修正テープってどれがいいの? 使いやすい最強の1個を探します

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大人はシャープペンよりボールペンを使う機会が多いと思うので、必然的に修正テープも使う方が多いのではないでしょうか。しかし、近年は様々なメーカーからたくさんの製品が出ていて、「いったいどれを選べばいいの?」と悩んでしまいます。

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そこで今回は、修正テープを16製品集め、文房具のプロ2人に検証していただきました。さっそく結果を発表したいところですが、まずは選び方のポイントを簡単に解説しましょう。

コスパや使い勝手にも影響する 3つの選び方をマスターしよう!

[選び方①]コスパ重視なら詰め替え型が良い!
消耗品である修正テープは、テープが切れる度に本体ごと買い替えていてはもったいない! 詰め替えできるタイプを選んだ方が長い目ではお得です。

コスパや使い勝手にも影響する3つの選び方をマスターしよう! イメージ

もちろん同じ商品を使うことが前提なので、文房具は使い切る前になくしたり壊れたりする場合も多いので、自分の使い方を考えてからタイプを決めましょう。

[選び方②]「たるみ防止」があると便利
実は修正テープの故障で一番多いのが、テープがたるんで戻らなくなることなんです。

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詰め替え型だと、ケースを開けて直接テープを巻けますが、できれば外側から簡単に対応できるものか、たるみ防止機能があるものが望ましいです。

[選び方③]ヘッドカバーは使い勝手に影響大!
ヘッド部分のカバーは様々な形状があり、どれを選ぶかはかなり重要なんです。ヘッドカバーはテープの汚れを防ぐのに必須ですが、キャップ式だとなくしてしまう可能性があります。様々な形状があるので、使い勝手を考慮して選びましょう。

タイプ1:ノック式

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ノック式は「片手で扱えて楽」と識者の評価が高い形状です。ただ、16製品中1つしかなく、今のところこの形状は少ないのが現状です。

タイプ2:カバー式

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一番多いタイプです。テープ面だけを覆うものも多いので、ゴミが付く心配やペンケースの中で動いて外れることもあります。

タイプ3:スライド式

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スライド式には2タイプあり、こちらはヘッド周りに伸縮するスライドカバーが付いているタイプです。これも周りのものに当たると動いてしまうのと、ゴミ付着の心配があります。

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こちらはヘッドが本体に収納できるタイプです。何かに当たっても動きにくいので、カバースライドよりは防御力が高めです。

タイプ4:キャップ式

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本体と分離するキャップ式はどうしてもなくなる心配があります。

いよいよ16製品をテスト! 実際に使ってみて採点しました

それでは、次はテスト方法を解説していきましょう。ご協力をいただいたのはこちらの方々です。

いよいよ16製品をテスト!実際に使ってみて採点しました イメージ

(左)文房具ライターのきだてたくさん
(右)文具プランナーの福島槙子さん

【評価項目】
次の4項目を合計100満点で評価しました。

1. 持ちやすさ:15点

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手になじまないと、使うときにストレスを感じてしまいます。男性と女性の手のサイズで違いはあると思いますが、今回は女性向けに評価をつけました。

2. 機能性:30点
ヘッドの性能、テープ自体の性能、内部ギアの性能の3つの視点でチェックしました。

3. 仕上がり:30点

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きちんと文字が隠れるか、テープの上からしっかり文字が書けるか、重ねてテープを貼ることができるかを評価しました。

4. デザイン:20点
見た目のオシャレ感はもちろん、ヘッド部分のカバーが機能的かなども評価に入ります。

5. エクストラ(その他):0.5~5点

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リムーバーなどがついている、カラバリが豊富といった、独自の付加機能がある場合に0.5~5点をエクストラ点として評価しています。


それでは、いよいよランキング結果の発表です!

「消す」ならやっぱりMONO! 浮気できない圧倒的な軽さです

識者も編集員も全員が「MONO AIR最強!」と声をそろえるほどダントツの1位でした。

トンボ鉛筆:MONO AIR:修正テープ

トンボ鉛筆
MONO AIR
実勢価格:270円


テープ幅:5mm
長さ:10m
使い切り型
ヘッドカバー式

MONOは14種類の修正テープシリーズを用意するほど力を入れており、その中から1位が出るのは納得です。とにかく本当に軽くてスイスイ消せます。

「これを使い慣れると、他のものは重く感じてしまいます」(文具プランナー・福島槙子さん)

[採点結果]

「消す」ならやっぱりMONO!浮気できない圧倒的な軽さです イメージ

「AIR」の名にふさわしく、引きが軽いのが最大の特徴。テープのヨレや剥がれもなく、ササっと消せました。

「消す」ならやっぱりMONO!浮気できない圧倒的な軽さです イメージ2

テープ幅とカラバリも多く、持ち運びやすいサイズ感もうれしいポイントです。

唯一立て置きできるのが便利! デザインもオシャレです

ゼブラ:クルティア:修正テープ

ゼブラ
クルティア
実勢価格:165円


テープ幅:5mm
長さ:6m
詰め替え型
スライド式

[採点結果]

唯一立て置きできるのが便利!デザインもオシャレです イメージ

引きが軽く、テープ切れも良く機能性は文句ナシ。360°回転ヘッドで、ラフに引いてもキレイなのが感動。

唯一立て置きできるのが便利!デザインもオシャレです イメージ2

修正テープとは思えないデザイン性の評価も高く、福島さんの個人的ベストはこれでした。

ペンのような使い勝手と しなるヘッドが便利です

トンボ鉛筆:MONO ps:修正テープ

トンボ鉛筆
MONO ps
実勢価格:259円


テープ幅:4.2mm
長さ:6m
使い切り型
スライド式

[採点結果]

ペンのような使い勝手としなるヘッドが便利です イメージ

テープを引くときヘッド部分がしなるので貼りやすく、ペンのような感覚で縦にも横にも引けます。

ペンのような使い勝手としなるヘッドが便利です イメージ2

ただし、ボディが長すぎる点と、せっかく付属しているリムーバーは、使うと結構紙が傷んでしまった点が惜しい!

4位: カワイイわりには
意外と大きめサイズ

プラス:ホワイパーPT:修正テープ

プラス
ホワイパーPT
実勢価格:216円


テープ幅:5mm
長さ:6m
詰め替え型
ヘッドカバー式

[採点結果]

4位: カワイイわりには意外と大きめサイズ イメージ

テープは引きやすいですが、完全に女性をターゲットにしたペール系カラーと見た目は、好き嫌いが分かれそうです。

4位: カワイイわりには意外と大きめサイズ イメージ2

機能性や仕上がり自体は良いです。福島さんの個人評価でも同率2位のうちの1つでした。

5位: 使いやすさ追求!
大きめで据え置き用

トンボ鉛筆:MONO PGX:修正テープ

トンボ鉛筆
MONO PGX
実勢価格:248円


テープ幅:5mm
長さ:6m
詰め替え型
ヘッドカバー式

[採点結果]>

5位: 使いやすさ追求!大きめで据え置き用 イメージ

長さ11.5センチと大きめですが、女性にも持ちやすく使い勝手の良さが特徴です。

5位: 使いやすさ追求!大きめで据え置き用 イメージ2

テープ幅とヘッド幅のサイズ差が少なく、引いていてヨレないのもポイント。コレといった特徴はありませんが、平均的に高評価で家やオフィスに置いておきたい1本です。

6位: 大きなサイズで安定
便利な消しゴム付き

トンボ鉛筆:MONO 2way:修正テープ

トンボ鉛筆
MONO
2way
実勢価格:324円


テープ幅:5mm
長さ:6m
詰め替え型
スライド式

[採点結果]

6位: 大きなサイズで安定便利な消しゴム付き イメージ

約10.5×2cmとかなり大型で、サイズ的に家や職場向きですが、長さは6mと短くコスパが悪いのが少々残念。

6位: 大きなサイズで安定便利な消しゴム付き イメージ2

また、キレイに消せますが、テープ切れが良くないのも惜しい! 消しゴム付属(エクストラ加点分)ではあるものの、使う機会がどこまであるかは考えどころです。

7位: カチッときれいに
切れる補助付き

ぺんてる:カチット:修正テープ

ぺんてる
カチット
実勢価格:267円


テープ幅:4mm
長さ:10m
詰め替え型
スライド式

[採点結果]

7位: カチッときれいに切れる補助付き イメージ

「カチッ」と音がするまで紙に押しつけるとキレイにテープが切れて、修正テープを使うのが苦手な人にはうれしい機能付きです。

7位: カチッときれいに切れる補助付き イメージ2

ただ、その機能のせいでボディがゴツくなり、重くなってしまったのがマイナスに働きました。

8位: 小さくて携帯に便利
カラバリと幅も豊富

トンボ鉛筆:MONO CC:修正テープ

トンボ鉛筆
MONO CC
実勢価格:216円


テープ幅:5mm
長さ:6m
使い切り型
ヘッドカバー式

[採点結果]

8位: 小さくて携帯に便利カラバリと幅も豊富 イメージ

本体の長さが約7.2cmと、持ち運びにピッタリで女性に持ちやすい小さめサイズです。

8位: 小さくて携帯に便利カラバリと幅も豊富 イメージ2

テープ幅とカラバリの豊富さでエクストラ加点がつきましたが、ギアとサイズの関係か、引くときに少し重さを感じて評価の足を引っ張りました。

9位: デザインやギミックが
男性ウケしそう

プラス:ホワイパースライド

プラス
ホワイパースライド
実勢価格:194円


テープ幅:5mm
長さ:10m
詰め替え型
スライド式

[採点結果]

9位: デザインやギミックが男性ウケしそう イメージ

スライド式ヘッドでテープたるみを防ぐ、うれしい機能つき。引きやすいですが、強く押し付けないとヨレることもありました。

9位: デザインやギミックが男性ウケしそう イメージ2

ボディの大きさや、スライド時にガチガチと鳴るギア音はメカっぽくて男性ウケしそう!

9位: 16製品中でもっとも
小さなサイズ!

プラス:ホワイパー プチ:修正テープ

プラス
ホワイパー プチ
実勢価格:216円


テープ幅:5mm
長さ:6m
使い切り型
ヘッドカバー式

[採点結果]

9位: 16製品中でもっとも小さなサイズ! イメージ

持ち運びに便利な約5.5×1.5cmのミニサイズで、携帯性に特化した修正テープです。

9位: 16製品中でもっとも小さなサイズ! イメージ2

仕上がりは問題ありませんが、長さ6mと短めなので、普段遣いは別に持ったほうがよさそうです。カラーとテープ幅の豊富さ、ボディの小さによりエクストラ加点がありました。

11位: 昔ながらのタイプは
ヨレに少々不安アリ

トンボ鉛筆:MONO YS:修正テープ

トンボ鉛筆
MONO YS
実勢価格:302円


テープ幅:5mm
長さ:10m
使い切り型
スライド式

[採点結果]

11位: 昔ながらのタイプはヨレに少々不安アリ イメージ

昔ながらの修正テープですが、テープの性能はまずまずです。

11位: 昔ながらのタイプはヨレに少々不安アリ イメージ2

横引きタイプで持ち手からヘッドまでが遠く、コントロールが難しく感じました。スライドカバーの止めが弱く、意図せずズレるほか、丁寧に消さないとテープがめくれる場合がありそうです。

12位: 唯一のノック式は
便利だけどヘッドの形が惜しい…

プラス:ホワイパー ラッシュ:修正テープ

プラス
ホワイパー ラッシュ
実勢価格:270円


テープ幅:5mm
長さ:6m
詰め替え型
ノック式

[採点結果]

12位: 唯一のノック式は便利だけどヘッドの形が惜しい… イメージ

16製品の中で唯一のノック式は、片手で操作できると高い評価でした。

12位: 唯一のノック式は便利だけどヘッドの形が惜しい… イメージ2

ただ、テープ幅に対してヘッドが大きすぎるので貼る位置が合わせにくく、テープ切れもイマイチ。クリップ機能も使い道が思い浮かばずエクストラ加点とはなりませんでした。

13位: 引きが重くて男性向き?
重ね貼りもイマイチです

パイロットコーポレーション:ホワイトライン フィッティ:修正テープ

パイロットコーポレーション
ホワイトライン
フィッティ
実勢価格:324円


テープ幅:5mm
長さ:10m
詰め替え型
ヘッドカバー式

[採点結果]

13位: 引きが重くて男性向き?重ね貼りもイマイチです イメージ

横引きタイプは手のサイズによって使いやすさが変わるので、識者の意見も割れました。男性は難なく使えますが、女性にはテープの出が重く、力加減が難しく感じます。

13位: 引きが重くて男性向き?重ね貼りもイマイチです イメージ2

基本性能は満たしていますが、重ね貼りはあまり得意ではなさそう……。

14位: ボディの丸みが仇となり
机に置いても不安定でした

トンボ鉛筆:MONO ergo:修正テープ

トンボ鉛筆
MONO ergo
実勢価格:324円


テープ幅:5mm
長さ:10m
詰め替え型
ヘッドカバー式

[採点結果]

14位: ボディの丸みが仇となり机に置いても不安定でした イメージ

MONOシリーズの中では最低点に……。ボディが曲線的でオシャレですが、「ここに親指を置く」といった強要感が強く、合わない人にはツラく感じそうです。

14位: ボディの丸みが仇となり机に置いても不安定でした イメージ2

背面が膨らんでいるので、前面を下にして置かないとくるくる回ってしまうのも残念。

14位: シンプルだけど
使い勝手はかなり厳しめ…

無印良品:修正テープ・本体:修正テープ

無印良品
修正テープ・本体
実勢価格:273円


テープ幅:5mm
長さ:7m
詰め替え型
キャップ式

[採点結果]

14位: シンプルだけど使い勝手はかなり厳しめ… イメージ

軽く引けて使いやすいですが、テープ切れはイマイチです。なくしやすいキャップ式のヘッドカバーもマイナス要素になりました。

14位: シンプルだけど使い勝手はかなり厳しめ… イメージ2

無印ならではのシンプルさが、デザイン性に活かしきれていないのもガッカリ。

16位: 見た目を重視しすぎた
使いづらい製品です

ぺんてる:フレンチポップ マイカラー:修正テープ

ぺんてる
フレンチポップ マイカラー
実勢価格:234円


テープ幅:5mm
長さ:6m
詰め替え型
キャップ式

[採点結果]

16位: 見た目を重視しすぎた使いづらい製品です イメージ

16製品中残念ながら最低点で、ワーストバイです。デザインやカラバリは可愛いですが、なくしやすいキャップ式がネック。

16位: 見た目を重視しすぎた使いづらい製品です イメージ2

また、持ちにくさがハンパなく、テープの引きも重くてとにかく使いにくい製品でした。


いかがでしたか? 修正テープは使いやすさとデザインのバランスがとても大事! ぜひご購入の際の参考にしてみてください。