【2024年】白髪染めヘアカラーのおすすめランキング11選。LDKが長持ちする市販の人気商品を比較

セルフ白髪染めに求めるのは「長持ちすること」

白髪があると老けた印象に見られがち。白髪による老け見えを解消したいけれど、染まらなかったり長くカラーを楽しめなかったら意味がないですよね。

セルフでできる白髪染めは、お金も時間もかけずにできるのが魅力。クリーム・泡・液状・カラートリートメントなど豊富なタイプが展開されていて、その使用感もさまざまです。

そんな白染めについて、雑誌『LDK』編集部が調査を行いました。

髪にまつわる一番の悩みは？

加齢にともなう悩みが目立つ

※雑誌『LDK』公式アンケート・公式Xにおけるアンケート結果より

雑誌「LDK」読者に聞いたところ、白髪が24%、うねり・広がりが23%、パサつき・枝毛、薄毛・抜け毛がともに17%、フケ・かゆみが15%という結果に。

僅差ではあるけれど、白髪でお悩みの方が最多。ほかにも、うねりや薄毛など、それぞれが加齢に伴うお悩みを抱えていることがわかりました。

市販の白髪染めに求めることは？

「色が長持ち」を重視する人が多い

※雑誌『LDK』公式アンケート・公式Xにおけるアンケート結果より

雑誌『LDK』読者の過半数は、色が長持ちすることを重視。長持ちすれば染め直し頻度が低くなるし、手間もお金も髪のダメージも少ないのがうれしいですよね。

人気の暗めカラーで最高の白髪染めを探しました

そこで雑誌『LDK』が、人気のダークブラウンの染まり具合と色持ちをプロと一緒に徹底検証！

定番・最新の売れ筋商品を比較して、セルフでもサロン品質並みに仕上がる白髪染めがあるのか、おすすめを探しました。

セルフ白髪染めのメリットは？ 美容院との違い

自分で白髪を染めるセルフカラーリングと、美容院やサロンでやってもらう白髪染め。

雑誌『LDK』が行ったアンケートによると、2人に1人がセルフカラーをしていることがわかりました。

「美容室のみ（51%）」が多い一方で、「セルフのみ（23%）」、「セルフと美容室との併用（16%）」をあわせると、2人に1人はお財布にやさしくて時間がかからない市販の白髪染めヘアカラーを使ってセルフカラーをしているようです。

ここでは、セルフの白髪染めとサロン染めのそれぞれの違いやメリットとデメリット、白髪染めに関する疑問をQ＆A形式でご紹介します。

セルフ白髪染めとサロン染めの違いは？

セルフカラーは気軽にできてコスパがいいのがメリットですが、塗りムラができたり、後片付けが手間なのがデメリット。一方サロンはキレイに仕上がる反面コストがかかり、待ち時間がある点などがデメリットです。

セルフカラーのメリット・デメリット

セルフカラーは思い立ったときに染められる気軽さが魅力。予約をしたり、外出したりといったわずらわしさもありません。

メリット

• 比較的料金が安くてコスパがいい
• 自宅で気軽にできる
• 必要最小限の時間で染められる

デメリット

• 染め方が均一にならず、塗りムラ・色ムラができやすい
• お風呂場や洗面所で使用後の掃除、片付けがある
• ヘアケアが十分にできない

サロン染めのメリット・デメリット

美容室でプロに染めてもらうので、仕上がりが断然きれい！ 一方で、費用面や時間などのマイナス面もあります。

メリット

• ムラなくキレイに仕上がって白髪ケアも
• 一緒にカットやパーマもできる
• 髪の毛が傷みにくい薬剤を使用している

デメリット

• セルフより料金が高い
• ヘアサロンの予約をしたり、足を運ぶのが面倒
• 待ち時間などが長い

おしゃれ染めで白髪染めはできる？

おしゃれ染めは白髪染めより染毛力が弱いため、白髪が少ない（全体の10%未満）うちなら白髪染めに使うのもアリ。最近は「白髪も染まる」とうたうものもあります。

毛髪診断士・美養研究家

齊藤あき 氏 のコメント

両者はブリーチ力も染毛力も違います。

セルフ白髪染めはどのタイミングで始めたらいい？

白髪染めは髪全体や根元が白く目立ってきた時点で。白髪が髪全体にチラホラ見える程度なら、部分染めや白髪ぼかしでOK。白髪が増え、髪全体に散らばってきたら全体染めを検討しましょう。

チラホラ白髪なら部分染めでもOK。髪全体で白髪が見られるようなら、全体染めをしましょう。

セルフ白髪染めの間隔は？

全体染めは2カ月、リタッチは2週間空けるのを目安に。髪や頭皮へのダメージを最小限に抑えるために、白髪染めは全体染めならば最低2カ月、部分的なリタッチならば2週間は間隔を空けましょう。

染め直しはリタッチをメインにしましょう。

白髪が減ることはある？

一度白髪が生えてしまった毛穴でも、ストレスを減らしたり栄養をしっかり摂ったりして毛根のメラノサイトが活性化すれば、再び黒髪が生えてくる可能性があるかもしれません。

頑張れば黒髪に戻せるかも･･････。

白髪染めヘアカラーの選び方は？

ドラッグストアのヘアケアコーナー行くと、ずらりと並ぶ白髪染めヘアカラー。

ビゲンやブローネ、シエロなどさまざまなメーカーの商品がありますが、どれにしたらいいか、通販サイトの口コミやレビューだけで自分に合うものを見つけるのは難しいですよね。

そんな白髪染めヘアカラーの選び方のポイントについてご紹介します。

選び方1：種類と特徴

ひと口に白髪染めヘアカラーといっても、実にさまざまな商品があります。

白髪染めヘアカラーにはいくつかのタイプがありますので、自分の髪質に合ったのものを見つけるには商品の種類と特徴を押さえておくといいでしょう。

薬剤（医薬部外品）タイプ

薬剤（医薬部外品）タイプの白髪染めは、髪の内部まで染料を入れて着色して染めます。

泡タイプ：ワンプッシュで手間なく塗れる

混ぜる手間がなく、ワンプッシュするだけでOK。髪にもみ込むだけで使えて、手で髪全体になじませて使うので後ろも塗りやすいのがメリットです。

根元への密着性が低いため、しっかりもみ込まないとムラになりやすく、リタッチにも向かないのはデメリットといえます。

白髪染め初心者の人やショート〜ミディアムヘアの人におすすめです。

クリームタイプ：分け目の根元まで塗りやすい

2つの液剤を混ぜ、ハケ・コームを使い髪全体に塗布してキューティクルの中に色を浸透させて染めます。

髪に密着しやすいため、生え際や分け目根元など細かい部分にも塗りやすく、全体染めもリタッチも部分染めもお手のものなのがメリットです。

ヘアカラークリームは髪全体に伸ばしにくいので後頭部や頭頂部は塗りにくいのと、準備や後片付けに手間がかかるのがデメリットといえます。

ロングヘアやミディアム、セミロング、ショートなど、ヘアスタイルを選ばないので、どんな髪型の人にもおすすめです。

液状タイプ(乳液タイプ)：素早く塗れる

ゆるめで伸びのよいテクスチャーで粘度が低いためスルスル伸びるのが特徴。伸びがよく髪全体にスムーズに塗れて、ムラになりにくいです。

ボトルの先端に付いたブラシで根元にも塗りやすく、リタッチも簡単なのがメリットですが、液ダレしやすいのがデメリットです。

ロングヘアやミディアム、セミロング、ショートなど、どんなヘアスタイルの人にもおすすめです。

化粧品タイプ

化粧品タイプの白髪染めは、髪の深部まで染料を入れず、髪表面を染めます。

カラートリートメント

トリートメントで髪をケアしながら、数回の使用で徐々に染色します。

髪をいたわりながら少しずつ染めるので、アレルギーリスクが少なく傷みにくいので頭髪にやさしいのがメリット。

でも色が落ちやすいため、最初は3〜5日連続で使い、色がキレイに入ったら週に2〜3回ぐらいのペースで使うことから頻繁に使用する必要があるのはデメリット。どんな髪型の人でも使いやすいです。

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マニキュアタイプ

ヘアマニュキュアタイプもヘアカラートリートメントのように髪の表面を色付けするものですが、発色がよく1回で完了します。

刺激になることがあるジアミンが配合されていない商品が多いため、ダメージが気になる人におすすめ。ただ、一般の白髪染めヘアカラーと違い、もとの髪色を明るくすることはできません。

洗って落ちるタイプ

洗って落ちるタイプの白髪染めヘアカラーは、1日中染めたてのカラーが続き、髪が傷みにくく、シャンプーで落とせます。

外出前の白髪隠しにサッと使えて便利ですが、なかには毎日使用するのは面倒に感じる人もいるかもしれません。部分染めや白髪の応急処置として使うといいでしょう。

選び方2：色

同じ色の白髪染めヘアカラーを使っても、白髪の量で染まり具合に違いが出てきます。

白髪が少ないうちは暗めに染まるため、地毛と同系の色味か明るめを、白髪が多くなってきたら明るくなりやすいので、ワントーン暗めの色を選びましょう。

最近ではナチュラルブラックだけでなく、アッシュ系で人気のアッシュブラウンなどカラーバリエーションも多いので、カラー展開の多い商品から好みのものをチョイスしてみてください。

地毛の色と見比べて選んでみましょう。

白髪染めヘアカラーのテスト方法は？

クリーム、液状、泡タイプの11製品をテスト

今回雑誌『LDK』が、ドラッグストアをはじめ、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで購入できる、売れ筋ブランドのクリームタイプ、液状（乳液）タイプ、泡タイプをピックアップ。

仕上がり評価ではサロン「sugar.c」オーナー・福島康介さん、成分評価では毛髪診断士の齊藤あきさんにご協力いただき、人気のダークブラウンなど暗めのカラーで比較しました。

注目ポイント：泡とクリームのいいところ取りはある？

注目は、ビゲンの新製品「泡クリームカラー」。形状は泡ですが、泡とクリームのメリットのいいところ取りなのかどうか、売れ筋商品と比べました。

比較検証したのは、次の4項目です。

仕上がり

白髪交じりの人毛を染め、現役美容師が評価。見て触って、プロの目で厳しくチェックしました。

染まり具合

泡タイプ、クリームタイプ、液状タイプとそれぞれ商品記載通りの染め方にて、白髪交じりの人毛の複数の毛束を商品で染めます。

染まったら、数日後の白髪の染まり具合をしっかりとチェック。染まりが甘かったり白浮きしていたりするものは減点しました。

手触り・ツヤ

染色後の毛束のなめらかさに加え、ツヤ感もあわせてチェックしました。

※トリートメントなどが付属されている製品については、染毛時に取扱説明書に記載の方法で使用しています。

色持ち

白髪染めで染めた毛束の「洗い → ドライ」を14回繰り返しました。

7回後・14回後の髪の褪色具合を、複数の毛束の測色平均数値と目視で総合的に評価。測定値と目視で色の持続具合をチェックしました。

成分

白髪染め時の髪や頭皮のダメージをケアする成分の有無をチェックし、その種類が多いほど高く評価。あわせて要注意成分もチェックしました。

チェックした成分

ツヤ・指通り

ステアルトリモニウムクロリド、ラノリン脂肪酸 ほか

保湿

濃グリセリン、ヒアルロン酸、植物系エキス ほか

その他良成分

加水分解シルク液（毛髪補修）、クロスポリマー（色持ち） ほか

要注意

硫酸トルエン-2,5-ジアミン、パラフェニレンジアミン（特に要注意）などの酸化染料

毛髪診断士・美養研究家

齊藤あき 氏 のコメント

プラス成分の種類が豊富で染料の刺激が強すぎないものが高評価になります！

使用感

読者モニターさんの協力のもと、コームやトレーなどのアイテムの使いやすさ、ニオイ・香り、放置時間を評価しました。

以上を比較検証した結果は、評価の高かった白髪染めのおすすめ商品からランキングで発表します。それではどうぞ！

※総合評価は「仕上がり」「色持ち」を重視しています。