食品雑貨

「野菜が足りていないから」「体に良さそうだから」と、日常的に野菜ジュースを飲んでいる方は多いと思います。でも、「どれもだいたい同じでしょ?」と、その一杯に、どんな栄養が含まれているのかをチェックしている方は少ないのではないでしょうか。

じつは野菜ジュースは、パッケージにさまざまな情報が記載されており、自分が摂りたい野菜や栄養をチェックして選ぶことができるんです。

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そこで今回は、自分にとって最適な一杯を選ぶための、パッケージの見方をご紹介します!

食品雑貨 チェック①野菜汁の割合70%以上は野菜感強めです

野菜ジュースは、野菜汁の割合が70%を超えると野菜の存在が強く、野菜汁30%程度ならフルーツの味が強く感じられる傾向があります。「飲みやすい野菜ジュース」を求めるなら、その中間を目安にするのがオススメです。

[野菜汁と果汁が同量]

トップバリュ:野菜と果実のジュース(930g)

トップバリュ
野菜と果実のジュース(930g)
購入価格:159円

チェック①野菜汁の割合70%以上は野菜感強めです イメージ

果汁は50%で飲みやすいタイプです。

[より野菜汁が多い]

伊藤園:ヘルシープラス  充実野菜あらごし 人参&りんご(265g)

伊藤園
ヘルシープラス
充実野菜あらごし
人参&りんご(265g)
購入価格:153円

チェック①野菜汁の割合70%以上は野菜感強めです イメージ2

野菜汁が70%なので、野菜っぽさは強くなります。

ちなみに、野菜汁の割合が表面に書かれていない商品は、100%ジュースではないことがあるので注意しましょう。

食品雑貨 チェック②オレンジ、赤、紫…色で栄養素がわかります

にんじんといったのオレンジ色のもととなるβカロテンなど、ジュースに含まれる色素そのものが栄養素のこともあるので、色も選ぶポイントとなります。

チェック②オレンジ、赤、紫…色で栄養素がわかります イメージ

パッケージのイラストの色もヒントになるので、チェックしましょう。

[オレンジ系]

チェック②オレンジ、赤、紫…色で栄養素がわかります イメージ2

にんじんなど、βカロテンが豊富です。


[赤系]

チェック②オレンジ、赤、紫…色で栄養素がわかります イメージ3

トマトなど、リコピンを多く含むものが多くなります。


[紫系]

チェック②オレンジ、赤、紫…色で栄養素がわかります イメージ4

ポリフェノールを多く含むものが多いです。


[緑系]
緑系野菜を推している商品は、緑の葉ものが使われていますが、クセを感じやすいため、あまり多く入っていないことも……。緑系ジュースは、色だけでは判断がつきにくいのが特徴です。

KAGOME:グリーンスムージー(330ml)

KAGOME
グリーンスムージー(330ml)
購入価格:170円

チェック②オレンジ、赤、紫…色で栄養素がわかります イメージ5

こちらの製品のように、緑の野菜以外に、他の野菜や食物繊維で補われている傾向があります。

ジュースの色は、野菜に含まれる栄養素の目安としてチェックしてみてくださいね。

食品雑貨 チェック③原材料名の最初の3つが重要です

原材料は、先頭から多い順に記載されます。とくに、最初の3つは味や栄養価に大きく影響することが多いのでチェックするようにしましょう。

チェック③原材料名の最初の3つが重要です イメージ

こちらは、上位3つがにんじん、トマト、有色甘藷(さつまいもの一種)。

ちなみに、野菜別の主な栄養素はこちらです。

チェック③原材料名の最初の3つが重要です イメージ2

ジュースに使われることの多い野菜の主な栄養素を覚えておくと、選びやすくなりますね。

食品雑貨 チェック④キウイ、りんごなどアレルギー食材は入っていないか

アレルギーを持つ人の場合、飲んでもわからないほど微量でも影響することがあるので注意が必要です。

チェック④キウイ、りんごなどアレルギー食材は入っていないか イメージ

原材料の欄は、味や栄養だけではなくアレルギーの原因となる素材が含まれていないか確認をしましょう。

食品雑貨 【おまけ】野菜ジュースでビタミンCを摂取するのは難しい

ビタミンCは熱に弱いため、製造時の加熱殺菌により壊れてしまうことがほとんどです。そのため、あとから添加しない限り、ビタミンCを野菜ジュースから効果的に摂取することは難しくなります。

【おまけ】野菜ジュースでビタミンCを摂取するのは難しい イメージ

Βカロテンやポリフェノールは、熱に強くジュースに残りやすい栄養素です。


以上、効果的な野菜ジュースを選ぶためのパッケージの見方をご紹介しました。こちらをご参考に、ぜひ野菜不足解消にお役立てください!