け合いです!
リコー(RICOH)
THETA +
実勢価格:無料
対応OS:iOS、Android
編集アプリ「THETA +」を使えば動画の編集や画像加工、再生時間や速度の編集なども直感的にできてしまいます。BGMの設定も可能です。
加工パターンは数種類ありますが、ここでは「リトルプラネット」というパターンを使用した画像編集例をご紹介したいと思います。
上段がサンプル画像で、下段の2枚がアプリの「リトルプラネット」というパターンを使用した加工後の画像です。

加工後の2枚の画角は一緒ですが、右側には色補正をかけています。どこかマンガ『鉄コン筋クリート』のような世界に。ちなみに、加工アプリではスタンプや文字も入れられます。
  • 人気のタイムラプスだってカンタン!
画像だけでなく映像の編集もカンタン。さらに編集アプリを使えば「タイムラプス」も手軽に作成できます!
ご存知の方も多いと思いますが、タイムラプスとは一定間隔で撮影した静止画をつなぎ合わせて作るコマ送り動画のこと。

星や天気の移り変わり、料理作りの工程、商品製作のメイキングなどが短時間にまとめられることから、SNS上などで人気になっています。

なお、「インターバル合成」機能を使えば全天周の星の写真を作ることも可能。映える写真や映像がカンタンに撮れるなんて楽しすぎます!
  • VR体験もできます
プラグイン機能にも対応していて、「VR Media Connection BETA」を使えばOculus GoやPlayStation VRなどのVRヘッドマウントディスプレイで映像を視聴できます。
  • 映える画像が撮れたら
    そのままSNSでシェア!
    
いい写真や映像が撮れたら、誰かに見せたくなるのが人情。今時ふつうと言えばふつうですが、アプリで編集した写真や映像はそのままSNSにアップできます。
YouTubeやFacebookは360度動画に対応しているので、閲覧時に映像をグルグルと回転させることができます。

ほかのグルグル回転ができないSNSでも、360度の写真や映像をアップすれば映えること間違いなし! 「一度くらいはバズってみたい……」という方はトライしてみる価値があると思います。
  • でも万人向けかというと
    チョット気になる点が…
「RICOH THETA Z1」は360度映像がカンタンかつキレイに撮れて、編集アプリも使いやすい! 至れり尽せりっ!

……なんですが、「万人におすすめできるか」と問われると、ややためらいがあります。

性能を考えれば価格が高くなるのも納得ですが、現時点で10万円以上という値段は決してお手頃ではないですよね……。あと、使用中にWi-Fi接続が度々切れてしまう点も気になりました。

もう少しライトに360度撮影を楽しみたい方には、前モデルの「THETA V」をおすすめします。
リコー(RICOH)
THETA V
実勢価格:4万5701円
サイズ:45.2x130.6x22.9mm
重量:121g
静止画像解像度:5376×2688
動画解像度:4K 3840×1920/29.97fps/56Mbps
内蔵メモリー:約19GB
さらにカジュアルさを求める方には、格安ラインの「SC」がピッタリ。
リコー(RICOH)
THETA SC
実勢価格:2万1090円
サイズ:45.2x130.6x22.9mm
重量:102g
静止画像解像度:5376×2688
動画解像度:1920×1080/29.7fps/16Mbps
内蔵メモリー:約8GB
360度カメラの先駆者だけあって、2万円の格安ラインでも性能はバツグン。サクッと360度撮影を楽しみたい方や、まずは試しに使ってみたい方は「SC」でも十分に満足できるのではないでしょうか。
……とはいえ、ガチで作品を残したい方や、仕事上どうしてもハイスペックなものが必要というのであれば、現時点で「Z1」以上のモデルは見当たらないというのも事実。「Z1」は圧倒的なハイエンドです。

先述したように万人におすすめのカメラという訳ではありませんが、入手したら、撮影の楽しさと新たな発見が止まらないことでしょう。以上、「RICOH THETA Z1」のガチレビューでした。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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