【2020年】おすすめ「炊飯器」全試食ランキング11選!プロが選んだ1位は?|ホントにおいしいごはんが炊ける1台はコレ!
2020年04月10日(金)
西尾 崇彦
西尾 崇彦/Test by 家電批評編集部
【2020年】おすすめ「炊飯器」全試食ランキング11選!プロが選んだ1位は?|ホントにおいしいごはんが炊ける1台はコレ!
日本の炊飯器はどんどん進化していて、今や高額な製品も珍しくなくなりました。しかし、いざ買おうと思うと、どれにしたらいいか悩みますよね。そこで今回は、人気ブランドの炊飯器の実力をプロと比較検証することに。各メーカーの特徴と選び方を踏まえて、おすすめランキングを価格帯別にご紹介します。本当に美味しいごはんが炊ける1台を見つけました!

▼本記事のテスト、および監修・取材協力はコチラ

家電批評 本音でテストする家電購入ガイド
家電批評
家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
片山真一 氏 五ツ星お米マイスター
片山真一 氏
株式会社隅田屋商店代表。お米マイスターとして世界中を炊飯指導で飛び回る。
風間章子 氏 料理家
風間章子 氏
料理家。調理師。イタリアンレストランで6年間修行の後、カフェの立ち上げ、雑誌やwebなど様々なメディアにて料理監修で活躍中。

本テストは家電批評2018年12月号の記事をベースに、価格等をアップデートしてご紹介しています。あらかじめご了承ください。2020年の最新ランキングは近日家電批評本誌にて発表予定ですので、そちらもご期待ください!
  • ご飯は美味しく炊けて当たり前!
    高級炊飯器も続々進化しています
もっちりとふっくらしたご飯が炊けるのが当たり前となっている日本の炊飯器。そのレベルは世界一といっても過言ではなく、近年ではさらにレベルが上昇し、5~10万円を超える高級炊飯器も登場しています。
そんな日本の炊飯器は「低価格だから実力はイマイチ」ということもなく、どの機種でもそれなりに美味しく炊けるようになっています。ましてや高級炊飯器は、どんな条件でも美味しく炊くことができ、千差万別である日本人のご飯の好みに合わせて炊くことができるのが特徴です。
「圧力」「スチーム」「真空」「おどる」「舞う」といった各社のうたい文句に象徴されるように、各メーカーの最高の炊飯技術が結集されていますが、価格の違いがいったいどこに現れるのかは興味深いところです。

ということで今回は、価格帯の異なる1万円台~10万円超えの炊飯器11台で炊いたご飯を実食して、各製品の実力を比較してみることにしました。

実際に製品テストをした炊飯器は以下の11台となります。

・東芝(TOSHIBA)圧力+真空合わせ炊き RC-10ZWM
実勢価格:7万9390円

・象印マホービン(ZOJIRUSHI)炎舞炊き NW-KA10
実勢価格:8万445円

・パナソニック(Panasonic)Wおどり炊き SR-VSX188
実勢価格:6万2800円

・三菱電機(MITSUBISHI ELECTRIC)本炭釜 KAMADO NJ-AW109
実勢価格:5万1383円

・シロカ×長谷園(siroca)かまどさん電気
実勢価格:6万4984円

・タイガー魔法瓶(TIGER)炊きたて JPH-A101
実勢価格:4万3600円

・日立(HITACHI)ふっくら御膳 RZ-BV100M
実勢価格:2万7058円

・象印マホービン(ZOJIRUSHI)極め炊き NP-VQ10
実勢価格:1万3800円

・アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)銘柄炊き KRC-IE50
実勢価格:1万5100円

・パナソニック (Panasonic)SR-KT067
実勢価格:1万4925円

・タイガー魔法瓶 (TIGER)JKT-J101
実勢価格:1万3736円

▼バーミキュラとバルミューダの炊飯器の評価はこちらでどうぞ
  • はじめに発表しちゃいます!
    ベストバイは東芝とZOJIRUSHI
  • 【高級クラスの炊飯器のベストバイ】
東芝(TOSHIBA)
圧力+真空合わせ炊き RC-10ZWM
実勢価格:7万9390円
サイズ:W245×D328×H228mm
重量:約7.2kg
ふつう炊き時間:35~45分
操作:タッチパネル
最大炊飯容量:5.5合
炊き上がり:しゃっきりめ
内釜:備長炭かまど本羽釜
  • 【1万円台の炊飯器のベストバイ】
象印マホービン(ZOJIRUSHI)
極め炊き NP-VQ10
実勢価格:1万3800円
サイズ:W255×D375×H205mm
重量:約4.0kg
通常炊き時間:46~53分
最大炊飯容量:5.5合
炊き上がり:やわらかめ
内釜:黒まる厚釜
高級クラスの炊飯器の第1位は東芝でした。食味、使い勝手、お手入れのしやすさなど各テストによる総合評価により選出。これから続く記事を読めば、きっと1位の理由に納得できるはずです。

また、1万円台の炊飯器の第1位は象印マホービンでした。

なお、NP-VQ10は価格がとても上がってしまってます。現在はこちらの製品も登場しています。
象印マホービン(ZOJIRUSHI)
極め炊き NP-VJ10
実勢価格:1万3939円
サイズ:W255×D375×H205mm
重量:約4.0kg
通常炊き時間:46~53分
最大炊飯容量:5.5合
内釜:黒まる厚釜
旧モデルのNP-VQ10と価格もさほど変わらず、シンプルな構造の炊飯器。釜全体に熱が伝わる「黒まる暑釜」や、内ぶたを外して一緒に洗えるお手入れのしやすさもきちんと引き継がれています。

「炊飯器になにを一番求めるか」で、総合2位、3位の製品が購入の候補となる可能性もあります。自分にあったベストを見極めるべく、早速テストとランキングの全容をご覧ください!
  • まずは最近の炊飯器事情から
    高級炊飯器に望むこととは?
これまで炊飯器業界では「至高のご飯とは土鍋で炊いたご飯である」という土鍋信仰が強くありました。よって各社内釜の素材の希少性を自慢しあっていましたが、2016年末~17年にかけてバーミキュラとバルミューダが新規参入したことによりこの神話が崩れ、内釜競争の時代が終わります。
保温機能すら持たず、圧力も与えないで、粒感のあるしゃっきりとした歯ごたえのご飯が世間に受け入れられたのは、圧力全盛だった炊飯器業界にとって強い衝撃だったに違いなく、大手炊飯器メーカーの「美味しいご飯の定義」に大きな影響を与えたことは言うまでもありません。

ここ最近の高級炊飯器のトレンドは「炊き分け機能」でしたが、新規参入したバーミキュラやバルミューダから刺激を受け、また新しいレベルへと上がろうとしています。この点が格安炊飯器とは異なる点で、基本的に10万円クラスの炊飯器で炊いたお米は安い炊飯器に比べれば美味しいです。
高級炊飯器はどんな条件でも美味しく炊けるのは当たり前であることから、2018年の新モデルは「基本の味」を見直したメーカーが増えました。象印はベストセラーの「極め羽釜」をリニューアルし、三菱もさらなる火力アップで実力を高めたようです。

そこで、これらの新しい炊飯器で炊いたご飯の美味しさを見定める基準を「もっちりとした見た目とツヤの中に、粒感と弾力に優れた食感も併せ持つご飯」とし、極上の食べ心地に引き上げることができた炊飯器を今回ベストに選定しました。

それでは、まずは最新モデルの炊飯器の選び方のポイントとテスト方法を次から詳しくご紹介します。
  • 炊飯器選びには
    3つのポイントが大切です
実際に使ってみないとわからないことが多い炊飯器ですが、選ぶ際にはどういった点を重視すればよいのでしょうか? 次の3つのポイントを参考にしてみてください。
  • ポイント①:食味
    旨味や食感など5項目をチェック
炊飯器の実力を見極めるのに最重要視したいのが味です。今回は「どんな条件でも美味しく炊き上げられるべき」ということで、お米は新米ではなく平成29年産のあきたこまちを用意。

さらに、事前の浸漬(水にお米をつけ置きすること)をしないまま、すぐに炊飯をスタートしています。
食味のテストでは、「旨み」「食感」「見た目」「甘さ」「香り」の5項目をプロと編集部で試食して点数化しています。なお、先入観が入らぬよう、どの機種で炊いたご飯かわからないようにして検証を行いました。
味に関するレビューは完全ブラインドで実施しています。
  • ポイント②:使い勝手
    操作しやすいかどうかをチェック
炊飯器の完成度は味だけでは測れない、細かい作りや操作性についても議論しました。
ボタン配置やメニューの見やすさなど、操作性をチェック。
  • ポイント③:お手入れのしやすさ
    洗う部品数や洗いやすさをチェック
洗う部品数やその洗いやすさなどを実際に使用してチェックしました。
内釜の出し入れのしやすさについても全製品を試しました。
以上の3つは炊飯器選びの際には欠かせないポイントで、特に味に関しては完全ブラインドかつタフな条件でテストを敢行しています。
  • ①高級クラス②1万円台の
    各ランキングを発表!
それでは、いよいよランキングの発表です!

①高級クラスの炊飯器おすすめランキング7選
②1万円台の炊飯器おすすめランキング4選

以上、2つのランキングを順番に発表していきますので、ぜひ参考にしてください。
  • ①高級クラスの炊飯器
    おすすめランキング7選
まずは、高級クラスの炊飯器のおすすめランキングをご紹介します。
  • 1位は東芝 圧力+真空合わせ炊き
    早い&美味いを叶える価値ある1台
東芝(TOSHIBA)
圧力+真空合わせ炊き RC-10ZWM
実勢価格:7万9390円
サイズ:W245×D328×H228mm
重量:約7.2kg
ふつう炊き時間:35~45分
操作:タッチパネル
最大炊飯容量:5.5合
炊き上がり:しゃっきりめ
内釜:備長炭かまど本羽釜
高級炊飯器部門で堂々1位を獲得したのは、東芝 圧力+真空合わせ炊き RC-10ZWMです。東芝独自の真空テクノロジーに、圧力を掛け合わせて炊くのが特徴で、時短を実現しながらも味を落とすことのない炊き上がり。事前の下馬評を覆す予想外の結果に一同驚きました。
旨み 17/25
食感 18/25
見た目 17/25
甘さ 18/25
香り 18/25
お手入れのしやすさ 10/15
使い勝手 12/15
合計 110/155
正真正銘最高級クラスの炊飯器ですが、他社を抑えて首位を射止めた理由は「時短」ができる点にありました。それでいて、このおいしさと炊き上がりの傾向を考えると納得がいきます。

食味のテストでは、口に入れた瞬間思わず「おおっ」と唸ってしまう炊き上がりでした。
甘い香りが印象的で甘さと香りのバランスもいいです。
特に、今回の条件である「お米を浸漬していない状態の古米」にもかかわらず、ご飯にしっかり「弾力」が出ており、しっかりとお米が糊化していました。
風間章子 氏
料理家

風間章子 氏のコメント
浸漬していないのに美味しく炊けているのに驚きました! しゃっきり目の印象です。
圧力系の炊飯方法ながら、粒感もしっかりと残っており、何よりお米に「弾力」があります。この弾力は格安モデルでは出すことができません。
東芝は独自の真空テクノロジーで圧力をかけすぎずに一気に炊き上げることで、粒感を残したまま仕上がります。それが、もっちり柔らかなだけで終わらない、一歩レベルアップした仕上がりになっているのです。

使い勝手についても非常に配慮されていて、内釜に天然素材が使われることが多くなった中でもコーティングで洗いやすかったり、そのまま洗米も可能です。
内釜もコーティングされているので、気兼ねなく使えます。
羽釜は外側に備長炭コーティングを施し、一品一品削り出しています。その他、立つしゃもじや40時間の真空保存も嬉しいポイントです。

また、タッチパネルや内釜周辺の拭きやすさなども進化し、お手入れの面でも良好です。
タッチパネルでの操作も一目瞭然でわかりやすいです。
これに加えて、今年の東芝は炊飯時間の「時短」にも着手していて、3合をふつう炊き(白米・おすすめ設定・かまど名人モード)で炊いた場合の炊飯時間は約38分です。
3合で他社平均の50分より約10分早くて美味しく仕上がります。
炊飯時間が他社の早炊きレベルで、ふつう炊きで30分台はここ最近の高級炊飯器ではほとんどありませんでした。
家電批評
本音でテストする家電購入ガイド

家電批評のコメント
甘い香りが食欲を引き立たせます。これが38分で炊けるのはいいですよね!
お手入れもしやすく、3パーツの丸洗いが可能です。
ダイヤモンドコートを施した内釜は洗いやすさもピカイチです。
食味、使い勝手、お手入れのしやすさのどれを取っても、文句なしの高評価だった東芝 圧力+真空合わせ炊き RC-10ZWM。
味はもちろん、使い勝手やお手入れのしやすさまで完璧で着実にポイントを稼げるのは、さすが総合家電メーカーです。これは10万円を払って購入する価値アリです。
  • 2位は象印マホービン 炎舞炊き
    お米に強い甘さと弾力があります
象印マホービン(ZOJIRUSHI)
炎舞炊き NW-KA10
実勢価格:8万445円
サイズ:W275×D345×H235mm
重量:約8.5kg
ふつう炊き時間:51~57分
最大炊飯容量:5.5合
炊き上がり:しゃっきりめ
内釜:豪炎かまど釜
2位は象印マホービン 炎舞炊き NW-KA10。これまでベストバイだった「極め羽釜」シリーズから満を持してリニューアルしたのがこちらの炎舞炊きです。1位の東芝と明暗を分けたのはお米の相性でした。

後味に旨味が残る良食味
旨み 18/25
食感 16/25
見た目 14/25
甘さ 17/25
香り 16/25
お手入れのしやすさ 10/15
使い勝手 10/15
合計 101/155
旨味は東芝よりも強く、甘さも香りもあと一歩といったところ。タッチバネルではありますが、使い勝手の面が東芝に劣る結果となりました。

食味のテストでは、これまでの絶妙なもっちり柔らか系からややしゃっきり目に揺り戻りました。より火力をお米に伝えるべく、釜に鉄を仕込んだ結果、前モデルよりも粒感を残しつつ、もっちりした炊き上がりになっています。
極め羽釜からよりIHとの親和性を高めた鉄配合かまど釜に進化。
メーカーが考える「外観」、「食感」、「味」の3要素を突き詰め、よりハイレベルな味を求めて進化した結果と言っていいでしょう。

使い勝手については10点で、パネルは現在のモードのみが表示される仕様となっています。匂い残りを抑えるクリーニング機能も備わっています。

お手入れもラクで、洗うのは内ぶた2点と内釜の計3点のみでOK。結果お手入れのしやすさは10点でした。
今回の検証では、見た目や香りなど炊いた米の相性で惜しくも東芝の後塵を拝す結果となりましたが、その美味しさの実力は健在です。
  • 3位はパナソニック Wおどり炊き
    粘り気があってやわらかいです
パナソニック(Panasonic)
Wおどり炊き SR-VSX188
実勢価格:6万2800円
サイズ:W298×D391×H270mm
重量:約9.1kg
ふつう炊き時間:48分
最大炊飯容量:5.5合
炊き上がり:やわらかめ
内釜:ダイヤモンド竃釜
3位はパナソニックのWおどり炊き SR-VSX188。圧力制御に加えて新たに「鮮度センシング」機能で古米でも最適に炊き上げるとうたうパナの最新モデルです。

使い勝手も目をみはる
旨み 14/25
食感 13/25
見た目 16/25
甘さ 13/25
香り 12/25
お手入れのしやすさ 10/15
使い勝手 10/15
合計 88/155
デザイン一新で見た目もよくなり、この結果とはさすがの安定感。使い勝手もお手入れのしやすさも目を見張るものがありますが、トレンド感に欠けるところがあるのが残念です。

炊き上がりの粘り気やツヤのある見た目は、さすがパナソニックといった炊き上がり。従来からの傾向であるやわらかめの炊き上がりも健在ですが、裏を返すと水っぽいと感じてしまうかもしれません。
軽くて剛性にも優れているダイヤモンド釜を引き続き採用。
使い勝手ではフラットデザインでボタン操作との両刀使いや、タッチキー対応となってより直感的な操作が可能になり、10点でした。

お手入れのしやすさも10点で、水受け部分も手入れする必要がありますが、内釜の洗いやすさも悪くなく、東芝や象印マホービンとも遜色ない手軽さです。
最新技術で冷めても美味しく、食感の炊き分けといった機能などの搭載で、「これまでになかった食の楽しみを体験できる」ことに価格帯の違いがあると考えるパナソニック。

使い勝手や手入れまでしやすいのも総合家電メーカー発ならではといえ、あらゆるお米をパナ色に染めてしまうので、「とにかくやわらか派」という人にオススメします。
  • 4位は三菱電機  本炭釜 KAMADO
    しゃっきり好きならこれ一択!
三菱電機(MITSUBISHI ELECTRIC)
本炭釜 KAMADO NJ-AW109
実勢価格:5万1383円
サイズ:W285×D320×H249mm
重量:約5.7kg
最大炊飯容量:5.5合
炊き上がり:しゃっきりめ
内釜:本炭釜
4位は三菱電機 本炭釜 KAMADO NJ-AW109。同モデル最大の火力を謳った新モデルで、非圧力系のモデルらしく粒感に優れ、見た目の良さも高評価でした。

粒感のバランスも良い
旨み 12/25
食感 13/25
見た目 16/25
甘さ 28/25
香り 14/25
お手入れのしやすさ 9/15
使い勝手 10/15
合計 86/155
旨味と食感、甘さではパナソニックに一歩劣りますが、見た目や香りは優秀です。お手入れのしやすさでもわずかな差が響きました。

食味のテストで判明したのは、高級モデルで固め派は現状これ一択ということ。関東系ならではのしゃっきりご飯を維持できますが、今回の条件ではやや甘みを引き出すのに苦労しました。
家電批評
本音でテストする家電購入ガイド

家電批評のコメント
しゃっきり系が好みなので美味しいです。
純度99.9%の炭をぜいたくに採用しています。
あえて圧力を使わないことで、お米という素材の良さをそのまま引き出す。これこそが、昔ながらのかまどの炊き上がりを再現する三菱電機が考える「美味しいご飯」のようです。

使い勝手の面でも文句なしの10点。これについては上位と差はありませんでした。

お手入れのしやすさは9点と悪くなかったものの、超本格派の炭釜は公式サイトでは「割れやすい」との警告がありました。
昔ながらのかまど炊きを再現し、非圧力を貫く三菱。元祖しゃっきり派ともいえる炊き上がりは、固めのご飯が好きな人にもってこいです。
  • 5位siroca×長谷園かまどさん電気
    もっちりしてても使い勝手が厳しめ
シロカ×長谷園(siroca)
かまどさん電気
SR-E111
実勢価格:6万4984円
サイズ:W300×D300×H261mm(本体に土鍋をセットした状態)
重量:約7.6kg
最大炊飯容量:3合
炊き上がり:やわらかめ
内釜:かまどさん土鍋
5位にはsiroca×長谷園のかまどさん電気がランクイン。「家電批評」本誌の過去の検証でベストバイとなった土鍋「かまどさん」を、電気で手軽に使えるようになりました。

慣れが必要な使い勝手
旨み 15/25
食感 15/25
見た目 15/25
甘さ 12/25
香り 13/25
お手入れのしやすさ 7/15
使い勝手 6/15
合計 83/155
旨味などの食味では割と平均的な仕上がりとなっていますが、使い勝手とお手入れのしやすさの点数が落ち込みました。

食味のテストでは「粒の食感は良かった」と、料理家の風間章子氏からの評価はよく、もっちり感は再現されていました。
本家長谷園のかまどさん土鍋を採用しています。
しかし、使い勝手の面では不評で、側面に配置されたボタンなど、使い勝手は人を選びそうなタイプの炊飯器。また、保温機能がないので食べきりで楽しむことになります。
お手入れの面を見ると、公式サイトには「おこげごはんの後でも、少し水につけておくだけでスルッときれいに取れ、簡単にきれいになります」とありますが、そこはやはり土鍋。他製品と比べるとやや手間がかかるイメージです。

「土鍋を電気で炊く」という便利さは実現したものの、ボタンが側面にある点や保温ができない点などが響いて、本家かまどさんほどの評価とはなりませんでした。
  • 6位はタイガー魔法瓶  炊きたて
    やわらかく使い勝手もイマイチ
タイガー魔法瓶 (TIGER)
炊きたて JPH-A101
実勢価格:4万3600円
サイズ:W261×D325×H220mm
重量:約7.0kg
最大炊飯容量:5.5合
炊き上がり:やわらかめ
内釜:プレミアム本土鍋
6位はタイガー魔法瓶  炊きたて JPH-A101。土鍋系ではありますが、イマイチ突き抜けずといった印象です。

内釜の扱いに注意
旨み 11/25
食感 13/25
見た目 15/25
甘さ 11/25
香り 12/25
お手入れのしやすさ 7/15
使い勝手 8/15
合計 77/155
食味全般の評価が低く、使い勝手やお手入れのしやすさでも5位のsiroca×長谷園のかまどさん電気に大きく水をあけられてしまいました。

食味のテストでは、ツヤのある見た目が印象的でしたが、旨味や甘さといった項目がイマイチ。仕上がりはとことんやわらかめとなっています。
家電批評
本音でテストする家電購入ガイド

家電批評のコメント
炊きたてのもちもち感はさすが土鍋でした。
本土鍋に熱伝導を高める素材を新配合しています。
大小2つのボールを内蔵した可変圧力に加え、土鍋そのものを内釜に採用したタイガー魔法瓶  炊きたて JPH-A101。土鍋の扱いや、取り外しの多いパーツに難儀しますが、土鍋の味がとことん好きな人向けです。
  • 7位は日立  ふっくら御膳
    味も機能も無難な仕上がりです
日立(HITACHI)
ふっくら御膳 RZ-BV100M
実勢価格:2万7058円
サイズ:W258×D378×H236mm
重量:約5.7kg
最大炊飯容量:5.5合
炊き上がり:やわらかめ
内釜:高伝熱打込鉄釜
7位は日立 ふっくら御膳 RZ-BV100M。日立の2018年モデルは立ち位置的にはミドルクラスとなっています。

見た目もオーソドックス
旨み 12/25
食感 11/25
見た目 12/25
甘さ 11/25
香り 11/25
お手入れのしやすさ 10/15
使い勝手 9/15
合計 76/155
食味ではどの項目も平均11点でしたが、使い勝手やお手入れのしやすさでは上位クラスに引けを取らないほどの結果でした。

食味評価では甘さや香りに乏しく、他と比べて価格に比例した評価となってしまいました。
火力を適切に伝えつつ、洗いやすいです。
お手入れのしやすさでは、釜の洗いやすさやなどが評価され、10点でした。

総合では76点でしたが、名前の通りふっくらと炊き上がり、オーソドックスな味といえるでしょう。
  • ②1万円台の炊飯器
    おすすめランキング4選
続きまして、次は1万円クラスの炊飯器のおすすめランキングです。
  • 1位は象印マホービン 極め炊き
    味も操作もお手入れもシンプルです
象印マホービン(ZOJIRUSHI)
極め炊き NP-VQ10
実勢価格:1万3800円
サイズ:W255×D375×H205mm
重量:約4.0kg
通常炊き時間:46~53分
最大炊飯容量:5.5合
炊き上がり:やわらかめ
内釜:黒まる厚釜
1万円クラスで見事1位に輝いたのは、象印マホービン 極め炊き NP-VQ10でした。「家電批評」の本誌でもたびたびオススメしていたアマゾンでも売れ筋の象印の廉価モデル。シンプルな構造ですが、火力で底力を見せつけました。

炊き方次第で高級機クラス
旨み 15/25
食感 13/25
見た目 12/25
甘さ 14/25
香り 13/25
お手入れのしやすさ 10/15
使い勝手 9/15
合計 86/155
オーソドックスなIH式ですが、味は識者からも高評価。操作性もシンプルと、使い勝手も問題なしです。

食味のテストでは、「香り、甘みともに出ている」と高評価でした。
基礎がしっかりとしていることから、もちもちとしていてシンプルで美味い味です。
艶やかさは控えめですが、味は本物です。
これまでは「銘柄の良さをそのまま引き出す」と紹介していましたが、今回の難条件でのあきたこまちもしっかりと炊き上げました。格安モデルでも高火力なことから、炊き方次第では高級機クラスといえます。
シンプルに熱効率が良く、お米の対流を促す黒まる厚釜を採用。
使い勝手についても単純な操作で無駄がなく、日常に最低限の機能は備わっていて9点でした。
保温の種類も高温か長時間かを選ぶことができます。
お手入れのしやすさは10点。内釜は高級機ほどの洗いやすさはないですが、普通に洗いやすいです。
内ぶたを外して内釜と一緒に洗え、お手入れもシンプルです。
格安モデルでも高火力でもちもち美味しく仕上がる象印マホービン 極め炊き NP-VQ10。さらにお米を浸漬させたり、品質の良いお米を使えば高級機クラスの味に化けるでしょう。

なお、こちらの製品も登場しています。
象印マホービン(ZOJIRUSHI)
極め炊き NP-VJ10
実勢価格:1万3939円
サイズ:W255×D375×H205mm
重量:約4.0kg
通常炊き時間:46~53分
最大炊飯容量:5.5合
内釜:黒まる厚釜
旧モデルのNP-VQ10と価格もさほど変わらず、シンプルな構造の炊飯器。釜全体に熱が伝わる「黒まる暑釜」や、内ぶたを外して一緒に洗えるお手入れのしやすさもきちんと引き継がれています。
  • 2位はアイリスオーヤマ 銘柄炊き
    後発でも味と使い勝手は大手並み
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
銘柄炊き KRC-IE50
実勢価格:1万5100円
サイズ:W268×D332×H223mm
重量:4.5kg
最大炊飯容量:5.5合
炊き上がり:やわらかめ
内釜:極厚ダイヤモンドコート銅釜
2位はアイリスオーヤマ 銘柄炊き KRC-IE50。アイリスオーヤマの参入は後発ながら、低価格でも炊き分け機能を搭載するなど、独自路線で製品を開発しています。

良くも悪くも銘柄に依存
旨み 13/25
食感 14/25
見た目 11/25
甘さ 13/25
香り 12/25
お手入れのしやすさ 9/15
使い勝手 9/15
合計 81/155
見た目や香りがやや劣りますが、味は大手メーカーに徐々に近づいています。しかし、使い勝手やお手入れのしやすさはどちらも9点と、高評価でした。

食味のテストでは、食味ではやや硬さが気になりましたが、レベルは大手と遜色ありません。
極厚ダイヤモンドコート銅釜を採用しています。
  • 3位はパナソニック SR-KT067
    やわらかめで機能も抜かりなし
パナソニック(Panasonic)
SR-KT067
実勢価格:1万9000円
サイズ:W251×D308×H202mm
重量:4.2kg
最大炊飯容量:3.5合
炊き上がり:やわらかめ
内釜:備長炭釜
3位はパナソニック SR-KT067。普及価格帯のモデルでもデザインを見直すなど抜かりなく、このデザインだけでも買う価値があります。

食味では水っぽさを感じた
旨み 12/25
食感 8/25
見た目 13/25
甘さ 10/25
香り 10/25
お手入れのしやすさ 11/15
使い勝手 12/15
合計 76/155
食感は食味テストの中でも残念でしたが、使い勝手とお手入れについてはさすがパナソニック。どちらも見事に高評価でした。

食味のテストでは水っぽさを感じ食感が8点どまりでしたが、やわらかめが好きならいいかもしれません。
内釜には備長炭コートを施しています。
天面フラットボタンを採用するなど、使い勝手も上々で、使い勝手は1万円クラスの中では最高の12点。低価格の中にもクオリティーの高さが光ります。

また、お手入れのしやすさも同じく1万円クラスでは最高の11点でした。

炊き上がりはやわらかめではありますが、この価格でこのスタイリッシュなデザインと、低価格ラインにも抜かりないパナソニック。2人暮らしの家などにはぴったりです。
  • 4位はタイガー魔法瓶 JKT-J101
    時短・節電はできても水っぽい…
タイガー魔法瓶 (TIGER)
JKT-J101
実勢価格:1万3736円
サイズ:W260×D354×H211mm
重量:4.1kg
最大炊飯容量:5.5合
炊き上がり:やわらかめ
内釜:金属釜(土鍋コーティング)
4位はタイガー魔法瓶 JKT-J101。ご飯を炊きながら料理も作れる人気シリーズ「tacook」の現行モデルで、一緒に料理も作れるお得な製品となっています。

丁寧に炊きたい
旨み 10/25
食感 8/25
見た目 10/25
甘さ 9/25
香り 12/25
お手入れのしやすさ 10/15
使い勝手 9/15
合計 68/155
食感と甘さが10点満たず、食味テストの平均は9.8点と10点以下の評価に。しかし、使い勝手とお手入れのしやすさは上位と同様に高得点でした。

食味のテストでは、今回のお米と相性が合わなかったのか、評価は振るいませんでした。
金属釜の内側に土鍋コーティングを施しています。
時短や節電にも特化しており、料理も一緒に作れることから、使い勝手については9点でした。

また、お手入れのしやすさについても10点と高評価です。

格安モデルでも土鍋を貫いているタイガー魔法瓶 JKT-J101。時短や節電に特化していて料理も一緒に作れてお得なことから、コスパ至上主義モデルといえます。

炊飯器の選び方のポイントや価格帯別のランキングはいかがでしたか? 美味しいご飯があれば、毎日の食卓はきっと豊かになります。買い替えの際はぜひ参考にしてみてください。

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。
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