食品雑貨 春はゆるいもの冬は締まったもの

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良いキャベツの条件といえば、葉が硬く締まっていて、ずっしり重いというのが常識ですが、実はこれ、少しだけ間違っています。というのもキャベツには、11月から3月ごろに収穫される冬キャベツと、3月から5月ごろに収穫される春キャベツがあって、条件が異なるからなんです。

春キャベツは「葉がゆるく巻かれていて」「見た目より軽いもの」「緑が濃く葉につやがあるもの」のほうがおいしいのです。この春キャベツは、水分が多くて甘みが強いのでサラダにぴったり。外側の葉も柔らかいので、きれいに洗って丸ごといただきましょう。逆に加熱すると、水分が出すぎてビチャビチャになってしまう弱点もあります。

冬キャベツは前述のとおり「巻きが硬いもの」「ずっしり重いもの」がおいしく、「外葉が紫っぽいものは甘み」があります。水分が少ないので、炒め物やロールキャベツなどの煮込み料理に向いています。

食品雑貨 ここも見るべし!キャベツの芯が重要です

キャベツ選びで忘れずチェックしていただきたいのは、芯の部分。キャベツは、花を咲かせるために葉の養分を取り込みながら芯が太く長くなっていきます。そのため、成長しすぎると、肝心の葉は硬く苦くなってしまうのです。

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芯の直径は500円玉大のものが適当です。それ以上大きいと苦味が出てきて、おいしくなくなるんです。また、キャベツは芯から傷んでいくので、変色しているものは避け、白くてみずみずしいものを選びましょう。

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芯の高さは、全体の半分くらいまでのものが良いです。芯が半分より長くなっているものは、やはり時間が経っている可能性あります。

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芯が膨れているものは論外。収穫後も芯は成長を続けるので、芯が膨れているのは時間が経っている証拠。

食品雑貨 無理に食べきらなくてOKキャベツを長持ちさせる方法

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カットキャベツには抵抗があるけど、まるごと1個は食べきれない。そのお気持ち、よくわかります。でも、頑張って食べきらなくてもいいんです。

芯をくり抜いて、濡れたキッチンペーパーを詰めておくだけで、2週間から1ヶ月は持ちます。逆に、カットしてしまうと鮮度が急激に落ちてしまいます。最後までおいしく食べるために、1枚ずつ剥きながら使いましょう。また、ビタミンCやカルシウムは外側の葉と芯の近くの葉に多いので、芯まで残さず使い切りたいですね。

食品雑貨 おいしくいただくためにキャベツの新知恵袋

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とんかつ屋さんのキャベツの千切りっておいしいですよね。ちょっとしたことで、家庭でもあのおいしさを再現できるんです。千切りは幅2~3㎜が食感が良くベスト。2分ほど冷水にさらせば、シャキシャキお店の味!


良いキャベツの見分け方のご紹介でした。こちらを参考にして、季節ごとにおいしいキャベツをお召し上がり下さい。