観劇&ライブ目線で選んだ双眼鏡おすすめ最新ランキング16選[2019年]
2019年06月14日(金)
松田 健人
松田 健人/Test by 家電批評編集部
観劇&ライブ目線で選んだ双眼鏡おすすめ最新ランキング16選[2019年]
双眼鏡と言えば、野鳥…。間違いじゃないですが、それ古いです。最近の双眼鏡はめちゃめちゃ進化してまして、ライブの必須アイテムになってるんです。今回は、エンターテイメントをこよなく愛する識者と共に、現場を想像しながら選んだベストバイをご紹介。ライブ&コンサート目線の双眼鏡の選び方も必見ですよ!

▼本記事のテスト、および監修・取材協力はコチラ

家電批評 本音でテストする家電購入ガイド
家電批評
創刊9年を迎える家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
おーちようこ 氏 ライター・インタビュアー
おーちようこ 氏
小劇場から2.5次元舞台、ミュージカルと年間300本観劇経験もある舞台好き。著書に若手俳優ロングインタビュー集『舞台男子』シリーズ、星海社新書『2.5次元舞台へようこそ』など多数。画・雁須磨子
みきーる 氏 ジャニヲタ・エバンジェリスト
みきーる 氏
グループを問わずすべてのジャニーズアイドルを応援する事務所担。応援歴は25年超、3日に1度は現場参戦。著書に『ジャニヲタあるある』『ひみつのジャニヲタ』『ジャニ活を100倍楽しむ本!』『大人のSMAP論』ほか。Twitter:@mikiru
カネコシュウヘイ 氏 アイドルライター
カネコシュウヘイ 氏
14年頃よりアイドルを中心にエンターテインメント系の媒体などで取材、執筆を手掛ける。年間の平均では月に3~4回のペースでライブへと足を運ぶ現場大好きなアイドルファン。著書に『BABYMETAL追っかけ日記』(鉄人社)
  • 双眼鏡=野鳥観察はもう古い!
    今や観劇&ライブには必須です
双眼鏡というと、野鳥観察をイメージするかもしれませんが、今は観劇やライブの必須アイテムとして注目されています。

双眼鏡はステージと座席の距離をグッと近付け、会場での臨場感をより一層高めてくれます。双眼鏡自体は会場でも貸し出しが行われていることが多いですが、一度最新モデルを使ってしまうと、マイ双眼鏡以外ありえません。

今回はベストな双眼鏡を見極めるべく、アイドルやミュージカルなど様々なステージをこよなく愛する識者3名と編集部員により、16種類の商品を比較検証しランキング化しました。
  • 座席のグレードアップか? 演者やアイドルの表情追求か?
    
双眼鏡の役割は大きく2つ。

一つは座席のグレードアップ。前方などの良席を確保できなかった場合に、ステージまでの距離を補てんする役割です。

もう一つが、出演者たちとの距離を縮めるという役割。複数の出演者がステージ上でめまぐるしく動くというのは、舞台やライブでは日常茶飯事。

俯瞰では見づらい推しの出演者をクローズアップして追いたい場合や、リピート鑑賞時に注目しがちなアドリブのシーンなどでは双眼鏡が欠かせません。

今回はこの2つの役割を重視して製品をジャッジしてきます。

ちなみに、本記事の告知ツイートをご紹介。

こちらがライブ用バージョンで……
  


こちらが観劇バージョンでした。

  

ツイートでもご紹介した、今回の結果をまとめた早見表はこちらになります。
  • [選びのポイント]倍率だけでなく
    明るさ、距離、操作性も大切です
ランキングをお伝えする前に、まずはこれからライブや観劇用の双眼鏡を選ぶ上で押さえておきたいポイントも含め紹介していきたいと思います。

観劇やライブに持参する双眼鏡はどういったものが最適なのでしょうか? ポイントは大きく3つあります。

[ポイント1:明るさ]

会場内が暗いことが多いステージでは「明るさ」が実力を見極めるポイントになります。

こうして製品を比較してみると、同じ倍率でも明るさの高低により見え方も変わってきます。
明るさ4.4の場合 中央部分が明るく見えます。
明るさ28.1の場合 建物全体が明るく見えます。
また、双眼鏡内でレンズの光の乱反射を防ぐ「コーティング」加工が施されているかも重要です。単層や多層膜など、種類によって覗き込んだときの透過率も変わってきます。
松田健人
家電批評 編集部

松田健人のコメント
「コーティング」とは、光の乱反射を防ぐ役割です。
スペック表にある数値が高い方がより明るく見えますが、購入時には会場内が最も暗くなる場面を想定し、自分がどのようにステージを鑑賞するのかを吟味してスペックを比較する必要があります。

「明るさ」は双眼鏡には欠かせないことから、テストでは、静止している対象物を見たときの視界の広さ、明るさ、倍率といった見やすさの感覚をチェックし、10点満点で評価しました。
[ポイント2:アイレリーフの距離]

「アイレリーフ」とは、双眼鏡を覗き込んだときの肉眼の位置と目に最も近い「接眼レンズ」までの距離を示す数値のことです。一般的には、この距離が長いほど覗きやすく、長時間使用しても目が疲れづらいといわれています。
アイレリーフの長さの目安としては10mm以上で、それ以下になると十分な視野が確保できず、双眼鏡を覗き込んだ際に景色の周りに黒いフチが見える「ケラレ」という現象が発生し見えづらくなってしまいます。

ちなみに、メガネをかけたまま使いたいなら、アイレリーフが15mm以上あるといいでしょう。

双眼鏡の役割の1つである座席のグレードアップが目的の場合は、臨場感が増す「見掛け視界」が重要になります。
双眼鏡を覗き込んだときに、視界がどれほど開けているかの範囲を「見掛け視界」といいます。対して、人間の目で直に見る光景は「実視界」と呼ばれます。
松田健人
家電批評 編集部

松田健人のコメント
「見掛視界」が大きいほど、高倍率でも実視界が広くなり迫力のある見え方になります。
とくに見掛け視界が60度以上の製品は「広視界型双眼鏡」と呼ばれ、他と比較した場合に倍率が同一であっても、ワイドな画角を確保できます。

座席がステージから遠く離れてしまった場合に擬似的に距離感を近付けたいなら、見掛け視界が60度以上を目安としてください。

テストでは、動いている対象物を見たときの感覚を判断し、追跡のしやすさ、ブレの少なさをチェックして10点満点で評価しました。
[ポイント3:機能性・操作性]

双眼鏡のもう一つの役割が、出演者たちとの距離を縮めるという役割です。俯瞰では見づらい推しの出演者をクローズアップして追いたい場合や、リピート鑑賞時に注目しがちなアドリブのシーンなどでは双眼鏡が欠かせません。

よって、演者やアイドルの表情を追求するなら、暗くてもブレないことが肝心なため、「手ブレ補正機能」があるといいでしょう。
手ブレ補正機能ナシではポスターの人物の表情がぼやけています。
手ブレ補正機能アリなら表情まで鮮明に見えます。
芝居やライブの本番中には会場内の照明が暗転し、ステージ上のみ照明が当てられている場合が多いため、通常よりも手ブレが目立つことが多いです。

そんなとき、機械的に手ブレ補正を働かせて調整することができる「手ブレ補正機能」が役立ちます。
松田健人
家電批評 編集部

松田健人のコメント
高倍率ほど視界がぼやけやすいので、暗所では防振は重要です!
「手ブレ補正機能」は数千人単位が収容可能なホールやアリーナといった屋内の会場でとくに活躍します。出演者の細かな表情など、ステージ上のどこか一点に集中したい人には必須の機能です。

ちなみに、左右の視力が異なる人は双眼鏡の接眼面に付いたダイヤルで「視度調整」を行いましょう。
視度調整で片目のピントを合わせてズレを解消します。
左右の目のピントがしっかり調整されていないと疲れやすく、長い時間の使用には耐えられません。
松田健人
家電批評 編集部

松田健人のコメント
肉眼とのズレには「視度調整」を活用しましょう!
また、ステージに集中するためには機能性や操作性だけでなく、「持ち運びやすさ」「使用感」も大切です。

持ち運びやすさでは、普段使うカバンに双眼鏡を入れて携帯性をチェックしました。使用感は両手持ち、片手持ちで使って、重さや大きさをジャッジ。機能性では、ピント調節のしやすさ、メガネの有無での見やすさなどをテストし、各10点満点で評価しています。
双眼鏡の2つの役割と選び方の3つのポイントがわかれば、あとはどんな製品を選ぶかが問題になってきます。

そこで、ベストな双眼鏡を見極めるべく、アイドルやミュージカルなど様々なステージをこよなく愛する識者3名と編集部員・松田が実際にテストした16製品をランキングでご紹介します。
なお本記事内で紹介している双眼鏡の対物レンズのサイズ、明るさ、見掛け視界などスペックの一部は、ISO規格(14132-1:2002)および望遠鏡新JIS規格(特性 JIS B7121:2007,用語 JIS B7157:2003)に沿って算出した数値になります。

また、屋内・屋外のサンプル写真はコリメート法による撮影画像になるため、上下左右に欠けがある場合がございます。ご了承ください。
  • 1位はビクセン アリーナスポーツ
    片手持ち&シンプル操作で鮮明です
ビクセン(Vixen)
アリーナスポーツM8×25
実勢価格:1万1294円
倍率:8倍
対物レンズ:25mm 
明るさ:9.6
実視界:6 
見掛け視界:48
アイレリーフ:16.0mm
重さ:290g

価格はアマゾンでの販売価格です。希望小売価格はオープン。公式オンラインストアにて通販もOKです。
見事1位に輝いたのが、ビクセン アリーナスポーツM8×25です。もともと野球のナイター観戦に強いスポーツ観戦用双眼鏡として開発されたのもあり、明るさはやや暗いものの、暗がりでも信頼して使用できます。
カネコシュウヘイ 氏
アイドルライター

カネコシュウヘイ 氏のコメント
スポーツ用なので、動く対象を追うにも申し分ないです!
操作がシンプルでわかりやすく、視界のクリアさも抜群でした。片手で持ち続けてもストレスを感じないほどの重さも好評価のポイントです。
みきーる 氏
ジャニヲタ・エバンジェリスト

みきーる 氏のコメント
操作がシンプルで気が散らず、小型ながら舞台上がよく見えます。
グリップが手のひらに吸い付くような感触で重量感もあって、手元から滑り落ちる不安を解消してくれるため、舞台に集中できるのもうれしいです。
アイレリーフも16ミリと長めに取られているため、メガネをかけたままでも双眼鏡のレンズとのピントがうまく噛み合って使いやすく、ストレスを緩和してくれます。

ビクセン アリーナスポーツM8×25の実際の見え方は、こんな感じです。
屋内の場合
屋外の場合
レンズに施された多層膜のコーティング「オーロラコート」により、ナイター照明やLEDといった散乱光の低減効果があります。波長が効果的に低減されていて散乱光を軽減できるので、十分な視界を確保するのに役立ち、演者やステージもくっきり見えます。
おーちようこ 氏
ライター・インタビュアー

おーちようこ 氏のコメント
暗がりでも視界がクリアにくっきり見えるのはうれしいポイントです。
サイズはやや大きめながら、バッグなどに入れるなら許容範囲なのもポイントで、「ちょうどいい」が詰まった一台と、識者3名の評価は最高でした。ステージをずっと覗き込みたいなど強いこだわりがなければ、かなりおすすめです。
  • 2位はオリンパス8×40 DPS Ⅰ
    デカイけど追求性は抜群です
オリンパス(OLYMPUS)
8×40 DPS Ⅰ
実勢価格:6380円
倍率:8倍
対物レンズ:40mm 
明るさ:25
実視界:8.2 
見掛け視界:65.6
アイレリーフ:12.0mm
重さ:710g
視界の安定感により高評価を集めたオリンパス 8×40 DPS Ⅰが2位。サイズが大きいものの適度な重心があることで持ったときに安定感があり、暗い会場内でもチラつきが少なく、視界がクリアで対象物を追いやすいです。
今回検証した製品の中では見掛け視界は65・6度と随一。手ブレ防止はありませんが、暗がりでも動きを追いやすいのも好評でした。
ピント調整はダイヤルが本体中央部にあるため、ピント合わせがしづらい印象も受けますが、クリアな視界を期待できることで欠点をカバーしています。
アイレリーフは12mmに設定されているので、裸眼の人のほうが扱いやすい印象です。

明るさも25とかなり明るく、その見え方の良さは撮影した写真を見てもよくわかります。
屋内の場合
屋外の場合
重量感があってサイズの大きさは気になりますが、手元へ向かうにつれて横幅がシャープになる設計のため、持ったときの感触も比較的安定しています。
おーちようこ 氏
ライター・インタビュアー

おーちようこ 氏のコメント
重量感はありつつも、横幅がスリムなので持ったときの安定感もあります。
大きさの割には重くなく持ちやすいので、重いタイプに慣れている人にはぜひともおすすめしたいです。
  • 3位はビクセン ATERA H12×30
    防振で安心も操作には慣れが必要
ビクセン(Vixen)
ATERA H12×30
実勢価格:6万2712円
倍率:12倍
対物レンズ:30mm 
明るさ:6.3
実視界:4.2 
見掛け視界:47.5
アイレリーフ:17.5mm
重さ:422g
3位はビクセンATERA H12×30。機械的に手ブレ防止をかけられることから、その恩恵によりクリアな視界を確保できるのがメリットです。また、防振ランプがON状態でも周囲から目立たず、音もしないのが識者からは高評価となりました。
防振タイプでライブや観劇で安心して使える一方、手前に手ブレ防止のボタンがあり、前方にピント調整のダイヤルがあるという配置は暗がりでは扱いづらく操作性にやや難ありでした。
ピントについては、安定した手ブレ防止機能の効果もあいまって申し分ありません。
アイレリーフは17.5mmで、メガネをかけたまま使用しても違和感なく使えるのはうれしいです。

ただし、舞台やライブでは客席側が暗くなる場合も多いので、満足な操作には十分な慣れが必要です。
屋内の場合
屋外の場合
手ブレ防止機能が付いていて、防振ボタンがONの状態でもランプの点灯が目立たず音もしないのは好印象な一方で、操作性に懸念も。比較的コンパクトですが、電池を使用するぶん、重さがあるのも特徴といえます。
みきーる 氏
ジャニヲタ・エバンジェリスト

みきーる 氏のコメント
使用するのは単4電池なので、いざというときに比較的準備しやすいのはいいです。
比較的高価格帯の製品なので、入門用というよりも、自分なりの用途がハッキリしていて、機能性をとにかく重視したい人たちに向いています。
  • 4位はニコン ACULON T01
    お手頃でバランスよく入門機に
ニコン(Nikon)
ACULON T01 10×21
実勢価格:5260円
倍率:10倍
対物レンズ:21mm 
明るさ:4.4
実視界:5 
見掛け視界:47.2
アイレリーフ:8.3mm
重さ:195g
4位はニコン ACULON T01 10×21。195gと重さもさほど感じることないサイズ感で見た目のかわいらしさも好評でした。検証した製品中では5000円以下というお手頃価格も魅力です。
シンプルな機能ながら、コンパクトでバッグにも忍び込ませておける手軽さにより点数を獲得しました。手ブレ防止や光の集め具合といった機能性は及第点ではありますが、値段の割には視界がクリアに確保できる印象です。
カネコシュウヘイ 氏
アイドルライター

カネコシュウヘイ 氏のコメント
バッグのサブポケットに入れておく選択肢も。視界は比較的クリアで良好です。
ピントは及第点ですが、価格のお手頃さとコンパクトさでカバーしています。
アイレリーフが8.3mmと短めなので、覗き込んだときのストレスは気になるところ。サブ用として持つのがベターな選択肢といえます。

見え方は確かに大きく見えますが、視界のクリアさがやや足りないという意見もありました。
屋内の場合
屋外の場合
リーズナブルなため、メイン機というよりも、舞台用の双眼鏡入門や万が一双眼鏡を忘れてしまったときの補助用として持っておくのにふさわしい一台です。
  • 5位はキヤノン BINOCULARS  10×30 IS Ⅱ
    手ブレは効果的でも光るのが難点
キヤノン(Canon)
BINOCULARS 
10×30 IS Ⅱ
実勢価格:5万6800円
倍率:10倍
対物レンズ:30mm 
明るさ:9
実視界:6 
見掛け視界:55.3
アイレリーフ:14.5mm
重さ:600g
5位はキヤノン BINOCULARS 10×30 IS Ⅱ。重厚なデザインとは対照的に、持ったときの感覚は比較的軽いのが特徴です。手ブレ防止機能を使用する際には本体中央のボタンを押しっ放しにする必要があるため、操作には若干の慣れが必要になります。
視界のクリアさは評価されましたが、サイズの大きさで持ち運びづらさが低評価。また、手ブレ防止機能の作動を知らせるランプによるトラブルも懸念されました。
手ブレ防止機能もあり、視界は比較的良好です。ピント調整のしやすさもポイントになりました。

手ブレ防止機能が付いた同メーカーの製品すべてに共通したポイントではありますが、暗くなった会場内では他の客との思わぬトラブルにもつながりかねないという意見もありました。
みきーる 氏
ジャニヲタ・エバンジェリスト

みきーる 氏のコメント
手ブレ防止機能は優秀。ただランプ点灯が盗撮などのトラブルに繋がりそうなのが気になります。
アイレリーフは14.5mmと十分で、覗き込むときのストレスも少ないです。

実際の見え方はこんな感じです。
屋内の場合
屋外の場合
カメラの技術を応用した手ブレ防止機能への信頼性は高いものの、使用時に上部のランプが点灯することで、盗撮を疑われる恐れがあるのが懸念点。しかし、撮影がOKな会場などで使用するぶんには心強い一台になってくれるでしょう。
  • 6位はサンテプラスのカブキグラス
    両手は空くけど長時間はつらいです
サンテプラス(SANTEPLUS)
カブキグラス
実勢価格:3万2400円
倍率:4倍
対物レンズ:13mm 
明るさ:11
実視界:13 
見掛け視界:55.5
アイレリーフ:12.0mm
重さ:92g
6位はサンテプラスのカブキグラス。都内の明治座などの劇場で貸し出されていることも多く、観劇ファンにはおなじみの双眼鏡です。今回検証した製品では、唯一両手を空けられるという目に見える特徴と認知度で評価を獲得しました。
見やすさは及第点ですが、会場の雰囲気を高めるためのアイテムとして捉えておくべきかもしれません。メガネをかけ慣れていないと、違和感を覚えるという意見もありました。
みきーる 氏
ジャニヲタ・エバンジェリスト

みきーる 氏のコメント
1度着ければなじむような印象ですが、メガネに慣れていないと長時間はストレスかもしれません。
目の位置を中央にある縦型のダイヤルで調整できるのは使いやすく、メガネタイプなので、視力の弱い人向けに度が入ったタイプもあります。
鼻あてがかなり調整できるなど、それぞれの顔に合わせて使用できるので、あたっている場所が痛くならないのもポイントです。

ただ、倍率があまり高くないため、視界にやや不安があります。
屋内の場合
屋外の場合
この見え方から、よく見えるのは1階客席の中列辺りまでと思われます。
松田健人
家電批評 編集部

松田健人のコメント
2階席から見下ろす場合は重さが気になります。鼻あてをうまく調整する必要がありそうです。
双眼鏡を使うというよりも、S席などのもともといい席で、舞台上の細かな点を見たいときなどに活躍できるでしょう。
  • 7位はSuper Summy 双眼鏡
    最少限の機能で価格重視派に
スーパーサニー(SuperSunny)
双眼鏡
実勢価格:2380円
倍率:10倍
対物レンズ:22mm 
明るさ:4.84
実視界:6.5
見掛け視界:48.86
アイレリーフ:不明
重さ:137g
今回の製品中で最もお手頃価格だったSuperSunnyの双眼鏡が7位。安価なため機能は最小限ですが、小型で軽く、操作がわかりやすい双眼鏡です。
圧倒的な価格の安さが、及第点だった操作性や機能性をカバー。コンパクトで軽く、持ち運びやすいが評価されました。
規模の小さな舞台小屋や会場に適している印象です。
アイレリーフはやや短めなので、裸眼使用がおすすめです。

見やすさは及第点で、ワイドな画はあまり期待できません。
屋内の場合
屋外の場合
手ブレ防止に不安が残り、特に縦の振動が気になり酔ったような感覚になるのは懸念点かもしれません。

また、メガネをかけたままの使用にはやや使いづらさもあります。
カネコシュウヘイ 氏
アイドルライター

カネコシュウヘイ 氏のコメント
メガネのままだと、対象が動くと、視界に入ったものがチラついてしまいます。
画のワイドさが物足りないという意見も出ましたが、小劇場なら使えるので、とりあえず欲しい人向けといえます。
  • 8位はニコン ACULON T11
    機能は十分も暗がりの操作が困難
ニコン(Nikon)
ACULON T11 8-24×25
実勢価格:1万1414円
倍率:8~24倍
対物レンズ:25mm 
明るさ:9.6
実視界:4.6
見掛け視界:35.6
アイレリーフ:13.0mm 
重さ:305g
8位はニコン ACULON T11 8-24×25。手元のスイッチで倍率を任意に設定できるといった機能性は十分ながら、暗がりでの操作性には難ありでした。
倍率が無段階で切り替えられるものの、そのぶん手ブレが酷くなる傾向にあり、最小の8倍と最大の24倍での見え方が異なるため、視界については平均値でした。
おーちようこ 氏
ライター・インタビュアー

おーちようこ 氏のコメント
劇場の規模にもよりますが24倍までは不要。観劇途中に設定を変えるのも難しそうです。
本体中央のピント調整の操作性は難あり。24倍だとかなり暗くなり、手ブレが目立ちます。
覗き込むぶんには、メガネでもストレスが少ないです。

約8倍のときの見え方がこちら。
屋内の場合
屋外の場合
24倍の利用シーンはかなり局所的であることから、あらかじめ会場の明るさなど環境を考慮して、使いこなせるような玄人好みの製品といえるでしょう。
  • 9位はSVBONY SV-21
    機能はそこそこでも重たいです
SVBONY(エスブイボニー)
SV-21
実勢価格:4250円
倍率:10倍
対物レンズ:42mm 
明るさ: 17.6
実視界: 5.8
見掛け視界:53.7
アイレリーフ:13.6mm 
重さ:580g
9位はSVBONY SV-21。使用感、機能性、見やすさ、追跡性はそこそこでしたが、持ち運びが3点と580gの重さが響きました。
防振機能はありませんが、このように視界はクリアで良好です。
屋内の場合
屋外の場合
ただ、本体前方に重心があるので持ちづらいとの声も。大きいサイズに慣れていないと使うのが難しいかもしれません。
松田健人
家電批評 編集部

松田健人のコメント
見やすさは全製品中1位。暗所でも非常にクリアで見やすいので、重さを気にしなければおすすめできます。
対物レンズが42mmと非常に大きく明るいため、2~3階席からでもオケボックスの楽譜がしっかり確認できます。
  • 10位はビクセン アトレックII 
    見やすいけど重さがネックです
ビクセン(Vixen)
アトレックII HR8×42WP
実勢価格:2万3188円
倍率:8倍
対物レンズ:42mm 
明るさ: 28.1
実視界: 7.5
見掛け視界:55.3
アイレリーフ:19.0mm 
重さ:695g
10位にランクインしたのはビクセン アトレックII HR8×42WP。重さは695gですが、スペック以上に重量感があって、持ち運びが3.75と低評価でした。
暗い会場内でも光を取り込みやすいため、防振でない割には視界がクリアです。
屋内の場合
屋外の場合
暗がりでも比較的光を取り込んでくれるので、視界はくっきりしています。
松田健人
家電批評 編集部

松田健人のコメント
双眼鏡としての完成度は高いものの、重いため観劇よりもアウトドアシーンで活躍する一台です。
しかし、やはりネックなのは重量感。男性でも持ち続けるのはしんどいかも…といった、重量感が気になるという意見が目立ちました。レンズの蓋をなくしそうな点も気になります。
  • 11位はキヤノン BINOCULARS 10×42L WP
    視界のクリアさとは対照に重すぎ
キヤノン(Canon)
BINOCULARS 10×42L WP
実勢価格:13万217円
倍率:10倍
対物レンズ:42mm 
明るさ: 17.64
実視界: 6.5
見掛け視界:59.2
アイレリーフ:16.0mm 
重さ:1100g
11位はキヤノン BINOCULARS 10×42L WP。機能性、見やすさ、追跡性は悪くなかったものの、持ち運びと使用感が評価を下げてしまいました。
しかし、視界のクリアさは識者から最も信頼度が高かったです。
屋内の場合
屋外の場合
防振ランプが暗所だととても目立つため、劇場で盗撮などのトラブルにつながるかもという声も挙がりました。
松田健人
家電批評 編集部

松田健人のコメント
レンズの明るさは17.64とダントツで見やすさも随一ですが、1000g超えとダンベル級の重さが目立ちます。
バラードを歌う場面など、ステージ上が比較的落ち着いている場面に適している製品といえます。
  • 12位はキヤノン BINOCULARS 8×25 IS
    防振と操作性に不安が残ります
    
キヤノン(Canon)
BINOCULARS 8×25 IS
実勢価格:2万9600円
倍率:8倍
対物レンズ:25mm 
明るさ: 9.61
実視界: 6.6
見掛け視界:49.5
アイレリーフ:13.5mm 
重さ:490g
続く12位もキヤノン。BINOCULARS 8×25 ISは全体的な評価は悪くないものの、機能性が4.5と評価を下げてしまいました。
実際の見え方はこんな感じです。
屋内の場合
屋外の場合
松田健人
家電批評 編集部

松田健人のコメント
ボタン一つで手ぶれ補正がつきますが、ピントを合わせるダイヤルがやや重め。使いこなすには慣れが必要でしょう。
暗い会場内での防振には不安が残りますが、屋外のライブ会場やスタジアムといった明るい場所では効果を発揮するような印象です。手ブレ防止ボタンが気になることもあり、使いこなすにはあらかじめ操作を知っておく必要があります。
  • 13位はニコン 遊 4×10D CF
    軽量で最低限見えるから補助用に
ニコン(Nikon)
遊 4×10D CF
実勢価格:1万571円
倍率:4倍
対物レンズ:10mm 
明るさ:6.3
実視界:10
見掛け視界:38.6
アイレリーフ:13.7mm 
重さ:65g
13位はニコン 遊 4×10D CF。わずか65gといった軽量さで、持ち運びについては随一ですが、見やすさと追跡性が劣りました。
視界は最低限見える程度といった印象です。
屋内の場合
屋外の場合
65gと今回検証した双眼鏡の中では最軽量でリュックのポケットに忍ばせておくのには最適です。コンパクトで可愛らしい見た目が女性識者から好評でした。
松田健人
家電批評 編集部

松田健人のコメント
倍率も低いため、役者やアイドルのアップを観たい人にはあまり向いているとは言えません。
特徴である小ささにより、逆に持ちづらいという意見もありました。ないよりはあったほうがいいというレベルで、メイン利用の選択肢は薄いため補助用としての選択肢によいでしょう。
  • 14位はニコン ミクロン 7×15 CF
    対象が小さくてストレスを感じます
ニコン(Nikon)
ミクロン 7×15 CF
実勢価格:2万3990円
倍率:7倍
対物レンズ:15mm 
明るさ:4.4
実視界:7
見掛け視界:46.4
アイレリーフ:10.0mm 
重さ:135g
14位も同じくニコンでミクロン 7×15 CF。135gと重たいですが、コンパクトなボディで持ち運びやすさは8.5。しかし、他の4項目の結果があまり振るいませんでした。
対象が小さく映るので、ステージ上の景色を追う際にストレスを感じます。
屋内の場合
屋外の場合
やはりネックとなったのはボディ。コンパクトすぎて逆に操作しづらく不安が残ります。メインを忘れたとき用ならありかもしれません。
松田健人
家電批評 編集部

松田健人のコメント
ボディが小さいため持ちづらさが否めません。双眼鏡の性能としては及第点に達していないかもしれません。
ステージ上で目的の役者が見つけづらい点や、操作性がイマイチな点など、コンパクトすぎることでのデメリットが識者から挙がりました。補助用としては価格が高価という声もありました。
  • 15位はBijiaのメガネ型双眼鏡
    両目のバランスが崩れて集中できず
ビジア(Bijia)
メガネ型双眼鏡
実勢価格:3580円
倍率:10倍
対物レンズ:30mm 
明るさ:9
実視界:不明
見掛け視界:不明
アイレリーフ:不明
重さ:66g
15位にはBijia メガネ型双眼鏡がランクイン。持ち運びについては悪くありませんでしたが、見やすさ、追跡性は評価が低かったです。
コーティングが悪いのか光を反射しやすく、外の景色がまったくわかりません。
屋内の場合
屋外の場合
左右のピントを合わせられるのが特徴ですが、ステージの動きにより両目のバランスが崩れるのが難点。照明ごとにピントがずれて舞台に集中できません。
松田健人
家電批評 編集部

松田健人のコメント
レンズ部分が重いため対象を追っているとメガネがずり落ちてしまいます。眉間の調整ができないためのもネックです。
ピントを調整するに時間がかかるため、暗がりで使うのは現実的ではないかもしれません。
  • 最下位はキヤノン BINOCULARS  12×32 IS
    重い&暗いで視界に不安が残ります
キヤノン(Canon)
BINOCULARS 12×32 IS
実勢価格:12万2799円
倍率:12倍
対物レンズ:32mm 
明るさ:7.29
実視界:4.3
見掛け視界:55.5
アイレリーフ:14.5
重さ:775g
最下位はキヤノン BINOCULARS 12×32 ISでした。持ち運びが2.25と低評価だっただけでなく、その他の3項目についても秀でたところがありませんでした。
このように、暗い場面で見る際の視界には不安が残ります。
屋内の場合
屋外の場合
重厚感があるため、前に引っ張られるような感覚になってストレスになるのも懸念。防振オン時の「カチャ」の音で、トラブルに巻き込まれそうといった声もありました。
松田健人
家電批評 編集部

松田健人のコメント
倍率は高いものの重さと操作性に難があるため、使用するハードルが高い一台です。
見やすさは感じられますが、暗所ではあまり視界がクリアではなく、パフォーマンスを発揮できていないという声もあがりました。

ちなみに双眼鏡を忘れると、このくらい対象物が小さくなってしまいます。
屋内の場合
屋外の場合
マイ双眼鏡デビューなら1位のビクセンですが、「出演者の表情に迫りたい」なら追跡性の高い2位のオリンパスやレンズが大きく明るい11位のキヤノンなどといった目的により選択肢も変わります。自分のステージの楽しみ方とランキングを参考にマイ双眼鏡の購入をぜひ検討してみてください。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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