感動の“ラク家事家電”で毎日のヘトヘトから脱却!

家事を楽にする家電たち

掃除、洗濯、食事作り……。仕事から夜遅くに帰宅したときでも、子育てに追われているときでも、逃れられないのが家事です。「メンドくさい」が当たり前になり、いつの間にかぐったり疲れていることも。

そんなヘトヘトの毎日から、脱却したいと思いませんか? そこで、本音の家電ガイド『家電批評』が口コミや広告に左右されずに話題の家電を徹底テスト。日々の家事をラクにしてくれる家電をご紹介します。

人気のセンサー式ゴミ箱4製品、ベストなのはどれ?

今回取り上げるのは、自動で開閉してくれる「センサー式ゴミ箱」です。もっともニオイ漏れが少なくて捨てやすいものはどれか、人気の4モデルを編集部がテストしました。

評価項目は、以下の5項目です。

「捨てやすさ」と「ニオイ漏れ」の5項目をテスト

▼捨てやすさの指標
「センサーが反応する高さ」:反応位置が高いほど高評価
「開口時間」:長いほど高評価
「開口部の広さ」:広いほど高評価
「フタの開き方」:使い勝手から上開きよりも横開きを高評価

上開きは設置も使い勝手も△

 

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横開きは取り回しが◎

 

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「フタの開き方」は、フタが上がりきるまで待つ必要があり、フタが開くぶんスペースが必要な「上開きタイプ」より「横開きタイプ」を高評価としました。

▼ニオイの漏れの指標
「ニオイ漏れ」:5分後、10分後、15分後、30分後のチェックで総合評価

臭気判定士のニオイチェック

「ニオイの漏れにくさ」は、各ゴミ箱に48時間常温放置した生たまねぎ3/4玉を入れてフタをし、ニオイ検証のプロ、臭気判定士に検証してもらいました。

それでは、4製品のテスト結果をどうぞご覧ください!

家電ニオイ漏れ少なく使いやすい EKO「フタ付きゴミ箱 シルバー47L」

EKO「フタ付きゴミ箱 シルバー47L」のイメージ

EKO
フタ付きゴミ箱 シ
王冠アイコンルバー47L
実勢価格:8280円

サイズ:W44×D29×H65.5cm
電源:単3電池×6本
容量:47L

▼評価
センサーが反応する高さ:△
開口時間:◎
開口部の広さ:◎
フタの開き方:△(上開き)
ニオイの漏れにくさ:○


実は今回テストをしてみてわかったのが、「ニオイ漏れ」と「使い勝手」は反比例するということ。「横開き」は捨てやすいのですが、ニオイ漏れの評価では低評価でした。

そんな中、ニオイ漏れしにくく、現実的な使い勝手の点からおすすめしたいのが、EKO「フタ付きゴミ箱 シルバー47L」です!

使いやすさとニオイ漏れの総合評価でベスト!

EKO「フタ付きゴミ箱 シルバー47L」のフタを開けたとき

まず開口時間は8秒で4製品のなかで1番長く、フタは「上開きタイプ」ですが開口部が横33cm×縦17cmと広くて捨てやすいです。捨てるときのストレスは、かなり軽減されるはず。

ニオイ漏れに関しては、フタのつまみ部分から漏れはあるものの、10分後から30分後までニオイの段階が上がらず、フタのつまみ以外からの漏れはほぼゼロでした。

手をセンサー式ゴミ箱にかざしているイメージ

センサーが反応する高さは15.8cmまで。他製品と比べると少し低めでしたが、ゴミを持った手をかざすだけで、動きを検知するとフタがカパッと開きます。

「上開き」で場所をとりますが、置き場所が許すなら現実的には使いやすいでしょう。

開口部分が広いottostyle.jp「人感センサー中央開閉式ステンレスごみ箱」

ottostyle.jp「人感センサー中央開閉式ステンレスごみ箱」のイメージ

ottostyle.jp
人感センサー中央開閉式ステンレスごみ箱
実勢価格:9800円

容量:50L

▼評価
センサーが反応する高さ:△
開口時間:◎
開口部の広さ:○
フタの開き方:△(上開き)
ニオイの漏れにくさ:○


ottostyle.jp「人感センサー中央開閉式ステンレスごみ箱」も、使いやすさの指標の点では「上開きタイプ」ですがニオイ漏れで及第点でした。開口部は横21cm×縦24cmと広くて捨てやすいです。
 

ottostyle.jp「人感センサー中央開閉式ステンレスごみ箱」のフタを開けたとき

開口時間は5.8秒で2番目の長さ。センサーが反応する高さは、12cmまでと4製品で一番低かったです。誤作動しないものを選びたいならいいかもしれません。

ニオイ漏れに関しては、フタをして15分までは漏れが増えていきましたが、その後は変わりませんでした。

センサー反応はいいがニオイ残りがあるZitA「ゴミ箱」

ZitA「ゴミ箱」のイメージ

ZitA
ゴミ箱
実勢価格:1万5530円

容量:45L

▼評価
センサーが反応する高さ:○
センサーの反応する長さ:○
開口部の広さ:△
フタの開き方:◎(横開き)
ニオイの漏れにくさ:△


ZitA「ゴミ箱」は、捨てやすさの点では高評価だったものの、かなりニオイ残りがあったのが気になりました。

ZitA「ゴミ箱」のフタを開けたとき

開口時間は5秒で問題なく、センサーが反応する高さも29cmまでと高め。フタの開き方は場所を取らない「横開きタイプ」で良かったのですが、開口部が幅26cm×奥行き21.5cmと狭めです。

ニオイはフタをしてから10分で漏れてきて、特にフタの部分から強い漏れが発生してしまいました。

開口時間がかなり短いJOBSON「賢いゴミ箱(TM)」

JOBSON「賢いゴミ箱(TM)」のイメージ

JOBSON
賢いゴミ箱(TM)
実勢価:1万3980円

容量:47L

▼評価
センサーが反応する高さ:◎
開口時間:△
開口部の広さ:○
フタの開き方:◎(横開き)
ニオイの漏れにくさ:△


JOBSON「賢いゴミ箱(TM)」もZitAと同様、捨てやすさの点では便利ですが、ニオイの検証では低評価でした。

JOBSON「賢いゴミ箱TM」のフタを開けたとき

「横開き」でセンサーが反応する高さは、35.8cmともっとも高かったです。開口部の広さも、幅33cm×奥行き18cmで捨てやすさには問題ありませんでしたが、開口時間が4秒と短めでした。

ニオイ漏れに関しては、主にフタの中央部から漏れはじめ、フタを閉めて15分の時点でかなりの漏れが発生してしまいました。キッチンで使うことを考えると気になりそうです。

ニオイは「漏れ」だけでなく「定着するか」もチェック

ゴミ箱のフタ裏

ニオイは漏れと同時に、ゴミ箱に定着しやすいかも気になります。

今回テストした4製品ですが、ZitA「ゴミ箱」は特にニオイが残ってしまいました。プラスチックが使われているフタ裏はニオイが残りやすく、フタ裏の材質がステンレスかプラスチックかは要チェックです。

ただし、プラスチックの加工の方法によっても違いは出そうです。

▼「ニオイ漏れ」テストのまとめ

 

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石川英一 氏
臭気判定士/におい・かおり環境アドバイザー
石川英一 氏 のコメント

基本的にステンレスにはニオイが定着しないので、プラスチックのフタ部分のほうが要注意です

以上、センサー式ゴミ箱4製品でした。

捨てやすさのチェックでは、「高めでもセンサーが反応する」「長く開く」「開口部も広い」といった満点の評価を得るゴミ箱はありませんでした。また、今回比べたゴミ箱では「上開き」2製品がニオイ漏れしにくく、「横開き」2製品はニオイ漏れが気になるという結果に。

センサー式ゴミ箱は、開けるときにフタを手で触らなくていいので衛生的でゴミを持ったまま片手で開けられて便利です。家事の時短やゴミ捨てストレスから解放されるので、ぜひ選ぶときの参考にしてみてください!