


青山 卓弥/Test by 家電批評編集部
マキタのコードレススティック掃除機おすすめランキング12選|各モデルを徹底比較
Amazonをはじめ、ネット通販で絶大な人気を誇る「makita(マキタ)のコードレススティック掃除機」。検索キーワードとしても、「コードレススティック掃除機」関連でもっとも検索されているブランドでもあります。しかし、マキタの掃除機は似たような形で様々なモデルがありどれを選んだらいいのかわからないのも事実。そこで今回は『家電批評』と『MONOQLO』編集部がマキタの掃除機を12台集めて徹底比較を行いました。テストしたからこそわかった、サンロクマルオリジナルのマキタのおすすめランキングをお届けします!

家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
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辛口レビュー雑誌。生活用品や家具、ガジェットに加え、保険やクレジットカードなどのサービスも比較検証する。
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MONOQLO編集部所属。テレビやオーディオなどにはじまり、電動アシスト自転車まで、その守備範囲は驚くほど広い。表向きは“ネコと妻と子どもを愛する家庭人”という穏やかな印象だが、じつはただの飲兵衛との噂も…。
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そもそも何でマキタの
スティック掃除機が人気なの…?

当サンロクマルドットライフでも何度かご紹介していますが、「マキタ」のコードレススティック掃除機がAmazonなどで人気製品となっています。 仕事やDIYなどで電動工具をよく使う方はご存知だと思いますが、「マキタ」は総合電動工具メーカーで、高容量でありながら小型で軽量の「リチウムイオンバッテリー」を活用した製品ラインナップに定評があります。

マキタのスティック掃除機のほとんどは、そのリチウムイオンバッテリーを電源とします。そのため充電機能が優秀な上、元々、建築現場などでの使用をメインとした掃除機なだけに1kg前後と軽く、いつでも手軽に使えます。さらに、パワフルで耐久性もあります。 また、機能がシンプルでフローリングなど得意分野がはっきりしている点や、価格が手頃なところが一般家庭でもウケて人気製品となったようです。
[選び方]次の4つをチェックして
ベストなマキタを選びましょう

ひと口に「マキタのスティック掃除機」と言ってもいろいろなタイプがあります。2019年3月には旧モデルより吸引力と耐久性がアップした「280シリーズ」が登場。ラインナップがさらに拡大しています。 「バッテリー効率がよく、軽くてパワフルで丈夫」なのがマキタのスティック掃除機の一番の特徴ですが、モデルによってはやや重かったり、パワフルさに欠けるものや比較的高額なモデルもあります。よって、どれを選んだらいいかわからなくなってきます。 そこで、マキタのスティック掃除機を選ぶ際におさえておきたいポイントをまとめてみました。
選び方のポイント1.集塵方式
マキタのクリーナーには「紙パック式」と「カプセル式」の2種類があります。
▼カプセル式

「カプセル式」はゴミがフィルターに詰まりやすく、フィルターのお手入れがちょっと面倒……。手入れを怠ると吸引力が低下する恐れがあります。
▼紙パック式

紙パック式の方がゴミ捨てが簡単で衛生的です。吸引力、衛生面、扱いやすさを考慮して、迷ったら「紙パック式」の方を選ぶことをおすすめします。
選び方のポイント2.バッテリー
マキタはリチウムイオンバッテリーを活用した製品作りに定評のあるメーカーです。スティック掃除機もそんな製品のひとつですが、古めの機種の中にはニカド電池を電源とするモデルもあります。
【リチウムイオンバッテリー式】

リチウムイオンバッテリーは自己放電が非常に少なく、継ぎ足し充電が可能です。しかも小型で軽量ながら大容量とあって、市場ではこちらが有利な状況です。ただ、リチウムイオンバッテリーは高価な素材が使用されている上、いろいろな安全回路が組み込まれているため値段は高めです。 でも、マキタのリチウムイオンバッテリーは互換性が高く、掃除機や工具だけでなくランタンやラジオ、コーヒーメーカーといった他のマキタ製品にも使えるので、持っていて損はなさそうです。 【ニカド電池式】 「ニッケル・カドミウム充電池」の通称で、大電流を流せるというメリットがある反面、自己放電が多くて使用せずともバッテリー容量が低下したり、継ぎ足し充電ができない(電池が空にならないと充電できない)というデメリットがあります。 さらに、有害物質とされるカドミウムが含まれていることもあって最近ではあまり使われなくなっています。 ※バッテリーの種類により互換性は異なるので、購入の際はご注意ください。
選び方のポイント3.上位機能の有無
掃除機を選ぶ際、ふつうは「吸引力」を気にすると思いますが、マキタのスティック掃除機はヘッドの形状に違いがないため、これまで編集部が行ってきた比較検証では正直、モデルの違いによる大きな差は見られませんでした。

それでも「吸引力」の評価に差が出たのは、搭載されている機能やオプションによるところが大きかったです。

吸引力を重視する方は是非「パワーモード」や「高機能ダストバッグ」といった上位機能がついているモデルをチェックしてみてください。
選び方のポイント4.パワーと重量

マキタのスティック掃除機を購入する際は「チョット重いけどパワーがあるモデル」なのか、「パワーはそこそこだけど、軽くて手頃なモデル」なのかを見極めて、自分のニーズに合っている方を選びましょう。
【チェックポイントのまとめ】
□集塵方式は紙パック式の方がおすすめ
□リチウムイオンバッテリーの方が汎用性あり
□吸引力重視なら上位機能付きモデルがベスト
□「パワー系」か「軽量系」かを見極める
マキタのスティック掃除機12台の
吸引力など10項目をテスト!

今回は、人気のあるマキタのスティック掃除機12台を集めて徹底比較を実施しました。テストしたのは、次の10項目です。 テスト1:ヘッド性能 マキタの搭載ヘッドはほとんどの機種で共通となるため、他社のスティック掃除機のヘッド性能を考慮のうえ、実際に使用した際のインプレッションをもとに評価しました。 テスト2:吸引力 各機種の吸込み仕事率の最大値をもとに採点。基本は強モードの数値ですが、パワフルモードなどを搭載する機種はそちらの数値を採用しています。 テスト3:駆動時間 フル充電から充電がなくなるまでの時間を比較。各機種の最弱運転時の時間を基準に、最強運転時の駆動時間の違いなども考慮に入れて採点。 テスト4:集塵方式・排気 紙パック式とカプセル式のどちらを採用しているかに加え、付属するダストバッグのグレードも考慮。高機能ダストバッグ対応の場合は排気の面で加点しています。 テスト5:搭載モード 掃除モードをいくつ搭載するかに加えて、各モード使用時の吸引力の数値なども考慮。実用的かどうかも含めて評価しました。 テスト6:付加機能 LEDライトの有無や明るさに加えて、付属ノズルなどを考慮して採点。また、本体スイッチのタイプや操作感についても付加機能として採点しています。 テスト7:持ちやすさ 本体+付属バッテリーの重量に加えて、グリップの握りやすさや形状なども考慮して採点しています。 テスト8:バッテリータイプ 「リチウムイオン電池」と「ニカド電池」のどちらを採用しているか、オプションバッテリーのラインナップ、交換可能かどうかをチェックして採点しました。 テスト9:充電速度 付属バッテリー使用時の充電完了までにかかる時間を比較。※付属バッテリーの容量差については考慮していません。 テスト10:コストパフォーマンス マキタは「安くて良い」製品の代表格ということで、Amazonでの販売価格を基準にコスパを評価しています。 掃除機に求める10項目を総合的にチェックして、おすすめ順ランキングを作成しました。 それでは、注目の第1位からどうぞ!
【軽さもバランスもいい!】
優等生タイプのCL107FDSHW
マキタ(makita) CL107FDSHW 実勢価格:1万4059円 タイプ:軽量タイプ サイズ:W112×H150×D960mm(パイプ・ノズル付) 重量:1.1kg(バッテリー含) 集塵方式:紙パック式 吸込み仕事率:32W 充電時間:約22分 連続使用時間:約10分(パワフルモード)、約12分(強モード)、約25分(標準モード) バッテリータイプ:10.8V 1.5Ah 付属品:抗菌紙パック(10枚)、ダストバッグ、ノズル、ストレートパイプ、サッシ(すきま)用ノズル
見事ベストバイの座をゲットした「CL107FDSHW」。上位モデルではないものの「パワフルモード」を備えていて、強さの3段階調整が可能です。

着脱式のリチウムイオンバッテリーで交換しやすく、フル充電まで約22分の急速充電に対応。 駆動時間は最大25分ですが、オプションの高容量バッテリーに交換すれば最大67分の長時間駆動も実現できます。なお、バッテリーが軽量な分、取り回しも快適です。

グリップが比較的フラットで、棚や壁など高い位置の掃除ではスッと持ち上げることができ、低い位置で使う際も手首への負担が少ない印象です。

しかし、付属の標準タイプのダストバッグのままコーヒーの粉を吸ってみたところ、排気口の周りがかなり汚れてしまいました。これでは掃除中にホコリを撒き散らしてしまう恐れが……。 快適に使用するためには、上位モデルに標準搭載されている「高機能ダストバッグ」を別途購入することをおすすめします。

マキタ(makita) 高機能ダストバッグ A-58257 実勢価格:808円
ダストバッグは紙パックと違い、繰り返し使うことができます。

標準タイプのダストバッグ使用時より捕集効率が向上し、細かいごみもしっかり集められます。 マキタのスティック掃除機の中で「CL107FDSHW」は何かがズバ抜けているという訳ではありませんが、程々に軽くて持ちやすく、パワフルモード搭載で上位モデルに次ぐ吸引力を備えていて、好バランスな1台と言えそうです。
【軽さと60分長時間稼働が魅力】
通販生活「マキタのターボ・60」

通販生活 マキタのターボ・60 実勢価格:1万3475円 タイプ:軽量タイプ サイズ:全長98.3cm(パイプ、ノズル含む)、ノズル幅23cm 重量:1.3kg(バッテリー含) 集塵方式:紙パック式 吸込み仕事率:5W(標準)、20W(強)、35W(ターボ) 充電時間:約150分 連続使用時間:約12分(ターボモード)、約20分(強モード)、約60分(標準モード) バッテリータイプ:10.8V 付属品:集塵パック(紙10枚・不織布1枚)、すき間ノズル、充電アダプター
通販生活モデルの2019年版「マキタのターボ・60」が2位にランクイン! 以前のモデルは標準モードでの稼働時間が30分だったのに対し、こちらの新モデルは60分と格段に伸びています。

手にしたときの「軽さ」も随一で、取り回しが良く、高いところの掃除もラクに行えます。

モードは「標準」「強」「ターボ」の3つを搭載。ハンディ掃除機としても使用できます。 髪の毛のようなゴミにはやや弱かったですが、吸引力もなかなか優秀でした。カーペット上にコーヒー粉を撒いて行った吸引テストでは、点々と残りが見られたものの、1回の吸引でほとんどキレイに!

フローリング上に砂を撒いての検証では、1回の吸引で満足できるレベルでした。

あと、「5年保証」がついている点もうれしいポイントです。 ……ただ、充電時間が約2時間半と他のモデルと比べるとかなり長め。しかもバッテリー内蔵タイプなので、充電の際は本体をコンセントの近くに置く必要があります。 吸引力や使い勝手は申し分ないのですが、充電機能がチョット惜しく、ここの部分がマイナスとなってしまいました。 ちなみに、通販生活「マキタのターボ」には専用スタンドがあります。置き場に困りそうだな……という方は専用スタンドも一緒に購入すると安心かもしれません。

通販生活 マキタのスタンド(単品) 実勢価格:3045円

通販生活 マキタのターボ・60 本体+専用スタンドセット 実勢価格:1万6520円
【パワフルな吸引力が魅力】
上位モデルのCL282FDRFW

マキタ(makita) CL282FDFCW 実勢価格:3万2044円 タイプ:パワータイプ サイズ:W114xH154xD1016mm 重量:1.5kg(バッテリー含) 集塵方式:紙パック式 吸込み仕事率:15W(標準)、42W(強)、60W(パワフル) 充電時間:約22分 連続使用時間:約15分(パワフルモード)、約20分(強モード)、約50分(標準モード) バッテリータイプ:18V 3.0Ah.0Ah 付属品:ロック付サイクロンアタッチメント、ストレートパイプ340、ノズル、 サッシ(すきま)ノズル、抗菌紙パック10枚、高機能ダストバッグ
効率よく稼働する「ブラシレスモーター」が搭載され、パワーアップした最上位モデル「CL282FDFCW」が3位にランクイン!

カーペットでの吸引力テストではやや得点が伸び悩んだものの、他機種が苦戦した毛足の長い絨毯では高得点を獲得。

フローリングでのテストでは、コーヒーの粉、砂、紙くずのいずれもキッチリと吸い取り、満点に近い得点を獲得。吸引力のパワフルさが際立っていました。 約22分の充電で、標準モードならば50分稼働するので、バッテリーのスペックもなかなか優秀です。

ノズルを付け替えればハンディタイプになります。しかし、本体重量が約1.5kgと他機種よりかなり重め。手に負担がかかり、女性には扱いづらいかもしれません。 「CL282FDFCW」は分離式バッテリー、ロック付サイクロンアタッチメントなど魅力的なオプションがあり、吸引力もバツグン。 でも重量がネックになり、扱いやすさの評価がやや低くなってしまいました。「重くてもいいから、とにかくパワフルなものが欲しい!」という方にとっては“アリ”かもしれません。
【大容量バッテリーで充電も優秀】
吸引仕事率が高いCL182FDRFW

マキタ(makita) CL182FDRFW 実勢価格:2万6374円 タイプ:パワータイプ サイズ:W115×H151×D1004mm(パイプ・ノズル付) 重量:1.5kg(バッテリー含) 集塵方式:紙パック式 吸込み仕事率:37W 充電時間:約22分 連続使用時間:約20分(強モード)、約40分(標準モード) バッテリータイプ:10.8V 1.5Ah 付属品:ダストバッグ、抗菌紙パック10枚、ノズル、ストレートパイプ、サッシ(すきま)用ノズル

4位は「CL182FDRFW」は大容量バッテリーを備えたパワフルなモデル。マキタ随一の吸引力と長時間駆動が持ち味です。バッテリー容量は大きいですが、充電時間は約22分と優秀で、吸引仕事率も高めでした。

連続で20分使用しても吸引力がほとんど落ちませんでした! ちなみに、1位のCL107FDSHWのパワーモードより、コチラの強モード(HIGH)の方が強い印象でした。

ハイパワーな大容量バッテリーを搭載している分、重量があるので、持ち上げて使うにはやや不利。でもラバーグリップで持ちやすいので、比較的長く床掃除をすることが多い方にはおすすめです。 パワフルなモデルが欲しいけれど最上位の「282」はチョット値段が高すぎる、またはオーバースペックと感じる方は「182」を選ばれるといいかもしれません。
【高機能ダストバッグ搭載】
ややパワフルなCL142FDRFW

マキタ(makita) CL142FDRFW 実勢価格:2万6000円 タイプ:パワータイプ サイズ:W115×H151×D986mm(パイプ・ノズル付) 重量:1.4kg(バッテリー含) 集塵方式:紙パック式 吸込み仕事率:29W 充電時間:約22分 連続使用時間:約20分(強モード)、約40分(標準モード) バッテリータイプ:14.4V 3.0Ah 付属品:ダストバッグ、抗菌紙パック10枚、ノズル、ストレートパイプ、サッシ(すきま)用ノズル
5位は「CL142FDRFW」。吸引力はCL182に劣るものの、マキタのステッィク掃除機の中ではパワフルな部類に入ります。駆動時間はCL182と同等ですが、コチラの方が軽量さに勝ります。 なお、「CL142FDRFW」には高機能ダストバッグが標準搭載されています。
【軽量シンプル派なら】
バランスのいいCL100DW

マキタ(makita) CL100DW 実勢価格:1万3180円 タイプ:軽量タイプ サイズ:W966×H150×D103mm(パイプ・ノズル付) 重量:0.88kg(バッテリ含) 集塵方式:カプセル式 吸込み仕事率:14W 充電時間:約50分 連続使用時間:約12分 バッテリータイプ:10.8V 1.3Ah 付属品:ノズル、ストレートパイプ、サッシ(すきま)用ノズル
6位は「CL100DW」。集塵方式がカプセル式なのでゴミの捨てやすさは少々難ありですが、0.88kgと超軽量。吸引力や取り回しもよく、コチラもなかなかバランスのいいモデルといった感じです。
【低価格だけど充電機能が優秀】
稼働時間も悪くないCL072DSH

マキタ(makita) CL072DSH 実勢価格:1万2195円 タイプ:軽量タイプ サイズ:W966×H150×D103mm(パイプ・ノズル付) 重量:0.98kg(バッテリー含) 集塵方式:紙パック式 吸込み仕事率:14W 充電時間:約30分 連続使用時間:約12分(強モード)、約24分(標準モード) バッテリータイプ:7.2V 1.0Ah 付属品:ダストバッグ、抗菌紙パック10枚、ノズル、ストレートパイプ、サッシ(すきま)用ノズル
7位は軽量モデルである「CL072DSH」。吸引力は強くないですが、充電速度や駆動時間などでポイントを獲得。マキタのスティック掃除機の中では「意外な伏兵」といった印象です。
【フロアも絨毯もひとつでOK】
バッテリー内蔵型CL105DWN

マキタ(makita) CL105DWN 実勢価格:1万1522円 タイプ:軽量タイプ・パワフルモード搭載 サイズ:W113×H136×D983mm(パイプ・ノズル付) 重量:1.0kg(バッテリー含) 集塵方式:紙パック式 吸込み仕事率:20W 充電時間:約180分 連続使用時間:約8分(強モード)、約24分(標準モード) バッテリータイプ:10.8V 1.3Ah 付属品:フロアじゅうたんノズル、サッシ(すきま)用ノズル、ストレートパイプ、紙パック10枚、ダストバッグ
8位は「CL105DWN」。CL105DWの改良版で吸引力や駆動時間が向上している印象です。「床磨きブラシ」と「毛とりブラシ」の両方を備えた「フロア・じゅうたん用ノズル」搭載で、ひとつのノズルでフローリングも絨毯も掃除できます。 バッテリー内蔵型なので「充電のたびにバッテリーの抜き差しが面倒」という方にもおすすめです。
【10台中最軽量】一人暮らしの
部屋ならアリなCL070DSH

マキタ(makita) CL070DSH 実勢価格:1万965円 タイプ:軽量タイプ サイズ:W966×H142×D103mm(パイプ・ノズル付) 重量:0.81g(バッテリー含) 集塵方式:カプセル式 吸込み仕事率:14W 充電時間:約30分 連続使用時間:約12分 バッテリータイプ:7.2V 1.5Ah 付属品:フィルタ、ノズル、ストレートパイプ、サッシ(すきま)ノズル
9位は「CL070DSH」。バッテリーは7.2Vと低容量ですが、吸引力は悪くありません。軽量で取り回しもよく、スティック掃除機に多くを求めない方や、単身世帯の方におすすめです。
【充電時間50分】
モードが少なめCL102DW

マキタ(makita) CL102DW 実勢価格:1万4200円 タイプ:軽量タイプ サイズ:W113×H150×D984mm(パイプ・ノズル付) 重量:1.0kg(バッテリー含) 集塵方式:紙パック式 吸込み仕事率:14W 充電時間:約50分 連続使用時間:約13分(強モード)、約21分(標準モード) バッテリータイプ:10.8V 1.3Ah 付属品:ダストバッグ、抗菌紙パック10枚、ノズル、ストレートパイプ、サッシ(すきま)ノズル
10位は「CL102DW」。充電時間は50分と比較的短いですが、吸引力や駆動時間、モードの少なさが積み重なり、順位はやや低めとなってしまいました。
【安いけど…】充電が遅くて
性能も控えめなCL105DW

マキタ(makita) CL105DW 実勢価格:1万287円 タイプ:軽量タイプ サイズ:W113×H136×D983mm(パイプ・ノズル付) 重量:1.0kg(バッテリー含) 集塵方式:紙パック式 吸込み仕事率:20W 充電時間:約50分 連続使用時間:約7分(強モード)、約10分(標準モード) バッテリータイプ:10.8V 1.3Ah 付属品:T型ノズル、ストレートパイプ、サッシ(すきま)用ノズル、紙パック(10枚)、ダストバッグ
11位は「CL105DW」。電池内蔵式で充電時間がかかる上に性能も控えめ。パワフルモードの操作性も改良モデル「CL105DWN」には及びませんでした。
【昔ながらのニカド電池モデル】
デザインもチョイ古めな4076DW

マキタ(makita) 4076DW 実勢価格:1万1800円 タイプ:軽量タイプ サイズ:W118×H136×D983mm(パイプ・ノズル付) 重量:1.1kg(バッテリー含) 集塵方式:紙パック式 吸込み仕事率:14W 充電時間:約180分 連続使用時間:約8分(パワフルモード)、約12分(強モード)、約23分(標準モード) バッテリータイプ:7.2V 1.3Ah 付属品:フロアじゅうたんノズル、サッシ(すきま)用ノズル、ストレートパイプ、紙パック(10枚)、ダストバッグ
12位は今回唯一のニカド電池モデルの「4076DW」。持ち手の形状もややずんぐりし、スイッチの操作感も一世代前のものという感がありますが、ギリギリランキングに滑り込みました。 マキタのスティック掃除機はモデルによってヘッドに違いがある訳ではないので、吸引力の違いはさほどありません。なので、「パワー系」か「軽量系」かで選ぶのが一番わかりやすいと思います。 軽くてまぁまぁ性能がいいものをお求めならば「CL107FDSHW」、多少重くてもいいからパワーを重視したいという方は「CL182FDRFW」あたりを選ぶと間違いありません。 以上、2020年版マキタのおすすめスティック掃除機12選でした。 続いては番外編をご紹介します。
Amazonのパーツで盛ると
マキタはパワーアップする?

マキタの中でも軽くて使いやすく、ソツのないモデルとして不動の人気を誇っている「CL107」に、Amazonで手に入るさまざまなオプションパーツを導入すると「ダイソンのようになるのでは?」という仮説を証明するべく、テストを行いました。 まずはバッテリーから検証していきます。
【検証1】バッテリーを替えたら
パワーアップするのか実験!

「CL107」はリチウムイオンバッテリーで駆動するモデル。ハイパワーなバッテリーに交換したら、掃除機自体のパワーもアップするのか検証してみました。 ※数値はいずれも実測値。稼働音は「パワフルモード」時のものです。
マキタの標準バッテリー「BL1015」

マキタ(makita) リチウムイオンバッテリBL1015 実勢価格:5545円 【10.8V / 1.5Ah】
▼テスト結果
稼働音 | 最大76.5dB |
---|---|
手にかかる重さ | 1.07kg |
吸引力 | 標準 |
バッテリー持続 | 9分48秒 |
CL107のバッテリー付きモデルに標準装備されているのがコチラ。
マキタの純正パワフル版「BL1040B」

マキタ(makita) リチウムイオンバッテリBL1040B 実勢価格:9680円 【10.8V / 4.0Ah】
▼テスト結果
稼働音 | 最大78.9dB |
---|---|
手にかかる重さ | 1.25kg |
吸引力 | 変わらず |
バッテリー持続 | 22分55秒 |
「BL1040B 」はCL107に適応するマキタの純正高容量バッテリー。 標準タイプの「BL1015」と比べるとバッテリー持続時間は倍増。重さや稼働音も数値が上がっていますが、吸引力は標準タイプとほとんど変わりませんでした。
HFengの互換バッテリーは3.0Ahで格安

HFeng store 互換バッテリー 実勢価格:2199円 【10.8V / 3.0Ah】
▼テスト結果
稼働音 | 最大76.6dB |
---|---|
手にかかる重さ | 1.10kg |
吸引力 | 変わらず |
バッテリー持続 | 12分58秒 |
重量、稼働音ともに純正1.5Ahモデルとほぼ一緒。それでいて価格は純正品の半分以下。安くて持続時間が純正品より少し長いのはいいのですが、海外製品はやや不安が……。
ジェネリックの4.0Ah大容量バッテリー

POWERGIANT 互換バッテリー 実勢価格:4099円 【10.8V / 4.0Ah】
▼テスト結果
稼働音 | 最大79.0dB |
---|---|
手にかかる重さ | 1.22kg |
吸引力 | 変わらず |
バッテリー持続 | 24分27秒 |
外国製のジェネリックバッテリー。純正4.0Ahモデルの半額以下ながら、持続時間は24分を突破。重さや稼働音も文句なしです。
〈テスト結果〉
バッテリーを大型化することの最大のメリットは持続時間が長くなることにあります。純正1.5Ahでは持続時間が短いという場合は、純正の4.0Ahを試してみることをおすすめします。ただ、パワーが増えるわけではないのでご注意を!
というわけで、バッテリーについてはやはり純正をおすすめします。購入直後は良いのですが、互換バッテリーは、古くなると最悪発火の可能性も高まります。壊れたときのリスクを考えれば、「純正一択」で間違いありません。
【検証2】ダイソンっぽくなる
サイクロンアタッチメントの効果は?

ダイソン掃除機の一番の特徴は「サイクロン式」を採用していることにあります。「サイクロン式」は吸い込んだゴミと空気を遠心力で分離して、ゴミだけをダストボックスに集める方式で、排出される空気は比較的クリーンです。 対してマキタのCL107は「紙パック式」。空気ごとゴミを取り込み、紙パックフィルターでゴミを濾して空気を外に出すのですが、排出された空気はあまりキレイとは言えません。 それぞれの方式にメリット・デメリットがありますが、実はマキタもアタッチメントを付けることでサイクロン式にすることができます。という訳で、お次はサイクロンアタッチメントの効果検証をご紹介します。 ※数値はいずれも実測値。稼働音は「パワフルモード」時のものです。
マキタ純正のサイクロンアタッチメント

マキタ(makita) サイクロンアタッチメント 実勢価格:2904円
▼テスト結果
稼働音 | 最大78.4dB |
---|---|
手にかかる重さ | 1.27kg |
吸引力 | やや弱くなる |
ホコリの処理 | 漏れないが捨てにくい |
マキタ通の中では注目度高めなアタッチメントのひとつ。ダストバッグより集塵容量が多く、集めたゴミの量が一目で分かるので「掃除をした」という達成感もひとしおです。 ※ダストバッグ……紙パックはゴミがいっぱいになったら捨てないといけませんが、ダストバッグは不織布製で繰り返し使うことができます。紙パックとダストバッグの性能については次の【検証3】をご参照ください。 〈サイクロンアタッチメントを付けた状態〉

純正品より1000円安い互換サイクロン

Suregg Bisoff 互換サイクロンアタッチメント 実勢価格:1859円
稼働音 | 最大78.4dB |
---|---|
手にかかる重さ | 1.25kg |
吸引力 | やや弱くなる |
ホコリの処理 | 漏れないが捨てにくい |
Amazonの「集じん機用アクセサリ」の売れ筋ランキングの上位にいるSureggの互換サイクロンアタッチメント。作りは粗いものの、吸引力などは純正品と互角です。 〈サイクロンアタッチメントを付けた状態〉

当たり前ですが、アタッチメントを取り付けることでやや重さが増します。ちなみに吸引力は、ノーマルタイプ(紙パック式)のときよりちょっと弱めでした。
〈テスト結果〉
バッテリーのジェネリック品はやや心配な部分がありますが、サイクロンアタッチメントに関しては純正品と大差がないので、サイクロン式を試してみたいという方は、まずは価格の安いジャネリックを使ってみるのアリだと思います。
【検証3】紙パックを替えたら
吸引力はパワーアップする?

先ほどの【検証2】でもお伝えしましたが、ダイソンはサイクロン式で、マキタCL107は紙パック式の掃除機です。 紙パック式は、ゴミが溜まってくると空気の通り口がふさがって吸引力が落ちるというデメリットがあります。また、マキタ掃除機の純正紙パックは、細かいゴミがもれやすいということが過去の検証テストで分かっています。 かと言ってサイクロンアタッチメントを使うと、空気の通り口はふさがらないものの、そもそもの吸引力がやや弱め……。ここでおすすめなのが、マキタの「ダストバッグ」です。
やっぱりゴミがもれた純正紙パック…

マキタ(makita) 充電式クリーナー用 抗菌仕様紙パック 10枚入り×2 実勢価格:1125円

ゴミが溜まるにつれ、吸引力が減衰。粒子の細かい関東ローム層の赤土を用いて吸引試験を行ったところ、紙パックはかなりのもれが確認できました……。
本体に付属してくる不織布製のダストバッグ

マキタ(makita) ダストバッグ A-43957 実勢価格:110円

CL107を購入すると、紙パックと一緒にこの「A-43957」が付属してきます。紙パックより明らかに吸引力向上。不織布のため繰り返し使用できますが、低価格で買い替えがしやすく、いざとなったら気軽に捨てられます。
水洗いもできる高機能ダストバッグ

マキタ(makita) 高機能ダストバッグ A-58257 実勢価格:800円

ダストバッグ同様、吸引力が向上。ただ、今回のテストでは赤土を抑えきることはできませんでしたが、高機能タイプは洗って繰り返し使うことができます。
〈テスト結果〉
今回のテストでも紙パック使用時は吸引力が落ち、細かいゴミが外にもれてしまいました。でもダストバッグに替えることで、吸引力の向上と排気のクリーン化がのぞめることが分かりました。
【検証4】他にもいろいろある
アタッチメントで買うべきは?
サイクロンアタッチメントやダストバッグの他にも、マキタの掃除機にはいろいろなアタッチメントが用意されています。【検証4】では、CL107のフットワークのよさを最大限活かすことができるアタッチメントを探してみました。

マキタ(makita) じゅうたん用ノズルDX A-59950 実勢価格:1710円
“DX”ですが、構造はかなりシンプル。その分、お手入れがラクなのはうれしいですが、絨毯掃除にはあまりフィットしないかも……。

マキタ(makita) ラウンドブラシ A-65947 実勢価格:966円
やわらかい毛先が特徴のラウンドブラシ。エアコンや空気清浄機に役立ちます。フレキシブルホースとの相性が抜群!

マキタ(makita) 棚ブラシ A-65931 実勢価格:849円
棚ブラシもフレキシブルホースと組むことで真価を発揮。隅っこ掃除はおまかせ!ホウキのようにも使えます。

マキタ(makita) シートノズル A-67022 実勢価格:1776円
おもに車内の掃除で活躍。汚れをこそげ落としつつ吸引するイメージです。

マキタ(makita) フレキシブルホース A-65925 実勢価格:516円 ※Amazonあわせ買い価格です
エアコンや車内の清掃などに威力を発揮。ちょっと短いという声もありますが、500円ほどでこの汎用性の高さは驚きです!
〈テスト結果〉
セットでまとめて購入するのもいいですが、フレキシブルホースを中心に、ラウンドブラシ、棚ブラシなどの陣容を固めていくほうがおすすめ。これでCL107のフットワークを最大に活かせます。ただ、全般的に抜けやすいので、その点はご注意ください。
【検証5】マキタがより
使いやすくなるスタンドとは?
ダイソンにしろマキタにしろ、スティック型クリーナーは意外と置き場所に困ったりします。そこで、CL107にフィットするという山崎実業のクリーナースタンドの実力を検証してみました。

山崎実業 クリーナースタンド 3275 実勢価格:1627円

重厚さがなく、若干のぐらつきが気になりますが、CL107に程よくフィットします。ただでさえ軽いCL107を、さらに気軽に手に取れるようになります。マキタのフットワークがさらに軽くなり、掃除のハードルが下がること間違いなし! これはかなり買いの逸品です。
ジェネリックのサイクロンアタッチ
メントは使えるという収穫
マキタのCL107を盛ったらダイソン、とまではいきませんでした。これは想定内の結果ではありますが、さまざまなパーツを試した中で新たな発見がありました。ジェネリックのサイクロンアタッチメントが純正なみに使えそう……ということが分かったのは収穫のひとつです。 ただ、先ほどもお伝えしましたが、どのアタッチメントもも抜けやすい傾向があるのでご注意ください。 以上、マキタのコードレススティック掃除機おすすめランキング12選&マキタのコードレス掃除機の検証でした。マキタの掃除機をより効果的に使いたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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