同時接続でもド安定! メッシュWi-Fiルーターおすすめランキング 2019年最新版|家の隅まで電波が途切れない!
2020年01月11日(土)
高草真幸
高草真幸/Test by 家電批評編集部
同時接続でもド安定! メッシュWi-Fiルーターおすすめランキング 2019年最新版|家の隅まで電波が途切れない!
Wi-Fi接続に対応する機器が多様化し接続台数が増えたいま“快適に通信したい”というニーズが高まっています。そこで活用したいのが「メッシュWi-Fi」です。これさえあればWi-Fiの回線をいちいち切り替える必要がなく、かなり快適な通信環境に。戸建や広いマンションでWi-Fi導入を選んでいるならぜひチェックしてみてください。

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家電批評
創刊9年を迎える家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
古作光徳 氏 ITライター
古作光徳 氏
PC関連誌の編集部を経てフリーに転身。家電批評の特別編集「Wi-Fiがまるごとわかる本2019」の執筆と編集を担当。
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  • 複数のルーターを使うことで
    部屋の隅々まで電波が届きます!
自宅でWi-Fiを活用している人は多いと思いますが、広いマンションや戸建て住宅で利用していると、どうしても電波が届きにくく、途切れる場所が生じてしまいがち……。そんな人にオススメしたいのが「メッシュWi-Fi」です。

最近対応機器が増えている「メッシュWi-Fi」は、複数のルーターやサテライト(専用中継器)を設置し、文字通り網目のように相互接続してWi-Fiの通信範囲を広げるネットワークのこと。

離れた部屋や異なる階に子機を設置することで、家中どこでも電波が拾いやすい安定した環境を作り出すことができます。
子機を離れた部屋に置くことで家全体をカバー
このネットワークを活用すれば、接続する端末が5台、10台と増えても通信を分散させることができるほか、一番電波の状態がいいルーターに接続されるため高品位な通信が行るというメリットがあります。

複数のルーターや中継器を設置するものの、全体を通してひとつのネットワークと認識されるため、いちいち接続先を選ぶ煩わしさももありません
  • 対応機器を後から
    追加するという選び方もできます
便利なメッシュWi-Fiですが、デメリットのひとつが“価格の高さ”にあります。メッシュWi-Fi対応のルーターは単体でも割高であることに加え、さらに中継器が必要になるため、Wi-Fiルーター単体で運用するよりコストがかかるケースも珍しくありません。

しかし、大半の製品は親機となるルーターに専用中継器を接続する仕組みを持っているため、まずは親機だけを購入し、電波強度に不足を感じた場合、中継器を追加してメッシュWi-Fiを構築するといった選択もできます。
電波強度を補いたい場所がある場合などは、単体販売されている同じメーカーの専用中継機を購入することでメッシュWi-Fiに追加できます。
とはいえ、メッシュWi-Fiを利用することを前提とするなら、割安のセット製品を購入したほうがトータルコストが抑えられます。

ルーターの設置場所と使用場所が離れている場合や3階建て戸建て住宅のように複数の階をまたぐなど、明らかに電波が届きにくい場合は、初めから割安のセット売り製品を選ぶのが賢い選択と言えるでしょう。
  • どの製品を選ぶべきか
    一軒家を借りて検証しました!
メッシュWi-Fiは新しい規格なので、安かろう悪かろうというような機種はありません。電波の「メッシュ」が家をしっかりカバーでき、設定のしやすい機種を選ぶのが正解です。

性能は実際に使ってみないとわからないということで、家電批評編集部が都内一軒家で実際に検証をしました。各機種のアプリに従って、ネットワーク構築に最適な位置を調整し設置しています。

通信範囲の広さ・設定アプリの使いやすさ・転送速度を基準にしてテストを行いました。
アイ・オー・データ機器
I-Oデータ
Wi-Fiミレル
実勢価格:無料
検証に使用したのはこちらのアプリ。Wi-Fiの電波強度ヒートマップなどを「見える化」してくれます。そのデータをもとに、編集部で図版化しました。

ランキングに入る前に、一点確認しておきたいことがあります。
  • メッシュWi-Fiって中継機とどう違う?
    使い分け方のポイント
以前からあるメッシュWi-Fiと似た機能をもつものに、「無線LAN中継機」があります。その違いは、通信範囲を広げるか、通信距離を伸ばすか。

メッシュWi-Fiは、通信範囲の死角をなくせるのが利点。中継機は、電波の届く距離を伸ばせる機器です。どちらも1台では距離と範囲はそれほど変わらないため、ポイントは通信する場所や人数の違いになります。
  • 部分的に拡張する「ちょい足し」なら中継機
中継機は使っているルーターに接続するだけなので、機器のコストは当然下がります。別のメーカーでも問題ありません。ただ、拡張される範囲という意味ではメッシュWi-Fiに劣るのも事実。今あるルーターを活かしつつ2Fの一部屋だけ増設したい、という時には中継機も視野に入ります。
ネットギアジャパン(NETGEAR)
Nighthawk X4Wi-Fiエクステンダー
EX7300-100JPS
実勢価格:8548円
メッシュWi-Fi非対応の通常のルーターを1階にセットし、中継機を2階に増設。上記アプリを使い中継機能を検証しました。
中継機を2階に設置した場合、2階の電波強度は家の半分しかカバーできていないことがわかりました。ですが、赤くなっているエリアでまったく通信機器を使わないなら、中継機の方がコストが安く済みます。
  • スマートホームを作るならメッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiは広範囲で通信ができるため、家のどこからでもGoogle Home などのスマート機器に接続できます。リビングや寝室など機器の設置場所を決めなくても、家の中なら好きな場所に持ち込んでAmazon EchoやGoogle Homeなどが使用可能です。
また、中継機を挟むと面倒になることがあるレコーダー連携も、メッシュWi-Fiならば手軽に行うことができます。スマートホームを作るならメッシュWi-Fiが正解です。
使い分け方がわかったところで、さっそくメッシュWi-Fiのランキングを見ていきましょう。
  • 【1位】設定が簡単で使いやすさ抜群
    新規参入のVELOP
ベルキン(Belkin)
Linksys
VELOP
実勢価格:5万1500円
サイズ:約W7.9×H18.5×D7.9cm
重量:約630g
無線LAN規格:IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/400Mbps 5GHz/867Mbps) トライバンド対応
初期セット:3台
1位に輝いたのはLinksysの「VELOP」。2018年にメッシュWi-Fi業界に参入しました。使いやすさがひときわ目立った製品です。

通信範囲
速度テストでは一軒家のほぼすべてをカバーできました。間取り上もっとも遠い客間だけが低速になっていますが、これは5GHz帯と2.4GHz帯を自動で切り替える仕様のため。5GHz帯で通信できるなら、屋内のどこにいても高速な通信ができる優秀な製品と言えるでしょう。
全端末の一括管理からファームウェアの更新までをアプリで行うことができます。アプリの使いやすさもとても優秀。
ベルキン(Belkin)
Linksys App
実勢価格:無料
対応:iPhone/iPad/Android
実はVELOPは、アップルストアでの購入も可能なAppleの推奨製品。オンラインストアでも販売されています。ある意味「AirMac」の後継と言えなくもないかもしれません。

設定も簡単で通信速度も良好。初期セットで3台ついてくるのも嬉しいです。今からメッシュWi-Fiを導入するならまずVELOPをおすすめします。
  • 【2位】たった2台でもしっかりカバー
    1台でのカバー範囲はトップです
ネットギアジャパン(NETGEAR)
Orbi Micro メッシュWiFiシステム(RBK20)
実勢価格:2万3028円
サイズ:約W14.2×H6.1×D17.6cm
重量:約476g
無線LAN規格:IEEE 802.11a/b/g/n/acトライバンド対応
初期セット:2台
2位に入ったのはネットギアの「Orbi Micro」。初期セットは2台だけとはいえ、広い通信範囲と高い速度を誇ります。家の広さによっては2台でも十分なほど。

通信範囲
Orbi Microは2018年のベストバイにも選ばれた製品。3つの帯域が使えるトライバンド対応なので、今回のテストでも好成績を残しました。

2台でもしっかりと家全体をカバー。2階では通信速度の低下が見られたものの、子機を追加購入することで解消できるでしょう。
ネットギアジャパン(NETGEAR)
OrbiメッシュWiFiシステム アドオンサテライト(RBS50)
実勢価格:2万3019円
サイズ:約W17.3×H7.8×22.5cm
重量:約476g
無線LAN規格:IEEE 802.11a/b/g/n/ac
サテライトを購入すれば、部屋の広さに応じて増設ができます。もし低速に感じる部屋があったら、子機を追加してみましょう。
  • 【3位】1階だけなら無双状態
    WTR-M2133HP/E2S
バッファロー(BUFFALO)
WTR-M2133HP/E2S
実勢価格:3万600円
サイズ:約W23.1×H23.1×D7cm
重量:約970g
無線LAN規格:IEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/192Mbps 5GHz/866Mbps)
初期セット:親機+専用中継機2台
3位はバッファローの「WTR-M2133HP/E2S」。評判の高い「WTR-2133HP」を親機にして、中継機を2台つけた製品です。トライバンド対応の親機は、今回のテストでもっとも高速でした。しかし中継機の通信範囲が狭く、メッシュWi-Fiとしての性能には疑問が残る結果に。

通信範囲
親機は十分な速度を出しましたが、中継機はデュアルバンドと低スペック。そのためか1階の速度は文句なしのレベルでしたが、2階までしっかり通信が届いていませんでした。
  • 海外メーカーも続々と参戦!
    選択肢が増えてきています
メッシュWi-Fiが一般的に使われ始めたのはここ1年半程度。まだ登場して間もないといってもいいカテゴリと言えます。

しかし最近、日本国内メーカーはもちろん、ゲーミングユーザーから強い支持を得ている「ASUS」や、家電量販店でも扱いが増えつつある「TP-Link」など海外メーカーも続々と日本市場に参戦中。選択肢が増えたのはもちろん、価格もこなれてきた今が“買い時”と言っても過言ではありません。

以下のような機種が発表されています。過去に速度を測った機種については参考値を掲載します。(同じ環境で測っていないので上記ランキングには入れていません)

Google Wifi
グーグル(Google):Google Wifi:ネットワーク機器
グーグル(Google)
Google Wifi
実勢価格:4万2900円(3個パック)
サイズ:W10.6×H6.9×D10.6 cm 
重量:約340g
無線LAN規格:IEEE 802.11a/b/g/n/ac
  • 速度(参考値)
見た目もスッキリしていてシンプルに使いこなせるGoogleWi-Fiルーター。単体利用ができるほか、複数台を繋げることでメッシュWi-Fiが利用できます。

Deco M5
ティーピーリンクジャパン(TP-Link)
AC1300 メッシュWi-Fiユニット
Deco M5
実勢価格:2万1360円(3個パック)
サイズ:W12×H3.8×D12 cm 
重量:1160g
無線接続性:IEEE 802.11a/b/g/n/ac
  • 速度(参考値)
3パックの場合最大510、2パックで310もの広さをカバーするメッシュWi-Fiユニット。アンチウイルス・保護者による制限機能などを兼ね備えています。

Lyra mini
エイスース(ASUS)
Lyra mini
実勢価格:1万9778円
サイズ:W13.2×H3.75×D13.2cm
重量:約204 g 
無線LAN規格:IEEE802.11a/b/g/n/ac
  • 速度(参考値)
ルーターの性能や使い方などはGoogle Wifiに近いASUSの「Lyra mini」。同社のメッシュWi-Fi、「AiMesh」に対応します。ホームネットワークセキュリティ機能も搭載します。

GT-AX11000
エイスース(ASUS)
GT-AX11000
実勢価格:5万600円
サイズ:W24×H24×D6 cm 
重量:約1717g
無線LAN規格:IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax
同じくASUSからは、次世代のIEEE801.11ax規格(Wi-Fi 6)に対応したトライバンドルーターも出ています。8本の外部アンテナによって電波を強力に送受信し、シームレスな通信を実現しています。
  • 難しい設定は一切不要!
    アプリでサクッと繋げます
メッシュWi-Fiは、複数のルーターや子機を使って構築するため「難しそう……」。と思う人もいると思いますが、ほとんどの製品はスマホアプリを使って相互接続するための設定を行なう場合がほとんど。

画面の指示に従ってルータの電源を入れたり設置場所を決めるだけなので難しい設定は一切必要ありません。初心者でも安心ですね!
バッファロー製品の設定例です。画面の指示に従って設置場所を決めたり接続するためのボタンを押していけば簡単に設定できます。
メッシュWi-Fiネットワークの管理もアプリから行なえます。接続されている機器の詳細も確認可能です。
  • 【注意】メッシュWi-Fi=速いではない
    あくまでも「繋がりやすくなる」
電波をまんべんなく飛ばせるメッシュWi-Fiですが、通信速度が飛躍的に速くなるかと言えばそうではありません。Wi-Fiルーターと接続する機器の距離が近い場合は、単体で利用するWi-Fiルーターの方が通信速度が速いケースもあります。
しかし、通信距離が離れるに従って通信速度が落ちる単体利用のWi-Fiルーターとは異なり、メッシュWi-Fiなら通信速度の低下は少なめ。ほとんど見られません。結果、どこにいてもほぼ同じ通信速度が保たれるため、快適と感じられるのです。
以上、メッシュWi-Fiの基本とランキングでした。Wi-Fiにつなげているのに通信速度が遅いという方はデバイスが増えてしまっているせいかもしれません。家全体をカバーできるメッシュWi-Fiを設置して、通信環境を快適に整えてみましょう!

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