ブーム再燃!? 今さら聞けない仮想通貨投資の超初級|ビットコインを2年間“ガチホ”した結果も公開
2019年06月04日(火)
高瀬 央樹
高瀬 央樹/Test by MONOQLO the MONEY
ブーム再燃!? 今さら聞けない仮想通貨投資の超初級|ビットコインを2年間“ガチホ”した結果も公開
2017年に一大ムーブメントを巻き起こしたビットコイン。その後価格の急落・低迷が続き、完全に“過去のもの”になったかに見えましたが、最近になって再び急騰しています。そこで今回は、これから仮想通貨投資を始める人向けの「仮想通貨とは何か?」という基本に加え、編集部員が約2年前から自腹で投資した22万円分の仮想通貨をひっそり“ガチホ”し続けた実録記録もお届けします。

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清水友樹 氏 経済ライター・エディター
清水友樹 氏
編集プロダクション・バウンド代表。経済・金融・ビジネス系の書籍・雑誌を中心に編集・執筆を行うほか、企業のIRレポート、統合報告書の制作にも携わる。上場企業をはじめとするトップマネジメント層への取材も多数行っている。
  • 「過去のもの」になったと思われた
    ビットコインの価格が再び上昇中
(C) bee32/123RF.COM

2017年に大ブームになったビットコインをはじめとする仮想通貨(今後「暗号資産」に名称変更)投資。しかし、2018年に入ると、コインチェックで約580億円の仮想通貨「NEM(ネム)」の流出事件が起こったことなどもあって、大暴落しました。それまでのバブルともいえる状況が一気に冷え込んでしまったことは、仮想通貨投資に手を出していた人はもちろんのこと、そうでなかった人にとっても記憶に新しいことでしょう。
2018年1月、コインチェックから約580億円分のNEM(ネム)が流出しました。
(C) Iurii Motov/123RF.COM

2018年のビットコイン価格は1BTC(ビットコインの単位)が220万円超という、2017年12月につけた最高値から70%超の下落となりました。その他の仮想通貨も大幅に下落しました。

しかし、2019年初に30万円台だったビットコイン価格は、現在90万円台に上昇するなど、再び上昇基調にあります。依然、2017年12月に記録した史上最高値の220万円台にはほど遠いですが、2019年初から2倍超に価格が上昇したことで、仮想通貨市場がにわかに活気づいています
ビットコインの価格チャート(フィスコ仮想通貨取引所より)
こうした中、仮想通貨取引所に新規に口座を開設する人が再び増えているといいます。そこで、ここではこれから仮想通貨投資を始めようと思っている人のために、まずは仮想通貨の基礎知識をざっくりと解説していきます。
  • そもそも仮想通貨とは
    いったい何? どんなもの?
ところで、仮想通貨とはいったいどんなものなのでしょうか。ここでは3つの特徴に分けて、仮想通貨を紹介していきます。

[特徴1:お札やコインがない]
日本円や米ドル、ユーロ、人民元といった、みなさんが「お金」と思っている法定通貨には紙幣や硬貨という実体があります。しかし、ビットコインをはじめとする仮想通貨は、暗号化されたデータを活用したデジタル通貨のため、目に見える紙幣や硬貨のような実体はありません。価値を持ったデジタルデータをパソコンやインターネットを使って、やり取りするイメージです。

[特徴2:管理母体がない]
また、仮想通貨は国が発行しているわけでなく、インターネットで繋がれたネットワーク上で発行され、管理されています。仮想通貨には「円」「ドル」「ユーロ」のように通貨単位があり、例えばビットコインは「BTC」、イーサリアムは「ETH」といったように通貨単位が決まっています。

[特徴3:発行上限がある]
ほとんどの仮想通貨は発行総量が決められています。たとえば、ビットコインの発行上限は2100万BTCです。2019年5月現在、ビットコインは1772万BTCが発行済みで、10分ごとに12.5BTCずつ増えています。2140年ごろには発行量は2100万BTCに達し、それ以降は増えない仕組みになっています。

法定通貨と仮想通貨を比較したのが以下の表です。
  • では、「電子マネー」とは
    何がどう違うの?
「法定通貨と違うのはわかったけど、じゃあ電子マネーとはどう違うの?」と思われる方もいるかもしれません。ちょっと似ているような感じがするSuicaやWAONなど電子マネーと仮想通貨ですが、両者はまったく別のものなんです。前述のとおり、仮想通貨には管理者はいませんが、電子マネーには管理する母体があります。たとえば、WAONはイオンの関連会社が管理しています。また、両社のもっとも大きな違いは「価値の変動」です。
それに、電子マネーはあくまで円の代わりでしかありません。たとえば、1ポイント=1円の電子マネーを1000円分チャージしたら、電子マネーは1000円の価値を持ち続けます。1ポイント=1円のレートは変わりません。一方、仮想通貨は価値が常に変動しています。米ドル/日本円のレートが変動するように、ビットコイン/日本円のレートも変動するため、1000円以上にも1000円以下の価値にもなるということです。
  • ビットコインの安全性を支える
    「ブロックチェーン」技術
ビットコインの安全性を担っており、「ビットコインそのもの」とまでいわれているシステムが「ブロックチェーン」です。第三者による取引記録の改ざんを防ぐためのシステムで、その名のとおり、データが入ったブロックを鎖(チェーン)のようにつないでいく仕組みになっており、世界中に存在するユーザーによって維持されているのが特徴です。簡単に説明すると、コンピュータのネットワーク上にある取引の記録を収めた「台帳」を全員で記録・監視をしていくシステムになっています。もし悪意のある誰かがデータを改ざんしようとしても、たくさんの人で監視しているため、改ざんしてもすぐにわかるようになっているのです。

仮想通貨は投機対象として注目されがちですが、支えているブロックチェーンは第四次産業革命と呼ばれる、これからの産業時代に欠かせない技術としても大注目なのです。
  • 誰もが気になる!
    ビットコインの将来性は?
(C) solarseven/123RF.COM

長期的視野で仮想通貨の将来性を考えるうえでポイントになるのは、支払いに仮想通貨を使える店舗が増えたり、送金に利用されるなどして、いかに実体経済へ浸透していくかにあるといえます。世の中に浸透していけば、仮想通貨を欲しがる人が増加するため、仮想通貨価格は上昇に向かう可能性があると言えるでしょう。
現在、ビックカメラでは全店で1会計につき30万円相当分までビットコイン決済が可能です。また、原則現金払いと同率の10%ポイント還元が受けられます!
その他にも決済手段としてビットコインを使える店舗は年々増えています。
撮影/晋遊舎

また、ウイルス対策ソフトで有名な「マカフィー」の創業者であるジョン・マカフィー氏は2019年2月に、自身の公式ツイッターで「ビットコイン価格は2020年12月31日に100万ドル(約1億1000万円)になる」と発言しました。現在、ほとんどの人がこの発言を荒唐無稽と感じるでしょう。しかし、ビットコインにそんな期待を寄せる人が多いのも事実です。
  • [実録]2年前に雑誌の企画で
    ビットコインに自腹投資
the360.life編集部員の高瀬もその期待を寄せている一人。彼は担当した雑誌の1コーナーをきっかけに、ビットコインなど自腹で購入した仮想通貨22万円分を約2年もの間「ガチホ」(「ガチホールド」の略。売買せずに長期保有すること)しているんです。
ビットコインを買うきっかけになった企画(『MONOQLO the MONEY vol.2』より)
買うことになった顛末を簡単に説明すると…
当時の編集長に突然呼び出され…
いかにもな理由で買うように説得され…
自腹で投資するハメになってしまったのです(不安からか、目が全然笑ってない)…。
  • [2017-2018]最高+100万円
    もジェットコースター級の急降下
そんな経緯で2017年7月中旬に1BTC=約26万円のときに10万円分をおそるおそる購入。しかし、ここから神風が吹きます。

その当時、需給バランスが異常になり始めたビットコインは短期的には下落することがあったものの、日を追うごとに価格は上昇。この企画の締切時である2017年8月中旬には10万円→17万8844円という、当初の予想を大きく上回る含み益が出ていました。
画面は「フィスコ仮想通貨取引所」より
高瀬央樹
the360.life編集部

高瀬央樹のコメント
朝起きるとお金が増えている状態でした。
その後、高瀬は徐々に乗り気になっていき、雑誌の企画が終わったにもかかわらず売る判断をせずに、もっと上がるまでガチホを決断。そればかりか、5万円を新たに投資し、合計投資額は15万円となりました。

その後もとどまることを知らないビットコインの勢いは続き、2017年12月上旬には資産が…
約70万円に!

この頃、ビットコインはバブル絶頂を迎えようとしていました。上記写真以降も、グングン増え続け12月中旬には保有資産はなんと過去最高の約120万円になったんです!

しかし…
2018年1月にコインチェックで起こったNEM(ネム)流出事件をきっかけに大半の仮想通貨の価格は急降下。一時、1BTC=220万円をつけていたビットコインも40万円前後になることも…。となると当然、保有資産も急減。含み益はごっそり剥がれ落ち、保有資産は投資元本スレスレの22万円前後を行き来しました(2018年初にビットコインキャッシュやモナコインを買い増して投資元本は合計22万円になった)。
高瀬央樹
the360.life編集部

高瀬央樹のコメント
プラス100万円の頃が忘れられず、売るに売れない塩漬け状態が続き、毎日開いていた仮想通貨取引所のページもまったく見なくなりました…。
  • [2019]再燃したビットコイン
    現在の資産はいくらに?
そして2019年、突如として再び上昇しだしたビットコイン。6月3日現在、ビットコインは1BTC=約92万3000円、ビットコインキャッシュは1BCH=4万6000円、モナコインは1MONA=304円となっています。

そして気になる現在の高瀬の6月3日時点での最新の保有資産は…
投資額22万円に対し、およそ2倍の約43万円に! 2017年12月につけた120万円にはまだまだ及びませんが、最悪だった頃と比べると大きく増えてホッと一安心です。

2年間という時間を経て投資した仮想通貨。ガチホし続けた結果はプラス約21万円となりました。今後、ビットコインやその他の仮想通貨がどのような動きをするのか予測することは非常に難しいですが、法整備など関連ニュースを注視しながらもう少しガチホしてみようと思っています。
高瀬央樹
the360.life編集部

高瀬央樹のコメント
でも前回の失敗を活かすために、利益確定のラインを決めて、そこに達したら売却しようと思います!
  • [コラム]ビットコイン投資は
    総資産の1割以下での取引がベスト
ビットコインへの投資をする場合、全財産もしくはその大半を投入するような取引は避けましょう。目安としては総資産の1割を上限にして、あくまで資産分散の1つとして取引したほうが安全です。そのために、自分の資産を確認し、生活に影響を与えない程度の資金を投入しましょう。

以上、仮想通貨の基本と2年間に渡る編集部員のガチホの実録記録をお伝えしました。

最後に。気をつけていただきたいのは、仮想通貨の売却益は「雑所得」となります。原則20万円以上利益が出た場合、確定申告が必要となりますので、利益の出ている方は来年、必ず確定申告を行いましょう。

タイトル写真/ (C)yuruphoto/123RF.COM

※スクリーンショット画像はフィスコ仮想通貨取引所より。撮影した時期が当時のものを含むため、現在のものと表示画面が異なるものがあります。仮想通貨の価格は6月3日時点、フィスコ仮想通貨取引所を参考にしています。本記事は仮想通貨投資に関する勧誘を目的としたものではありません。また、利益を保証するものではありません。仮想通貨投資は元本を失うことを含むリスクを伴うものです。最終的なご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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