キッチン 世界一カンタン!すぐマネできる「だし」の方程式

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素材の味を引き出して、料理の美味しさ、風味をぐっと増してくれる「だし」は、和食だけでなくフランス料理やイタリア料理でも使われています。美味しい料理の基本は「だし」にあるといっても過言ではありません。

だけど「本格だしは、手間がかかりそうだし面倒」という人も少なくないのでは? そこで、ビギナーさんでも簡単ですぐにマネできる新しいタイプのだしのとり方や活用法をお届けします。

今回は、さっとひとふりするだけでうま味がぐっとアップする「粉だし」です。

キッチン 天然素材で体にやさしい!アレンジもできる「粉だし」

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「粉だし」はすまし汁などに使うと濁りが出てしまうので、料亭などではあまり使いません。ですが、粉だしはミルがあればすぐに作れて、保存が効くというすぐれもの。

使い勝手も抜群で、

・使い方は直接ふっても、煮出してもOK
・素材の組み合わせは自由自在
・天然素材だから安心


などのメリットがあり、使いこなせば料理の幅も広がります。味が良く出て栄養もバッチリなので、家庭用のだしとして最適です!

キッチン 乾物ならなんでもできる!「粉だし」の作り方

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乾物をミルにかけるだけで作れる「粉だし」は万能うま味調味料。作った粉だしは、ビンに乾燥剤を入れて冷暗所に置いておけば(夏場は冷蔵庫へ)3カ月ほどもちます。そのままでも、ブレンドしても良しの万能うま味調味料です。

自家製粉だしの作り方

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1:ミルの内側にある「ここまで」という線に合わせて素材をモリモリ詰め込んでいきます。

自家製粉だしの作り方 イメージ2

2:ガラスカップにカップ台をはめて本体にセットし、カップカバーをその上にかぶせてください。

自家製粉だしの作り方 イメージ3

3:カップカバーの黒いボタンを押すと粉砕開始。離すと停止するので、粉の細かさを見ながら操作してください。

自家製粉だしの作り方 イメージ4

4:電源コードを抜き、ガラスカップを取り出します。付属の「カップ保存用ふた」でカップごと保存が可能です。

ポイント:材料はまず電子レンジで水気を飛ばしておく

ポイント:材料はまず電子レンジで水気を飛ばしておく イメージ

水分を吸収させるため、皿の上にキッチンペーパーを敷きます。その上に、2cm四方くらいに細かく切った昆布をのせて600Wで30秒ほどチンします。

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昆布から水が抜けてカラカラの状態になるまで10秒単位で調整してチンしたら、冷えて水分が抜けるまで待ちましょう。

キッチン 1台あると便利!粉だし対応の「タイガー ミル」

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タイガー ミル
SKR-M070
実勢価格:4460円

※こちらは生産終了品です

手間入らずで粉だしが作れるミルは、1台あると本当に便利。タイガー ミル「SKR-M070」は、細かく粉砕できるのはもちろん、ガラス製容器が丸ごと煮沸消毒できるなど、細かい心遣いが光ります。

なお、後継機の「ミルつきミキサー SKS-G700」などでも対応可能です。

▼後継機「ミルつきミキサー SKS-G700」

1台あると便利!粉だし対応の「タイガー ミル」 イメージ2

※画像はAmazonより

タイガー
ミルつきミキサー SKS-G700
実勢価格:6700円

キッチン 素材の栄養が丸ごと取れる!粉だしの活用法

さて、ここからは粉だしにオススメの基本素材4種類と活用法をご紹介します。

オススメ素材1:昆布

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汁物の仕上げにオススメの「昆布」。ほかにも、お茶に入れて手軽に「昆布茶」にしたり、野菜にもみ込んで浅漬けにしたりと大活躍してくれます。

【活用法:キュウリの浅漬け】
1:キュウリ2本に塩を小さじ1/2、砂糖小さじ1をかけてよくもみます。
2:水気を絞ってから昆布粉だしを小さじ1杯かけてよく混ぜれば出来上がりです。

オススメ素材2:かつお節

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「かつお節」で作る粉出しは、卵かけご飯(TKG)に小さじ1かけるだけでうま味アップ。ほうれん草のおひたしにかけても美味しいです。

【活用法:だし巻き卵(4人前)】
1:卵4個にうす口しょうゆと砂糖を小さじ2ずつ、かつお節粉だしを小さじ1入れてよく混ぜます。
2:温めた卵焼き用のフライパンに注いで焼いてください。

オススメ素材3:煮干し

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「煮干し」は、うどんのかけつゆに入れるのはもちろん、オリーブオイルによく合うのでパスタに使うのもオススメ。

【活用法:ボンゴレビアンコ(1人前)】
1:冷凍あさりをオリーブオイルとにんにくで炒めて、白ワイン50mlと硬めにゆでたパスタを投入。
2:煮干し粉だしと塩を小さじ1ずつ入れて和えてください。

オススメ素材4:乾しいたけ

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「乾しいたけ」の粉だしは、必ず加熱してから使いましょう。茶碗蒸しや餃子と相性抜群です。

【活用法:餃子の具(30個分)】
豚ひき肉200gにキャベツ200g、ねぎとニラ50gずつ、日本酒、みりん、濃口しょうゆ、にんにく、しょうが、乾しいたけ粉だしを小さじ1ずつ混ぜます。

基本の素材は以上の4つですが、ほかにも桜えびや抹茶、のり、ごま、きなこと一緒に粉砕すれば、アレンジ自在の粉だしが作れます。

オススメ素材4:乾しいたけ イメージ3

意外なところでオススメなのが、何にでも合う桜えびの粉だし。ポテトチップにさっとかけたり、中華スープにちょっと入れたりするだけでうま味がぐっとアップします。

緑茶の粉だしはほどよい苦味が酸味とよく合うので、ドレッシングにひとふりすると美味しくいただけます。

キッチン 日々のさっとひとふりが健康のサポートに!

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栄養価も高く、ヘルシーな粉だしを朝昼晩、毎日の生活に取り入れれば、体もココロも元気に! インスタントみそ汁やレトルトカレー、麻婆豆腐など和洋中なんにでも使える粉だしをさっとひとふりすれば、手軽に栄養を摂ることができるのでおすすめです。

以上、「粉だし」のご紹介でした。

キッチン 『カンタン!うまい!だしの大百科』

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晋遊舎
『カンタン!うまい!だしの大百科』
実勢価格:980円

「カンタン!うまい!だしの大百科」では他にもさまざまな「だし」のとり方や活用法を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。