


加藤 真也/Test by MONOQLO編集部
【2020年】初心者のためのLEDランタンおすすめランキング4選|キャンプのプロが人気製品を徹底比較
初キャンプで思い知るのが“夜の怖さ”です。そこで重要となるのが、生活の明かりを提供してくれるランタン。ベテランキャンパーの中には「忘れたら帰らないといけない!」なんて言う人もいるくらい…。とはいえ、ランタンって多くのメーカーから幅広い価格帯で発売されているから、どれを選べばいいのか迷いますよね。そこで今回は、初心者でも手軽に買える「LEDタイプ」に注目し、同ジャンルでは安価な3000円以下で買える4製品を選抜。わかりやすくランキング評価してみました。

辛口レビュー雑誌。生活用品や家具、ガジェットに加え、保険やクレジットカードなどのサービスも比較検証する。
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これまでいくつものアウトドア特集、何冊ものアウトドアムックの編集を手がけてきた野外のスペシャリスト。消費者の立場にたったアウトドア道具のセレクトに精通している。ユーザーの不便をいかに解決してくれるかが、道具の真の魅力だと常に考え、新たな逸品探しに明け暮れる毎日を過ごす。
これまでいくつものアウトドア特集、何冊ものアウトドアムックの編集を手がけてきた野外のスペシャリスト。消費者の立場にたったアウトドア道具のセレクトに精通している。ユーザーの不便をいかに解決してくれるかが、道具の真の魅力だと常に考え、新たな逸品探しに明け暮れる毎日を過ごす。

キャンプ場めぐりをしながら、日本一周をしたアウトドアブロガー。人気キャンプブログ「Hyper Camp Creators」運営者のひとり。
キャンプ場めぐりをしながら、日本一周をしたアウトドアブロガー。人気キャンプブログ「Hyper Camp Creators」運営者のひとり。
キャンプシーズンの必需品
ランタンがないと夜が大変なんです
キャンプを始めるとなると、まず最初にぶち当たる壁が「キャンプ道具購入」です。

これから始める初心者の方だと、「何が必要なの?」や「どれを選べばいいの?」と思ってしまうこともしばしば。そこで今回は、キャンプサイトで過ごす夜のマストアイテム「ランタン」にフォーカスしてみました。 「ランタンより他のアイテムにお金をかけたいよ」と思ったあなた。野外の夜の怖さをちゃんと把握していますか? 昼は太陽の日差しの下で過ごしやすくても、日が沈むと野外は想像以上に暗いんです。 夕方でもこんなに暗いことだってあります…。

ランタンの重要性、おわかりいただけましたか? とはいえ、いろんな道具にお金がかかるキャンプの大変さ、重々承知しております。ということで、比較的安価で買える「LEDタイプ」の中からオススメを探してみました。
LEDランタンのメリットとデメリット

おすすめを見ていく前に、LEDランタンのメリットやデメリット、選び方をチェックしましょう。 昔ながらのランタンといえばガソリンやガスを利用するもの。でも、最近はLEDランタンが人気です。では、LEDランタンにはどのようにメリットやデメリットがあるのでしょうか。
メリット: 火を使わないので安心
一番のメリットは火を使わないという点。 可燃物であるガソリンやガスを使って明かりをつけるわけではないので、火災の原因になりません。キャンプやアウトドアでは、テントなど、意外と周りに燃えやすいものがあるもの。火を使わないLEDランタンは安全ですね。 また、長時間にわたって使い続けられるのもメリット。何時間も電池交換なしに照らし続けることができます。
デメリット: ガスランタンのほうが明るい
一方、デメリットとしては明るさではガソリン・ガスランタンの方が明るいという点があります。暗闇に包まれる野外ではできるだけ明るくしたいもの。明るさ重視ならガソリン・ガスランタンの方がいいかもしれません。
LEDランタンのおすすめの選び方

それでは、LEDはどのように選べばいいのでしょうか。ここではLEDランタンの選び方について見ていきたいと思います。
用途ごとに明るさを変えよう
LEDランタンと一口にいっても明るさは製品ごとにまちまち。用途ごとに明るさを変えるのがおすすめです。 キャンプなどの屋外であたり一面を照らすなら1000ルーメン程度の高輝度タイプを選びましょう。ただし、上でも述べた通りガソリン・ガスランタンに比べるとLEDランタンは明るさの面では劣ります。明るさが足りなければ複数個置くことを検討してください。 テント内など限られた範囲を照らすなら、150~300ルーメン程度がおすすめ。手元を照らすのに明るすぎるLEDライトはまぶしいものです。明るすぎるものを選ぶのはお勧めできません。 足元を照らすのに使う持ち歩き用のLEDランタンは100ルーメン程度がベスト。メインライトからパーツを取り外して使う方式のものもあるので、そのようなものを選ぶのも一つの手です。
給電方法は使い勝手に直結する
LEDランタンへの給電方式は、充電池と交換式電池の両方に対応していると使い勝手が〇。 普段は充電したバッテリーで照らしておき、いざとなったら電池を使うということが可能です。さらに、ソーラー電池や手回しで充電できるLEDランタンだと、緊急のときに役立つことでしょう。
暖色か寒色かにもこだわろう
LEDランタンはそれぞれ色温度が異なります。明るさ重視なら寒色系、雰囲気づくり重視なら暖色系がおすすめ。LEDランタンの中には色温度を切り替えられるものもあるので、そういったものならさまざまな用途に使えます。
防水機能があると使える範囲が広がる
水辺のアウトドアや、災害用としては防水機能があった方が便利。雨が降っていたり、ちょっと水がかかったりしたくらいでは問題なく使えます。さらに、IPX7やIPX8対応なら、水の中に入れてもOK。災害用ならこれくらいの防水力があった方がいいかもしれません。
吊り下げ・置き型・ハンディ、どれを選ぶ?
LEDランタンの使用方法は大きく分けて吊り下げ・置き型・ハンディの3タイプ。複数の使い方ができたほうがいろいろな状況に対応することができます。アウトドアなら吊り下げと置き型、防災用なら置き型とハンディの2タイプで使えるものがおすすめです。
「テント用」や「卓上用」などから
格安3000円以下を集めて徹底比較
じつはランタンはどんなものでも、ひとつだけだと明かりの届かないデッドスペースができてしまい、ちょっと不便だったりします。

家族や仲間が別々に行動する場合も考えると、ランタンはテント用や卓上用など、2つ用意するのがおすすめです。 その点を踏まえ、識者の協力のもと、テント内を照らしてくれるタイプ、卓上に置けるタイプなどから、比較的安価な3000円以下の4製品を選抜。「照射範囲」「明るさ」「調光」「吊り下げやすさ」などを比較してみました。

さて、どんな商品が1位に選ばれたのでしょうか。「テント用と卓上用の組み合わせ」なども意識しながら見ていきましょう。
“4段階調光”と“3色調色”搭載!
ジェントスのLEDランタン

ジェントス
LED ランタン
エクスプローラー SOL-036C
実勢価格:2882円
※キャンプシーズンは商品価格が変動しがちです。都度チェックがおすすめです。

テント内全体を照らすのに十分な明るさがあり、4段階調光、白色・暖色・昼白色の3色調色ができる「ジェントス LEDランタンエクスプローラー SOL-036C」。 透明なカバーを外しても、上下逆さまでも使えるので…。

本体底のフックを掛けて吊り下げて使用すれば、テント内を明るく照らしてくれます。これなら小さな子どもたちも怖がらないし、何よりキャンプの夜が過ごしやすくなることは間違いありません。 さて、お次は3000円以下とは思えないおしゃれでクラシックなランタンをご紹介します。
野外の食卓をムーディに演出
キャプスタのアンティークランタン

キャプテンスタッグ
アンティーク 暖色 LEDランタン
実勢価格:1541円
※キャンプシーズンは商品価格が変動しがちです。都度チェックがおすすめです。

適度なオレンジ色の明かりとアンティークなデザインで、テーブルの上に置いて使うのにおすすめなのが、キャプテンスタッグの「アンティーク暖色LEDランタン」。 テーブルの上に置くとサマになるうえ、炎の色に似たオレンジ色の光でリラックスできます。 ちなみに、実際に使ってみた状態がこちらです。

暖色系の色はキャンプ料理を美味しく演出してくれたり、照らされた表情を美しく豊かに見せてくれる効果もあるのだとか。これならキャンプの夜も楽しくなりますね。 スイッチをひねって細かく光量調整できますが、野外で過ごす上での明かりとしてはちょっと心もとないので、テント用に1位の「ジェントス」、テーブル用にこの「アンティーク」という組み合わせがオススメ。 はじめてのキャンプサイトの夜を快適かつムーディーに演出してくれますよ。 オススメのLEDランタン2品をご紹介した後は、ちょっぴり惜しかった他2製品をご参考までにご紹介します。
“吊り下げやすさに特化”した
AUKEYのマグネット付きランタン

AUKEY
LEDランタン
実勢価格:1899円
※キャンプシーズンは商品価格が変動しがちです。都度チェックがおすすめです。

コンパクトな形状が特徴の「AUKEY LEDランタン」は、テント内はもちろん、木の枝や、自転車のハンドルなどにも引っ掛けることができます。また、マグネットが内蔵されており、鉄などの金属にも固定可能です。
明るさは物足りない…
「パナソニック LEDランタン」

パナソニック
LEDランタン
実勢価格:789円
※キャンプシーズンは商品価格が変動しがちです。都度チェックがおすすめです。

LEDと、EVOLTAで70時間連続使用可能の「パナソニック LEDランタン」。紐がついているので、吊り下げはしやすいです。 また、値段も1000円を切るお値段なので、出費が多くなりがちなキャンパーの懐にはかなりやさしいのですが、いかんせん、ちょっと明るさが物足りません…。

夜の共同トイレに行く際のお供程度に使うのがベターかもしれませんね。キャンプの夜のトイレは怖いので、明かり以外にもお供が必要かもしれませんが(笑)。 以上、お買い求めしやすい3000円以下でおすすめのLEDランタンランキングのご紹介でした。 これから高まるキャンプシーズン。「出費が多いし、安めの良品がほしいなぁ」なんて思っている方は、ぜひご参考にしてみてくださいね!
the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。やらせなし、ガチでテストしたおすすめ情報を毎日お届けしています。