今が一番面白い! 一眼カメラの魅力って?

一眼カメラ

写真を撮るならスマホが断然有利ですが、「一眼カメラ」ってなぜかカッコいいんですよね。ありふれた日常も、カメラで撮ればちょっと特別に。しかも最近のカメラって、結構いいと思うんです。

そこで本音の家電ガイド『家電批評』が、本気の趣味として始めるカメラの魅力をお届け。カメラの基本や撮り方、おすすめの機種から周辺アイテムまで紹介します。

「OLYMPUS PEN E-P7」

今回は、オリンパスのPENシリーズ最新モデル、「OLYMPUS PEN E-P7」に注目。話題の新製品はガチで買いなのか本音でレビューしてみたいと思います。

オリンパス PENシリーズ最新モデル「E-P7」

「OLYMPUS PEN E-P7」2

オリンパス
OLYMPUS PEN E-P7
シルバー、ホワイト
実勢価格:ボディ:9万3500円


サイズ・重量:W118.3×D38.1×H68.5mm・337g
ISO感度:200~25600
手ブレ補正:5軸ボディ内手ブレ補正(4.5段)
EVF:非搭載
モニター:3型・約104万・タッチ液晶・チルト
最大動画解像度:4K3840×2160(30p)
イメージセンサー:フォーサーズ
画素数:約2030万画素
連写(AF-C時):約5コマ/秒
USB充電:対応

クラシカルかつスタイリッシュな小型ボディに超強力な手ブレ補正を搭載した、オリンパスのPENシリーズ最新モデル、「PEN E-P7」

持った感じの質感やデザインはとても好印象で、性能的にも旅行やスナップにピッタリのモデルに仕上がっています。

イチバンの強みは超強力な手ブレ補正

オリンパス「PEN E-P7」の1番の強みは年々強化されている手ブレ補正で、もはや他社の追随を許さないレベルです。

「OLYMPUS PEN E-P7」3

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3/F5.6/1/6秒/露出補正:ISO250/WB:オート

「OLYMPUS PEN E-P7」4

ほとんどのシーンで手ブレを気にせずに撮影ができ、夜景や暗所でも従来品よりさらに手ブレを軽減。慣れれば1秒以上のシャッターでもブレずに撮影できます。

タッチ操作によるシングルAFもなかなか優秀で、スマホ連携などの機能も使いやすいです。

撮影したのはこちらのレンズ

オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

オリンパス
M.ZUIKO DIGITAL
ED 12-200mm
F3.5-6.3
実勢価格:9万6580円

やや大柄ですが、幅広い焦点距離と画質を考えればおすすめの一本です。

「PEN E-P7」の検証結果は?

それでは「PEN E-P7」の検証結果を見てみましょう。

▼画質:14.5/20点
マイクロフォーサーズとしては悪くない画質を実現。手ブレ補正で高感度の弱さをカバーしたいところ。

▼オートフォーカス:15.5/20点
シングルAFは優秀でリアクションもいいですが、動体追尾連写は速度やブラックアウトが惜しいです。

▼機能:15.5/20点
手ブレ補正が優秀な点は評価できますが、動画機能などは他の得意メーカーと比べるとシンプルです。

▼モニター/EVF:14.5/20点
通常使用では悪くはないですが、液晶可動域がやや特殊で連写時のブラックアウトが気になります。

▼操作性:17/20点
ボタンダイヤル配置やリアクションは非常によく扱いやすいですが、外付けEVFには非対応です。

合計得点:77/100点

園部大輔 氏
山岳写真家/イラストレーター
園部大輔 氏 のコメント

さまざまな画質へのアプローチもE-P7の魅力です。

そのほか検証で気づいたポイント

そのほか、E-P7にはこんな特徴もありました。

ポイント1:絵作りが自由自在

「OLYMPUS PEN E-P7」 5

アートフィルターやカラープロファイル、モノクロプロファイルでさまざまな表現が可能です。

ポイント2:小型かつ豊富なレンズ

「OLYMPUS PEN E-P7」6

マイクロフォーサーズは小型高性能なレンズが豊富。スタイルに合わせたレンズ選びが楽しめます。

ポイント3:連写撮影は苦手

「OLYMPUS PEN E-P7」7

追尾連写の速度やブラックアウトが激しい点など、慣れが必要と思われる面もありました。

ライバル機2台と比べてみました

ライバル機のパナソニック「LUMIX DCGX7MK3」、「LUMIX DCG100」とも比べてみました。

パナソニック「LUMIX DCGX7MK3」

パナソニック「LUMIX DCGX7MK3」

パナソニック
LUMIX DCGX7MK3
実勢価格:7万800円(ボディ)

発売は少し前ですが、一番近いライバル機のパナソニック「LUMIX DCGX7MK3」。EVF搭載で動画に強いので、この点を重視するなら検討したい1台です。

パナソニック「LUMIX DCG100」

パナソニック「LUMIX DCG100」

パナソニック
LUMIX DCG100
実勢価格:9万6000円(標準ズームレンズキット)

一眼レフスタイルのライバル機が、パナソニック「LUMIX DCG100」。EVF搭載で画質も動画もよいですが、手ブレ補正ではE-P7のほうが上です。

まとめ:手ブレ補正でスナップに強い「PEN E-P7」

「OLYMPUS PEN E-P7」5

最先端の手ブレ補正をPENの小型ボディで実現した「E-P7」。強力な手ブレ補正で1秒以上のシャッター速度でも撮影可能なところは他社に抜きん出ています。

ただし追尾連写に関しては、モニターのブラックアウトの激しさが気になったり、画像に歪みが出てしまったりするなどイマイチ。基本的には旅行や風景、スナップなどを中心に撮影する人向けの機種です。

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以上、オリンパス「PEN E-P7」の紹介でした。ダントツの手ブレ補正力にクラシカルな小型ボディが魅力。気になったらチェックしてみてくださいね。

『家電批評』2021年9月号

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