食品雑貨 牛乳の味を決めるのは 乳脂肪分などのパーセント表示

牛乳のパッケージに書いてある「3.6」といった数字は、牛乳の中に何%の乳脂肪分が入っているかを示したもので、味、栄養価に影響する重要な要素です。季節によって牛の出す乳の濃さは異なっていて、夏は3.6%の乳脂肪分だった牛の乳も、冬になると4.2%ほどまで上昇します。この乳脂肪分を示す数字を見れば、まろやかで濃厚な牛乳を一目で見分けることができます



さらに濃厚な味の牛乳を求める人は、乳脂肪分が高い牛乳以外に、クリームやバターを加えて乳脂肪分を高めた商品を選ぶのもおすすめです。また、味を決める要素はもうひとつあり、それは牛乳から水分と乳脂肪分を除いた「無脂乳固形分」。通常は8.3%~8.5%ですが、この数字が大きければ栄養価が高く、味も濃くなります。

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パッケージの数字は乳脂肪分を示しています。味を大きく決めるのは乳脂肪分と無脂乳固形分。乳脂肪分3.0%までは「あっさり」、4.0%以上は「濃厚」な味になります。

低脂肪乳は1.5%以下

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成分調整を行っているので、季節にかかわらず乳脂肪分や無脂乳固形分はラベルの表示どおりの割合に保たれています。

3.6%はごく平均的な濃さ

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通常の牛乳は最低でも3.6%程度の脂肪分が含まれています。脂肪分が3.0%以上なら、人間の舌ではほぼ差を感じないそう



乳脂肪分を高める加工も

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生乳の濃度は季節により変わり、最も濃くなる冬場には各社4.2%くらいになります。クリームなどを加えて風味を濃厚にした製品もあります

食品雑貨 無脂乳固形分も味と栄養価に比例

牛乳の味を決めるもうひとつの要素が無脂乳固形分。たんぱく質や糖質、ミネラルなどの成分がこの中に含まれています。脂肪は控えてカルシウム等を多く摂りたい人は、この数値が高いものを選びましょう。この成分が高いと乳脂肪分同様、味も濃くなります。通常は8.3~8.5%くらいの値ですが、加工乳飲料では10%を超えるものもあります。

牛乳は乳脂肪分と無脂肪固形分からできている

無脂乳固形分も味と栄養価に比例 イメージ

乳脂肪分だけでなく、たんぱく質などの無脂乳固形分も味の濃さやカロリーに関係します

食品雑貨 カルシウムを多く取りたいなら 低・無脂肪牛乳がおすすめ

低脂肪牛乳や無脂肪牛乳だと脂肪分が少なくなるから、そのぶん栄養も減ってしまうかと思いがち。でも、減った脂肪分の代わりにカルシウムが多く含まれているものがあるので、パッケージの記載をチェックしてみて下さい。意識してカルシウムを取りたい人にはこちらがおすすめです

カルシウムを多く取りたいなら 低・無脂肪牛乳がおすすめ イメージ

低脂肪乳は、脂肪分の代わりにカルシウムが豊富なものも!

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普通の牛乳はカルシウム含有量がだいたい227mg程度。それを上回る低脂肪乳を選べばカルシウムをたくさん摂取できます



どうでしたか? なんとなくで見ていた牛乳のパッケージには、味や成分の情報がぎっしり詰まっているんです。買う前にぜひチェックしてみて下さいね



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