スマートリモコンのおすすめランキング10選|『家電批評』が徹底比較。できることも解説
ベストバイ
太良保乃香
太良保乃香/Test by 家電批評編集部
公開日: 2021年01月30日

スマートリモコンのおすすめランキング10選|『家電批評』が徹底比較。できることも解説

「スマートリモコンでできることは?」「仕組みは?」などわからないことも多いですよね。今回は雑誌『家電批評』がAmazonなどで売れているメーカーの人気製品を、実際に使って徹底比較。口コミではわからない、メリットと選び方、おすすめの10製品をランキングでご紹介します。

本音でテストする家電購入ガイド
家電批評
家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
ライター・編集者
岡野 学 氏
モノ系、マネー系の媒体を中心に、編集者・ライターとして活動。『月刊MONOQLO』(晋遊舎)では、ガジェットを使った認知症介護実践記「ウチのおかんがボケちゃいまして」を連載中。


※情報は『家電批評』2021年9月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

住宅 スマートリモコンがあれば 家電の操作の幅が広がります

(c) paylessimages - stock.adobe.com

AV家電に空調家電、照明など、家のなかにはリモコンで操作する家電ってたくさんありますよね。機器ごとにメーカーや機能が違うので、リモコンが増えるのは仕方ない気もする半面、ちょっとした操作のためにリモコンを持ち替えたり、どこに置いたか探したりするのは面倒なもの。そこでおすすめしたいのがスマートリモコンです。

スマートリモコンは、各社家電製品のリモコンから放出される赤外線を読み取って学習し、スマホで一括操作できるというシロモノ。それだけだと「リモコン操作のためにスマホのスリープ解除したりアプリ起動したりすんの面倒じゃない?」となりそうですが、スマートリモコンでできることはそれだけではありません。

スマートリモコンを使えば、スマートスピーカーを介して家電を音声操作したり、家の外から家電を操作したり、さらには時間やシーンを設定して自動起動&制御する、なんてことも可能になるんです。自宅に導入すれば、これまでのリモコン操作の煩わしさから解放されるかもしれませんよ。

住宅 スマートリモコンとは?

まだ「スマートリモコン」がどういったものなのか、いまいちピンときていない人のために、ここでは図解を使ってスマートリモコンを使って家電を操作する仕組みを解説します。

最初に、スマートリモコンと専用のスマホアプリを使い、各家電のリモコンをスマホ登録。
リモコンを登録したスマホから指示を出すと、まずインターネットやWi-Fiを通じてスマートリモコンに指示が送信されます。そして、スマートリモコンが赤外線通信によって各家電へ指示を出し、それぞれの家電が動きます。インターネットを使うぶん、従来の赤外線リモコンに比べてほんの少しタイムラグがあるのが特徴です。

複数のリモコンをスマホにまとめるだけでもかなり便利にはなるのですが、これはスマートリモコンの機能の一端にすぎません。実はスマートリモコンの真価は次に紹介する機能にあるんです。

住宅 スマートリモコンでできることは?

スマートリモコンを使うと、単にスマホから家電を操作するだけでなく、次のようなことができるようになります。要は“フツーの家電をスマート家電化”できてしまうんです。使いこなせば生活が劇的に変わるので、ぜひ一度お試しあれ。

【1.音声操作】
スマートスピーカーや「Googleアシスタント」「アレクサ」などの音声アシスタント対応機器と連携すれば、声でリモコン操作が可能になります。

【2.リモート操作】
一般的な赤外線リモコンは宅内の近距離でしか使えませんが、スマートリモコンなら外出先からでも家電を操作できます。

【3.タイマー機能】
設定した時間に自動で家電を操作する機能です。指定した時間に家電の電源をオンオフしたり、決まった時間帯に稼働したりといったことが可能になります。

【4.シーン設定】
スマートリモコンに搭載される各種センサーを使い、特定の場面で家電が自動で動くようにする機能です。なお、メーカーによって名称が異なります。

シーン設定については少しイメージしづらいかもしれないので、いきなりですが今回のおすすめスマートリモコンランキングの1位に輝いた製品を発表しちゃいます。製品を見ながら、具体的にできることをご覧下さい!

住宅 1位は自動化機能が使いやすい「Nature Remo 2」

Nature
Nature Remo 2
実勢価格:8603円
今回のテストでトップ評価だったのは「Nature Remo 2」でした。GPSや各種センサーを使った「オートメーション」(シーン設定)機能があり、たとえば「家に近づいたら」「室内の温度が高くなったら」といった頻繁に発生する条件(トリガー)を選択し、これらに「照明をつける」「エアコンをつける」といった操作を紐付けると家電の操作を自動化してくれます。価格はほかの製品より比較的高めですが、この機能の便利さだけで買いです。

住宅 スマートリモコンの選び方をご紹介

さて、ここまでスマートリモコンの機能について解説してきましたが、自分で選ぶ場合にはどんなところに気を付けたらいいのでしょうか。ポイントは大きく2つあります。

選び方1:設定の簡単なものを選ぶ

1つめは「設定の快適さ」です。スマートリモコンは、使用前にアカウントの登録と初期設定が必要(一部アカウントが必要でないものもあり)なほか、各家電のリモコンを認識させるための設定やスマートスピーカーとの連携するための設定などが必要。

これらの設定がいかにスムーズにできるかが、スマートリモコンを選ぶ際の重要なポイントになります。家にリモコンが多い人ほど簡単に設定できるものを選ぶと快適です。

選び方2:自分に必要な機能を選択

ポイントの2つめは「汎用性の高さ」です。スマートリモコンには、あらかじめ各社のリモコン情報がプリセットされていて手間なく機器の登録ができるものや、温度・湿度・照度・人感などのセンサーを搭載し、さまざまなシーン設定ができるものがあります。初めて使う人は、こうした機能が多く備わっているものを選ぶほうがいいでしょう。

ただ、こうした多機能な製品はほかの製品よりやや高め。設置場所は部屋ごとに1台…なんていうときには負担が大きくなります。目的に応じて必要な機能を吟味することも大切です。

【見るべき機能1】プリセットリモコン数
(c) ungyo - stock.adobe.com
過去の製品を含めた数千から数万のリモコン情報をプリセットする製品もあります。

【見るべき機能2】搭載センサー
(c) aki - stock.adobe.com
温度・湿度・照度・人感センサーなどを使って状況変化に応じた自動操作が可能。変化に応じて自動で家電が動きます。

【見るべき機能3】
(c) Anthony Brown - stock.adobe.com
音声操作をしたいなら、アレクサなどのスマスピ(音声アシスタント)対応かも要チェックです。

住宅 人気10商品を実際に使って徹底比較!

今回のテストでは、ネット通販で購入できる売れ筋のスマートリモコン10製品をピックアップ。初めての人でも設定しやすいか、操作しやすいかといった部分に重点を置いてを比較しました。なお、複数の製品がラインナップされているブランドでは上位モデルをチョイスしました。

テスト項目
〔設定のしやすさ(30点満点)〕
アプリで行う初期設定やリモコンの登録設定を簡単に行えるか、スマートスピーカーとの連携がしやすいかをチェックしました。

〔操作のしやすさ(30点満点)〕
アプリから家電の操作がしやすいかをチェック。スコアには画面上のボタン配置などのほか、家電が動作するまでのレスポンスの速さなども加味しています。

〔プリセットリモコン数(20点満点)〕
本体にリモコンを近づけてボタンを押すことでリモコンを判別する「マッチング式」を基準に(プリセットがない場合10点)、各家電メーカーのリモコンから同じものを選べる「プリセット式」の製品に加点。プリセット数が多いほど得点が高くなります。

〔その他機能(20点満点)〕
主要な音声アシスタントとの連携機能や特徴的な機能をチェックしました。便利な機能が多いほど得点が高くなっています。

それではいよいよランキングの発表です。今回はすでにベストバイを紹介してしまいましたが……実は驚くべき結果となっておりますのでお見逃しなく!

記事1位BEST 各種設定がしやすく使いやすい「Nature Remo 2」

Nature
Nature Remo 2
実勢価格:8603円
サイズ:W74×D74×H17.9mm
重量:約61g
電源:USB(充電用ACアダプター同梱)
搭載センサー:温度センサー、湿度センサー、照度センサー、人感センサー
▼テスト結果
設定のしやすさ:25/30点
操作のしやすさ:22/30点
プリセットリモコン数:10/20点
その他機能:20/20点
▼総合評価:77/100点
設定や操作に目新しさは感じないものの、UIが洗練されていて安心して操作できる印象。リモコンはプリセットではなくマッチング方式ですが、家電のリモコンのボタンを「リモ」に向けて押すだけなので意外と手間がかかりません。

アカウント作成も初期設定も簡単で、毎日スマホを使っている人であれば、マニュアルを見なくても迷わず設定できるレベルです。10製品中唯一、人感センサーを搭載するほか、GPSにも対応。位置情報を使った家電の自動制御も可能など、多機能な一台です。
温度・湿度・照度・人感の4つのセンサーを生かしたオートメーション機能がとても便利です。温度や明るさを条件に家電を起動してくれます。
難解そうなスマスピ連携だけ、アプリからweb上のマニュアルに飛べるのが親切です。

記事1位BEST スマホからの直接操作なら「RS-WFIREX4」

ラトックシステム
RS-WFIREX4
実勢価格:5900円
サイズ:約W45×D45×H15mm(突起部含む)
重量:約16g
電源:USB
搭載センサー:温度センサー、湿度センサー、明暗センサー
▼テスト結果
設定のしやすさ:20/30点
操作のしやすさ:25/30点
プリセットリモコン数:15/20点
その他機能:17/20点
総合評価:77/100点
今回のテストでNature Remoと並んでベストバイとなったのが本製品。たくさんの家電と赤外線通信する性質上、スマートリモコンの設置は目立つ場所になりがちですが、10製品中、最薄・最小の「RS-WFIREX4」なら、存在感を極限まで抑えられます。

アプリも熟成され、設定しやすく画面も見やすく作られているほか、600機種以上のリモコンをプリセットしているのも特徴です。とくに、リモコンのボタンがメーカー固有のものまできちんと備わっている点は◎。

また、タイマーなどを使った家電制御や、屋外での家電操作などにも対応。アイコンの色変更やリモコンの列数変更といった細かい調整も可能です。
NetflixやHuluなどの専用ボタンに加え、メーカー固有のボタンなどもほとんど使えます。
専用アプリからセンサーを使った自動制御は設定できませんが(「IFTTT」という別サービスを使えば可能)、家の外からでも家電を操作できるのは◎。

記事3位BEST 設定面や操作面は1位と互角!「eRemote RJ-3」

リンクジャパン:eRemote RJ-3:スマホ連動ガジェット
リンクジャパン
eRemote RJ-3
実勢価格:3618円
Rentioレンタル価格(3泊4日):2,980円
サイズ:W113×D113×H34mm
重量:133g
電源:ACアダプター
搭載センサー:温度センサー
▼テスト結果 
設定のしやすさ:25/30点 
操作のしやすさ:20/30点 
プリセットリモコン数:10/20点 
その他機能:15/20点 
総合評価:70/100点
ベストバイに迫る機能を誇るのがこちら。温度センサーを搭載し、音声アシスタントへもしっかり対応。とくにAlexaのレスポンスがいいので、Amazon Echoを使っている人にはおすすめです。また、オリジナルのリモコンが作れるなど、使いやすさでも上位2製品にひけを取りません。

記事4位 初期設定が最速のキングジム「エッグ」

キングジム:スマートリモコン エッグ EG10:スマホ連動ガジェット
キングジム
スマートリモコン エッグ EG10
実勢価格:2700円
サイズ:約φ55×H76mm
重量:約38g(電池含まず)
電源:単3アルカリ乾電池2本(別売)
搭載センサー:温度センサー
▼テスト結果
設定のしやすさ:27/30点
操作のしやすさ:13/30点
プリセットリモコン数:20/20点
その他機能:6/20点
総合評価:66/100点
形状も機能もほかの製品とは一線を画す一台。まず、乾電池駆動なのでコンセントがなくても使え、設置場所を選ばないのが大きなメリット。また、初期設定もほぼ不要で、リモコンを登録するだけで使えます。リモコンのプリセット数は2万9000個と大量。設定のしやすさとプリセットリモコン数の評価では1位を獲得しました。

ただ、リモコンのUIは独自の形になってしまうため、ものによって使いやすいものと使いづらいものの差が大きく出そうです。

記事5位 電気代を教えてくれるスマートリモコン「ここリモ」

中部電力ミライズ:「ここリモ」赤外線リモコン:スマホ連動ガジェット
中部電力ミライズ
「ここリモ」赤外線リモコン
実勢価格:4980円
サイズ:φ80×H80mm
重量:約110g
電源:USB
搭載センサー:温度センサー
▼テスト結果
設定のしやすさ:22/30点
操作のしやすさ:23/30点
プリセットリモコン数:10/20点
その他機能:9/20点
総合評価:64/100点
リモコン画面がおしゃれで見やすいスマートリモコン。中部電力が開発しただけあって、使用しているエアコンの電気代を表示してくれるありがたい機能付き。節約意識を高められそうです。なお、アカウント作成時に氏名や生年月まで求められるのはビミョーなところ。

記事6位 七色に光る存在感大の「SwitchBot ハブプラス」

Wonderlabs:SwitchBot:スマホ連動ガジェット
Wonderlabs
SwitchBot
実勢価格:5980円
サイズ:W119.9×D34×H78.5mm
重量:270g
電源:ACアダプター
搭載センサー:なし(別売りの温湿度計をセンサーとして使える)
▼テスト結果
設定のしやすさ:22/30点
操作のしやすさ:23/30点
プリセットリモコン数:10/20点
その他機能:9/20点
総合評価:64/100点
雲の形に七色に光る本体。他製品に比べ大型なのも相まって、海外製品らしい押し出しの強さあり。機能はシンプルでUIもスッキリしています。リモコン画面はテキスト主体でやや殺風景ですが、リモコンのレスポンスは◎。センサー類は別売りなので、シーン設定機能を使いたい人は、別途購入する必要があります。

記事7位 後発製品らしく使いやすさは優秀な「EZCON」

EZCON:EZCON:スマホ連動ガジェット
EZCON
EZCON
実勢価格:3944円
サイズ:W46×D46×H43mm
重量:80g
電源:USB
搭載センサー:なし
▼テスト結果
設定のしやすさ:22/30点
操作のしやすさ:20/30点
プリセットリモコン数:10/20点
その他機能:3/20点
総合評価:55/100点
センサー非搭載で音声アシスタントもアレクサのみの対応と機能面の弱さでスコアは伸びませんでしたが、国内メーカーが作っているだけあって、設定や操作のしやすさは優秀です。リモコンの登録はマッチング方式ですが、ボタン1つで判別してくれるので手間がありません。メーカーへの問合せをLINEでできるのも、今っぽくて好印象。

記事8位 操作はしやすい「Magic Cube」

ORVIBO:Wi-Fiリモコン Magic Cube CT-10:スマホ連動ガジェット
ORVIBO
Wi-Fiリモコン Magic Cube CT-10
実勢価格:3970円
サイズ:W46×D46×H43mm
重量:80g
電源:USB
搭載センサー:なし
▼テスト結果
設定のしやすさ:15/30点
操作のしやすさ:20/30点
プリセットリモコン数:10/20点
その他機能:9/20点
総合評価:54/100点
操作のしやすさはまずまずなのですが、最初にスマートホーム用アプリ「HomeMate」から本製品を登録するのが少し面倒に感じます。プリセットは、リモコンそのものが入っているわけではなく、メーカーを選択する独自の仕様。メーカー名を選んだあと、リモコンとマッチングする必要があるのも手間です。本体そのものがボタンになっていて、天面を上から押して操作する(初期設定時)のはユニーク。

記事8位 1位と同じエンジン搭載の「+Style」

+Style:+Style ORIGINAL スマートマルチリモコン:スマホ連動ガジェット
+Style
+Style ORIGINAL
スマートマルチリモコン
実勢価格:5680円
サイズ:φ60.2×H19.8mm
重量:約53g
電源:USB
搭載センサー:温度センサー、湿度センサー、照度センサー
▼テスト結果
設定のしやすさ:11/30点
操作のしやすさ:23/30点
プリセットリモコン数:10/20点
その他機能:10/20点
総合評価:54/100点
ベストバイの「RS-WFIREX4」と同じエンジンを搭載。リモコン画面などはそっくりで操作しやすいのですが、オリジナルのアプリ「+Style」が使いづらいのは残念なところ。個体差であれば問題ないのですが、初期設定の機器登録時間が長い点も気になりました。また、3つのセンサーを搭載しているものの、まだ有効活用できていない印象です。

記事10位 低価格でも機能しっかりな「KJ-174」

カシムラ:スマートリモコン KJ-174:スマホ連動ガジェット
カシムラ
スマートリモコン KJ-174
実勢価格:3600円
サイズ:W50×D50×H19mm
重量:28g
電源:USB
搭載センサー:なし
▼テスト結果
設定のしやすさ:9/30点
操作のしやすさ:18/30点
プリセットリモコン数:10/20点
その他機能:9/20点
総合評価:46/100点
汎用アプリ「Smart Lite」が使いづらく、初期設定で待ち時間が長かったり、マニュアルと一致しない部分があったりと使うまでがひと苦労。機能は比較的シンプルですが、家電の自動制御ができたり、主要な音声アシスタントにも対応していたり、低価格ながら必要最低限の機能は備えています。

住宅 まとめ

以上、おすすめのスマートリモコンランキング10選でした。

ランキングを制したおすすめは「Nature Remo 2」と「ラトックシステム RS-WFIREX4」に決定!どちらも魅力的でしたね。ぜひこちらを参考にして「おうち時間」をワンランクアップさせちゃいましょう!

the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。やらせなし、ガチでテストしたおすすめ情報を毎日お届けしています。
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