


高瀬 央樹/Test by 家電批評編集部
ドライブレコーダー人気おすすめランキング17選|車のプロが徹底比較
近年、大きな問題となっている「あおり運転」。遭遇した人も多いのでは?その対策のひとつとして、ここ数年でドライブレコーダーの需要は爆発的に増えています。そこでおすすめできるドラレコを決めるべく「前後カメラ型」「360型」「1カメラ型」の全17製品をジャンル別にガチ検証しました。

家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。

自動車雑誌編集者を経て1987年よりフリージャーナリストへ転身。カーナビをはじめとするカーAVを中心とした取材、執筆を行う一方で、ビデオカメラやデジタルカメラの評論活動も。大の旅行好きでもある。日本自動車ジャーナリスト協会会員。デジタルカメラグランプリ審査員。
自動車雑誌編集者を経て1987年よりフリージャーナリストへ転身。カーナビをはじめとするカーAVを中心とした取材、執筆を行う一方で、ビデオカメラやデジタルカメラの評論活動も。大の旅行好きでもある。日本自動車ジャーナリスト協会会員。デジタルカメラグランプリ審査員。

家電批評の前身『家電批評monoqlo』の創刊メンバー。AV家電をはじめ、車、自転車などあらゆるカテゴリーに精通している。趣味はサッカー観戦、ピュアオーディオ鑑賞。
家電批評の前身『家電批評monoqlo』の創刊メンバー。AV家電をはじめ、車、自転車などあらゆるカテゴリーに精通している。趣味はサッカー観戦、ピュアオーディオ鑑賞。
<外部サイトでご覧の方へ> 見出しなどのレイアウトが崩れている場合があります。正しいレイアウトはthe360.lifeオリジナルサイトをご確認ください。 ※情報は『家電批評』2020年9月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
ドライブレコーダーのメリットって?

事故の証拠になる
運転中、いつ事故に巻き込まれるか分かりませんよね。そのため、事故を起こした際必ずしも第三者の目撃があるとは限りません。事故を起こすと自分も相手も気が動転しており正しく状況説明ができないばかりか、100%相手の不注意だったとしても、言い分によっては自分が不利になる場合もあります。もちろん事故を起こさないよう注意して運転することが大事ですが、万が一の事故のために、ドライブレコーダーで証拠を残しておきましょう。 ドライブレコーダーには客観的な映像が記録されています。自分と相手の言い分が食い違った場合にも、どちらが正しく状況説明しているかをドライブレコーダーの映像で判断できるため、ドライバー同士のトラブルを回避することもできます。事故に巻き込まれた際に自分自身を守るためにも、ドライブレコーダーは大切ですね。
「あおり運転」対策として需要が高まるドライブレコーダー
近年、ニュースなどで取り上げられる機会が増えたという背景もありますが、「あおり運転」が社会問題となっています。 事実、痛ましい交通事故も増えており、これを契機に2020年6月30日には「改正道路交通法」が施行され、「車間距離不保持」や「危険な急ブレーキ」、「急な追い越し・車線変更」など、いわゆる「あおり運転」が危険行為として規定され「妨害運転罪」として取り締まりの対象となりました。 そんな状況を受け、いま爆発的に需要が高まっているのが「ドライブレコーダー」です。もはや他人事ではなく、いつどこで遭遇してもおかしくないあおり運転ですが、事実を映像として記録できるドライブレコーダーは、今やなくてはならない対策アイテムとして注目されています。
危険運転の抑止効果
事故の証拠になるドライブレコーダーは、相手の非だけではなく自分の運転の非も映し出します。ドライブレコーダーを取り付けることで、自然と安全運転を心がける意識が強くなります。また、ドライブレコーダーがついていると周囲にアピールすることで、あおり運転や過度な幅寄せなどの迷惑行為への対策にも繋がります。
ドライブの思い出記録
昨今のドライブレコーダーのなかには画質が良く、車外だけでなく車内の映像もクリアに残してくれるものもあります。映像は事故の際の証拠にもなりますが、実はドライブの思い出としても活用できます。ドライブ中の様子を漏らさずに録画してくれるため、旅のあとに振り返ったり、編集することで立派なムービーに仕上げたりすることができます。ドライブにおける楽しみが増えますよね。運転中にははっきりと見ることができなかった外の風景をじっくりと楽しむことも可能です。 というわけで、今回は最強ドライブレコーダーを決めるべく、各ジャンルの製品をガチ検証しました。
ドラレコの形状は3タイプ、撮影範囲は4種類

ドライブレコーダーの形状は3種類。それぞれ取り付け方法や運転時の視界に違いがあります。納得のいく形状のドライブレコーダーを選ぶことで、より安心して運転することができます。
形状1:邪魔にならないミラー型
ミラー型は、ルームミラーに直接取り付けるもので、運転中の視界の妨げになりません。一般的なドライブレコーダーは、フロントガラスに貼り付けるため、運転中の視界に入り気になってしまうことも。ルームミラーに直接取り付けるルームミラー型は、視界良好で普段と変わらない環境で運転できることが魅力です。さらに、取り付け方法が簡単ですぐに装着できるのもうれしいポイントです。
形状2:レコーダーにカメラが搭載された一体型
一体型は、カメラとレコーダーが1つになったタイプで、現在のドライブレコーダーの主流になっています。一体型は大きさがあるため、設置する場所が限られますが、他のタイプに比べリーズナブルなものが多く人気があります。取り付ける機器が1つなので、配線がスッキリしていることもあり、初心者でも取り付けが可能です。
形状3:レコーダーとカメラが分離したセパレート型
セパレート型は、カメラとレコーダーが2つに分かれていて、それぞれをフロントガラスとダッシュボード付近に設置します。取り付ける機器が2つあるため、配線の引き回し方が複雑なのが難点ですが、機器が分離しているため設置の微調整が可能です。また、フロントガラスに設置するカメラは、一体型に比べコンパクトになっています。
撮影範囲は大きく分けて4種類

現在発売されているドライブレコーダーは大きくわけて4種類。従来からの前方のみ撮影するものに加え、1ユニットで前方と車内撮影が可能な「1カメラ型」、1ユニットで360度を撮影する「360度カメラ型」、そして前後2ユニットの「前後カメラ型」です。 この中から人気の「前後カメラ型」9製品、「360度カメラ型」5製品、「1カメラ型」3製品の3タイプ計17製品を「画質」や「機能」「操作性」を実走行をもとに専門家がジャッジし、それぞれランキング形式でご紹介します!
ドライブレコーダーで人気のあるメーカーは?

現在注目のドライブレコーダーを開発・販売しているメーカーは数多くあります。その中でも人気の高い3つのメーカーの特徴をご紹介します。
人気メーカー1:カメラ性能抜群な「コムテック」
ドライブレコーダーシェア第1位のコムテックは、自動車用電子精密機器の開発・製造を行っているため、機能性の高いドライブレコーダーが期待できます。高画質なモデルが多く、当て逃げ防止や事故が起こった時に必要となる詳細な画像が確認できることも魅力です。
人気メーカー2:豊富なラインナップな「ユピテル」
無線通信機器メーカーのユピテルは、快適なカーライフのために日々便利な製品を開発しています。ドライブレコーダーの開発に力を注いでいるため、さまざまなタイプのモデルを製造しており、購入を検討する際の選択肢が広がります。
人気メーカー3:高画質でお手頃価格な「ケンウッド」
ケンウッドは、車に搭載する機器やオーディオを製造し、誰もが聞いたことのあるブランドです。夜間でも確実に撮影できたり、画像を補正できる機能が付いたドライブレコーダーもあり人気があります。ネームバリューがあるため値段が気になるところですが、平均的な価格なので購入の際はチェックしておきたいメーカーです。
ドライブレコーダーの選び方とは?

はじめての購入の場合、どのような点に着目して選べばいいかわからないですよね。一口にドライブレコーダーといっても種類はさまざまです。映り方や保存機能など、着目するポイントがいくつかあります。 ここでは、選ぶ際のポイントをおさえつつ、具体的な選び方をご紹介します。
画質・鮮明さ
事故の証拠をはっきりと残すためにも、画質の良さや鮮明さは重要です。基本的には1920×1080の「フルHD」のドライブレコーダーを選ぶのがおすすめです。「200万画素」であることも重要なポイントになります。画質の点では、この2つの基準を満たしていれば車のナンバーや色、「どんな状況だったか?」を映し出してくれます。もし予算に少し余裕があるのであれば、「WQHD」もおすすめです。これは解像度がより高い2560×1440になります。周囲の状況や信号の点滅などを、よりクッキリ記録してくれますよ。
視野範囲の広さ
記録できる視野範囲の広さも重要です。斜め横から車や歩行者が飛び出してくることもあり、その状況をより客観的に示すには広範囲の映像が記録されているのがベスト。なぜ飛び出してきたのか?、そもそも飛び出してくることを予測できなかったのか?などの判断に用いられます。画角は横幅の範囲を示す「水平画角」と縦幅の範囲を示す「垂直画角」、そして斜めの範囲を示す「対角画角」です。特に水平画角に注目で、108°以上がおすすめです。メーカーごとに度数の幅は異なりますが、なるべく広範囲を写す水平画角108°以上のドライブレコーダーを選んでください。 ただし、実際に検証してみると画角は十分なはずでも足りないと感じることもあったので目安の1つと考えてください。
暗闇でも使えるか
事故は特に周囲が見えづらい夜間に起こることが多いです。暗い場所だと周囲の人も状況がはっきりと見えていなかったり、相手のナンバーが見えづらかったりします。そういう場合は、暗闇でもしっかり映像を残してくれるHDR・WDR搭載の商品なら安心です。HDR・WDRは白飛びなどを補正する技術のことで、夜間はもちろん、逆光やトンネルの出入り口で急に明るさが変わる状況でも臨機応変にコントラストを調整してくれます。HDR・WDR非搭載のドライブレコーダーだと、明るさ・暗さの調整ができずに証拠をしっかり残せない場合があるので注意してください。
フレームレートのカット数
フレームレートとは、1秒の動画内のコマ数を表す単位です。鮮明な画質であることに加え、このフレームレートも重要になります。特に着目すべきなのが「信号の点滅周期と重ならないかどうか」です。実は、LED信号の点滅周期は西日本と東日本とで異なります。仮に東日本では異常なく使えていたとしても、西日本では使えない可能性もあります。 具体的には、東日本では100回/1秒で西日本では120回/1秒の点滅となっていて、一方に合わせたものを使用すると、もう一方の地域では周期が重なってしまうことがあるのです。 LED信号に対応しているかを購入前に確認するのがおすすめです。
Gセンサーの有無
自動的に事故の際の映像を保存する機能が「Gセンサー」。イベント記録とも言われます。ほかの映像によって事故の映像が上書きされると、せっかくの記録の意味がなくなってしまいますよね。実際に事故にあった際には冷静でいられず、映像を保存し損ねてしまう可能性もあります。Gセンサー付きであれば、わざわざ保存する手間がかかりません。購入を検討する際には、ぜひGセンサー付きかどうかにも注目してみてください。
[評価方法]17製品の「画質」「機能」「操作性」をチェック
今回のテスト内容はこちらです。
テスト1:「画質」昼夜それぞれ前後カメラを総合的に判断

ドライブレコーダーを選ぶうえで、一番重要なのはやはり録画映像の画質です。そこで、実際にドライブレコーダーを設置して同じコースを周回し、撮影した映像を比較。走行中の周囲状況やナンバープレートの鮮明度を中心に、視野の広さやゆがみなども含めてチェックしました。

夜間は補正や暗視機能はすべてオンに設定した状態で、日中と同じコースを走行し、夜間映像を比較しました。
テスト2:「機能」機能の多彩さは十分か

国内メーカー製のドライブレコーダーは、近年多機能化が進んでいます。運転支援機能や前後カメラの切り替えなど機能の多彩さをチェックしました。 ちなみに、ドライブレコーダーに採用されている付加機能には、おもに以下のようなものがあります。 ・駐車監視機能

駐車時にも常時録画や自動録画を行う機能です。車上荒らし対策として効果的で、多くの製品が対応しています。ただし、利用するにはバッテリーから直接電源を取る必要があります。 ・運転サポート機能 カメラを利用して、車線のはみ出しや追突の危険を警告し、運転をサポートしてくれる機能です。様々な種類のサポート機能がありますが、どの種類に対応しているかはメーカーや製品でバラバラです。 ・GPS連携機能 映像とともに、GPS情報も記録してくれる機能です。GPS情報が一緒に記録されていれば、パソコンの専用ビューアーで走行ルートや速度なども表示できます。 なお、付加機能は多いに越したことはありませんが、使えない機能ばかり付いていてもしかたありません。そこで、機能の豊富さだけでなく、使い勝手や実用性も重視して評価しました。
テスト3:「操作性」操作して使いやすいか

映像がキレイでも、使い勝手が悪ければ台無しです。そこで、使い勝手が大きく関わってくる、録画映像の確認と本体の設定がしやすいか、メニュー構成や操作ボタンの配置などを中心に使い勝手をチェックしました。

ディスプレイ搭載モデルは、本体のみで設定や録画映像の確認が可能ですが、本体のディスプレイでは映像の細部までは確認できません。このため、どの製品もパソコンでの再生がメインとなります。 なお、ディスプレイ非搭載のモデルはWi-Fiでスマホと接続し、映像の確認や設定を行います。 以上3つのテストで、昼と夜の画質それぞれ30点(計60点)、機能20点、操作性20点の合計100点満点で17製品のドライブレコーダーを採点し、合計得点順にランキング化しました。 今回検証したモデル17製品はこちらです。 ▼前後カメラ型(9製品) Anero「M27ドライブレコーダー」 ガーミン「DashCam46Z」 ケンウッド「DRV-MR745」 コムテック「ZDR-026」 CHANGER「ドライブレコーダー」 パイオニア「VREC-DS500DC」 FUNFIT「R8ドライブレコーダー」 MAXWIN「DVR-D019」 ユピテル「SN-TW9500d」 ▼360度カメラ型(5製品) カーメイト「d’Action360S DC5000」 ケンウッド「DRV-C750」 コムテック「HDR360GW」 サンコー「CDVR36RC」 ユピテル「Q-20」 ▼1カメラ型(3製品) コムテック「HDR752G」 データシステム「DVR3400」 ユピテル「SN-ST53c」 それではたいへんお待たせしました。まずは「前後カメラ型ランキングBEST9」から発表してまいります。
[前後カメラ型ランキング]リアカメラの品質アップに注目!

前後カメラ型は「リアカメラ」を備えており、あおり運転の証拠映像にするならダントツでおすすめです。 最近の注目はこの「リアカメラ」 のクオリティアップ。 評価点で上位にある機種はおおむねセンサーにソニー製CMOSセンサー「STARVIS」を使用し、昼夜を問わず、またスモークガラス越しでも安定した画質であることが大きな要素となっています。加えて、その映像をいかにうまくコントロールしているかも画質に大きな影響を与えていることが分かります。 機能面では運転支援機能がたびたび登場しますが、以前の精度の悪いものから進化してきて、何とか使えるレベルにまでなってきました。安全運転に貢献する車線逸脱などを警告する機能の搭載も目立っています。 下位モデルではまだ精度の悪いものも多く、評価点を下げた要因となっています。それと駐車監視機能を実用するには、ほぼ全機種で、別売ケーブルが欠かせないので確認しておきましょう。
前後共に高品質な録画映像 ケンウッド「DRV-MR745」

ケンウッド DRV-MR745 実勢価格:2万2750円 サイズ:W87.9×H50.6×D34.4mm 重量:108g モニタ ーサイズ:2.7型 画像補正:HDR 記録画素数:約207万画素(1920×1080) 撮影素子:1/2.7型 CMOSセンサー 最大記録画角:水平約122°、垂直約63°、対角約150° [リアカメラ]W44×H40.4×D33mm・35g
▼評価
画質(昼) | 28 |
---|---|
画質(夜) | 25 |
機能 | 17 |
操作性 | 18 |
合計 | 88点 |
ケンウッド「DRV-MR745」は、人気が高かった「 DRV-MR740」の後継モデルで、レンズの広角化を進め画角は水平122°垂直63°対角150°にまで拡大しました。周辺の歪みも抑えられており、自然で高解像度な映像を録画します。 コンパクトで取り付けしやすいリアカメラは、スモークガラス越しでも後方をより鮮明に撮影できる「スモークシースルー機能」搭載。映像品質ではピカイチの実力です。
ポイント(画質):高解像度でナンバーも鮮明に映し出す

フロント:昼 解像度も十分あって先行車のナンバーも鮮明。その割にギスギスとした感じがなく自然に再現します。周辺部の歪みもこのタイプとして、よく抑えられている方です。トンネルを出たところでのHDRの補正能力も高く安心して見ていられます。

リア:夜 街灯りの下とはいえ、ヘッドライト間のナンバーは鮮明そのもの。風景の再現性もとても高いです。
ポイント(機能):イベント記録中も画面上ですぐわかる

後方の映像は前方映像と組み合わせて表示が可能です。イベント記録中は画面にそれを表示します。

車線逸脱警告や前方衝突警告をはじめ、5種類の運転支援機能を搭載。検知精度も大幅に向上しており運転をサポートしてくれます。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:オプション 多彩なモニタリングで常時監視可能。駐車監視機能はオプションとなっています。
ポイント(操作性):分かりやすく整理されたメニュー

メインメニューは2ページにとどまり、全体の構成を把握するのに好都合。階層も深くない分、操作で迷うことは少ないでしょう。書体も見やすく使いやすいです。

操作ボタンは全4個で本体右側に並び、対応するメニューを操作します。上から二つめの決定ボタンには凸があって手探りでも操作しやすいのもポイントです。
フルHD以上の高画質 コムテック「ZDR-026」


コムテック ZDR-026 実勢価格:2万8230円 サイズ:W89.4×H52.1×D32mm 重量:113g モニターサイズ:2.7型 画像補正:HDR・WDR 有効画素数:最大370万画素(2560×1440) 撮影素子:1/2.8型 CMOSセンサー 最大記録画角:水平113°、垂直60°、対角133° [リアカメラ]W56.2×H24.6×D27mm・33g 最大記録画角:水平113°、垂直60°、対角133°
▼評価
画質(昼) | 29 |
---|---|
画質(夜) | 23 |
機能 | 17 |
操作性 | 16 |
合計 | 85点 |
コムテック「ZDR-026」は、前後カメラに高感度撮影が可能な「 STARVIS 」を採用し、フルHDを上回る高解像度撮影を実現しました。 HDR能力が高く、夜間で高性能ぶりを発揮。昼夜共にナンバー視認性でも優れた実力を示します。車線逸脱などを警告し、後続車の接近を知らせる多彩な安全運転支援機能を搭載しています。
ポイント(画質):昼夜を問わず美しい映像で表現

フロント:昼 前方は惚れ惚れする美しい映像です。 情報量も多く鮮明でもちろん夜間でも問題ありません。

リア:昼 後方はスモークガラスの影響を受けるのか、昼間でも解像度が下がって再生されるようです。
ポイント(機能):後続車の動きを自動検知

後続車の動きを自動検知するので「あおり運転」対策に最適。前後映像をAVIファイルにまとめたため、PCでは専用ビューワが必須となります。

トンネル出口では白飛び現象が見られました。逆光にはあまり強くないようです。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:オプション 安全運転支援機能も高精度です。
ポイント(操作性):基本操作はとてもカンタン

各種設定などの基本操作は本体下のボタンを、画面の切り替えは横のボタンを押すだけ。手動録画もワンタッチで、いずれの操作もすぐに使いこなせる上、ボタンを押すことで生まれる確実な操作感もメリットです。メニューもとても見やすくなっています。

静止画はPCビューワーでキャプチャーすることになります。リア映像は本体かPCビューワーを使います。
スマホで前後映像を再現 ガーミン「Dash Cam 46Z」


ガーミン Dash Cam 46Z 実勢価格:2万4615円 サイズ:W40×H56×D21mm 重量:60g モニターサイズ:2型 画像補正:WDR 有効画素数:210万画素 撮影素子:CMOSセンサー 記録解像度:1920×1080 記録画角:水平124°垂直57°、対角106° [リアカメラ]W50×H30×D32mm・22.5g
▼評価
画質(昼) | 27 |
---|---|
画質(夜) | 22 |
機能 | 19 |
操作性 | 16 |
合計 | 84点 |
ガーミン「Dash Cam 46Z」は、前後カメラともフルHDと高解像度記録を実現しています。記録は前後 のカメラで別々に行い、無線接続したスマートフォンのアプリ上で再現して使います。 編集や映像出力も行うことができ、他のドラレコとはひと味違った使い方ができそうです。駐車監視機能はオプション対応。充実した運転支援機能も備えています。
ポイント(画質):低ノイズで美しい映像が魅力

フロント:昼 フロントは昼夜を問わずナンバーが十分に読み取れます。逆光にも強く画質も良好です。

リア:夜 リアもフロント並みのクォリティ。スモークガラス越しでも十分な再現性を確保しています。
ポイント(機能):WDRながら優れた逆光補正能力

逆光補正はHDRではなくWDR にとどまりますが、その能力は極めて高いです。

スマホのアプリ上で最大4デバイスまで一括管理でき、マルチアングル撮影も可能です。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:オプション 車線逸脱などの警告に加え、オービスの手前でアラートを出す機能を備えました。
ポイント(操作性):スマホを使う多彩な操作が最大のポイント

本体操作はシンプルで静止画記録や映像保護もワンタッチでできます。映像確認などはスマホアプリを使うことで手軽にできるようになっています。ただ、ガジェット系が苦手な人にはおすすめできません。

メニューは分かりやすい日本語が並び、それに対応した右サイドのボタンで操作します。
セパレートの高感度カメラ パイオニア「VREC-DS500DC」



パイオニア VREC-DS500DC 実勢価格:2万4923円 サイズ:W92×H57×D29mm(本体)、W30×H30×D41mm(フロントカメラ) 重量:180g(本体)、160g(フロントカメラ、重量はケーブル等含む。リアカメラは159g) モニターサイズ:3型 画像補正:WDR 画素数:約200万画素 撮影素子:車載用高感度CMOSセンサー 記録画角:水平120°、垂直64°、対角142°
▼評価
画質(昼) | 24 |
---|---|
画質(夜) | 24 |
機能 | 16 |
操作性 | 14 |
合計 | 79点 |
パイオニア「VREC-DS500DC」は、コンパクトな前後カメラを本体とセパレート化しているため、視界を妨げない取り付けが可能です。 カメラは前後とも防水・防塵対応で、リアはバックカメラとしても活用できます。センサーには高感度撮影が可能な「 STARVIS 」を採用。内蔵 バッテリーで一定時間の駐車監視も可能としています。
ポイント(画質):高い逆光補正能力で幅広いシーンに対応

フロント:夜 輪郭のシャープさや発色は今ひとつであるものの、逆光補正能力は高めです。

リア:昼 コントラストが高いメリハリのある映像。夜間では若干甘くなってもナンバーは読めます。
ポイント(機能):高い能力を持つHDR機能

HDR機能の効果もあり、トンネル出口では高い補正能力を見せました。

本体とカメラが別体で取り付け位置の自由度が高いので、車の形に適した場所に設置できます。STARVISによる効果も大きいです。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:○
ポイント(操作性):バックカメラ用モニターとして使える

視認性に優れる大きめの3インチモニターを備え、メニューは右側の操作ボタンに対応した分かりやすい配置。動きも上々です。カメラと別なので見やすい位置に取り付けられるのも魅力。バックカメラで使うのにも便利です。

操作は本体右サイドにあるファンクションボタンを使います。タッチ操作はできません。
コンパクトで視界スッキリ! ユピテル「SN-TW9500d」


ユピテル SN-TW9500d 実勢価格:2万2800円 (Web限定モデル価格) サイズ:W65×H54×D27mm 重量:約76g モニターサイズ:2型 画像補正:HDR 撮影素子:CMOSセンサー 記録解像度:最大200万画素 記録画角:水平136°、垂直73°、対角163°
▼評価
画質(昼) | 23 |
---|---|
画質(夜) | 18 |
機能 | 15 |
操作性 | 16 |
合計 | 72点 |
ユピテル「SN-TW9500d」は、前後共に本体をコンパクト化することで視界を妨げない取り付けを実現しました。 リアカメラは上下回転式で取り付け後のアングル変更も楽に行えます。センサーには高感度撮影に寄与する「STARVIS」を採用。SDカードのメンテに役立つ「フォーマット」ボタンの装備も見逃せません。
ポイント(画質):高い解像度が前方を鮮明に捉える

フロント:昼 周辺部の歪みは大きめですが、解像度は高くナンバーの把握は容易です。

リア:夜 夜はライトによる白飛びが多め。リアは夜になるとスモークガラスの影響か、解像度がやや甘めになるため、近くないと判別は難しいです。
ポイント(機能):「STARVIS」採用で高感度撮影

夜間でも明るい映像で録画することができるようになっています。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:オプション その他、ワンタッチでSDカードのメンテができるボタンを専用に用意。定期的に行うことでデータ記録の安心度が大きくアップします。
ポイント(操作性):コンパクトさと高い操作性を両立

画面サイズは2インチとルームミラー裏に隠れるサイズで、画面ヨコの操作ボタンで効率よく設定が可能です。手動録画や静止画撮影もワンタッチで楽に行えます。

ボタンを押したときの確実なフィーリングに好感が持てます。
超広角の高解像度 MAXWIN「DVR-D019」


MAXWIN DVR-D019 実勢価格:1万4000円 サイズ:W75×H66×D34mm 重量:約76g モニターサイズ:2.35型 画像補正:WDR 撮影素子:CMOSセンサー(IMX323) 記録解像度:3840×2160 記録画角:水平157°、垂直56.4°、対角133.3°
▼評価
画質(昼) | 25 |
---|---|
画質(夜) | 18 |
機能 | 15 |
操作性 | 14 |
合計 | 72点 |
MAXWIN「DVR-D019」は、高解像な4K録画が可能で水平128°の超広角撮影を実現しています。リアカメラはリバースギア連動でバックカメラとしても利用できます。
ポイント(画質):4K映像らしい繊細さ

フロント・昼 前方の画像はは4Kらしい繊細さです。これは夜でも変わりません。

リア:昼 ただ、リアは大きく解像度が下がります。
ポイント(機能):SONYセンサー「IMX323」で逆光にも強い

SONYセンサー「IMX323」による4K映像で、画素間に余裕があるのか逆光補正にも強いです。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:オプション
ポイント(操作性):シンプルな操作が魅力

操作自体はシンプル。画面下に操作ボタンが配列されますが、アップ/ダウンの間にある別の役割ボタンが煩わしいです。
ミラー型で大画面 CHANGER「ドライブレコーダー」


CHANGER ドライブレコーダー 実勢価格:1万7800円 サイズ・:301×H72×D10mm 重量:375g モニターサイズ:12型 画像補正:WDR撮 影素子:CMOSセンサー(IMX335) 記録解像度:1920×1080
▼評価
画質(昼) | 20 |
---|---|
画質(夜) | 10 |
機能 | 16 |
操作性 | 15 |
合計 | 71点 |
CHANGER「ドライブレコーダー」は、日本の道路事情に合わせてレンズを右側にセット。ディスプレイはタッチパネル機能付で、音声コントロール機能も備えました。
ポイント(画質):明暗差に強く安定画質

フロント:夜 解像度はイマイチですが明暗差に強く安定画質で夜もほぼ満足レベルでした。

リア:昼
ポイント(機能):ADASユニットがあると画面に映り込む

カメラを右側にシフトして取り付けていますが、ADASユニットがあると画面内に映り込んでしまいます。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:○
ポイント(操作性):音声コントロール機能を搭載

注目は音声コントロール機能を備えていることです。動作のショートカットが可能となり、操作の助けになります。
前後共に画質が悪い……Anero「M27ドライブレコーダー」


Anero M27ドライブレコーダー 実勢価格:6580円 サイズ:W89×H50×D36mm 重量:約106g モニターサイズ:3型 画像補正:HDR・WDR 記録解像度:1920×1080 記録画角:170°(フロント)、140°(リア)
▼評価
画質(昼) | 15 |
---|---|
画質(夜) | 10 |
機能 | 14 |
操作性 | 13 |
合計 | 52点 |
Anero「M27ドライブレコーダー」は、少し大きめの本体と外付けも可能なリアカメラの組み合わせとなっています。モニターは3インチと大きめ。付属のマイクロSDカードは32GBです。
ポイント(画質):ノイズが多めで発色は控えめ

フロント:昼 解像度はまずまずですが、ノイズが多めで発色も控えめです。

リア:夜 リアの解像度はあまり高くありません。
ポイント(機能):赤外線機能がザンネン

「赤外線暗視ライト」を搭載していますが、外向きには不向きです。取り付けは吸盤式になっており、夏場は剥がれやすいので注意しましょう。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:○
ポイント(操作性):メニューは見やすく迷わない

メニュー構成は分かりやすいです。走行中はブレが映像に影響を与えています。
運転支援も完備も画質は残念 FUNFIT「R8ドライブレコーダー」


FUNFIT R8ドライブレコーダー 実勢価格:6380円 サイズ・:W125×H61×D61mm 重量:約94g モニターサイズ:4型 画像補正:WDR 記録解像度:1800万画素 記録画角:170°(フロント)、120°(リア)
▼評価
画質(昼) | 16 |
---|---|
画質(夜) | 9 |
機能 | 13 |
操作性 | 12 |
合計 | 50点 |
FUNFIT「R8ドライブレコーダー」は、スマホかと思わせる大きな筐体を持ち、モニターもタッチ操作を重視した4インチを採用しています。運転支援をはじめ多彩な機能を備えます。
ポイント(画質):低解像度でイマイチな画像

フロント:昼 低解像度に加え白飛びも多めです。ローリングシャッターで走行中は画面がユラユラと揺れます。

リア:夜
ポイント(機能):最大512GBのマイクロSDカードが利用可能

スマホがベースなのか、最大512GBのマイクロSDカードが利用可能です。ACC直付け配線も付属しています。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:○
ポイント(操作性):階層が深く迷いやすい

メニューで表示するアイコンは小さめながら反応は良好です。階層が深いのが難点といえます。 以上が「前後カメラ型ランキングBEST9」でした。つづいて「360度カメラ型ランキングBEST5」を発表します!
[360度カメラ型ランキング]「リアカメラ」を組み合わせ全方位を録画

「360度カメラ型」は、ドラレコを中心に周囲すべてを撮影するため、前方から両サイド、そして車内の様子までも一つの映像に捉えられると人気が高まっています。 360度ドラレコの最新トレンド、それは弱点である車両後方の撮影をサポートするためにリアカメラを組み合わせることです。前方から両サイド、車内に加え、後方から前方へ回る相手車両の動きをつぶさに撮影できるようになります。 ちなみに360度映像を魚眼表示だけでなく、様々なマルチアングルで見るには、PCでの専用ビューワーが欠かせません。ビューワーの機能を使いこなすには、一定の慣れが必要となりますので導入ハードルは、やや高いかもしれません。 それではランキングをご覧ください!
唯一全天球撮影可能! カーメイト「d’Action360S DC5000」

カーメイト d’Action360S DC5000 実勢価格:4万9794円 サイズ:W100×H130×D51mm(マウント装着時) 重量:約235g 画像補正:WDR 記録画素数:約410万画素+約200万画素(全天球+フロント)、約410万画素、約730万画素(全天球のみ) 有効画素数:約2706万画素 撮影素子:裏面照射型CMOSセンサー 最大記録画角:全天球(360°)
▼評価
画質(昼) | 26 |
---|---|
画質(夜) | 24 |
機能 | 14 |
操作性 | 12 |
合計 | 76点 |
カーメイト「d’Action360S DC5000」は、2カメラ搭載で全天球撮影ができる唯一のモデルです。 360度ドラレコの多くはセンサー1枚で水平360度を記録しますが、本機は2枚のセンサーを使って全天球で撮影します。しかも前方と360度撮影を同時にできる「デュアルレック」の搭載で、前方の映像を高解像度で別撮りできるのです。 利用にはスマホ連携が必須ですが、360度ドラレコの真価を実感できる唯一の機種といえます。
ポイント(画質):360°ドラレコ中ピカイチの高画質

フロント:昼 前方だけで別撮りする「デュアルレック」機能で撮影した前方映像は、フルHDとまではいかないまでも前方を捉えるのに十分な解像度を確保しています。夜間も白飛びが少なく、自然な雰囲気で捉えていました。360度映像にこだわるなら本機以外の選択肢はないでしょう。

リア:夜 2つのセンサーを使うだけに車内を撮影した映像も鮮明そのものです。一部を切り出してもOKでした。
ポイント(機能):前方を高精細に別撮りする「フロント録画」

前方を「フロント録画」として別撮りできる「デュアルレック」を搭載。前方を高精細な映像で捉えられます。別売りのバッテリーを付ければ、車から外して防水付きアクションカメラとしても使えます。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:オプション GPS搭載で時刻や速度などドライブログ記録にもなります。機能充実で使いやすさが魅力です。
ポイント(操作性):すべての操作がスマホで完結

本体には操作スイッチもありますが、モニターはなく基本はスマホを使ってアプリで操作します。専用アプリは最初操作に戸惑う点もあるかもしれませんが、慣れれば快適。専用ビューワーで走行マップや時刻、速度までわかるのも魅力です。

ザンネンなのは本体が大きめで、ルームミラーの裏側でも気になることです。
360°上手く押さえる ケンウッド「DRV-C750」


ケンウッド DRV-C750 実勢価格:4万円前後(編集部調べ) サイズ:W69×H73×D40mm 重量:約130g モニターサイズ:2.4型 画像補正:HDR 記録解像度:最大340万画素 記録画角:水平360°、垂直240°
▼評価
画質(昼) | 19 |
---|---|
画質(夜) | 19 |
機能 | 16 |
操作性 | 18 |
合計 | 72点 |
ケンウッド「DRV-C750」は、コンパクトなボディに2.4インチモニターを装備し、360度録画をはじめ4種類の録画モードで記録します。別売りのリアカメラを追加でき、車両の全周囲を高精細に撮影できます。

コンパクトなボディにより、 フロントウインドウに取り付けても目立ちません。
ポイント(画質):「スモーク・シースルー」機能で視認性も高い

360度映像の解像度は標準レベルですが、モードを切り替えても明瞭感ある映像です。

リアカメラ映像は「スモーク・シースルー」機能もあり、描写力が高く視認性も高いです。
ポイント(機能):撮影映像は4モードで展開できます

撮影映像は4モードで展開可能。専用PCビューワーはWIn/Macに対応しています。水平360°カメラで、前後左右、車内までも手軽に撮影できますよ。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:オプション
前方カメラは優秀だけど後方が惜しい ユピテル「Q-20」


ユピテル Q-20 実勢価格:2万6444円 (Web限定モデル価格) サイズ:W74×H86.1×D32mm 重量:136g モニターサイズ:2.4型 画像補正:HDR 記録モード解像度:1856×1856(ラウンドモード)、2048×1536(2分割・4分割モード) 最大記録画角:水平360°、垂直約240°
▼評価
画質(昼) | 20 |
---|---|
画質(夜) | 17 |
機能 | 17 |
操作性 | 17 |
合計 | 71点 |
ユピテル「Q-20」は、360°カメラ型で最小のボディサイズ。フロントガラスに密着して取り付けるため、圧迫感を最小限に抑えられます。高感度撮影に最適なソニー製「STARVIS」を搭載しました。
ポイント(画質):高品質映像が楽しめます

切り出した画像はVGAサイズに近いですが、360度の割には高品質映像が楽しめます。

左右の映像クオリティは前方と同様に。車内越しの後方も比較的クリアでした。
ポイント(機能):4種類の表示が切り替え可能

表示は「魚眼」「前方表示」「車内表示」「2分割表示」。ACC直結で安心接続できます。PCでは専用ビューワーで映像をマルチアングルで展開します。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:オプション
ポイント(操作性):考えられた使い勝手のよさ

操作ボタンは押しやすい右サイドにあります。表示モードも一番上で簡単切り替えできます。
アングルに歪みがない コムテック「HDR360GW」


コムテック HDR360GW 実勢価格:4万502円 サイズ:W66×H109×D41.7mm 重量:133g モニターサイズ:2.4型 画像補正:HDR・WDR 有効画素数:最大340万画素 最大記録画角:水平360°、垂直240°
▼評価
画質(昼) | 16 |
---|---|
画質(夜) | 15 |
機能 | 15 |
操作性 | 16 |
合計 | 62点 |
コムテック「HDR360GW」は、ガラスに密着させるコンパクトボディで車内への圧迫感を低減。補正機能はWDRに加えHDRを追加し鮮明さが向上しています。後方カメラも付属します。
ポイント(画質):映像的には惜しい!

全体に解像度が低めで先行車のナンバーは近づかないと読み取れませんでした。

「パノラマ」表示では前方に加え、左右にいるクルマや歩行者の様子が映し出されます。
ポイント(機能):専用ビューワーで映像の切り替えが可能

映像は専用ビューワーで[パノラマ][ラウンド][16:9][2分割]で切り替えられます。「ラウンド」では前方から左右/車内を一覧できます。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:オプション
ポイント(操作性):手探りでもわかるボタンで夜間も操作できる

操作ボタンは手探りでも分かり、手動録画もワンタッチ。角度変更も可能です。
左右~車内が捉えきれない サンコー「CDVR36RC」


サンコー CDVR36RC 実勢価格:1万8558円 サイズ:W310×H100×D30mm 重量:242g モニターサイズ:5型 記録画素数:300万画素 記録解像度:1440×1440 最大記録画角:360°
▼評価
画質(昼) | 15 |
---|---|
画質(夜) | 12 |
機能 | 13 |
操作性 | 13 |
合計 | 53点 |
サンコー「CDVR36RC」は、ルームミラーに360度カメラ+リアカメラを組み合わせた個性的なドラレコです。映像はミラー内に表示される5インチモニターに表示します。
ポイント(画質):画角と解像度が足りない

“360度”を謳うものの、範囲は狭く左右~車内に至る様子がフルに捉え切れません。

こちらは「フロント&バック」で表示した映像です。前方と車内の映像が一つの画面で見られます。
ポイント(機能):撮影後に展開できるのは全4モード

モードはモニター上で展開。4モードのうちの一つ「球面」モードです。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:× 駐車監視機能:○
ポイント(操作性):アングル調整は取り付け後も可能

ミラー下のカメラは取り付けた後でもアングル調整が可能です。 以上「360度カメラ型ランキングBEST5」でした。最後は「1カメラ型ランキングBEST3」をご覧ください。
[1カメラ型ランキング]前方をしっかり映すドラレコの基本形

1カメラ型は、ドラレコの基本形ともいえるシンプルな性能で、価格も抑え、必要十分な入門モデルです。車両後方が撮影できないので「あおり運転」対策でちょっと人気が下火になりつつありますが、ドライブ中のトラブルでもっとも多いのは前方衝突事故。そのため前方をしっかり映すという基本性能の向上は今もなお続いています。 最近では高感度撮影で高い評価のソニー製CMOSセンサー「STARVIS」を搭載するモデルが増え、高性能ドラレコの定番となりつつあります。レンズの明るさや逆光補正にこだわる機種も増えていますよ。 ではランキングを発表します!
HDR補正能力はピカイチ コムテック「HDR752G」
コムテック HDR752G 実勢価格:1万9987円 サイズ:W66×H74×D38.8mm 重量:116g モニターサイズ:2.4型 画像補正:HDR・WDR 有効画素数:最大200万画素 最大記録画角:水平136°、垂直70°、対角168°
▼評価
画質(昼) | 30 |
---|---|
画質(夜) | 23 |
機能 | 13 |
操作性 | 15 |
合計 | 81点 |
コムテック「HDR752G」は、フロントガラス密着型でADASセンサーの影響も受けにくく、コンパクトな割にモニターは2.4インチと大きめ。使い勝手でも画質でも高評価です。
ポイント(画質):思い出をキレイに残せる鮮明さ

風景を鮮明に、ナンバーもしっかり読み取れます。逆光補正能力も高いです。

夜になると暗部は若干黒つぶれする傾向にありますが、クルマのナンバーの描写力が高く、状況を捕捉するには十分な画質といえます。
ポイント(機能):コムテック製レーダー探知機との相互通信に対応

優れたHDR機能が、トンネル出口付近での白飛びを大幅抑制します。 ▼主要搭載機能 常時録画:○ イベント録画:○ Gセンサー:○ GPS:○ 駐車監視機能:オプション
ポイント(操作性):使いやすい操作ボタン

フロントガラスにスッキリ取り付けることができ、操作ボタンも押しやすいです。
必要十分な性能の入門機 ユピテル「SN-ST53c」

ユピテル SN-ST53c 実勢価格:1万4300円(編集部調べ) サイズ:W64×H49×D33mm 重量:約69g モニターサイズ:2型: 画像補正:HDR 記録解像度:最大200万画素
▼評価
画質(昼) | 22 |
---|---|
画質(夜) | 21 |
機能 | 14 |
操作性 | 18 |
合計 | 75点 |
ユピテル「SN-ST53c」は、基本機能の扱いやすさを備えながら、安全運転をサポートする「アクティブセーフティ」を搭載。丸味が付いたボディも可愛らしいです。
ポイント(画質):昼夜を通してナンバーが読み取れる高い能力

絶対解像度はさほどでもないのですが、高コントラストの映像を見せてくれます。STARVISの威力かナンバーもしっかり読み取れます。
ポイント(操作性):使いやすさを優先した設計

左右に操作ボタンを配置した使いやすさ重視の設計が嬉しいです。
4Kだけに解像度抜群 データシステム「DVR3400」

データシステム DVR3400 実勢価格:2万1780円 サイズ:W97×H51×D40mm 重量:約98g モニターサイズ:3型 画像補正:WDR 最大記録解像度:3840×2160
▼評価
画質(昼) | 28 |
---|---|
画質(夜) | 20 |
機能 | 12 |
操作性 | 14 |
合計 | 74点 |
データシステム「DVR3400」は、4K記録とガラスレンズの組み合わせで前方を超高解像度で撮影。手動録画ボタンを本体上部に用意して使いやすさをアップさせています。
ポイント(画質):4Kを謳うだけに昼間は極めて鮮明

昼間の美しさは際立ち日陰でも黒つぶれしない見事さ。ただ、夜になると解像度が落ちて暗部も黒つぶれしてしまいます。
ポイント(操作性):配線もスッキリ取り付けできる

配線が取付用アタッチメント側にあるためスッキリと配線できます。 以上が「1カメラ型ランキングBEST3」でした。
[まとめ]画質で高評価が上位に! 機能技術も見逃せません
総じて、ソニー製CMOSセンサー「STARVIS」搭載機が高評価を獲得する結果となりました。 ですが、前後カメラ型で1位になったのはそれを搭載しないケンウッド「R745」。これが素晴らしかったのはその画質です。ビデオカメラで撮影したかのような美しさでノイズも極めて少なく、夜でも自然な雰囲気で捉えました。画作りの巧さも重要な要素となったといえるでしょう。 「STARVIS」を使った機種で優秀だったのは「コムテック」で、この使いこなしは抜きんでているといえます。「MAXWIN」はフロントだけでなら4Kらしい映像を見せてくれました。 機能面で見逃せなかったのは「ガーミン」。スマホを経由すると最大4つのカメラを一括管理できるので360度カメラでなくてもマルチアングル撮影ができるのです。また「CHANGER」の音声コントロール機能もユニークでした。 360度カメラ型では「カーメイト」が画質で際立っているだけにダントツ1位です。水平360°カメラが主流になるとは思いますが、画質面での問題はなお残ります。 1カメラ型は画質で高評価の機種が並びました。安全運転支援機能のアドバイスもそれなりに役立ちます。前方重視の考え方なら、こうした機種を選ぶのも選択肢としてアリなのではないでしょうか。 以上、最新の最強ドライブレコーダーランキングでした。これから導入をお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね!
the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。やらせなし、ガチでテストしたおすすめ情報を毎日お届けしています。