

/Test by LDK編集部
公開日: 2019年07月13日
おうちでカフェ風! プロが教える定番&世界のコーヒーアレンジレシピ12選|初心者でも簡単に作れる手順つき
コーヒーをおいしく淹れられるようになったら、次に挑戦したいのが、カフェオレやラテなど、カフェのような本格派のアレンジコーヒーです。そこで今回は、プロ直伝のアレンジレシピ12選を作り方の手順とともに詳しくご紹介します。定番から世界各国のコーヒーまで、おうちでぜひ再現してみてください!

インテリア、掃除、食品からコスメ、健康まで、あらゆるモノやサービスを賢く選ぶために、ホンネでテストする女性向け生活情報誌。
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日本カフェプランナー協会会長。佐奈栄学園学園長。カフェのスペシャリストとしてテレビ、雑誌、商品開発等で活躍。
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自宅でも本格ラテを楽しみたい!
世界のアレンジレシピを紹介します

コーヒー好きの方が自分好みのコーヒーを淹れられるようになったら、次に試してほしいのがカフェのようなアレンジコーヒーです。 日本の喫茶店でもウインナーコーヒーといったレシピがあるように、世界の国々ではさまざまなコーヒーのアレンジレシピがあります。

ということで今回は、おうちでできる「世界のアレンジコーヒーの作り方」をプロに教わります。プロ直伝の12のレシピを元に、作り方の手順とコツもご紹介しますよ! おうちでいろいろなアレンジコーヒーが作れるようになれば、今よりももっとコーヒーが好きになるはず。牛乳やホイップクリーム、シナモンなどを加えて、優雅なコーヒータイムを演出しちゃいましょう! それではご覧ください。
たっぷりのホイップクリームで
デザートのようなアインシュペナー

オーストリアのウィーン発祥の飲み方である「アインシュペナー」。 喫茶店などにある「ウインナーコーヒー」はウィーンのコーヒーという意味ですが、実際にウィーンに「ウインナーコーヒー」はありません。当然と言われれば、当然。たしかに、わざわざ自国でウィーン風とは言いませんよね。 いわゆるウインナーコーヒーに近いと紹介されるのが、この「アインシュペナー」です。 ブラックコーヒーと1:1の分量でホイップクリームをたっぷりとのせる、デザートのような一杯。ガラスのコップに注ぐのが本場流のようですよ。
アインシュペナーの作り方
▼材料 ホイップクリーム:適量 コーヒー:100ml 粉砂糖:適量

生クリームを泡立ててホイップクリームを作ります。

コーヒー100mlをカップに注ぎます。

注いだコーヒーの上に作ったホイップクリームを適量加えます。

最後に、ホイップクリームの上に粉砂糖を振りかけて完成です。 ホイップクリームは混ぜないのが本場の飲み方だそう。クリームの上にナッツを散らしても◎です。
ミルクとの相性抜群の本格派!
フランスで愛されるカフェ・オ・レ

フランスで好まれている「カフェ・オ・レ」。「カフェ」はコーヒー、「レ」は牛乳を意味します。 フランスの家庭の朝食では、この「カフェ・オ・レ」を飲むのが欠かせません。朝の目覚ましに濃いコーヒーを飲むと刺激が強いので、牛乳でやわらげて飲みやすくしています。 フランスではカップではなく、大きいお茶碗のようなカフェオレボールに入れて飲まれていて、パンを浸して食べるんだそうです。
カフェ・オ・レの作り方
▼材料 コーヒー:100ml 牛乳:100ml

ハンドドリップでコーヒーを淹れます。

牛乳100mlを鍋に入れ、温めます。

コーヒーをカップに100ml注ぎます。

牛乳が温まったらカップに注ぎます。このとき、高い位置から勢いよく注ぐのがポイントです。 コーヒーとミルクの分量は1:1がベストです。
ハチミツの風味とコクが味わえる
ハニーカフェ・コンレーチェ

「ハニーカフェ・コンレーチェ」とは、はちみつの入ったカフェオレのことで、スペインで伝統的に飲まれている飲み物です。 日本では「ハニーラテ」や「ハニーミルクラテ」といった名前で知られています。本場スペインでは、エスプレッソで作られるのが一般的のようですが、日本ではドリップコーヒーで作られることも。 ハチミツ、ミルク、コーヒー、フォームドミルクの4層に分かれていることから、かき混ぜ具合でいろいろな味を楽しむことができます。
ハニーカフェ・コンレーチェの作り方
▼材料 コーヒー:100ml ハチミツ:15ml 牛乳:100ml フォームドミルク:適量

ハチミツ15mlをカップに入れます。

カップに温めた牛乳を100ml注ぎます。

牛乳の上にフォームドミルクを適量加えます。

最後にコーヒーを泡を壊さないように注ぎます。 ハチミツがコクと風味をプラスしてくれ、また違ったコーヒーの味を知ることができます。
チャイのような味わいの
インド風マサラコーヒー

スパイスがほのかに香るインドのカフェオレが「マサラコーヒー」です。 インドでは、「マサラ」と呼ばれる香辛料をあらゆる料理に使います。料理だけでなく、ミルクティーに入れたりもします。 ナツメグやシナモン、クローブなどのスパイスとコーヒー、牛乳を混ぜて作ります。
マサラコーヒーの作り方
▼材料 コーヒー:100ml シナモンスティック:約3㎝ ナツメグ:少々 クローブ:2粒 牛乳:110ml

鍋にコーヒー100mlとシナモン、ナツメグ、クローブを入れて温めます。

グツグツしてきたら、弱火にして牛乳110mlを加えます。その後、沸騰しないように温めます。

こし器を使ってカップに注いだら、お好みで砂糖を入れましょう。 淹れるときはペーパーレスでOKです。チャイのような味わいが楽しめます。
香辛料の多い料理の後にぴったり!
カルダモンコーヒー

「カルダモン」とは、インド原産のスパイス。独特の鋭い香りが特徴です。 中近東では、このカルダモンをコーヒーに香りづけして飲む習慣があり、カルダモンコーヒーでお客様をもてなすことが作法とされています。 カルダモンには消臭作用や消化を助ける働きもあるそうで、食後にぴったりの飲み物です。
カルダモンコーヒーの作り方
▼材料 カルダモン:適量 コーヒー:100ml

ペーパーを使ってコーヒーを抽出します。

コーヒー100mlをカップに注いだら、カルダモンをトッピングします。 香辛料の多い料理を食べた後にぴったりです。エキゾチックな香りを楽しんで!
コンデンスミルクの甘さが
クセになるベトナムコーヒー

ベトナムで飲まれているポピュラーなコーヒーが「ベトナムコーヒー」。 コーヒー豆の栽培がさかんなベトナムでは「ロブスタ種」の生産が主流で、苦味が強いというロブスタ種の特徴から、コンデンスミルクを入れて飲まれるようになったようです。 ひと口飲むと、コンデンスミルクの甘さがくせになります。
ベトナムコーヒーの作り方
▼材料 コンデンスミルク:10ml エスプレッソコーヒー:60ml

コンデンスミルク10mlをカップに注ぎます。

そこにエスプレッソコーヒー60mlを注ぎます。 コーヒー豆は、しっかりとした深煎りの豆を使うのがおすすめです。
甘味と苦味のハーモニーが◎
アーモンドミルクラテ

アーモンドミルクとアイスコーヒーで作る「アーモンドミルクラテ」。 アーモンドミルクは栄養価が高いことから美容や健康にもよいとされ、欧米諸国を中心に世界各国で飲まれています。 アーモンドの甘さとコーヒーの苦味のハーモニーがたまりません。
アーモンドミルクラテの作り方
▼材料 アーモンドミルク(市販):80ml アイスコーヒー:80ml 氷:適量

氷を入れたドリッパーに抽出したコーヒーを通して、アイスコーヒーを作ります。

アーモンドミルク80mlをグラスに注ぎます。

氷適量をグラスの高さまで入れます。

スプーンをクッションにしてアイスコーヒー80mlを静かに注ぎます。 アーモンドの風味がコーヒーの味わいを引き立てて、甘味と苦味のハーモニーが◎。
甘いスイーツのような1杯!
チョコ好きならアイスモカジャワ

チョコレートドリンクのような「アイスモカジャワ」。 コーヒーにチョコレートソースを混ぜ合わせた、甘いスイーツのような飲み物です。
アイスモカジャワの作り方
▼材料 シュガーシロップ:15g チョコレートソース:20g 牛乳:100ml アイスコーヒー:45ml 氷、ホイップクリーム、ミント:適量

チョコレートソースと牛乳(40ml)をグラスに入れて混ぜます。

氷をグラスの高さまで入れ、シュガーシロップを入れたアイスコーヒーを45ml注ぎます。

②に牛乳を60ml入れます。

ホイップクリームを加え、チョコレートソースをかけてミントをのせたら完成! チョコレートの香りが立ちのぼる、甘いスイーツのような1杯です。
消化力もアップ!
かぐわしいスパイスコーヒー

コーヒーにスパイスを入れて飲む「スパイスコーヒー」は、モロッコではよく親しまれている飲み方です。 スパイスを入れると香りが引き立ち、寒い冬は体を温めてくれます。
スパイスコーヒーの作り方
▼材料 コーヒー粉:13g シナモンスティック:約4㎝ クローブ:1粒

シナモンスティック(約4cm)とクローブ1粒をコーヒー粉(13g)と一緒に入れてドリップします。

コーヒーカップに注いだら完成です。 シナモンやナツメグなど、気分に合わせて好みのスパイスを入れて楽しみましょう。
後味がスーッとさわやか!
食後にぴったりなミントコーヒー

コーヒーにミントの葉を浮かべた「ミントコーヒー」。 頭をスッキリさせたいときに飲むとぴったりです。フレッシュなミントの香りで、あと味はスッキリさわやかです。
ミントコーヒーの作り方
▼材料 コーヒーシュガー:適量 コーヒー:100ml ミントの葉:適量

カップにコーヒーシュガーを入れ、コーヒーを100ml注ぎます。

ミントの葉をコーヒーに浮かべます。 さわやかな後味で食後にいただくと、口の中がさっぱりします。
ジンジャーとコーヒーがマッチ!
アイスジンジャーコーヒー

体を温めてくれるショウガをコーヒーと一緒にいただく「ジンジャーコーヒー」。 コーヒーとショウガの香りがよくマッチして、飲むと体がポカポカと温まり、ホットでもアイスでもスッキリさっぱりいただけます。
アイスジンジャーコーヒーの作り方
▼材料 ハチミツ:適量 ショウガ:適量 アイスコーヒー:140ml 炭酸水:80ml 氷:適量

ハチミツとショウガ(千切り)でハニージンジャーを作ります。

ハニージンジャー(大さじ3)をグラスに入れ、氷をグラスの高さまで入れたら完成! ジンジャーの刺激と炭酸のさわやかさが味を引き締めます。
フォームドミルクがふわふわの
アイスカプチーノ

カフェの定番メニューのひとつ、「アイスカプチーノ」。 「カプチーノ」とは、イタリアでよく飲まれているコーヒーで、陶器のコーヒーカップに入ったエスプレッソにクリーム状に泡立てた牛乳を加えた飲み物です。 今回は「アイスカプチーノ」のレシピをご紹介します。
アイスカプチーノの作り方
▼材料 アイスコーヒー:30ml 牛乳:60ml フォームドミルク:大さじ4~6 氷:適量

グラスに牛乳を60ml入れます。

氷をグラスの高さまで入れます。

フォームドミルクを大さじ4~6ほど加えます

アイスコーヒーを30ml注ぎます。 クリーミーなミルクがコーヒーを包み込んで、まろやかな味わいです。
アレンジコーヒーに欠かせない
フォームドミルクの簡単な作り方
最後に、カプチーノやカフェラテを作る際に必要なフォームドミルクの作り方もご紹介します。 フォームドミルクを手動で作るのは時間もかかり手間ですが、クリーマーがあると短時間にきめ細かな泡が立てられるのでおすすめです。おすすめなのが、こちらのクリーマーです。

ハリオ(HARIO) クリーマーキュート 実勢価格:1727円
ポットとセットになっている、ハリオのクリーマーキュート。鍋で牛乳を温め、スタンドを差し込み、スイッチを入れるだけで、40秒ほどで完成します。フタ付きなので牛乳が飛び散ることもない優れものです。 それでは、実際にクリーマーキュートを使って、フォームドミルクを作ってみましょう!
フォームドミルクの作り方

牛乳を入れた鍋を火にかけて温めます。

60~70℃まで温めた牛乳を容器に移します。70℃を超えると泡立たなくなるので注意!

容器の牛乳を撹拌します。ミルクフォーマーなら時間もかからず便利です。

きめ細かいフォームドミルクができました。少量の牛乳でもたっぷり作れるので、余ったら料理やデザートに添えて使い切ってください。 以上、プロが教えるカフェアレンジレシピ12選でした。材料が揃えば、どれも意外と簡単にできるものばかり。特にスパイス系が見つからない場合は、食品雑貨店のカルディかAmazonなどのネット通販で探してみてください。ぜひ一度、チャレンジしてみてくださいね!
the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。やらせなし、ガチでテストしたおすすめ情報を毎日お届けしています。