布団乾燥機おすすめランキング8選 | 失敗しない選び方[2018年最新版]
2018年12月18日(火)
360.life編集部
360.life編集部/Test by 家電批評編集部
布団乾燥機おすすめランキング8選 | 失敗しない選び方[2018年最新版]
寒い季節になると、あったかいお布団が恋しくなりますよね。布団乾燥機があれば、冬場や雨の日もいつだって布団を「ほかほか」にしてくれます。でも温風を出すだけで、どれを買っても一緒だと思っていませんか? 今回は人気の8製品を比較し、乾燥力を徹底検証。温めからダニ対策まで、一年中しっかり使えるおすすめをご紹介します。

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家電批評 本音でテストする家電購入ガイド
家電批評
創刊9年を迎える家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
松下和矢 LAB.360(ラボドットサンロクマル)所長
松下和矢
晋遊舎の専門テスト機関「LAB.360」の所長。消費者の視点で数多くの商品テストに従事。日用雑貨や家電製品が専門。
  • いつでも布団がほかほか!
    布団乾燥機は年中使える家電です
「布団乾燥機」は、温風を出して布団を温め、湿気を取って乾燥させてくれるもの。

冬場にはホカホカの温かい布団が用意でき、夏場はダニの駆除に効果があるので、一年中使える便利家電でもあるんです。

また、なかには布団だけではなく、衣類や靴を乾燥させる製品も出ています。
  • 布団乾燥機があれば
    「外に干せない」悩みが解決します
四季のある日本は、一年を通して温度や湿度の差が激しいうえに、天候の変動も多い国です。そんな日本で厄介なのが「布団が干せない問題」。

えっ布団? と思われるかもしれませんが、実はこれがけっこう深刻なんです。
冬には布団がキンキンに冷えて、寝つきが悪くなったり、春には花粉や黄砂が外に飛び交っていて外に干せない悩みが増えてきます。また、そもそも忙しくて外に干す時間がない方も多いですよね。

さらに夏は発汗量が多くなり、梅雨とあいまって布団は湿気を多く含んでジメジメ状態になるなど、さまざまな事情が発生。

外に干すタイミングがないまま放置していると、ダニにとっての最高のすみかになってしまうなんてことに……。

そんな、悩める布団問題を解決してくれるのが、布団乾燥機なんです。
どれを選んでも大して変わらないのでは? と実際に8製品をテストしたところ、乾燥する力に大きく差があることがわかりました。
ここでは、布団乾燥機の選び方とポイント、実際におすすめの製品をランキング形式でご紹介します。
  • 布団乾燥機には
    2つの種類があります
布団乾燥機には大きく2つのタイプに分かれます。一つは「エアマットで温めるタイプ」で、もう一つは「マットを使わず、ノズルを差し込んで温めるタイプ」。

この2種類には、それぞれメリットとデメリットがあります。特徴を知り、自分の生活スタイルに合うものはどちらか知っておけば、購入するときにスムーズでしょう。

[タイプ1]マット有りタイプ
こちらは、付属のマットを布団と敷布団の間にはさんで温風を送り込みます。

このタイプのメリットは、しっかりとダニ対策ができることと、温風を均一に布団へ送れることです。布団の全方位をマットで包むことにより、ダニの逃げ道をなくします。

デメリットは、一回一回マットを敷かなくてはいけないので手間がかかるということ。また、布団よりマットが極端に小さいと意味がないので、あらかじめサイズは確認しておきましょう。

[タイプ2]マット無しタイプ
ここでは「マット無し」とは、主にノズルで温風を送り込むタイプをさします。

こちらのタイプは、とにかく設置が早く簡単なのがメリット。ノズルを布団に差し込めばいいだけなので、手軽に利用できます。毎日乾燥したりダニの予防をしたいなら、マット無しがおすすめです。

しかし、マット有りタイプのように温風を均一に送るのが難しいため、ダニの予防はできても駆除にはあまり効果がありません。

毎日こまめに乾燥させたいなら手軽な「マット無しタイプ」を、ダニ駆除をしたいなら「マット有りタイプ」を選ぶのをおすすめします。
  • 決め手は乾燥力とあたため性能
    “乾燥”をデータで見える化しました
大まかなタイプがわかったら、次は選び方が気になるところ。ですが……。

「布団を乾燥する」というのが布団乾燥機の本来の役割ですが、実際どうなのかは購入前ではわかりません。事実、本体が大きいほうが乾燥力が高いというわけではありませんでした。
サーモグラフィーで見ると半分までしか温まらない機種も。
そこで今回のテストでは、選ぶポイントとして重要な「乾燥性能」と「あたため性能」をデータで計測。さらに「使いやすさ」を編集部で比較しました。

なお対象となる布団乾燥機と同じ数の布団を用意し、それぞれ全く同じ工程で検証を行っています。チェックした方法は以下のとおりです。

[チェック1]2日間かけて湿気った布団を再現
今回はジメジメ状態の布団を再現し、乾燥力をテストします。

そこでまず、布団の頭側、中央、足元の三カ所に一定の距離から霧吹きをしました。そのあと、すべて同じたたみ方をしてビニール袋に詰めています。密封し、2日間寝かせて湿気させました。
[チェック2]乾燥度を温湿度センサーで計測
温度と湿度を一定時間ごとに計測できる専用のセンサーを使用。計測環境を整えるために、晋遊舎検証部門「LAB.360」の松下所長の立ち合いのもと検証を行いました。
使用したのは、温度(℃)と相対湿度(%RH)を計測することができる温湿度計。記録間隔は1分に設定して測定しました。
松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)所長

松下和矢のコメント
センサーの設置位置や間隔を一定にし、コントロール可能な条件はなるべく統一するようにして検証をしました。
[チェック3]センサーを5カ所に設置
敷き布団の下には大きめの毛布を用意し、床からの冷気を遮断。敷き布団表面の4カ所と裏面の1カ所にセンサーを設置しました。あたため性能のテストでは、表面の4カ所のみにセンサーを設置しています。

これで、温度と湿度の変化と、隅々まで届いているかがわかります。

センサーに記録されたデータを抽出し、時間経過による温度と湿度の変化をグラフにまとめました。
運転が終了した時点で掛け布団をめくり、敷き布団表面の温度をサーモグラフィーでも測定しています。

以上が検証方法です。ここまで徹底することで、本当の実力が丸わかりになりました。

では、さっそく気になるランキングをチェックしていきましょう! まずはマット無し部門から発表します。
  • 圧倒的な乾燥力を誇ったのは
    アイリスオーヤマ「KFK-W1」
アイリスオーヤマ
ふとん乾燥機 カラリエ ツインノズル 
KFK-W1
実勢価格:1万2103円
サイズ:W16.8×D19.5×H36cm(ホース折りたたみ時)
重量:2.2kg
コード長:1.9m
布団乾燥:冬60分/夏80分
見事1位に輝いたのは、アイリスオーヤマの「カラリエ KFK-W1」です。温度のムラもなく、布団全体をしっかり温めてくれました。

1位の理由は、ずばり温風の「拡散力」。他のマット無しタイプの製品は、温風が届きにくい場所があり、乾燥に時間がかかってしまうという難点がありました。
しかし本機にはその傾向はなく、表面4カ所の温度がほぼ均一に上昇。これはノズルが2本搭載することで吹出口を分散させているからです。

しかも設置は10秒でできてしまう手軽さもポイント。

同社にはノズルが1本のモデルもありますが、2本のモデルの方がおすすめです。

▼乾燥性能のテスト結果はこちら
検証開始からわずか10分ほどで表面4カ所の湿度が10%程度まで減少。また、運転を開始してすぐに布団が乾き始めています。
松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)所長

松下和矢のコメント
テストの開始とともに、表面に設置したセンサー湿度数値がどんどん下降していきました。

10分ほどで湿度10%まで乾き、裏面も約25%まで減少し、良好な数値といえます。
続いて温度の推移です。表面4カ所の温度上昇にはムラが見られず、布団全体にしっかりと温風が行き届いているのはグラフを見れば明らかです。
サーモグラフィーを見ても全体的に赤く、温度が低い場所は見られませんでした。

▼あたため性能のテスト結果はこちら
あたため性能においては、乾燥モードよりも温度が上昇するのが速く、5分で50℃を超えるという結果に。20分間のあたためが終わった時点では60℃まで上昇しています。

グラフを見てもわかるように、とにかく温風が全体に行き渡っていました。今回テストした8製品のなかでは最も小さく軽量ですが、乾燥力は見事なものでした。
使うときは吹出口の上部が開きます。フラップが布団を持ち上げるので、温風が循環しやすくなっているんです。
  • 階段でも持って上がれる最軽量の2.2kg
乾燥力もさることながら、特筆すべきはその軽さにあります。重量が2.2kgと軽く、本体も小さいので、片手で持ち運びができます。

本体が大きいタイプの場合、いつも使用している部屋ではなく、別室で使いたいとなったときに持ち運ぶのがかなり億劫ですが、アイリスならそのわずらわしさがありません。
階段などを上り下りする際も片方の手で手すりを握れるので、安心です。
またホースが2本付いている特権として、2足同時にくつを乾かすことが可能です。これなら雨の日も安心。くつ乾燥用ノズルも2つ付属しています。

これだけの乾燥能力があるにもかかわらず、2.2kgという軽さと設置の手軽さまで備えています。まさに、手軽さと乾燥力の両得なベストバイ製品といえるでしょう。
  • 残念ながら乾燥速度が一歩及ばず
    シャープ「UD-AF1-W」
シャープ
プラズマクラスターふとん乾燥機
UD-AF1-W
実勢価格:1万1480円
サイズ:W24.3×D24.3×H38.6cm
重量:4kg
コード長:1.8m
消臭乾燥:冬60分/夏80分
2位にはシャープの「UD-AF1-W」がランクイン。基本的に乾燥力は高いですが、1位のアイリスと比べると引けを取る点も。

全体の温度はしっかりと下がっており、乾燥力も高いといえますが、足元の乾燥速度で1位と差がついてしまいました。

▼乾燥性能のテスト結果はこちら
湿度変化グラフでは、20分を過ぎたあたりで表面4カ所の湿度が10%までになっており、そこで乾燥が完了しています。

また、裏面も60分後には20%にまで達しているので乾燥力はなかなか高いです。しかし唯一、足元へ温風が届くまで時間がかかってしまいました。
温度変化グラフ、サーモグラフィーを確認すると放射線状に温風が広がっています。しかしそこまでムラはありませんでした。

▼あたため性能のテスト結果はこちら
「ふとんのあたため(全体)20分」で測定しています。運転開始から表面全体の温度がムラになることはなく、均一に上昇していきました。

約10分ほどで全体の温度が40℃を超え、運転終了時には50℃近くまで上昇しているので、あたため性能としては十分といえます。

シャープの惜しかった点は足元の乾燥速度。1位のアイリス製品が10分ほどで乾いたのに比べて、シャープは足元のみ20分ほど時間がかかってしまいました。

あたため性能についても、20分ほどかけての緩やかな上昇。機能としては十分ですが、残念ながらアイリスには一歩届きませんでした。
使用するときは、上部のきのこヘッドを取り出し布団の中央部に差し込むだけ。簡単に準備ができました。
  • 風が広がる「きのこヘッド」を
    開けば1台3役に早変わり!
本製品はアイリスのような布団に直接載せて使うタイプではなく、床に置いて使う置型タイプ。独自のヘッドを搭載することで風が広範囲に広がります。
衣類乾燥モードの角度は2段階で調節可能。
衣類乾燥は、上部のきのこヘッドを押し上げるだけでOK。
くつ乾燥にも対応しています。
くつ乾燥モードはくつ乾燥アタッチメントに取り替えて使用します。布団乾燥以外の機能が充実していて、年中出しっぱなしで使い回せる一台です。
  • ホースを省いたシンプルな設計
    象印の「RF-EA20-WA」
象印マホービン
ふとん乾燥機 スマートドライ
RF-EA20-WA
実勢価格:1万4770円
サイズ:W33.5×D13×H35cm(コードバスケット含む)
重量:4.1kg
標準コース:60分
3位には象印マホービンの「RF-EA20-WA」が入りました。裏面の乾燥が少し残念な結果に。

マットもホースも不要の本製品。布団にセットしてスイッチを入れるだけなので、使用方法はとても簡単です。肝心の乾燥力ですが、なかなか健闘しました。

▼乾燥性能のテスト結果はこちら
中央がやや遅れをとったものの、それ以外の3カ所は15分ほどで10%台まで乾燥しており、約30分で乾燥が完了しました。しかし裏面の乾燥は40%と、湿気を十分に取り切れていないという結果です。
温度の変化を見ても、中央が緩やかです。吹出口付近が高温になっていました。

▼あたため性能のテスト結果はこちら
「しっかりコース30分」にて測定しました。足元のあたためにやや時間がかかっていましたが、終了時には50℃まで上昇。

表面の乾燥は20分ほどかかりましたが、最終的に10%程度まで乾燥したので結果としては申し分なし。ただ、敷き布団裏面の乾燥が45%と除湿力の面でやや残念な結果となってしまいました。
シンプルな設計で、使用するときはノズルを全開にして布団に差し込めばOK。約5秒で設置が終わります。ノズルをたためば、フラットな形になるので、収納も楽チンです。
  • シンプル構造だから使い方は自由です
シンプルな設計なので、コンパクトな温風機としてさまざまな用途に使えます。

濡れたくつや少量の衣類の乾燥はもちろんのこと、押し入れに送風したり、タンスの引き出しや衣装ケースに送風するなど、使い方は無限大です。
ソファーなど家中どこでもホカホカにできます。
おすすめは、リビングのソファーあたためです。ソファーに置いてブランケットを掛けておけば、ホカホカソファーの出来上がり。ただし、革のソファーなどには使えないので注意してください。
  • 頭側の乾燥に時間がかかりました
    パナソニック「FD-F06X2」
パナソニック
ふとん暖め乾燥機
FD-F06X2
実勢価格:1万5589円
サイズ:W30×D14×H39.8cm
重量:3.3kg
ふとん乾燥:標準60分/しっかり80分
ふとん暖め:足もと5分/標準20分/しっかり40分
4位に入賞したのはパナソニックの「FD-F06X2」です。


パナソニックではおなじみの「ナノイー」を搭載した布団乾燥機です。頭の部分の乾燥に時間がかかり、もったいない結果となりました。

▼乾燥性能のテスト結果はこちら
50分に差し掛かるところでやっと10%ほどの湿度に。頭側の乾燥にかなり時間がかかりました。それ以外の3カ所は10分ほどで10%まで湿気が減少しており、裏面もまずまずの結果だっただけに残念です。
温度変化グラフを見ても、やはり頭部分だけ温度の上昇が遅いです。ムラになっているのもいただけません。

▼あたため性能のテスト結果はこちら
「ふとん暖め標準(冬)20分」で測定しました。全体の温度上昇が激しく、吹出口付近の中央は開始5分で60℃まで上昇するという結果に。

そのほかの箇所も運転終了時点で50℃を超えており、ややムラがあるものの性能としては申し分ないでしょう。

頭部分の乾燥で時間がかかってしまいましたが、それ以外の箇所では2位と3位の製品よりも速度は速いです。非常に惜しい結果となりました。
ノズルの取り出しはとてもスムーズ。すっと取り出して差し込むだけなので、ベッドのそばに常備しておけばラクラクです。
  • 温風が全体に行き渡らずムラがある
    日立の「HFK-VH880」
日立
ふとん乾燥機 
HFK-VH880
実勢価格:1万650円
サイズ:W28.3×D21.7×H33.8cm(ホース折りたたみ時)
重量:4.3kg
コード長:1.9m
布団乾燥時間:綿以外30分/綿40分
布団暖め時間:10分(ふとん)/5分(足もと)
残念ながら5位となってしまったのは、日立の「HFK-VH880」。温風の拡散力が足りず、乾燥のムラがかなりあります。

ノズルを真ん中に差し込むタイプの本製品。そのため吹出口付近にある中央部分はしっかりと乾燥しています。しかしノズルから離れた位置にある頭側や足元、湿度の減少が緩やか。グラフで見るとムラが出ているのがわかります。

▼乾燥性能のテスト結果はこちら
中央はしっかり乾燥しているのがわかりますが、他は湿度減少の推移がバラバラです。特に中央から離れた位置にある頭側と足元は完全に乾燥できていません。
温度の推移もバラつきが見られました。頭側の温度は10℃ほどしか上がっておらず、温風が端まで行き届いていないことがわかります。サーモグラフィーで見ても、左にある頭側は温度が低い緑色。

▼あたため性能のテスト結果はこちら
「暖めコース」で測定。このコースは布団の足元にノズルを差し込むので、その箇所はしっかり温度が上昇しています。しかしそれ以外はほとんど上がってません。

U字型のノズルが特徴の本製品は、布団を挟み込んで敷き布団の表と裏どちらも乾燥させる機能がついています。しかし実際に検証してみると、その数値は微妙……。目玉機能のはずですが、威力は発揮されませんでした。

以上がマット無しタイプのランキングです。乾燥力は、温風がどれだけ広範囲に拡散するかが決め手のようでした。
「敷ふとん両面乾燥」は、U字型になっているノズルを敷き布団の中央に挟み込んで使用します。フローリングの上で行うときは、傷がつかないよう敷き布団の下に絨毯などを準備する必要があるでしょう。
  • ダニの駆除をしたいと考えているなら
    「マット有り」を選びましょう
次はマット有り部門のランキングですが……その前に、マット有りタイプの特徴を改めて説明します。

マット有りタイプの長所として、温風の拡散が布団のキルティングなどにより、邪魔されないことがあげられます。少し重たい布団であっても、マットが密着するので温度のムラができません。
マットを掛け布団と敷き布団の間に挟むことで布団に密着するため、熱が隅々まで回りやすくなります。

そこで注目したいのが、ダニの駆除の効果です。
湿気をとるのに天日干しは有効ですが、ダニの駆除としてはあまり効果的ではありません。日が当たる面にはある程度の効果はあるものの、それだけではまだダニは生きている状態なので、陰のほうに隠れてしまうのです。

そうすると駆除までは見込めません。そこで隅々まで温風が行き届くマット有りタイプが、ダニの駆除に有効的ということです。

以上を踏まえて、改めてランキングをご覧ください。
  • ダニの駆除に効果てきめん
    1位は三菱電機の「AD-X80-T」
三菱電機
ふとん乾燥機
AD-X80-T
実勢価格:1万6340円
サイズ:W35.5×D16.1×H31.4cm
重量:3.6kg
乾燥時間:標準約45分/快温約60分
マット有り部門の1位に選ばれたのは三菱電機「AD-X80-T」。

マット無しの布団乾燥機がどんどん発売されるなか、三菱電機はマット有りタイプにこだわっています。その理由は、「ダニを完全に駆除するのはマットが不可欠だから」ということです。

本製品は、マットを広げ敷き布団を完全に包んでから乾燥させます。

通常のマット有りタイプと同じように、掛け布団と敷き布団の間にマットを挟んで乾燥を行うこともできますが、ダニ対策をするなら手間がかかっても絶対に前者のやり方。「ダニパンチモード」という機能が搭載されており、ダニの駆除に特化しています。

▼乾燥性能のテスト結果はこちら
湿度変化グラフを見ると、表面4カ所の変化の推移は均一です。しかし意外なことに、裏面の乾燥は苦手なのか除湿率は45%程度でした。
さすがマットを使用しているだけあり、サーモグラフィーで見ても表面温度にはほとんどムラがなく均一です。

▼あたため性能のテスト結果はこちら
機能として搭載しているのは、布団全体のあたためではなく「足元あたため」のみだったので、他製品の時間を目安にして「標準コース:30分」で計測。

さすがに頭側の温度は低いものの、中央付近まではしっかりとあたたまっていました。
  • 確実にダニに効くのはAD-X80一択です
マット無しタイプは、手軽に使用できますが、ダニ対策という点では不十分です。ノズル付近は温風であたたまりますが、隅々まで行き渡らず、ダニがそちらへ逃げてしまいます。

そこで効果的なのが、ダニの逃げ場をなくす「ダニパンチモード」です。
マットを巻きつけてダニの逃げ場を作りません。
手順としては、マットに敷布団を差し込み、マットを巻きつけて掛け布団を載せます。

この「ダニパンチモード」では、マットを布団に巻き付けることで、端まで均一に温風を送り込みます。また、布団の端をマットで包むことでダニの逃げ場をなくせるので、一網打尽にできるというわけです。
端まで高温でダニを駆除。
多少手間はかかりますが、ダニ駆除性能と手軽さはトレードオフの関係にあると考えると納得できます。毎日使うのが目的ではなく、確実にダニを駆除したいと考えるなら、この「AD-X80」がベストといえます。
  • やや手間はかかりますがコスパ最強
    三菱電機の「AD-X50-W」
三菱電機
ふとん乾燥機
AD-X50-W
実勢価格:5720円
サイズ:W27.5×D15.6×H32.9cm
重量:2.8kg
布団乾燥:冬45分/夏75分
続いて2位に入ったのは同じく三菱電機の製品、「AD-X50-W」です。乾燥面は、1位モデルとほぼ大差はありません。

なんといっても価格が安いのが嬉しい本製品。しかも、性能は上位モデルにも劣りません。

▼乾燥性能のテスト結果はこちら
1位に入ったAD-X80-Tの下位モデルにあたります。しかし湿度変化グラフを見比べてみると、湿度の減少推移にほとんど差は見られませんでした。1位と同様に裏面の乾燥は弱く、除湿率は35%。
温度変化もほぼ均一です。

▼あたため性能のテスト結果はこちら
こちらも1位の製品と同様に「足元あたため」の機能のみだったので30分で計測しました。

グラフを見ると、全体がしっかりとあたたまっています。頭側以外の3カ所は約10分で60℃まで上昇し、見事といえる結果に。
こちらのマットは、枕も一緒に乾燥できるポケットもついているので、布団と同時に乾燥させることができます。ほかの製品だと、枕の乾燥は別というものが多いのでとても便利。
  • マットが小さく端まで届かない…
    3位は山善の「ZFD-Y500」
山善
ふとん乾燥機
ZFD-Y500
実勢価格:4980円
サイズ:W30.5×D14×24.2cm
重量:2.5kg
乾燥時間:冬60分/夏90分
3位は山善の「ZFD-Y500」。価格帯は2位のAD-X50-Wと同じですが、乾燥速度は低いです。

乾燥マットが比較的小さく、シングルサイズの布団で使用しても端まで届きませんでした。ダブルサイズの布団には対応できなさそうです。価格は魅力的ですが、性能がいまひとつ。気になる乾燥力も見ていきましょう。

▼乾燥性能のテスト結果はこちら
1位や2位の商品と比べて湿度の減少はやや遅め。

一気に乾燥させるマットタイプにしては乾燥速度が遅いという結果が出ました。また、裏面の除湿率も25%と最も低い数値で、ほとんど乾いていませんでした。
マットなので、さすがに温度のムラはありませんでした。

▼あたため性能のテスト結果はこちら
あたため時もマットを使用する本製品。「冬コース(あたため)30分」で測定しました。乾燥モードと同じように表面4カ所の温度がなだらかにあたたまりました。

使用するときは、マットを布団の間に敷いてからホースを差し込みます。スローペースな乾燥力が残念でした。


以上、マット有り布団乾燥機のランキングでした。

3製品に共通していたことは、裏面があまり乾かないということ。裏面まで乾かすなら運転時間を延長したり敷き布団を裏返したりする必要がありそうです。

除湿率の平均はマット無しのほうが高いですが、ダニの駆除を主として使うならマット無しの使用をオススメします。
  • 本体の大きさでは
    乾燥力はわかりませんでした
ここからは、今回のテストを終えてからの振り返りです。しばしお付き合いください。

検証をしてわかったのは、「乾燥機が大きい」と「乾燥力が高い」はつながらないということでした。
1位に輝いたアイリスオーヤマのカラリエKFK-W1。
結果的に、一番軽量のアイリスオーヤマのKFK-W1が1位に輝いたことから、多くの機能を充実させるよりも乾燥に着目した製品が強いという結果になりました。

製品の見た目や商品の大きさ、便利そうな機能紹介を見ただけで判断をしてしまいがちですが、それは真に満足のいく買い物とはいえないでしょう。今回のテスト結果が、その判断に役立てたなら幸いです。

また、マット有りのほうが乾く、という考えもただの思い込みでした。

マットを使って乾かすマット有りタイプと、ノズルを差し込むだけのマット無しタイプがあると知ると、手間のかかるマット有りタイプのほうが、乾燥力が高いという先入観がありました。
ダニ対策を目的とするなら、マット有りタイプがおすすめ。
ですが、マット有りタイプは表面の乾燥は得意でも裏面は苦手、しかも裏面の乾燥はマット無しタイプのほうが得意だというのが、今回のテストで分かりました。マット有りが得意なのは、ダニの駆除と考えたほうがいいようです。

よって、マット無しとマット有り、それぞれ使用目的によって選び分けたほうが効率的です。快適な布団で毎日眠るために、ぜひ生活スタイルに合った布団乾燥機を検討してみてください。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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