キャニスター掃除機おすすめランキング9選|失敗しない選び方
ランキング
高瀬 央樹
高瀬 央樹/Test by 家電批評編集部
公開日: 2020年04月10日

キャニスター掃除機おすすめランキング9選|失敗しない選び方

年々多様化する掃除機。コードレススティックやロボット掃除機もいいですが、昔ながらのキャニスター型も忘れてはいけません。今回は大手メーカーの最新モデルから1万円以下の格安モデルまで、全9台を集めて徹底検証! キャニスター型のきほんから選び方のポイント、おすすめランキングまで、最新情報をお届けします。

LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢
晋遊舎の専門テスト機関「LAB.360」の室長。消費者の視点で数多くの商品テストに従事。日用雑貨や家電製品が専門。
本音でテストする家電購入ガイド
家電批評
家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
家電&インテリアコーディネーター
戸井田園子 氏
大手プレハブメーカーにてインテリアコーディネートや商品企画を担当し、性能、価格、デザインなど、商品の優劣を見極める技術を身に付けた、生活家電のプロ。
家電批評編集部 副編集長
青山卓弥
MONOQLO編集部を経て、現在は家電批評編集部とthe360.life編集部を兼任。検証を経て購入した製品の中で「これがなきゃ暮らせない」と断言できるのは、空気清浄機とロボット掃除機とハイバックソファ。


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※情報は『家電批評』2020年4月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

家電 キャニスター型はもう古い? 実はいまだ根強い人気があります

近年、人気を集めている掃除機といえば、やっぱり「コードレススティック型」。筆頭のダイソンに負けじとマキタなど国内メーカーからも数々の名機が排出されています。そんななか、影が薄くなっているのが、昔ながらの掃除機こと、「キャニスター型掃除機」です。
掃除機の現状について家電コーディネーターの戸井田園子氏に聞くと「所有率はキャニスター型のほうが上ですが、販売率はコードレススティック型に押されています」とのこと。

しかし、大手メーカーが現在もキャニスター型を発表しているのは、主に買い替え層が対象にしているからなのだそう。このことから、キャニスター型は現在でも根強い人気があることがわかります。

確かに、『家電批評』編集部でも、ここ数年はコードレススティック型やロボット掃除機に注力し、最新キャニスター型を見過ごしがちでしたが、今回は、掃除機界の主役であろうキャニスター型をあらためて検証したいと思います。

家電 小型・多機能化とキャニスター型の ここがスゴい!

販売率ではコードレススティック型に押されているキャニスター型ですが、実はじっくり、独自に進化しているんです。そんなキャニスター型のスゴさをご紹介します。

ココがスゴイ1:スティック型より静かめ

昔のモデルに比べ、稼働音が小さくなっています。スティック型と比べても静かめです。

ココがスゴイ2:自走ヘッドでスイスイ進む

モーターでヘッドのブラシを回すことによって、掃除機自体をスイスイと進めてくれる自走式ヘッドを搭載しているモデル多数。負担が軽く、ラクに動かすことができます。

ココがスゴイ3:縦置きで収納しやすい

大きくて場所を取ったのは、もう昔の話。小型化に加え、縦置きできる工夫がされているため、コンパクトに収納することができるようになっています。

次に、キャニスター掃除機の種類をみてみましょう。

家電 「紙パック」と「サイクロン」の 2種類があります

タイプ1:紙パック式

ゴミをダイレクトに見ないですむのが紙パックの良さ。直接触ることもないので清潔感があります。捨てる際に、パックにフタができる工夫がされているモデルも多く、進化を感じさせてくれます。フィルター掃除の必要もありません。

タイプ2:サイクロン式

ゴミがたまっても吸引力が落ちないのが長所。ダストカップを丸洗いできるモデルなど、清潔で快適に掃除ができるような工夫がされているあたりは、コードレススティック型と同様です。排気独特の臭いがなく消耗品も不要です。

続いては、キャニスター掃除機の選び方のポイントをご紹介します。

家電 [選び方]キャニスター掃除機を選ぶ際は 吸引力や使いやすさなどが重要

最適な掃除機選びで外せないのは、やはり吸引力。吸引力はサイクロン式・紙パック式ともに向上しています。

紙パック式

マットの上のコーヒー粉もしっかり吸ってくれました。サイクロンの方が吸引力が強そうなイメージがありましたが、紙パック式でもガッツリ吸引してくれるモデルも多くありました。

松下和矢 LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢のコメント

紙パックキャニスターの健闘には驚かされました。

サイクロン式

サイクロン式でもコーヒー粉なは吸引できました。しかし、いまいち弱かったりと、モデルごとに性能のバラツキがあり。キャニスター型の特徴なのかもしれません。

また、次の6つのポイントも選ぶ際に注視すべきです。

選び方のポイント1:本体の追従性

本体が大きいものはぶつかりがちで、ストレスになることも。軽く小型のモデルは、取り回しが良く、角を曲がったときもぶつからずスムーズについてきてくれるので、追従性は大切です。

選び方のポイント2:収納性

コードレススティック型と比較すると、どうしても収納に場所をとりますが、本体を立て、ホースを固定できるタイプなら最低限のスペースに抑えることができます。

選び方のポイント3:コードの処理

電源コードの出し入れは、ボタンの押しやすさや引っかかりなどで、スムーズさが全然違ってきます。使用するたびに使うからこそ、重要なポイントです。

選び方のポイント4:ヘッドの性能

自走式のヘッドを採用しているモデルは、スムーズにヘッドを動かすことができます。ブラシがなくても吸引力が強いモデルもありました。

選び方のポイント5:ゴミ捨ての手間

0.25~3.5Lと幅はありますが、構造から、全体にスティック型より多くのゴミを集めることができます。紙パック式は装着のしやすさに差がありました。

選び方のポイント6:稼働音

稼働音を測定してみると、イメージより大きくなく、弱モードではかなり静かだと感じるモデルもありました。スティック型に比べても静かめなモデルが多いようです。

以上を踏まえたところで、早速本題のテストに入ります。

家電 最新モデルから格安モデルまで キャニスター掃除機9台をテスト

今回テストするのは、大手メーカーの最新モデルから1万円以下の格安モデルまで、全9製品。

フローリング、コーナー、カーペット上での吸引力(15点満点)、本体から1.5m離れた地点での騒音測定(10点満点)、追従性などの使用感(25点満点)を数値化し、計50点満点で評価しました。それではランキングをどうぞ!

記事1位BEST 見た目は小ぶりでもパワー派 日立「かるパック CV-KP200G」

日立
かるパック
CV-KP200G
実勢価格:3万8020円

サイズ:W236×H202×D351mm
重量:2.7kg(本体のみ)
吸込仕事率:620W~約110W
集塵方式:紙パック式
容積:1.3L
ヘッド:自走
▼テスト結果
吸引力 12/15点
稼働音 2/10点
使用感 23/25点
総合 37/50点
キャニスター型のベストバイは、日立「かるパック CV-KP200G」。コンパクトなボディの割には持ち手がやや重いですが、その重みでヘッドを前に推進してくれます。曲がり角や狭い通路でもよくついてきてくれ、取り回しがとてもラクでストレスなしです。

フローリングの砂

コーナー付近

マット上のコーヒー粉

コーナー付近はやや弱いものの、吸引力も上々。特に、フローリングの溝にゴミを残さないのは感動ものです。
縦置きできて邪魔になりません。このまま持ち上げられます。
ホースのつなぎ目が回るので、ホースがよじれても自然に戻ります。
コンセントが引き出しやすいです。
紙パックは穴を塞ぐシールが付いているので、ゴミやホコリがこぼれません。

記事1位BEST スイスイ動いて隅のゴミも逃さない パナソニック「MC-PK21A」

パナソニック
MC-PK21A
実勢価格:2万2000円

サイズ:W243×H196×D348mm
重量:2.7kg(本体のみ)
吸込仕事率:580W~約60W
集塵方式:紙パック式
容量:1.3L
ヘッド:自走
▼テスト結果
吸引力 12/15点
稼働音 2/10点
使用感 23/25点
総合 37/50点
同じくベストバイが、パナソニック「MC-PK21A」。ヘッドはやや重いものの、本体が軽いので動かすのがラク。取り回しが良く、本体がよくついてきてくれるので、ストレスがありません。気持ちよく使えるモデルです。フローリングにはやや弱かったものの、コーナーや、カーペットのゴミはほぼ完璧に吸引できました。
もちろん縦置きも可能。コンパクトに収納でき、邪魔になりません。
本体が小さいので、移動がスムーズなのもポイント。最初はやや重く感じますが、慣れれば気にならないレベルでした。
電源コードは引き出しやすい位置にあって、コードの引き出し・戻りもスムーズです。
パックを捨てる際、端を折るとフタになるのも高評価。

記事3位BEST お手頃ながら衝撃的な吸引力 MooSoo「MS159」

MooSoo
MS159
実勢価格:8999円

サイズ:W330×H320×D485mm
重量:3.7kg(本体のみ)
集塵方式:サイクロン式
容量:2L
▼テスト結果
吸引力 14/15点
稼働音 7/10点
使用感 11/25点
総合 32/50点
3位はMooSoo「MS159」。軽くて動かしやすいですが、チープな印象も。しかし、吸引力は抜群で、2Lの集塵容積も心強いです。ただし、本体が大きいため、取り回しが今ひとつなのが残念。
全種類のゴミをほぼ吸引できました。
本体を立てられず、場所と空間を大きく取ってしまうのが残念。
電源プラグが本体下部にあるため、引き出しにくいです。

記事4位 静音性が高くて広い部屋に最適 Miele「Compact C2 SDCO 3 P CleanMeister」

Miele(ミーレ) 
Compact C2
SDCO 3 P CleanMeister
実勢価格:6万6000円

サイズ:W250×H230×D430mm
重量:4.5kg(本体のみ)
吸込仕事率:220W
集塵方式:紙パック式
容量:3.5L
▼テスト結果
吸引力 11/15点
稼働音 8/10点
使用感 11/25点
総合 30/50点
4位はMiele(ミーレ) 「Compact C2 SDCO 3 P CleanMeister」。シャープなデザインと無骨さの融合はさすがドイツメーカー。吸引力は上々! しかし、ホースが179cm(実測値)と長く、広い部屋でないと持て余すかも。操作ボタンが本体にあるのは足で操作するためです。
重層構造のダストパックにより、排気がクリーンなのは嬉しいところです。

記事4位 軽快でバランスの良い一台 三菱電機「Be-K TC-GD2X」

三菱電機
Be-K TC-GD2X
実勢価格:3万9800円

サイズ:W208×H206×D320mm
重量:2.1kg(本体のみ)
吸込仕事率:320W※ ~約80W ※伸縮パイプ最長時の場合
集塵方式:紙パック式
容量:1.2L
ヘッド:自走
▼テスト結果
吸引力 8/15点
稼働音 4/10点
使用感 18/25点
総合 30/50点
同じく4位は三菱電機「Be-K TC-GD2X」。ホースは短めですが、使いにくさは感じませんでした。ヘッドがやや重いのですがバランスは悪くなく、よく動いてコーナーリングもスムーズ。吸引力も強力ですが、壁際はちょっと苦手かも。
コードの出し入れもスムーズ。引っかかりそうになっても復帰します。

記事4位 使いやすさは最強! 東芝「TORNEO mini VC-C7A」

東芝
TORNEO(トルネオ) mini
VC-C7A
実勢価格:1万6500円

サイズ:W220×H255×D295mm
重量:2.2kg(本体のみ)
吸込仕事率:290W~約20W
集塵方式:デュアルトルネード式・0.25L
ヘッド:エアー式
▼テスト結果
吸引力 3/15点
稼働音 4/10点
使用感 23/25点
総合 30/50点
同じく4位が東芝「TORNEO mini VC-C7A」。全9機のうち、最も取り回しがスムーズだったのがこのモデル。曲がり角でも引っかからず、狭い通路もスイスイ進めて掃除が楽しくなります。しかし、残念なことに吸引力がやや弱く、全てのシーンで評価が伸び悩んでしまいました。

本機はブラシがエアー式なのでフローリング向きですが、カーペットなどの吸引力が必要な場合は、ブラシが自走式のタイプVC-C7がお勧めです。
取り外しも簡単。フィルター、ダストカップが丸ごと水洗いでき清潔です。

記事7位 無難な仕上がりのサイクロン式 シャープ「EC-MS320」

シャープ
EC-MS320
実勢価格:2万4552円
▼テスト結果
総合 28/50点
7位はシャープ「EC-MS320」。使った印象は普通。パイプと本体の差込口がわかりづらいかも。コーナー付近はやや苦手。

記事8位 パワフルでも静か Miele(ミーレ) 「Compact C1 SCAO 3 OB HomeCare」

Miele(ミーレ) 
Compact C1
SCAO 3 OB HomeCare
実勢価格:4万537円
▼テスト結果
総合 27/50点
8位はMiele(ミーレ) 「Compact C1 SCAO 3 OB HomeCare」。4位のMieleの下位モデル。使い心地もそっくり。今回のテストでは吸引力で差がつきました。

記事9位 吸引力や使用感は満足 アイリスオーヤマ「IC-BTA4」

アイリスオーヤマ
IC-BTA4
実勢価格:9980円
▼テスト結果
総合 25/50点
9位はアイリスオーヤマ「IC-BTA4」。吸引力や使用感はアンダー1万円としては十分。ホースのつなぎ目が外れやすいのが残念でした。

家電 ベストバイとなったのは 日立とパナソニックでした

以上、キャニスター掃除機おすすめランキングでした。テストでは想像以上に軽くスイスイ操作できることに驚かされました。その中でもベストバイとなった日立&パナは使用感と吸引力を兼ね備えたバランスの良い一台。買い替えの際は、店頭でもぜひお試しください。

the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。やらせなし、ガチでテストしたおすすめ情報を毎日お届けしています。
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