


the360.life編集部/Test by 家電批評編集部
公開日: 2017年12月25日
絶景がゴミだらけに…写真のガッカリを防ぐ6つの方法
カメラは精密機械。もちろんメンテナンスをしないと故障などのトラブルに見舞われたり、写真が台無しになることも。そこで今回は、プロも愛用するメンテナンスグッズを紹介します。もちろんスマホでも使えますよ。

デジタルカメラ黎明期から専門誌に携わり、その経験からさまざまな媒体で執筆や編集を行う。家電批評やデジタルカメラ系ムックにも寄稿。
デジタルカメラ黎明期から専門誌に携わり、その経験からさまざまな媒体で執筆や編集を行う。家電批評やデジタルカメラ系ムックにも寄稿。

写真家竹内敏信氏のアシスタントを経て2007年よりフリーランス。商品撮影のほかカメラ専門誌、Webなどに写真関連記事を執筆。キヤノンEOS学園講師
写真家竹内敏信氏のアシスタントを経て2007年よりフリーランス。商品撮影のほかカメラ専門誌、Webなどに写真関連記事を執筆。キヤノンEOS学園講師
写真を開いてガッカリ…
一眼はゴミが写りやすいんです

秋の山並みを撮影したこちらの写真、所々に黒いシミのようなものが写っています。せっかくの風景もこれではガッカリですね。シミの正体はカメラのイメージセンサーについたゴミ。一眼カメラ、とくにミラーレスカメラはレンズを交換する際にゴミが入りやすいので注意が必要なんです。 こんな失敗を防げるメンテナンスグッズをご紹介します。
【ブロアー】カメラに入った
ゴミもひと吹きで飛ばします

エツミ ジャイアントブロアー L 実勢価格:1898円
ブロアーは空気を押し出して風圧でゴミやホコリを吹き飛ばすグッズです。この「ジャイアントブロアー L」は他のブロアーに比べるとやや大ぶりですが、風量があり多くのプロも愛用。材質がシリコンになり、しなやかさは薄れましたが、強力にゴミを飛ばしてくれます。ホコリの舞う屋外で使用するものと、室内用を使い分けるのがオススメです。

先に大まかなホコリをハケやクロスで取り除いてからブロアー使いましょう。イメージセンサーに付着したゴミを掃除するときはカメラ内部にブロアーがぶつからないように細心の注意を払ってください。ブロアーの先端がセンサーに接触してしまうと故障することもあります。
【レンズペン】みるみる落ちます
汚れをなぞって落とすんです

ハクバ レンズペン3 実勢価格:1580円
出先などでうっかりレンズ面を触ったりしたときに、なぞるだけできれいに汚れを落としてくれる便利アイテム。ペンタイプなので保管にも困らず、カメラバッグにひとつ忍ばせておくと安心です。使用していると先端の清掃チップが汚れてくるので、一定期間使ったら新しいものに交換することをおすすめします。

大事なレンズにキズが付きにくいので、安心してメンテンスができます。レンズ用のほかにファインダー用やフィルター用も販売されています。
【ブラシ】大きなホコリは
サッと払って落とします

ハクバ DSLRボディブラシ Mサイズ 実勢価格:399円
ブロアーの風で不用意に大きなホコリがレンズやカメラ内部に侵入するのを防ぐためにも、ブラシで大まかなホコリを払っておきます。ただし、レンズ面や、カメラミラー部分はデリケートなので、あくまでレンズやボディ外側の使用にとどめておくことを忘れないようにしましょう。

ブラッシングはボディの表面をやさしく撫でるようにしましょう。
【クリーニングクロス】一人二役
くるめば機材の保護にもなるんです

エツミ ミクロディアエピクロスLL 実勢価格:1727円
軽い油分もひと拭きでキレイに落ちる高性能クロス。ほかのクロスに比べると少々割高感はありますが、汚れても洗濯でき、しなやかさを保ったまま生地が傷まず長期間使用できる点が優秀です。 サイズや色にバリエーションがありますが、レンズなどが包める大判サイズが1枚あると便利ですよ。

生地が厚手なので機材の保護用としても利用できます。
【ドライボックス】カメラの大敵
湿気を防ぐ保管庫がつくれます

ハクバ ドライボックスNEO 5.5L 実勢価格:1285円
カメラやレンズを保管する「防湿庫」も売られていますが、設置場所も必要なうえに安くても2万円程度はします。そこでオススメしたいのが「ドライボックス」です。カメラや使わなくなったレンズなどをホコリやカビから守って保管できます。 ゴムパッキン付きで密封性があり、カビ防止剤や乾燥剤などと併用すればランニングコストを低く抑えた簡易防湿庫が完成します。

20年近く愛用するプロもいるほどのロングセラーです。
【クリーナー】本格的に汚れを
落とすには専用ティッシュです

浅沼商会 KING レンズクリーニングティッシュ PSCL50N(50枚入り) 実勢価格:999円
拭きムラが出ることもあるので、使用には多少の慣れが必要ですが、定期的な清掃でレンズをカビなどの思わぬトラブルから守るためにぜひ利用したいアイテムです。 使い捨てアイテムですが、本格的にレンズの汚れを落としたいときに使用します。

竹ピンセットや割り箸に巻いて使用すると、余計な汚れをレンズにうつすことなく清掃できます。 以上、おすすめメンテナンスグッズの紹介でした。愛機を末永く使うためにも、これらのグッズを使ってしっかりメンテナンスしましょう。
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