【比較検証】花粉に強い空気清浄機、おすすめ人気ランキング14選【2019年最新版】
2019年03月20日(水)
360.life編集部
360.life編集部/Test by 家電批評編集部
【比較検証】花粉に強い空気清浄機、おすすめ人気ランキング14選【2019年最新版】
いよいよ春まっさかり! しかし、そうすると、気になるのが花粉です。また、気を抜いたら台所から、すえたニオイも……。そんな暮らしのストレスを解決する、空気清浄機。話題の14台を比較してみました。

▼本記事のテスト、および監修・取材協力はコチラ

松下和矢 LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢
晋遊舎の専門テスト機関「LAB.360」の室長。消費者の視点で数多くの商品テストに従事。日用雑貨や家電製品が専門。
家電批評 本音でテストする家電購入ガイド
家電批評
創刊9年を迎える家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
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  • 空気清浄機の有無で
    部屋の快適さが激変します
空気の中に漂うホコリや花粉を除去してくれるものが、空気清浄機です。

使ったことがない人は、本当に効果があるのか。あるいは、そんなに大した変わりはないのじゃないか。そんなふうにお考えかもしれません。

ですが、今回、現在売り出し中の空気清浄機14台をテストしてみたところ、それぞれが実に優れた性能を発揮することがわかりました。
●実験中のひとコマ。これはニオイを除去する性能を確かめているところです
もし、購入をご検討されるのであれば、もっとも優秀なモデルを選んでいただきたいのはもちろんです。

でも、大前提として、部屋の中にこれら最新の空気清浄機が1台あるだけで、居心地の良さが断然違ってくるのだ……ということをご理解いただいたうえで、読み進めていただけますと、より、リアリティを感じられると思います。
  • HEPAフィルター搭載モデル
    50台から厳選した14台を比較
テストに際しては、まず対象となるモデルの選定から始めました。

ちなみに、今回は「HEPAフィルター(※)、あるいはそれに準ずるフィルターを搭載していること」を条件にしています。

※「格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有しており、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター」(JIS規格)

なぜなら、過去に家電批評誌、MONOQLO誌にて、たびたびご紹介しております無印良品の「MJ-AP1」という空気清浄機の性能を、ひとつの基準にするためです。
無印良品
空気清浄機 MJ-AP1
実勢価格:3万8900円
下の記事をご覧いただければおわかりいただけるはずですが、ホコリにも臭いにも抜群の効果を発揮。見事、ベストバイに輝いた経歴を持ちます。
ということで、家電量販店の店頭で大々的に取り上げられているもの、アマゾンなどのネット通販で人気を博するものなど、テストするべき製品を洗い出したところ、50台の空気清浄機がリストに上がりました。
●写真は家電量販店のもの。春先は売り場の勢いがすごい!
しかし、50台を比較するのは、時間的にも予算的にも現実的ではない。

そこで、先にご紹介しました無印に加え、一般家庭で購入できる価格帯で、かつ過去に本誌でポジティブなレビューを加えたことがあるもの、話題性が高いもの、といった具合で絞り込み、最終的に各メーカーと折衝したうえで確定した対象製品が、下記の14製品です。
画像が見にくいかもしれないので、念のため、下記にリストもご用意します。

(写真右上より)

バルミューダ
BALMUDA The Pure
実勢価格:5万6160円

カドー
LEAF 120
実勢価格:4万2120円

カドー
LEAF 320i
実勢価格:5万9400円

パナソニック
空気清浄機 F-PXR55
実勢価格:3万390円

無印良品
空気清浄機 MJ-AP1
実勢価格:3万8900円

ブルーエア
Blueair Classic 280i
実勢価格:3万8685円

ブルーエア
Blue PURE 411
実勢価格:1万9200円

ダイキン
加湿ストリーマ 空気清浄機 MCK70V
実勢価格:4万6800円

(写真右下より)

シャープ
KI-JP100
実勢価格:7万9393円

シャープ
KC-G50
実勢価格:1万6800円

シャープ
KC-J50
実勢価格:2万5950円

パナソニック
加湿空気清浄機 F-VXR70
実勢価格:5万5223円

日立
ステンレス・クリーン クリエア EP-NVG70
実勢価格:3万4481円

ダイキン
加湿ストリーマ 空気清浄機 MCK55V
実勢価格:3万7800円
  • 適用畳数? センサーの有無?
    最高の空気清浄機の選び方
ところで、空気清浄機を選ぶとき、皆さんは、どんなことを気にしますか? 

家電量販店の売り場では、花粉、ハウスダストなど、鼻がむず痒くなるような謳い文句が溢れています。

「あの苦しさを解決してくれるのなら、今すぐ買うよ」……となる前に、まず気にしていただきたいのが“16畳相当”“20畳相当”などと表示されている部分です。
これは、通の方ならご存じであろう「適用畳数」「適用床面積」などと呼ばれる「30分間で空気をキレイにすることができる範囲」を示すもの。

要するに、その空気清浄機が持つパワーの度合いです。ですので、まずはこの数値を選択の基準にするというのが、正しい道筋になります。

ちなみに、自分の部屋にぴったりなものではなく、より広いものを選ぶのがポイントです。

しかし、「じゃあ、適用畳数が大きい製品の中から、花粉やニオイに対する効果をアピールしているものを選べばいいわけね」……と判断するのも、じつは早計であるということが、今回のテストを通じて判明しました。

なぜなら、対象機種14台のうち、そのほとんどが花粉を捕獲する一定の能力を持ち、かつ、ニオイをも消す力があることが証明されたからです。

具体的な例を挙げます。下記写真の「花粉除去テスト(詳細は後述します)」を行ったときのこと。
ここでは、一定の距離から噴霧した花粉をどれくらい吸い取ってくれるものかを計測しました。下記写真の白色の粒が花粉です。これが少ないほど優秀です。
●空気清浄機を使用していない状況
●バルミューダ「BALMUDA The Pure」を使用した状況
空気清浄機を運転していない場合は、床に置いたシャーレの観察地点に残された花粉が平均735個だったのに対し、もっともスコアが悪かった製品でも平均165個。

空気中の花粉のおよそ7割を吸い取る力を持っていると判断できる材料が出たのです。

さらに、もっともスコアがかったバルミューダは、なんと平均5個。これは噴霧した花粉のほとんどを吸い取ってくれたといえる結果です。

花粉の飛散が多い日でも、最新型の空気清浄機を1台部屋に置いておくことで、花粉対策効果が見込めるということが、おわかりいただけるのではないでしょうか(※床に落ちてしまった花粉に対しては、有効ではありません)。

また、これは同時にハウスダストに対しても同様の効果が見込める結果ともいえます。というのも、花粉のサイズが30~40マイクロメートルであるのに対し、ダニの死骸や繊維のクズ、ペットの抜け毛などのハウスダストは、おおよそ10~100マイクロメートルが主。

テストで立証したわけではありませんが、小さく重たい花粉に対してこれだけの効果があるわけですから、同様に、ハウスダスト対策としても、非常に有効な手段として提案できるものです。

ちなみに、春先は見過ごされがちですが、空気清浄機のもう一つのウリである、消臭効果についても芳しい結果が出ています。
●密閉空間でタバコを炊いて、空気清浄機をフル稼働している図です
タバコのニオイを構成する3種類の臭気を、30分間でどれだけ除去できるかという、日本電機工業会基準に即したテストを行ったところ、全14台のうち、8台が100%を記録。残り5台も「ニオイ除去効果あり」と認められる数値をクリアしました。

花粉もニオイも対処してくれる性能は、すでに当たり前になりつつあるのです。

それでは、私たちは、一体何を基準に空気清浄機を選択するべきなのか。

ここでご提案したいのが、花粉やニオイを効果的に排除してくれると同時に、部屋の中のホコリやニオイの存在を察知し、自ら対処を始めてくれるセンサー能力を併せ持つという条件です。
●これは、ホコリやニオイを察知すると、光の色が変化するタイプです
空気清浄機本体の表示やアプリなどを通じて、部屋の空気の状況を教えてくれる「見える化」が話題になっていますが、もう一歩先んじて、「知らない間に部屋の空気がキレイになっている」状況を手に入れる。私たちは、それくらい欲張ってもいい状況にあるのです。
また、最近のトレンドとしては、加湿機能やWi-Fi連動、中には早くもスマートスピーカーに対応した製品も登場しています。今回はそのあたりの付加機能については評価項目に加えていませんが、使用レビューはございますので、どうぞご参考に
  • ということで、今年最高の
    空気清浄機を探した方法がこちら!
LAB.360の松下所長と何度もミーティングを繰り返し、2019年に買うべきモデルを選定するために考案したのが下記のテスト内容です。

「もっとも適切な空気清浄機の選び方」とリンクする、全6項目になります。
●これは「⑤稼働音比較」の様子
①花粉除去テスト
各製品を運転し気流を作り、スギ花粉0.1gを噴霧。床に置いたシャーレに付着したスギ花粉をマイクロスコープで観察し、花粉数をカウント。もちろん、数が少ない方が優秀です(20点満点)。

②ニオイ除去テスト
1立方メートルの箱でタバコを発煙させ「アンモニア」「酢酸」「アセトアルデヒド」の3臭気の除去率を算出。日本電機工業会基準の試験内容に合わせたものです(20点満点)。

③適用畳数比較
各メーカーが発表する適用畳数を比較し、所定の割合で評価を加えました(20点満点)。大型なものほど有利になりやすいため、左下の「取り回し比較」でバランスをとっています。

④ホコリ・ニオイセンサーテスト
所定の位置から粉塵(関東ローム層の土)およびヘアスプレーを散布し、センサーが反応する距離、時間を計測し、評価。ホコリ、ニオイをそれぞれ10点満点で評価。計20点満点としています。

⑤稼働音比較
JEM1467基準に則り、各空気清浄機表面から1mの距離をとり、正面、右側、左側、真上の4箇所の稼働音を測定。ここでは、もっとも静かなモード時の平均値で評価しています(10点満点)。

⑥取り回し比較
使ってみた感想ではなく、各空気清浄機の体積(底面積×高さ)、設置時に必要になる壁との距離、そしてフィルター交換のスパンを評価したものです(10点満点)。


上記の性能比較にくわえ、一般家庭での活躍度を確かめるため、主婦ライターである石原美紀子さんのご自宅でも全製品を試していただき、レポートを頂戴しております。
形状もサイズも思い思いの空気清浄機には、果たしてどんな違いがあるのか。その答えをこれより大発表いたします。
  • 【第1位】使うたびに確信する
    2019年春の王者です
花粉除去数値6・0個、ニオイ除去100%、センサー感度満点。

気がつけば、花粉も、ハウスダストも、そして生活臭も感じない。そういう、快適な暮らしを守ってくれる、2019年春の時点で購入可能な空気清浄機の中でナンバーワンだと断言できる製品です。

過去ベストバイだった無印を凌駕したその実力は、見事というほかございません。
パナソニック 
加湿空気清浄機
F-VXR70
実勢価格:5万5223円
サイズ:W398×D279×H640mm
重量:約10.2kg
空清時適用畳数:31畳(51㎡)
空清時消費電力:ターボ60.0W(約1.7円/h)・中10.0W(約0.3円/h)・静音5.5W(約0.2円)
加湿時適用畳数:19畳(32㎡)
●加湿機能付き
花粉やニオイの除去能力もさることながら、強くお伝えしたいのは、センサーの優秀さです。

特に、ホコリセンサーの性能を確かめるテスト時には、対象となる細かな土を目の前に置いた瞬間、またたくまに検知し、運転モードを変更。実際の暮らしの中でも、間違いなく頼れる片鱗を見せてくれました。
●「暮らしを見守ってくれる」という言葉を実感しました
実際に、ご自宅で使用していただいたライターの石原さんからも「前面下から空気を吸い込むので、ホコリが非常によく取れる。犬の毛もニオイも、めっちゃ取ってくれました」と、絶賛の声が。
●吸気口が前面下部についている影響も大きそうです
ちなみに、全製品を使用していただいた中で、飼い犬の抜け毛に言及しているのは、パナソニック製品だけ。おそらく、気流のつくり方に長けているからこその、効果の実感だと推測されます。

あえてネガティブな点を挙げるとするならば、若干サイズが大きめであることと、微妙に重心がずれている取手の位置。また、「ナノイーX」の独特の香りも気になる方がいらっしゃるかもしれません。

とはいえ、公式サイトに記載されている「日本アトピー協会推薦品」という触れ込みにも納得してしまう最高の空気清浄能力は、いささかも揺るぎません。
フィルターは本体表面の「プレフィルター」と、内部の「HEPAフィルター」「スーパーナノテク脱臭フィルター」の3層式。10年間交換不要というタフさがうれしいところ。
  • 【第2位】お値段もちょうどいい
    絶妙バランスの日立
家電量販店の店頭やネット通販で特別目立つことはなく、対象製品をリスト化しているときにも注視した製品ではありませんでした。

ですが、花粉除去テストで平均18・3個を記録し4位に食い込み、ニオイ除去テストで満点を達成。稼働音も上々の数値を残すなど、テストが進むにつれ、次第に存在感を高め、最終的には全体2位にまで上り詰めた、当企画のダークホースです。
日立 
ステンレス・クリーン
クリエア EP-NVG70
実勢価格:3万4481円
サイズ:W360×D254×H669mm
重量:約11.8kg
空清時適用畳数:32畳(53㎡)
空清時消費電力:ターボ59W・強16.0W・中9.0W・弱6.0W
加湿時適用畳数:19畳(32㎡)
●加湿機能付き
ニオイセンサーは満点、ホコリセンサーも12秒で反応するなど、察してくれる能力も優秀。

それでいて価格設定が3万円台と抑えめに設定されているのですから、お茶の間に対するバランスの良さは非常に秀逸と言えるのではないでしょうか。
適用畳数も32畳と比較的高め。スマートな見た目に反して(?)頼れる姿を見せてくれました
検証の一部始終を担当したLAB.360の松下所長も「私が購入するなら、この製品ですかね」と推すほど。なぜ話題を呼ばないのかが不思議なくらいの実力者、というのが、テストを通じた正直な感想です。
●タッチパネルの操作感もよし。チャイルドロック機能もあります
こちらもあえてネガティブな点を挙げるとするならば、前面にガラスパネルを採用している影響か、重量11・8㎏と、想像以上にズッシリくる点です。

キャスターがついているので移動はラクですが、見た目のスマートさと、実際のサイズの違いにはご注意ください。
フィルターは「ステンレスプレフィルター」「HEPAフィルター」「脱臭フィルター」の3枚が並びます。10年間交換が不要なのもポイントです。
  • 【第3位】もはや無印の定番
    小さくてしっかり働く頑張り屋
小さくて、軽くて、見た目も愛らしい無印良品の空気清浄機です。
無印良品 
空気清浄機 MJ-AP1
実勢価格:3万8900円
サイズ:W250×D250×H498mm
重量:約6kg
適用畳数:30畳
空清時:ジェットクリーニング:32.0W(約0.9円/h)・風量3:10.0w(約0.3円/h)・風量2:7.0W(約0.2円/h)・風量1:4.0W(約0.1円/h)・アイドリング:4.0W(約0.1円/h)
過去にベストバイに輝いた経歴もありますが、今回は惜しくも3位という結果になりました。とはいえ、花粉とニオイに対する効果の高さは、全製品中でもトップクラス。その実力は、疑いようもありません。

惜しむらくは、ホコリセンサーがやや鈍い点。検知はしたものの、作動するまでのタイミングにラグがありました。
バルミューダと共同開発された「360°集塵脱臭フィルター」。1年ごとの交換が推奨されていますので「無印良品週間」などのセール日に購入しておくと便利です。
  • 【第4位】花粉除去能力は
    全製品中No.1
全14製品の中で、最高の花粉除去能力を発揮。さすがは、バルミューダです。
バルミューダ 
BALMUDA The Pure
実勢価格:5万6160円
サイズ:W260×D260×H700mm
重量:約7.4kg
適用畳数:36畳(60㎡)
消費電力:2.0~72.0W
ニオイ除去能力も高く、ポテンシャルは屈指でした。

「やっぱりかっこいいし、夫が一番欲しがったのはこれです」と石原さんが語るように、男心に響くフォルムも秀逸。LEDによるライトが気になる場合、キャンセルすることも可能です。

ただ、今回はニオイセンサーの反応が今ひとつでした。

ちなみに、こちらは3月14日発売されたばかりのピッチピチです。
「活性炭脱臭フィルター」「TrueHEPAフィルター」「プレネット」からなる3層構造。本来の性能を保つためには1年に1回の交換が推奨されています。
  • 【第4位】適用畳数は46畳
    大風量でも、静かに稼働します
    
今回最大の適用畳数(46畳)とサイズ感。一般家庭には置きにくいかと思われましたが、使ってみると「キャスターがすごくいい。前後左右だけじゃなく、回転もできるので、掃除のときによけやすいです」(石原さん)と、工夫が光った一台です。
シャープ  
KI-JP100
実勢価格:7万9393円
サイズ:W427×D371×H738mm
重量:約17kg
空清時適用畳数:46畳(76㎡)
空清時消費電力:ターボ95.0W(約2.57円/h)・強60.0W(約1.62円/h)・中44.0W(約1.19円/h)・静音5.3W(約0.14円/h)
加湿時適用畳数:26畳(43㎡)
●アプリ
●加湿
●スマートスピーカー連携
センサー感度が高く、稼働音も静か。かつ、スマスピ連動やおしゃべり機能などハイエンドらしさを感じますが、吸気口が背面にある影響か、花粉に対する効果が伸び悩んだのは残念。
自動掃除機能を搭載した「プレフィルター」と、交換目安10年の「ガスもと~る脱臭フィルター」&「静電HEPAフィルター」の3層構造。集じん性が続くのが利点です。
  • 【第6位】花粉の季節以外なら
    じゅうぶんに活躍してくれます
「ニンニク、枕、玄関の靴のニオイ、犬のニオイ、すべて非常によく取れました」(石原さん)と、使用感はおおむね好評でした。
パナソニック 
空気清浄機 F-PXR55
実勢価格:3万390円
サイズ:W300×D195×H580mm
重量:約5.8kg
適用畳数:25畳(41㎡)
消費電力:ターボ49W・中11W)・静音7.0W
テストでもニオイ除去、各種センサーの評価は抜群で、パナソニック製品のクオリティの高さを感じさせてくれます。

ただ、適用畳数が25畳と、やや低めであることが影響したのか、花粉除去数値が138.3個と、平均を大きく下回りました。価格とのバランスも良いだけに、惜しい結果です。
フィルター自体は1位「F-VXR70」と同じものです。花粉除去テストの結果に差がついたのは、やはり本体の吸引能力によるものが大きいようです。
  • 【第7位】大きな隙はありません
    アプリを使いたい派なら問題なし
花粉除去数値は44.3個、ニオイ除去率は100%を達成。適用畳数25畳ながら、他製品に劣らない数値を残したのは、さすがブルーエアといったところでしょうか。
ブルーエア 
Blueair  Classic 280i
実勢価格:3万8685円
サイズ:W440×D210×H63mm
重量:約10kg
適用畳数:25畳(41㎡)
消費電力:15.0~52.0W(約0.4~1.4円/h)
センサーもホコリよりニオイの方が数値が良いなど、どちらかといえば臭気に対する強みがありました。

「10kg近くあるけど運びやすい。スマホがコントローラーやモニターのかわりになるのもいい」(石原さん)と、使用感もまずまず。
フィルターは「ダスト」「ニオイ」の2種類を使い分けるタイプ。1日中使用する場合、6ヶ月での交換が必要ですが、掃除が不要なのはうれしいポイント。
  • 【第8位】アレクサと連動する
    頼もしい空気清浄機です
花粉除去数値19.0個、センサー類もおおむね高評価。ただ、ニオイ除去率が71.9%と、事前の期待度からすると、やや意外な結果になったのがこちらの一台です。
ダイキン
加湿ストリーマ 空気清浄機
MCK70V
実勢価格:4万6800円
サイズ:W395×D287×H600mm
重量:約12.5kg
空清時適用畳数:31畳(51㎡)
空清時消費電力:ターボ73.0W(約1.97円/h)・標準16.0w(約0.43円/h)・弱10.0W(約0.27円/h)・しずか7.0W(約0.19円/h) 
加湿時適用畳数:18畳(29㎡)
●加湿機能付き
ニオイ除去率は50%を超えると「効果あり」と認定されますが、優勝候補の一角であっただけに、残念さを感じます。ただ、アレクサを通じてコントロールできる機能は白眉。両手が塞がっても操作できるのは秀逸です。
中央の「TAFUフィルター」は10年間交換が不要。フィルターを通過する0.3マイクロメートルの粒子を99.9%除去するという性能を誇ります。

また、ダイキンの広報さんによると「ストリーマという清浄技術によって本体内部に分解素を発生させ、フィルターが捕集した花粉やニオイを分解します」とのことです!
  • 【第9位】花粉とニオイを消して
    加湿もできるタワー型です
花粉除去数値は全体の7位、ホコリセンサーも優秀な数値でしたが、除去率、センサーともにニオイ関連に弱さを見せました。
ダイキン
加湿ストリーマ 空気清浄機
MCK55V
実勢価格:3万7800円
サイズ:W270×D270×H700mm
重量:約9.5kg
空清時適用畳数:25畳(41㎡)
空清時消費電力:ターボ56.0W(約1.51円/h)・標準17.0w(約0.46円/h)・弱10.0W(約0.27円/h)・しずか6.0W(約0.16円/h)
加湿空清時適用畳数:14畳(29㎡)
●加湿機能付き
●リモコン付き
ただ、今回唯一の「タワー型でありながら加湿機能が搭載」されている製品である点には注目です。「一般的なマンションの洗面台で普通に給水できるのはとてもよい」(石原さん)と、使用感も上々。
3層フィルターの上に加湿ユニットが設置されるため、特殊な形状になっています。10年間交換不要なのはメリットです。
なお、今回取り扱いました14製品中、唯一リモコンが搭載されている製品でした。
  • 【第10位】しっかり働く
    シャープが誇るエントリーモデル
シャープ空気清浄機、エントリーモデルの現行型です。
シャープ 
KC-J50
実勢価格:2万5950円
サイズ:W399×D230×H613mm・約7.5kg
重量:空清時適用畳数/23畳(38㎡)
空清時消費電力:強54W(約1.46円/h)・中13w(約0.35円/h)・静音3.1W(約0.08円/h)
加湿時適用畳数:14畳(23㎡)
●加湿機能付き
適用畳数23畳ながら、ニオイ除去率は100%と、きっちり働くタイプ。後にご紹介します11位の同社「G50」よりも性能が若干上がり、軽量・コンパクトになるなど、進化が見られます。

大学に入学した際に購入したら、卒業までつけっぱなしで使えるという長期的スパンでのコスパの高さは魅力的です。おまけに加湿機能付き!
「プレフィルター」「脱臭フィルター」「静電HEPAフィルター」の3層構造。10年間交換不要。エントリーモデルでもしっかりしているのは、さすがシャープといったところでしょうか。

ところで、冒頭でもちょっとお伝えしましたが、続く11位は同じシャープ製で、見た目もそっくりなんです。

いずれも、エントリー機ながらニオイ除去に強く、価格帯も抑えめで、人気を集めています。ただ、細かい部分でちょっとずつ進化を遂げているようで、テスト時にはJ50の花粉除去の数値が向上していました。
上部のコントロールパネルも変更されています。J50は部屋の空気の汚れや湿度をモニターで表示してくれます。
ですが、G50にあったキャスターがJ50では撤廃されています。動かしやすくて便利だったんですが、コスト的な問題?

ということで、続いてG50のご紹介です。
  • 【第11位】この価格でこの性能は
    はっきりいってお買い得
見た感じ、ほとんど一緒に見える「J50」と差がついたのは、花粉除去数値の差です。
シャープ 
KC-G50
実勢価格:1万6800円
サイズ:W399×D230×H615mm
重量:約7.7kg
空清時適用畳数:23畳(38㎡)
空清時消費電力:強54.0W(約1.46円/h)・中13w(約0.35円/h)・静音3.3W(約0.09円/h)
加湿時適用畳数:14畳(23㎡)
●加湿機能付き
J50が花粉除去数75.7個、こちらG50は165.0個と、おおよそ倍という結果が出ました。とはいえ、ニオイ除去率はいずれも100%、Amazon上での価格からすると、G50も捨てがたい……というか、超魅力的ではないでしょうか。
フィルター部はJ50とほぼ同一に見えました。花粉除去率に差がついたのは本体性能の向上によるものでしょうか。
  • 【第12位】花粉もニオイも対処
    センサー以外は文句なしです
ビジュアル的にパンチのある製品です。
カドー 
LEAF 320i
実勢価格:5万9400円
サイズ:φ242×H652mm
重量:約6.4kg
空清時適用畳数:26畳(42㎡)
空清時消費電力:最大33W・最小6W
●アプリ対応
花粉除去数値は22.0個、ニオイ除去率は80%以上と、なかなかの数値でした。

順位が伸び悩んだのは、ホコリ・ニオイのテスト時に、オートモードがうまく切り替わらなかったため。
フィルターは1年交換ですが、取り回しは良いので、見た目重視派なら後悔はなさそう。
  • 【第13位】小さいのに頑張って
    空気をキレイにしていました
直径24cm、高さ31.5cmという、愛らしいサイズとデザインが特徴。
カドー 
LEAF 120
実勢価格:4万2120円
サイズ:φ240×H315mm
重量:約4.4kg
適用畳数:15畳(25㎡)
このサイズ感でも花粉除去数値13.7個という記録は、正直驚きです。

ニオイ除去率も悪くなく、2台目にうってつけ。自宅で使用した石原さんからは、机周りで使用したところ、見事な効果を発揮したとの報告が。
物質捕獲サイズは0.09マイクロメートル以下と、小さいのに実力派のフィルターです。花粉はもちろん、PM2.5にも効果が見込めます。
  • 【第14位】どんな部屋でも
    花粉対策ができます
重さ約1.5kgという、とにかく軽い、驚異の空気清浄機です。
ブルーエア 
Blue PURE 411
実勢価格:1万9200円
サイズ:φ200×H425mm
重量:約1.52kg
適用畳数:13畳(22㎡)
消費電力:1.2~10W(約0.03~0.3円/h)
デザイン性にもすぐれ、花粉除去数値も23.0個と、見事な結果を残しました。

そもそも、センサーがないため今回のランキングは伸び悩みましたが、購入する理由はしっかりあるタイプです。こちらも、2台目としてぴったり。
ちなみに、この製品は、そのほとんどがフィルターでできているという、斬新なアイデアが採用されています。

カバーをはずすと……
そのおかげで、軽くてコストも抑えられるわけです。14製品中では最下位でしたが、独特の魅力をお感じになりはしませんでしょうか。
  • 【最終報告】あえてのオススメは
    やっぱりパナソニックです
およそ1ヶ月のあいだ、空気清浄機と一緒に過ごしていると、どれも愛着が湧いてしまい、点数化するのが心苦しい。だけど、テストで製品それぞれの個性があらわれると、それはそれでうれしい。そんな悲喜こもごもの決着が、この一覧です。
冒頭でもお伝えしたとおり、少なくともこのうちの1台を手に入れれば、ご自宅の居心地がぐんと良くなるのは間違いありません。それを承知のうえで、あえてオススメを挙げるならば、やはり総合的に隙がなかったパナソニックの「F-VXR70」でしょうか。

2位から6位までの上位陣が団子状態の中、圧倒的な結果を残し、触った誰もが、これは良いと手を打ったクオリティ。

赤ちゃんがいるご家庭、ペットと暮らす方、もちろん、ひとり住まいでも、私たちの暮らしを、知らない間にしっかりと守ってくれることは間違いありません。

いや、でも価格的に……、サイズ感がちょっと……、見た目は……、とお悩みなら、もう一度、冒頭の集合写真をご覧いただけますと、全14台をずらっと眺められますので、ぜひお目通しいただけますと幸いです。

それでは、くしゃみもニオイもない春を、楽しく元気にお過ごしください!

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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