【2020最新版】Fire TVは無印より4K版をおすすめしたい理由|FireTVシリーズの買い方・選び方
2020年02月01日(土)
西尾 崇彦
西尾 崇彦/Test by 家電批評編集部
【2020最新版】Fire TVは無印より4K版をおすすめしたい理由|FireTVシリーズの買い方・選び方
Amazonの人気商品、「Fire TV」シリーズ。テレビに挿すだけで、さまざまな人気コンテンツが楽しめる最強コスパのいわゆるセットトップボックスです。現在、「Fire TV Stick」と4K対応の「Fire TV Stick 4K」、アレクサが合体した「Fire TV Cube」の3モデルが発売されています! まだ持ってないという方や、どれを買えばいいかわからないという方に、選び方をご紹介していきたいと思います!

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ハナゾノゴウ
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  • 現行のFire TVは3モデル
    まずは特徴を確認しましょう
Amazonオリジナルの超人気ガジェットといえば「Fire TV」です。テレビのHDMIに挿すだけで、「Amazonプライム・ビデオ」をはじめとする数多くの動画配信サービスが楽しめるようになる「STB(セットトップボックス)」です。下のアイコンにいつも利用しているネット動画サービスがあるなら要チェック。テレビの大画面で楽しめるようになります。しかも、一部は4K画質にも対応
また、シリーズに新しくFire TV Cubeが加わり、選択肢が増えました。
  • 現在、販売されているのは下記の3モデルです。
Amazon
Fire TV Stick
実勢価格:4980円
Amazon
Fire TV Stick 4K
実勢価格:6980円
Amazon
Fire TV Cube
実勢価格:1万4980円
  • 4K版をおすすめしたい理由はコレ
    動作がサクサクで気持ちいい!
まずは各モデルの特徴をまとめていきます。
  • Amazon Fire TV Stick
Fire TV Stick」は最大1080p(HD)に対応したベースモデルです。

2016年発売で、Stick形状としては第2世代。さすがにスペック的に古く、動作がもたつくことはありますが、5000円以下という価格を考えればSTB入門機として十分。

リモコンが後継モデルと同じになり、音声アシスタントの「アレクサ」に対応するなど、現在もアップデートが続いているのも心強いです。

なお、一部のマシンスペックを要求されるゲームは未対応になります。
  • Amazon Fire TV Stick 4K
「Fire TV Stick」を4K・HDR対応にして、CPU・メモリ・GPU・OSをアップグレードしたのが2018年に登場した「Fire TV Stick 4K」です。

デバイスやアプリの起動時間は短縮されており、動作がもたつくストレスもナシ。

4K動画の配信を行っているプライム・ビデオと緊密に連携する「Fire TV」だけに、4K・HDRへの対応は順当な進化です。

高速化、4K・HDR対応と並ぶトピックが、Amazonの音声アシスタントの「アレクサ」の搭載。

以前の音声入力は、動画やアプリを検索するだけで、すでに音声アシスタント「Siri」を搭載していた「Apple TV」に対してウィークポイントになっていました。

それが、動画の再生アプリの起動にまで対応したことで、対等になったといえます。
快適な動作は一度使えば戻れなくなるほど。

さらに4K・HDR対応6980円はまさに破格です。

特に4Kテレビを所持しているなら「Fire TV Stick 4K」がマストです。

また、4Kテレビユーザーではない人も、動作の快適さを考慮すると、4K版の方がおすすめです。
  • Amazon Fire TV Cube
リモコンなしで音声コントロールが可能な「Fire TV Cube」は、「Stick」とは異なるコンセプトの製品です。

「Fire TV」とスマートスピーカーの「Echo」が合体したようなもので、インターフェースも一部音声操作に最適化されているなどの違いがあります。

大型化したことで「Fire TV Stick 4K」からさらにスペックアップしていますが、1万4980円と価格も大幅にアップしたのが悩ましいところですね。
本体はそれなりに存在感があるサイズです。音声のみで操作できるのは便利ですが、テレビの音量が大きいと声を認識してくれないこともあり、まだ完全なリモコンレスは難しいかもしれません。

また、3製品に共通して気になった点が、Wi‐Fi接続専用のため、通信環境が悪いと安定して4K画質で視聴できないことろですが、「Fire TV Cube」にはLANケーブルが接続できる「Amazon イーサネットアダプタ」が付属しています。

この製品は単体でも販売されており、「Fire TV Stick」「Fire TV Stick 4K」でも使用できるため、通信環境が気になる場合はあわせて購入することをおすすめします。
Amazon
Amazon イーサネットアダプタ
実勢価格:1780円
各モデルのスペックは以下のとおりです。
Fire TV Cube Fire TV Stick 4K Fire TV Stick
CPU ヘキサコア 2.2GHz + 1.9GHz クアッドコア 1.7GHz クアッドコア 1.3GHz
メモリ 2GB 1.5GB 1GB
ストレージ 16GB 8GB 8GB
映像 4K Ultra HD、HDR、HDR10、Dolby Vision、HLG、HDR10+ 4K Ultra HD、HDR、HDR10、Dolby Vision、HLG、HDR10+ 最大1080p (HD)
オーディオ Dolby Atmos Dolby Atmos Dolby Audio
Wi-Fi 802.11ac対応 802.11ac対応 802.11ac対応
イーサネットアダプタ 同梱 別売 別売
HDMIケーブル 別売 一体型 一体型
OS Fire OS 7 Fire OS 6 Fire OS 5
もっともハイスペックなのは「Fire TV Cube」ですが、実際に使用してみると「Fire TV Stick 4K」でもストレスを感じることはありませんでした。
  • まず最新モデル
    Fire TV Cubeをチェック
超省スペースだった「Stick」の小型化路線から一転、FireTVの新型「Cube」はテレビの隣で存在を主張する大きな四角形。

でも、これには訳があります。

Amazonプライム・ビデオやNetflix、YouTubeといった動画配信サービスをはじめとしたオンラインコンテンツをテレビで楽しめるSTBとしての機能に、スマートスピーカー「Echo」でおなじみのアシスタント機能「アレクサ」が合体したのです。

従来のFireTV Stickにもアレクサは搭載されていましたが、呼び出すにはリモコンの音声入力ボタンを押す必要がありました。

対するCubeは、ただ「アレクサ」と呼びかけるだけで反応してくれます。

テレビが消えている状態でも「アレクサ、テレビをつけて」で電源がオンに、続けて「アレクサ、おっさんずラブを再生して」でプライム・ビデオが再生されます。この手ぶら感、かなり未来を感じられました
Amazon
Fire TV Cube
実勢価格:1万4980円
Fire TVシリーズのなかでも特にサイズの大きいCube。 リモコンは電池付き、イーサネットアダプタや赤外線延長ケーブルも同梱されていますが、HDMIケーブルは別売りになっています。
  • 【基本操作】テレビのオン・オフができます
テレビの電源操作もできるというCubeのアレクサ。

さっそく試してみると、5年ほど前のテレビも操作できてちょっと感動。音量の上げ下げや外部入力への切り替えも音声による指示だけで行ってくれました。テレビを見ているときも音量を変えられました。
実行できた操作

● テレビ電源のオン・オフ
● 音量のアップ・ダウン
● 入力切替※

※外部入力の切り替えのみ、テレビには変更できませんでした

  • 【音声再生】ニュースや音楽の再生は?
スマートスピーカーのEchoでは利用機会の多いニュースや音楽の再生はどうでしょう。
「音楽をかけて」という指示には基本的に音声のみのプライムミュージックを再生しますが、なぜかテレビの電源もオンになってしまいました。音声はテレビから再生されました。
「今日のニュースは?」と聞くと、テレビの電源がオンになることなく音声ニュースが再生されました。音声はCubeから出ます。
  • 【検索】音声だけでシーズン〇〇/
    エピソード〇〇が選べます
海外ドラマには複数のシーズンで構成されるシリーズものが多く、見たいエピソードにたどり着くのも大変。でもCubeなら、音声による操作だけで「シーズン3」の「エピソード5」を再生できました
第8章まである「ゲーム・オブ・スローンズを再生して」と指示すると、「シーズン1・字幕版」のメイン画面が表示されました。
他のシーズンを見たい場合は「シーズンを見せて」と指示すれば、シーズンの一覧を表示してくれます。見たいシーズンを選びましょう。
通常は選択中のシーズンの第1話から再生されますが、「エピソード一覧を表示して」と指示すれば、見たいエピソードが選べます。音声操作でできたのはCubeのみでした。
Cubeでは検索で複数のタイトルが見つかった場合、結果に番号が振られます。その番号を指定すると、選んだ動画が再生されます。これはfire TVシリーズでCubeだけでした。
  • 字幕・吹き替えの指定は認識しないようです
海外の映画やドラマは音声の選択もしたいですが、「吹替版」と「字幕版」の指示には反応してくれませんでした
「バック・トゥ・ザ・フューチャー字幕版を再生」との指示しましたが、吹替版が再生されました。
  • クックパッドとタイマーで
    毎日の料理がはかどります
Cubeで、なんとなく話しかけてみたら超便利だったのが、レシピの検索でした。

メイン画面で「デザートのレシピを調べたい」というとクックパッドが起動。

食材名などを指示すると関連するレシピが表示されるので、番号で見たいレシピを選びましょう。

食材や調理手順は「読み上げて」といえばアレクサが読み上げてくれます。

しかも1手順ごとに作業が終わるまで待っていてくれるという献身ぶり。

手が汚れていても操作できるので、調理がとてもはかどりました。Cubeに追加されたタイマー機能を使えば、煮込み時間もバッチリ。忙しい主婦の強い味方です。
クックパッドは音声検索はもちろん、レシピの読み上げにも対応しています。手順ごとに読み上げを停止してくれるのでゆっくり調理できました
また、「5分後にタイマーを鳴らして」という使い方も。

キッチンタイマーの代わりとしてだけでなく、目覚ましとしても機能します。これはCubeだけでできました。

ただ、残念ながらクックパッドを一度終了しないと設定できませんでした
  • Cube vs Stickシリーズ!
    Cubeもいいけど、4Kが一押し
Cubeのレビューが終わったところで、Stickシリーズとも比較してみました。

それでは、実際に試してわかったポイントについて、詳しく紹介していくことにしましょう!
  • Check①動作速度
    アプリ起動も動画再生も高速化されているから気持ちいい!
4Kテレビに接続して、動作にかかった時間をチェックしました。
Fire TV Cube Fire TV Stick 4K Fire TV Stick
デバイス起動 23秒56 35秒67 45秒20
アプリ起動 1秒91 3秒02 3秒92
動画再生 1秒19 1秒78 1秒38
サーチ後再生 1秒44 1秒09 2秒42
実際に各操作を5回ずつ行い計測しています。

上の表はその平均値ですが、「Fire TV Stick 4K」「Fire TV Cube」はデバイス、アプリともに起動時間は短く、ほとんど待つということはありません。

「Fire TV Stick」もガンバってはいましたが、デバイスの起動時間の長さはさすがに気になりました。
  • Check②画質
    4Kテレビならぜったい4K対応
オーディオ・ビジュアルライターの折原氏にも同席してもらい、4Kテレビ4K・HDRに対応した動画を視聴しました。

Wi-Fiでは不安定ではありましたが、しっかりと4K映像を楽しむことができました。
4K非対応の「Fire TV Stick」でも画質はさほど悪くありません。離れて見る分には大きな違いは感じられませんでした。しかし、画面に近づいてみたところ、「Fire TV Stick 4K」の4K映像は精彩さがまるで違うことがわかりました。

4Kテレビに接続するなら「Fire TV Stick 4K」もしくは「Fire TV Cube」を選ばないのはもったいないです。
  • Check③リモコン
    アレクサボタンで音声操作が可能
右が3モデルに共通の現行リモコン、左は更新前の「Fire TV Stick」に付属していたリモコンです。

4K版では、ボディは小さくなったのに電源音量(UP/DOWN)ミュートの4つのボタンが追加され、使い勝手がよくなりました。
❶音声入力(アレクサ)
❷カーソル移動
❸決定
❹戻る
❺ホーム
❻メニュー表示
❼早戻し
❽再生/一時停止
❾早送り
⑩電源
⑪音量(UP)
⑫音量(DOWN)
⑬ミュート

リモコンの操作感は変わりませんが、音量を操作するためにテレビのリモコンに持ち変える必要がないのはラクです。更新前の「Fire TV Stick」ユーザーなら操作がかなり快適になります。
  • Check④Cube vs Stick 4K
    実はアレクサでできることはほぼ差なし
動作性能・スペックともに「Fire TV Cube」が少しだけ「Fire TV Stick 4K」を上回りましたが、「アレクサ」でできることに差はあるのでしょうか? 

前述のCubeテストを踏まえて、4K・HDR対応「Fire TV」同士でテストしてみました。
音声入力 Fire TV Cube Fire TV Stick 4K
「カメラを止めるな」を再生して
「ゲーム・オブ・スローンズ」を再生
エピソードを表示して ×
シーズンを見せて
(動画再生中に)30分飛ばして
(動画再生中に)次のエピソードを再生
今日のニュースを教えて
今日はなんの日?
音量を大きくして
テレビを点けて
「アレクサ」の音声入力を比較した結果が上表のとおりでした。

タイトルを指定してのプライム・ビデオでの動画再生アプリの起動再生操作音量操作など、どちらもできるのでとにかく操作がラクチンでした。

唯一、「Fire TV Stick 4K」の音声操作でできなかったのが、前述の通り、人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のエピソード一覧を表示することでした。

たったこれだけの差ならかえって「Fire TV Stick 4K」のコスパの高さが際立ちました。
  • Check⑤アレクサ vs Siri 
    再生中の操作までほぼ互角!
最後に、一足先に音声アシスタントの「Siri」を搭載していた「Apple TV」と「アレクサ」でできることを比較。

結果は下の表のとおり、動画の再生アプリの起動再生中の操作までほぼ互角でした。
音声入力 Fire TV Stick 4K Apple TV 4K
「ピクセル」を再生して ×
「海街daiary」を再生して
「Hulu」を起動して
「Hulu」で「ゼロ」を再生 × ×
「TVer」を起動して ×
「TVer」で「マツコの知らない世界」を再生 × ×
(動画再生中に)30分飛ばして
(動画再生中に)次のエピソードを再生 ×
今日のニュースを教えて ×
今週の天気が知りたい
「ピクセル」を再生できなかったのは、Prime Musicを検索してしまったため。「映画の」と付ければ再生できました。音声入力でできる操作は「Siri」とほとんど互角にまで迫ってます!

話はズレますが、上の表で注目してほしいのが「TVer」です。テレビ番組の見逃し配信を行っている人気サービスが対応しているのは「Fire TV」のみ。ユーザーなら「Fire TV」を選ぶ理由になります。

こちらは、Appleの「Apple TV 4K」。iPhoneユーザーならAirPlayでかんたんに画面ミラーリングができます。
Apple
Apple TV 4K(32GB)
実勢価格:2万989円
  • Fire TV Stick 4Kが
    Echoで操作できた!
「Fire TV」と同じく「アレクサ」を搭載しているスマートスピーカーの「Echo」。

スマホアプリを使ってふたつのデバイスを連携することで、「Echo」に話しかければ「Fire TV Stick 4K」でも動画を再生できるようになります。
Fire TV Stick 4K」と「echo」の組み合わせは、同様にリモコンなしで音声操作ができる「Fire TV Cube」よりもテレビまわりがスッキリするので、これはこれでアリです。

Amazon
Echo Dot 第3世代
実勢価格:5980円
  • Fire TV Stick 4Kは
    USB給電装置でも動きました
テレビまわりに電源の空きがないという場合、テレビのUSB端子から電源供給できる、こんなお助け製品はどうでしょう。レビューを見るとテレビによって、使えたり、使えなかったりするようですが、今回、編集部で検証に使ったテレビの場合は、「Fire TV Stick 4K」が問題なく動作しました。
Mission Cables
Mission Cables
実勢価格:2200円
  • 音声認識はCubeもStick 4Kも変わらず
    だったら安いStick 4Kもぜんぜんアリ!
以上、Amazonの「Fire TV」の紹介でした。ネット動画を見ることができるテレビが増えてますが、「Fire TV」のような専用機に比べると、使い勝手では劣る部分もまだまだあります。そういった面でも、Fire TVシリーズはホントおすすめです。

Cubeも面白いですが、快適にネット動画サービスを楽しみたいなら、映像・コスパともに抜群の「Fire TV Stick 4K」が、特におすすめです!

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