


高瀬 央樹/Test by 英語部
公開日: 2017年04月20日
【プロ直伝】たった3つのポイントで 役に立たないTOEIC本を見抜けます
様々な教材が山と積まれたTOEIC TEST対策本コーナーで、それらの良し悪しを見極めるのはとても難しい。そこで、役に立たない残念な教材を避けるためにすぐできるチェック方法をプロが伝授!
プロ直伝のチェックポイントがこちら。これが当てはまる教材はおすすめしません!
[ポイント①]出題例のない
ありえない写真がある!
TOEICの問題Part1で文字入り写真が使われている! まずはPart1の写真描写問題。

ダメ教材には本番では絶対出ないような写真の入った問題が多く含まれる。例えば文字が載った写真。Part1では決して「識字」を問う問題は出ない。よって、文字の載った写真をそのまま載せている教材はダメ本と認定してOK。(上の写真はイメージ)

実際はこのように、文字要素のない写真が使われる。 (※写真はTOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編 38-39ページより) Part1で子どもの写真が使われている! 同様に、子どもの写真もこれまで出たことがない。TOEICを熟知した著者なら、わざわざ使用しないだろう。
[ポイント②]必要ない表現や
出るはずない単語が掲載されている
ネガティブな単語や表現がある! 続いてリーディング。また、病気や男女差別を連想させるワードを使っている問題集は避けましょう。cancer(ガン)など病気名、a businessmanなどの表現(正解は business person)は、公式本では絶対に出ません。 穴埋め問題のハイフンが7つじゃない!

ちょっとわかりづらいかと思いますが、穴埋めの空欄の「-(ハイフン)」は「-------」と7個続きが正解。これ以外の数字の場合、TOEIC TESTに詳しくない人が作ったと疑わざるをえないでしょう。 (※写真はTOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編 54ページより)
[ポイント③]著者プロフィールや
タイトルに違和感がある
自分を低く見せるタイトル名である! 短期間で大幅スコアアップを強調している!

一見ビジネス書のようなタイトルの教材もここ最近の流行。例えば、こちらのように自分を低く見せたり、短期間であまりにも大幅にスコアアップを謳ったタイトルには要注意。あくまで著者個人の勉強法を紹介するだけで全ての人に当てはまらない、といったクレームが多い。(上の写真はイメージ) プロフィール欄の受験回数が少なすぎる! 良書やベストセラーを次々に作り出すカリスマ著者たちは毎回TOEIC TESTを受験する。だからこそ本番でも出る、これぞといった演習問題を作り出すことができる。それが毎回受験していない著者は自身のアンテナに左右される部分が強く、現在のテストの潮流にのっているとは言い難い。

カバーの著者プロフィールや著者のブログやツイッターなどSNSでチェックしよう。(上の写真はイメージ) 以上、ぜひ参考にしてみてください!
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