【衣類乾燥除湿器】8台徹底比較!雨の日の部屋干しの救世主は三菱でした
2018年06月24日(日)
360.life編集部
360.life編集部/Test by MONOQLO編集部
【衣類乾燥除湿器】8台徹底比較!雨の日の部屋干しの救世主は三菱でした  
梅雨時など、雨天が続くときの大きな悩みといえば「部屋干しだと洗濯物がなかなか乾かない問題」。この問題をサクッと解決したいなら「除湿機」を使うのがベストではないでしょうか。今回は衣類乾燥機能のついた除湿器8製品を用意して、“部屋干しの救世主”となる1台を探ってみました。
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  • ジメジメに負けない
    最強の1台はどれ…?
雨の日が続き、湿度が高まる季節は室内に干した洗濯物がなかなか乾かず、生乾き臭などでユウウツになりがち。でも、この「洗濯物なかなか乾かない問題」は除湿機を使えば解消できます。最近では「衣類乾燥機能」を搭載したモデルが増えているので、これを使わない手はありませんよね。

という訳で今回は「部屋干しの救世主となる1台」を求めて、有名メーカーの新製品5機種と、Amazonで衣類乾燥用として人気のある小型除湿機3機種をピックアップ。乾燥機能や除湿性能の比較テストを行いました。
今回ピックアップした8製品は「コンプレッサー式」「ハイブリット式」「半導体式」とそれぞれ除湿方式が異なります。それぞれの大まかな特徴は以下の通りです。

●コンプレッサー式
エアコンの除湿機能と同じ原理で、室内の空気を吸い込んで冷却し、結露させて空気中の水分を取り除きます。除湿できる量が多く、気温が高い季節ほど除湿能力を発揮するので、梅雨時や夏などにオススメ。ただし、コンプレッサー(圧縮機)を内蔵しているため動作音が大きくなりがちです。

●ハイブリット式
コンプレッサー式と、デシカント式(ゼオライト式)という2つの除湿方式が搭載されているものをハイブリット式と呼びます。デシカント式はゼオライト(除湿剤)と電気ヒーターを使う仕組みで、季節に関係なく安定的に稼働します。なので通年利用を考えるならばハイブリット式がオススメです。

●半導体式(ぺルチェ方式)
電流で温度制御ができる「ペルチェ素子」という、パソコンのCPU冷却などに使われている半導体素子を利用して除湿を行います。コンプレッサーを使わないため小型化でき、動作音も静かです。ただし除湿能力はほかの方式のものより低めです。
  • 人気の衣類乾燥除湿機
    8台を徹底チェック!
「乾燥力」と「除湿力」を中心に、ピックアップした大小さまざまな衣類乾燥除湿機の実力を、実際に使って徹底的にチェックしました。

検証方法はコチラ

●乾燥性能の検証
タオル1枚、長袖シャツ1枚、靴下1足を洗濯機に入れて濡らし、脱水したあとにハンガーに吊るし、1m四方のクローゼットにセット。

その後、各除湿機を2時間稼働させて乾燥具合をチェックしました。
干してから2時間後の水分量を「水分計」で測りました。

●除湿性能の検証
室温25度、湿度80%が保てる恒温恒湿室で各機を計6時間稼働させました。
除湿検証は神奈川県藤沢市の「OA研究所」内にある恒温恒湿室で3時間除湿を計2回実施。公平を期すため、除湿機の配置を各回で変更しています。
3時間稼働させた後に、除湿で貯まったタンクの水を取り出して計測しました。

●稼働音の検証
乾燥力テストの後に稼働音を騒音計で計測しました。

それでは早速、検証結果をご覧ください!
  • 【S評価】梅雨時にもっとも
    威力を発揮するのは三菱のコレ!
「衣類乾燥除湿機」というからには、部屋干しの洗濯物をできるだけ短時間できちんと乾かしてくれることが選ぶ際の第一条件ではないでしょうか。そのうえで除湿性能も高ければ申し分なしですよね。

その条件を見事クリアしたのが、こちらの三菱電機「MJ- M100NX」。乾燥テストでは洗濯物すべてをしっかりと乾かし、除湿テストでは抜群の結果を出し、8製品中唯一のS評価となりました。
三菱電機
衣類乾燥除湿機 SARARI
MJ-M100NX
実勢価格:3万1980円

タンク容量:3.0L
除湿方式:コンプレッサー式
評価はコチラ
乾燥力:◎
すべての洗濯物が天日干ししたかのようにきっちり乾燥。水気は感じられませんでした。
除湿力:◎ 6時間で溜まった水分/2329ml
3時間の除湿で1000mlを超えたのは8製品中本機のみ。次点の製品より400ml以上水分が取れました。

稼働音:△ 54.0~66.5dB
「標準モード」は65.5dBとやや大きめでしたが、「夜干しモード」は54dBと小さめでした。

「MJ-M100NX」は機能や操作性も申し分ありませんでした。
衣類乾燥は3モードに、除湿は4モードから選べます。浴室の防カビ対策に使える点や、湿度表示がある点もなかなかです。
「MJ-M100NX」には内蔵する赤外線センサーで洗濯物や窓、壁の温度を検知し、風向きや風量を自動調整してくれる「部屋干し3Dムーブアイ」というものが搭載されています。この機能のおかげか、洗濯物の乾き具合が段違いでした。さらに、この機能の効果だけではないかもしれませんが、本機で乾かした衣類はふっくらとした感覚がありました。

●除湿力を追加でテスト

8製品中、唯一S評価となった「MJ-M100NX」の性能をもう少し詳しく知るため、別途、単独で除湿性能のテストを行ってみました。
湿度を80%に設定し、加湿せずに本機を30分稼働させました。
結果、室内の湿度が22%も下がりました。これならどんなときでもジメジメをしっかりと撃退できそうです。

ほか7製品の評価は以下の通りです。
  • 【A評価】パナソニックは
    衣類ケアもできるスグレモノ
パナソニック
衣類乾燥除湿機 F-YC120HRX
実勢価格:5万2865円

タンク容量:3.2L
除湿方式:ハイブリット式
評価はコチラ
乾燥力:◎
三菱と同様にすべての洗濯物がきっちり乾燥していました。こちらも水気はまったくなし!
除湿力:◎ 6時間で溜まった水分/1903ml
3時間の除湿量は約950ml。三菱には及びませんが、除湿性能はかなり高めです。

稼働音:△ 42.0~61.5dB
「音ひかえめ」や除湿の「弱」は稼働音が小さいものの、それ以外のモードは約60dBと大きめでした。

性能・操作性:◎
衣類乾燥と除湿のモードが4つずつあるうえ、衣類ケアモードまで搭載されています。
除湿性能は三菱製にやや劣るものの、衣類乾燥性能は同等といったところ。値段が高いこともあり、機能性はこちらの製品の方が上です。
  • 【A評価】リーズナブルで
    乾燥機能はバッチリなコロナ製
コロナ
衣類乾燥除湿機
CD-S6318
実勢価格:1万8900円

タンク容量:3.0L
除湿方式:コンプレッサー式
評価はコチラ
乾燥力:◎
シャツで少し水分計が反応したものの、触っても湿り気は感じませんでした。上位2機種と同様きちんと乾きました。
除湿力:△ 6時間で溜まった水分/1316ml
3時間の除湿量は約650ml。他機種と比べると、除湿力はやや物足りない結果となりました。

稼働音:○ 53.9~56.7dB
「速乾モード」で56.7dB、除湿の「標準モード」で53.9dBと、稼働音は全体的に小さめでした。

性能・操作性:△
衣類乾燥・除湿ともに2モードと機能面はシンプルですが、操作パネルがわかりやすい作りになっています。
除湿性能はやや低めですが、衣類乾燥できっちり仕上げたため高評価に。2万円以下で購入できるリーズナブルさも魅力的です。
  • 【B評価】除湿性能はいいけど
    シャープ製は乾燥機能が今一歩
シャープ
除湿機 CV-H71
実勢価格:2万3780円

タンク容量:2.5L
除湿方式:コンプレッサー式
評価はコチラ
乾燥力:○
シャツは脇の部分が乾ききらず、やや湿り気味でした。タオルも若干しっとりしていました。
除湿力:○ 6時間で溜まった水分/1674ml
3時間の除湿量は約800mlと8製品中3位の成績。除湿性能は高めです。

稼働音:× 60.3~64.4dB
静音モードがなく稼働音は全般的に大きめ。「弱」でも60dBと他製品より高い値になりました。

性能・操作性:○
衣類乾燥・除湿ともに3モードに、シャープ独自のプラズマクラスターも搭載されています。
除湿性能や機能面は申し分ないのですが、衣類が少し乾ききらなかったうえ、稼働音が全般的に大きかった点がマイナス評価となってしまいました。
  • 【B評価】アイリスは静音性◎!
    でも乾燥機能がチョット惜しい…
アイリスオーヤマ 
衣類乾燥除湿機 IRIS KIJC-H65
実勢価格:1万6733円

タンク容量:2.5L
除湿方式:コンプレッサー式
評価はコチラ
乾燥力:○
タオルや靴下は乾いていたものの、シャツの脇、袖下部分に湿った部分が散見されました。
除湿力:○ 6時間で溜まった水分/1560ml
3時間の除湿量は約770ml。シャープと同様に除湿性能は高めでした。

稼働音:◎ 39.7~54.4dB
「標準」で54.4dBと三菱の「夜干し」と同水準。除湿「弱」では稼働音を感じないほどでした。

性能・操作性:△
衣類乾燥と除湿で合計4モードと機能面はシンプル。操作パネルも必要最低限のみとなっています。
乾き残りの多さが大きなマイナスに。しかし、稼働音の静かさはメーカー製の中でもダントツで、深夜などに使いたい人にはオススメ。
  • 【C評価】小型の3製品の性能は
    それなりと言ったところでした
Amazonで人気の小型除湿機3製品は、メーカー品と比べるとザンネンながら“別モノ”といった結果になってしまいました。

それでも「小型のものが欲しい」という方には、コチラのモデルをオススメします。
AQQEF
小型除湿機
実勢価格:3999円

タンク容量:0.6L
除湿方式:半導体式
評価はコチラ
乾燥力:△
シャツとタオルは半渇きの状態。靴下はややしっとり感があるものの乾きました。
除湿力:× 6時間で溜まった水分/34ml
3時間の除湿量は約17ml。小型除湿機3台の中では一番除湿していました。

稼働音:◎ 51.0dB
通常時の稼働音がもっとも小さかったのが本製品で、「動いている?」 と感じるほどでした。

性能・操作性:×
小型の簡易除湿機のため機能は除湿のみ。ボタンもオン/オフのスイッチが本体横にあるだけとシンプル。小型除湿機の中ではやや優秀ですが、メーカー製の衣類乾燥除湿機に比べると乾燥・除湿性能は弱めです。
  • 【C評価】MYCARBONも
    靴下くらいなら乾かせます
MYCARBON
除湿機
実勢価格:4999円

タンク容量:0.7L
除湿方式:半導体式
評価はコチラ
乾燥力:△
AQQEFと同様にシャツとタオルは半渇きでした。靴下は乾いていたものの、しっとり感がありました。
除湿力:× 6時間で溜まった水分/26ml
3時間の除湿量は約13ml。AQQEFより若干少ないものの、誤差範囲といったところです。

稼働音:○ 53.3dB
AQQEF同様に稼働音は小さめ。日中は生活音にかき消されるレベルです。

性能・操作性:×
こちらも複数のモードは搭載せず、操作パネルには電源ボタンしかありません。今回検証した小型除湿機の中ではまぁまぁの数値と言えますが、やはりメーカー製のものと比べると性能は今ひとつでした。
  • 【C評価】HOMEMAXSは
    衣類乾燥には不向きかも…
    
HOMEMAXS:除湿機:部屋干し
HOMEMAXS
除湿機
実勢価格:3999円

タンク容量:0.5L
除湿方式:半導体式

評価はコチラ
乾燥力:×
全ての洗濯物が半乾き状態で、乾燥力は全製品中最下位という結果に……。
除湿力:× 6時間で溜まった水分/25ml
3時間の除湿量は約12ml。ほかの小型除湿機とは誤差範囲ながら最下位となりました。

稼働音:○ 55.0dB
小型除湿機の中ではもっとも稼働音が大きいですが、メーカー製と比べると静かです。

性能・操作性:×
機能は除湿のみ。操作盤には電源ボタンとタンクの満水を知らせるランプがあります。ほかの小型除湿機が靴下を乾かしたのに対し、本機はすべてが半乾き。衣類乾燥用途で使用するには厳しいかもしれません……。
  • 利用シーンによっては
    三菱以外も十分にアリ!
「長雨の季節の部屋干しの救世主」としてもっともオススメなのは三菱の「MJ-M100NX」ですが、通年利用を考えているなら、値段は高めですがハイブリット式で機能が充実しているパナソニックの「F-YC120HRX」がいいかもしれません。

逆に「一時しか使わないし、洗濯物もそんなに多くない」ということで、購入コストを抑えたいならば値段が手頃なコロナの「CD-S6318」がオススメです。三菱製に比べると除湿性能は低めですが、衣類乾燥性能は問題ないので十分に“アリ”だと思います。コロナ製は本体がコンパクトで、取り回しがしやすいところも魅力的です。

Amazonで人気の小型除湿機は、除湿方式が半導体式のため稼働音が静かめ。メーカー製の大型のものと比べると性能は今ひとつでしたが、「音が静かなものが欲しい」「ハンカチなどチョットした小物が乾けばいい」という方にはオススメです。

なかなか乾かない洗濯物に悩んでいる方は、こちらの検証結果を参考にして、ぜひ衣類乾燥除湿機の購入を検討してみてください。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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