スマートフォン Amazonから第3世代「Echo Show 10」登場!

第3世代「Echo Show 10」

Amazonから発売された、「Echo Show 10」(以下、新10と呼びます)。第2世代機に「首を振る」機能を加え、カメラと音響を強化してフルモデルチェンジしたスマートスクリーンです。

従来の正面でしか映像が見られないという欠点を克服したことで、立ち位置や姿勢にとらわれず活用できるシーンが増えました。そこで今回は生活にどう有用なのかをPCライターの佐久間康文さんと検証しました。

Echo Show 10

Echo Show 10

Amazon
Echo Show 10
実勢価格:2万9980円

サイズ・重量:W251×D172×H230mm・2560g(本体)
ディスプレイ:10.1インチ、1280×800ドット
CPU:MediaTek 8183+Amazon AZ1 Neural Edge 補助プロセッサ
カメラ:13メガピクセル

音と違い正面でしか映像が見られないという従来型製品の欠点を首振り機能により克服。スマートスクリーンの利便性と可能性を大きく広げました。

スマートフォン スマートスクリーンの新機軸「首振り」機能搭載

新10の最大の特徴である首振りは、ハンズフリーで音声操作するスマートスクリーンにおける革命的なギミックといえます。

Echo Show 10 2

カメラ:ビデオチャット時に使用するカメラは、13メガピクセルで高画質。
ディスプレイ:10.1インチディスプレイには自動色彩調整機能付き。
ウーファー:2.5インチウーファー(低音用スピ ーカー)搭載で2.1ch再生が可能。
ツイーター:1インチのツイーター(高音用スピーカー)を2個搭載。
ブラシレスモーター:電極を使わない省電力の高耐久モーター。動作音は非常に静か。

前述のように、正面でしか映像が見られないという欠点を克服したことで、立ち位置や姿勢にとらわれず活用できるシーンが増えましたが、その有用性はどうでしょうか。

その実力をチェックしてみたいと思います。

スマートフォン 優秀ポイント:ビデオチャットと見守りで首振りが活躍

首振りが効果的に活きるのが、「見守り機能」と「映像や音楽再生中のユーザー追尾」です。従来品よりもコミュニケーションツールとして優秀になったといえます。

見守り機能:部屋の様子がくまなくわかる

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Alexaアプリで「新10」をカメラとして登録すると、他のEcho Showやスマホからアクセス可能な見守りカメラとして機能します。この際に効果を発揮するのが、画素数の上がったカメラと部屋中を見回せる首振り機能です。

ビデオチャット:映像がきれい

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ビデオチャットは以前から備わっていた機能ですが、カメラ性能が上がったことで、鮮明な映像が送れるようになりました。

なお、ビデオチャットは首振り追尾により、部屋の見せたくない場所を映してしまう可能性があるのでその点はご注意を(オフ設定は可能です)。

音楽再生中のユーザー追尾

スピーカーのベストポジションは正面ですが、移動しても首振りでユーザーを追いかけてくれます。

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どこでもステレオに!

スマートフォン 使ってわかったこと1:周囲にゆとりが必要

せっかくの首振り機能も、動きが制限される場所では活かせません。近くにコップや置物などがあると倒してしまう危険も。首振りしてもぶつからないように、周囲に十分なスペースをとりましょう。

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カベや障害物に注意です。

スマートフォン 使ってわかったこと2:YouTubeやWebも見られる

あまり謳われていない機能ですが、Echo ShowはWebブラウザー「Silk」が使え、「YouTube」の視聴が可能です。ただし音声操作が可能なのは起動までで、以降はタッチによる操作が必要です。

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スマートフォン 使ってわかったこと3:事故保証はつけたほうがいい

部屋の中央、かつ高所への設置が望ましいという製品の特性上、ケーブルに足を引っ掛けての落下事故は容易に想定できます。

アマゾン製品は修理ができないことを考えると、延長保証・事故保証プラン(3年で6980円)は必須と思われます。

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落下に注意!

スマートフォン 結論:首振りスマートスクリーンは想像以上に効果的!

検証した結果、新10の最大の特徴である首振りは想像以上に効果的でした。見守りやビデオチャットなど、コミュニケーションツールとしてとても優秀です。

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また、カメラの解像度が旧10の5メガから13メガピクセルに上がったことで、家族間通話の映像が驚くほど高画質になった点も高評価です。ただし「新10側」が受信する画質は相手のカメラに依存するので、相手側も「新10」にしないとカメラ性能の向上を実感しにくいという欠点はあります。

2・1ch化したスピーカーも強化点ですが、やや低音がキツイので好みに合わせて調節したほうがいいでしょう。

検証のまとめ

▼良かった点
・ユーザーを追いかける首振り機能
・高画質なカメラ
・低音の効いたスピーカー
・見守り機能

▼残念な点
・とにかく高額
・設置場所を選ぶ
・対応動画サービスが少ない
・使いこなすのが難しい

このように長所も短所もありますが、首振りが活きる環境であり、予算的にOKであればおすすめできる逸品。特に家族持ちの方におすすめです。以上、Amazon「Echo Show 10」の紹介でした!

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