[現地実測]プリペイド海外SIMおすすめランキング9選|台湾台北で爆速・激安なSIMを発見!
ランキング
西尾 崇彦
西尾 崇彦/Test by 家電批評編集部

[現地実測]プリペイド海外SIMおすすめランキング9選|台湾台北で爆速・激安なSIMを発見!

今年もそろそろ海外旅行の準備が始まる季節。そこで、今回は家電批評誌で昨年の夏に私が台湾(台北)にて行った海外プリペイド海外SIMテストをプレイバック。一部製品は販売終了になっていたり、発売元が変わったりと移り変わりの多いSIM業界ですが、海外SIMの実測値などガチンコテストした結果ですので、ぜひ参考にしてくださいね。

本音でテストする家電購入ガイド
家電批評
家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
本記事は家電批評2018年8月号発売時点でのランキングとなります。

トラベル 海外でも出番の多いスマホ ネット環境どうしてますか?

海外旅行でも何かと出番の多いスマートフォン。地図を確認するにも、待ち合わせをするにも、撮った写真を共有するにも、ネット環境が不可欠です。

撮影した写真や動画をSNSへアップするとしたら、最低でも1日約100~150MB以上のデータ量を確保しておきたいところです。

しかし、キャリアスマホのローミングサービスは、数日の滞在ならお得なことが多いですが、夏休みの旅行など長期の滞在の場合は、割高になることも。また、格安SIMはそもそも基本的に海外ではデータ通信ができません。

さて、ほかにどのような選択肢があるでしょうか?

トラベル SIMの抜き挿しができるスマホ玄人には 「プリペイドSIM」がおすすめです

とにかく簡単かつ手軽にネットできればいい、という人には「レンタルWi-Fi」、スマホに詳しく、SIMフリーのスマホも使ったことがある人には「プリペイドSIM」がおすすめです。

SIMフリーのスマホ(他社のSIMカードでも使えるスマホ)が手軽に入手できるようになっている昨今、「プリペイドSIM」はより身近な選択肢となっています。

「レンタルWi-Fi」に比べると設定する内容が専門的なので、万人におすすめできるわけではありませんが、ある程度の知識がある人にとっては非常にメリットの多い方法です。

様々な業者がサービスを提供していますが、どれがベストなのかを探るべく、自腹購入したプリペイドSIM入りのスマホ9台を抱えて台湾に飛び、現地でガチテストしてきました!

今回は台北でのテストですが、ランキング上位の商品は、イギリスやフランス、ドイツなどのヨーロッパやカナダ、アメリカ、そして、中国、タイ、韓国などアジア各国などなど、世界各国で使えるものが多いのでぜひ参考にしてみてください。

トラベル 「プリペイドSIM」なら 海外でも“いつものように”使えます

そもそも「プリペイドSIM」とは何ぞや? というお話を。「プリペイドSIM」とは、利用前にチャージした分だけ使えるSIMのこと。国内のMVNO業者のSIMと異なり、維持費や固定費は必要ありません。

使いたい量を先払いする仕組みなので、いわゆる海外での「パケ死」を心配する必要もありません。

国や地域によってチャージ金額は異なりますが、「レンタルWi-Fi」よりも料金が安いサービスが多数。一度SIMを購入すれば、また海外に行くときに同じものを利用できるので、二度目以降はよりお得になります。

通信速度も申し分なく、4GのLTEに対応するサービスなら、実測で50Mbps~10Mbps程度のスピードを期待できます。

「プリペイドSIM」を挿していれば、モバイルルーターが不要になるため、スマホ1台で完結できる身軽さも大きな魅力! 日本にいるときとほぼ同じような感覚でスマホを利用できるでしょう。

トラベル 海外旅行用「プリペイドSIM」 入手から開通までの流れ

初期設定の方法は各社様々ですが、一般的な流れをご紹介しましょう。

1.SIMフリー端末を準備
SIMフリーの端末を用意します。
2.渡航先で使えるSIMを購入する
サービスによって利用できる国が異なります。渡航先で使えるかどうか確認し、オンラインショップなどで購入します。
3.ネット環境のある場所でセットアップ
購入したSIMが届いたら、オンライン経由でアクティベーションし、スマホに挿入します。スマホ本体の設定を行い、使いたい容量をチャージしたら開通です。

トラベル 利便性が高い反面 設定が難しく、手間もかかります

日本にいるときのように使えてなおかつ安い「プリペイドSIM」ですが、ここまでお読みいただいておわかりの通り、スマホのライトユーザーにはハードルが高く不向きです。

また、出発前にはSIMフリーのスマホを準備する、帰国後には設定をもとに戻す、といった手間がかかることもお忘れなく!

海外旅行用「プリペイドSIM」のメリット

  ・LTE回線を安く利用できる
  ・SIMによっては50Mbps以上の通信速度
  ・ほぼいつも同じように使える(電話番号は除く)
  ・プリペイドなのでパケ死の心配がない
  ・LINEなどもそのまま使える

海外旅行用「プリペイドSIM」のデメリット

  ・SIMフリーのスマホが必要
  ・詳細な設定が必要な場合がある
  ・帰国後、もとに戻す設定が必要

トラベル 【テスト方法】日本人に人気の台湾で 9製品を自腹現地ガチテスト!

今回は「プリペイドSIM」を選ぶ際に候補となるであろう9製品をピックアップしました。データ通信用と音声通話用がある場合は、データ通信用を選択。テストは台湾にて行いました。

「いつもの使い勝手を、より安く確実に実現できるSIMはどれか?」をテーマに、以下6つの項目を設定し、最終的に5点刻みの減点法で採点しました。

①初期費用の明朗度(20点)
②初期設定の親切度(20点)
③チャージ料金の明朗度(20点)
④安定した通信速度(20点)
⑤個人情報の必須度(10点)
⑥オプションの充実度(10点)

現地でのスピード計測には、 「ASUS ZenFone Go」と「RBB SPEED TEST」アプリを利用。合計4回の計測を行い、その平均を通信速度としました。
なお、本テストについて各社には一切告知なし、SIM購入費用は小社にて負担。覆面&自腹のガチテストです!

トラベル テストしてわかった! 「プリペイドSIM」を選ぶ6つのポイント

テスト結果&ランキング発表の前に、今回のテストを通じてわかった6つのポイントをお知らせしたいと思います。


ポイント1【初期費用の明朗度】
SIMそのものの価格にバラツキあり

まずは海外旅行用の「プリペイドSIM」そのものを購入する必要があります。アマゾンで手軽に購入できるものから、専用サイトでのみ購入できるものまで様々。

本体料金にサービスチャージとして30MB~1GBの通信費が含まれている、お得な商品もあります。
※編集部が実際に購入した価格です


ポイント2【初期設定の親切度】
スマホ画面でも設定しやすいのは少数派でした

多くの人がスマホ上で設定するであろうにもかかわらず、サクサク登録できた業者は少数派。入力しにくいうえに、そもそも何を入力するのかわかりにくいサイトも少なくありませんでした。
ポイント3【チャージ料金の明朗度】
料金も有効期限も結構違うんです

プリペイド特有のチャージ。国や地域ごとに金額が異なるSIMもあれば、一律料金のSIMも。特定の地域だけ非常に安いSIMも多く、渡航する国に適したSIMを選ぶことで、よりお得な通信環境を手に入れることができます。


比較ポイント
  サービスチャージはあるか?
  チャージの有効期限は?
  SIMの有効期限は?
  最低チャージ可能容量は?


ポイント4【安定した通信速度】
LTE非対応のSIMも多いんです

このご時世、当たり前のように4G LTEに対応しているかと思いきや、実は非対応であることも珍しくありません。

今回は台湾でのLTE対応状況を全SIM実測チェックしましたので、参考にしてください。同じLTE対応でも50Mbpsの爆速SIMがあれば、10Mbps以下のSIMもあり、そのあたりも要チェックです。
ポイント5【個人情報の必須度】
海外業者は住所不要が基本

多くのSIMで、オンラインでのアクティベーションが必要です。その際の個人情報としてメールアドレスだでよいところがあれば、住所まで入力させるところもあり、各社様々でした。

また、クレジットカードの代わりにPayPal決済ができるSIMもいくつかありました。
ポイント6【オプションの充実度】
通話マストという人はココ重要です

今回はデータ通信用のSIMを比較しましたが、サービスによっては通話もできます。いわゆる音声通話付きSIMがあれば、楽天のように国内電話の転送に対応するサービスもありました。通話が必要な人は、オプションの充実度をチェックしましょう。
テストしてわかった「プリペイドSIM」選びのポイントは以上です。

続いては、いよいよ9製品のランキングを発表します!

記事1位BEST 【1位】わかりやすくてちゃんと速い! 単価&期限も良心的な「GIGSKY」

今回ベストバイに輝いたのは、セルラー版iPadにも、アップルSIM対応サービスとして名を連ねる「GIGSKY」(ギグスカイ)でした。

実際に使ってみると、そのシンプルでわかりやすい仕組みがまず好感触。入力項目が多岐にわたる上に内容もわかりにくいSIM業者が多いなか、「GIGSKY」の登録事項はごくわずか。

PayPal決済にも対応しているので、最低限の個人情報だけで通信を始めることができました。

通信はLTE対応、現地実測でダウンロード23・9Mbpsをマーク。旅行で使うには十分なスピードでした。

本体価格にサービスチャージとして100MBが含まれているので、本体SIMを購入するだけで開通確認できるのも魅力です。

チャージ金額は激安というわけではないものの、少額チャージから大容量チャージまで現実的な金額で取り揃えており、海外旅行に最も無難な1枚といえるでしょう。

なお、アップロードの実測が1・08Mbpsとやや低調でしたが、これはプリペイドSIM全般にほぼ共通している傾向です。アップロードスピードを重視したいという方は、のちほど登場する現地SIMをご検討ください。
フロンティアファクトリー:GIGSKY:プリペイドSIM
フロンティアファクトリー
GIGSKY
本体SIM実勢価格:2580円
(パッケージ変更)
※1 SIM本体の購入代金と台湾にて実際に通信ができる状態にするまでにかかった最低費用。金額は編集部が購入した価格 
※2 最初に1GBを使える状態にするのにかかる費用。地域によって異なる場合は、最安の金額を記載。
※3 4回計測したダウンロードスピードの平均値

SPEC
●サービスチャージ(有効期限)/100MB(24時間)●チャージ(容量、有効期限)台湾の場合/1200円(100MB、1日)、3000円(250MB、30日)、4200円(500MB、30日)、6000円(1GB、30日)●台湾1GB/6000円 ●欧州1GB/4200円 ●米国1GB/6000円 ●SIM有効期限/なし ●4G LTE(台湾)/対応 ●対応国 90カ国以上 ●通話/非対応 ●Amazonでの購入/可能

「GIGSKY」のテスト結果がこちらです。
ダウンロードは実測で常に20Mbpsを超える数値をマーク。日本でスマホを使う感覚でサクサクとネットを活用できました。
こちらはセルラー版iPadの設定画面。モバイルデータ通信の項目からGIGSKYを選択できます。
アジアでも欧米でも大体同じくらいの料金なので、とりあえず1枚持っておくと安心です。

記事2位BEST 【2位】LTE対応1GBサービスは凄い! とにかくチャージ代金が安い「貼るSIM」

今回テストしたSIMの中では最も異色なのがこちら。現在使っているSIMに貼って使うタイプです。

設定を変更すれば帰国しても剥がす必要はなく、貼ったSIMも、その下にあるもともとのSIMも、どちらも利用可能に。

つまり、一度貼れば国内では普段契約している通信業者のSIMとして、海外では海外用SIMとして利用できるというスグレモノなのです。

さらに、本体代には1GBのサービスチャージが含まれるうえ、追加チャージも1GB7・5ドル~と激安。ハワイを含むアメリカも7GBで30ドル~というバルクセール並みの安さです。

気になる通信速度もLTE対応で実測値はダウンロード7・87Mbps、アップロード33・5Mbpsをマークしました。こんなに安くて便利ならベストバイでいいんじゃない? と思うかもしれませんが、一番のハードルはその設定項目の多さ。

プリペイドSIMの中には、設定不要、スマホに挿すだけで即通信可能な商品もある一方、本商品は21ページにわたる詳細なマニュアルがセットされるほど。

実際に設定してみるとさほど難しくはないのですが、スマホビギナーにおすすめできるかは微妙です。

また、現時点ではiPhoneのみサポートということで今回は2位に。頻繁に海外に行くという人には超魅力的な製品です。
アイツー:トラベルe-SIM 貼るタイプ:プリペイドSIM
アイツー
トラベルe-SIM 貼るタイプ
本体SIM実勢価格:2700円
SPEC
●サービスチャージ(有効期限)/1GB(30日) ●チャージ(容量、有効期限)台湾の場合/840円(1GB 5日)、1200円(3GB 7日)、1560円(3GB 14日)、2400円(5GB 30日) ●台湾1GB/ 840円●欧州1GB/1200円 ●米国1GB/1800円●SIM有効期限/なし ●4G LTE(台湾)/対応 ●対応国 140カ国以上 ●通話/非対応 ●Amazonでの購入/可能


「トラベルe-SIM 貼るタイプ」のテスト結果がこちらです。
本SIMは現在iPhoneのみサポートしているということで、今回はiPhoneでの実測テスト。アップロードは現地SIMに次ぐ高い数値をマークしました。
普段使っているSIMを土台にセットして、ガイドに沿ってSIMを貼り付けます。貼り終えたらそのままスマホにセット。設定を切り替えれば国内、海外と使い分けができます。

記事3位BEST 【3位】安くて速い「爆速SIM」はやっぱり現地SIM 台湾なら簡単に買えます

1位、2位を発表しておきながら、こんなことをいうと反感を買いそうですが、でもやっぱり「現地のSIMが一番」なんです。今回テストを行った台湾では特に、でした。

その理由は簡単。3日間、容量無制限、しかも100ドル分の通話付きで約1100円。おまけに通信速度は爆速のダウンロード50Mbps超え。アップロードも37Mbps以上と異次元でした。

iPhoneの場合は、通常APNの設定が必要ですが、今回のアンドロイド端末ではそれらの設定が一切不要、SIMを本体に挿すだけで通信することができました。

台湾のように旅行者向けのプリペイドSIMが充実している国ばかりではないので、すべての旅行先でベストとは限りませんが、現地SIMに一度チャレンジしてみる価値は大いにあります。
中華電信:3日行動上網計日型:プリペイドSIM
中華電信 
3日行動上網計日型
本体SIM実勢価格:300台湾ドル(約1100円)
SPEC
●容量無制限 ●SIM有効期限/3日間 ●4G LTE(台湾)/対応 ●通話/対応(100台湾ドル分) ●Amazonでの購入/不可


現地SIM「3日行動上網計日型」のテスト結果がこちらです。
現地SIMは空港で購入。パスポートの提示が必要でした。カウンターによっては、各種記入が必要な場合もあります。
平均50Mbps以上のダウンロードスピードをマークするなど、通信速度は圧倒的。これで無制限かつ通話もできるなら、選ばない手はない!?
SIMフリールーターを購入して、現地SIMを使うという手も。こちらは「ファーウェイE5577S」、アマゾンで約1万円で購入できます。

記事4位 【4位】欧州1GB最安クラス! アジアよりヨーロッパに強い「MightySIM」

4位となった「MightySIM」(マイティーシム)は、地域によってチャージ金額が異なりますが、特にヨーロッパでの安さに定評があります。ヨーロッパに多く渡航する方にはおすすめのプリペイドSIMといえます。

実際に使用してみると、「GIGSKY」同様、初期設定やチャージ画面が非常にわかりやすい! スマホ画面からでも入力しやすい数少ないSIMです。

現地での速度テストでは、ダウンロード6・37Mbps、アップロード1・79Mbpsとまずまず。

SIM自体の金額が690円と手頃であり、アマゾンでも購入できるため、旅直前でサクッと入手できるのも魅力です。SIMの有効期限はないため、1枚持っておいて損はないプリペイドSIMといえるでしょう。
eConnect Japan:MightySIM(マイティーシム):プリペイドSIM
eConnect Japan 
MightySIM(マイティーシム)
本体SIM実勢価格:690円
SPEC
●サービスチャージ(有効期限)/なし ●チャージ(容量、有効期限)台湾の場合/2900円(200MB、30日)、5800円(500MB、30日)、10600円(1GB、30日) ●台湾1GB/10600円 ●欧州1GB/2800円 ●米国1GB/10600円 ●SIM有効期限/なし ●4G LTE(台湾)/対応 ●対応国 100カ国以上 ●通話/非対応 ●Amazonでの購入/可能

「MightySIM」のテスト結果がこちらです。
LTE対応ではありますが、台湾では平均6.37Mbpsというスピード。実用的にはOKでした。
スマホ用に最適化された登録ページで、作りもわかりやすい。ビギナーにおすすめです。

記事5位 【5位】アジアなら即買いの「設定不要SIM」 挿すだけで4GBの無料通信「SIM2Fly」

2位の「貼るSIM」を最も異色と述べましたが、すみません、こちらのSIMも相当異色でした。

こちらのSIM、実はアマゾンのプリペイドSIM部門でベストセラー1位に輝く、隠れたヒット商品。じつに使い勝手のよい「使い捨てSIM」なんです。

今回の台湾テストでは、現地SIM同様、アンドロイド端末では挿入するだけで通信開始。APN等の設定は一切不要で(すべての端末で設定が不要かは不明)、ダウンロード3・83Mbpsのネット環境が手に入りました。

個人情報も一切不要で、気軽に8日間4GBのデータ通信ができる、まさに「使い捨て」のSIM。

発売元のAISがタイの通信会社であるためか、タイ語のメッセージが頻繁に届く点と、利用できる国がアジア17カ国限定という点は多少マイナスですが、それを考慮しても相当に使い勝手がよいことは間違いありません。
AIS:SIM2Fly:プリペイドSIM
AIS 
SIM2Fly
本体SIM実勢価格:1630円
SPEC
●サービスチャージ(有効期限)/4GB(8日)●チャージ時の住所登録/不要●SIM有効期限/約1年 ●4G LTE(台湾)/対応 ●対応国/17カ国 ●通話/非対応 ●Amazonでの購入/可能

「SIM2Fly」のテスト結果がこちらです。
通信速度は4Mbps弱。アクティベート後、8日間4GB利用可能。SIM自体の有効期限も別途あります。
通信を開始すると、タイ語のSMSが何通も届きますが、APNは自動で設定されました。国内ではAIS(SoftBank)と表示されました。

記事6位 【6位】4G対応のヨーロッパ従量制が激安! 住所登録不要、マニア向け!?の「トラベルSIM」

6位はアイツーの「トラベルSIM」。2位のe-SIMは貼るタイプでしたが、こちらは通常の挿すタイプです。

プリペイドSIMの中では、実は結構老舗の商品。エストニアの通信を母体にしているため、マイティーシム同様、ヨーロッパに強いSIMとなっています。

LTEにも対応しており、台湾で実測10Mbpsを超えるダウンロード速度をマークしました。

クレジットをあらかじめ購入してからデータチャージを購入するという仕組みや、パック料金よりも実はヨーロッパの従量課金が超激安であるなど、かなりマニアックな仕様となっていますので、少しでも安い料金を探して利用することが好きな人にはおすすめです。

こちらの商品もアマゾンで購入でき、有効期限がありません。とりあえず1枚持っておくと重宝する商品だといえます。
アイツー:トラベルSIM データ:プリペイドSIM
アイツー 
トラベルSIM データ
本体SIM実勢価格:1836円
SPEC
●サービスチャージ(有効期限)/なし ●チャージ(容量、有効期限)台湾の場合/3000円(125MB 、14日)、5400円(250MB 14日)、9000円(500MB 30日) ●台湾1GB/11988円 ●欧州1GB/2400円 ●米国1GB/9000円 ●SIM有効期限/最終利用から1年 ●4G LTE/対応 ●対応国 150カ国以上 ●通話/非対応 ●Amazonでの購入/可能

「トラベルSIM」のテスト結果がこちらです。
今回はデータ通信用を検証。通話もできるトラベルSIMトークもあります。
必要な個人情報がかなり少ないのはうれしいポイント。データチャージする際は、まず10ドル単位のクレジットを購入しておく必要があります。

記事7位 【7位】普段使っている番号で受信もできる 小容量通信におすすめの「楽天モバイル海外SIM」

7位の「楽天モバイル海外SIM」は日本のサービスらしく、データチャージ方法のバリエーションやその他オプションが充実しています。

特にパックは50MBで820円~、クレジット購入なら1000円~購入できるなど、ほんのちょっと使いたい人には選択肢が豊富です。

また、他社にはない特徴として、転送用の番号を購入できるサービスがあります。普段使っている番号にかかってきた電話を、購入した番号へ転送設定しておくと受信できるというもの。いつもどおり電話を受けたい人には検討の余地がありそうです。

一方で、1GBクラスのチャージはいずれの国もそこそこの値段ですが、速度テストでは4G非対応のダウンロードが5・44Mbpsというやや肩透かしの結果に。

通信速度や大容量チャージよりも、他のオプションに魅力を感じる人におすすめしたいSIMといえます。
楽天:楽天モバイル海外SIM:プリペイドSIM
楽天
楽天モバイル海外SIM
本体SIM実勢価格:3240円
(2019年1月31日サービス終了)
SPEC
●サービスチャージ(有効期限)/30MB(30日)●チャージ(容量、有効期限)台湾の場合/1040円(50MB、7日)、2310円(200MB、7日)、4950円(500MB、30日)、8470円(1GB、30日)●台湾1GB/8470円●欧州1GB/6380円●米国1GB/6930円●SIM有効期限/365日(チャージで1年延長、期限切れ時には無償での再有効化対応)●4G LTE(台湾)/非対応●対応国180カ国以上●通話/対応 ●Amazonでの購入/不可

「楽天モバイル 海外SIM」のテスト結果がこちらです。
初期設定は比較的わかりやすいのですが、本体SIMを購入できるのは楽天のみ。人によっては不便に思うかもしれません。
会員用サイトはスッキリとわかりやすい作りで、データ通信の履歴も細かく確認可能。通信スピードは平均で5Mbps、アップロードは1.46Mbpsでした。

記事8位 【8位】初期費用は他より高めです 音声つきも選べる「IIJmio」

第8位となった「IIJmio海外トラベルSIM」は、初期費用の点数がワーストに。SIM本体が3240円するうえに、データ通信用のスタートパックが3850円、音声付きでは4600円が必須となかなかの強気の価格設定です。

データの有効期限は他社が軒並み30日間であるのに対し、14日間と短く、こちらもマイナスポイントとなりました。

台湾での実測テストでは、4G非対応の5・83Mbpsと通信速度的にも魅力は低めです。一見わかりやすそうな設定画面も、今回のテスト時には同じところをループして一向に登録が完了しないなど、ストレスを感じる結果となりました。

おすすめできるポイントは、SIMを購入したあとから、データ通信か音声付きかを選べること。電話がマストであるという人にとっては、楽天同様、選択肢のひとつとなるでしょう。
インターネットイニシアティブ:IIJmio海外トラベルSIM:プリペイドSIM
インターネットイニシアティブ
IIJmio海外トラベルSIM
本体SIM実勢価格:3240円
SPEC
●サービスチャージ(有効期限)/なし●チャージ(容量、有効期限)台湾の場合/800円(100MB、1日)、3850円(500MB、14日)●台湾1GB/7700円●欧州1GB/7700円●米国1GB/7700円●SIM有効期限/最終チャージから1年 ●4G LTE(台湾)/非対応●対応国 42カ国以上●通話/対応●Amazonでの購入/不可

「IJmio海外トラベルSIM」のテスト結果がこちらです。
現地の実測では、アップロードは1.52Mbps。チャージ金額は高めで、大容量を使うというタイプではなさそうです。
「スタートパック」という他のSIMにはない概念は、わかりやすそうで意外と厄介。右は、スマホで見た設定画面です。

記事9位 【9位】2018年8月末サービス終了 価格も速度も残念なマイネオ

ワーストは「マイネオ 海外用プリペイドSIM」。こちらのSIMは、今回のテスト直前に今年8月末でのサービス終了が発表されました。

国内用のSIMは、小誌にて非常に評価が高かったので、海外用プリペイドSIMも期待をしていたのですが……サービス終了も納得の結果でした。

まずひとつは、とにかく初期設定で登録する項目が多すぎる点。手元にSIMが到着している段階で、本当に住所や電話番号を登録する必要があるのでしょうか。登録画面自体もスマホに最適化されていないので、それもストレス。

いざ開通できたかと思えば、通信速度が2Mbpsそこそこ。チャージ金額も他に比べて非常に割高で、仮にサービスが継続されていたとしても、おすすめでできるポイントはありませんでした。
ケイ・オプティコム 
mineo 海外用プリペイドSIM
本体SIM実勢価格:2709円
(2018年8月31日サービス終了)
SPEC
●サービスチャージ(有効期限)/30MB(30日)●チャージ(容量、有効期限)台湾の場合/650円(30MB、30日)、1480円(100MB、30日)、5480円(500MB、30日)、9800円(1GB、30日)●台湾1GB/9800円●欧州1GB/9800円●米国1GB/9800円●SIM有効期限/サービス終了●4G LTE(台湾)/非対応●対応国 100カ国以上●通話/非対応●Amazonでの購入/可(でした)

「mineo 海外用プリペイドSIM」のテスト結果がこちらです。
MVNO業者の海外プリペイドとしては、珍しくアマゾンで購入できるSIMだったので期待しましたが、残念な結果でした。
もっと使い勝手のよい、新しいサービスが再登場することを期待しています!

トラベル 【結論】万能「GIGSKY」がベスト 「貼るSIM」または「現地SIM」も有力候補

台湾にて行った「海外旅行用プリペイドSIM」9製品テスト。結果は次の通りとなりました。
ベストバイは万能タイプの「GIGSKY」。セカンドチョイスとしてとにかく通信費が安い「トラベルe-SIM 貼るタイプ」がおすすめです。

空港で、現地通信会社が旅行者向けにSIMを販売していたら、おそらくそれが一番安く、快適に通信する手段になるだろうと思います。

ただし、実際に現地に行ってみないとわからないことも多いため、やはり渡航前に入手できるプリペイドをひとつは持っていくべきでしょう。

プランも速度も各社様々な「海外旅行用プリペイドSIM」。今回のテストを参考に、色々試してみてくださいね。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。
  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • hatena
  • pocket

関連記事