【徹底検証】自転車用チェーンオイルおすすめランキング11選|潤滑性や耐久性などをテスト
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加藤 真也
加藤 真也/Test by the360.life編集部
公開日: 2020年10月17日

【徹底検証】自転車用チェーンオイルおすすめランキング11選|潤滑性や耐久性などをテスト

ロードバイクのチェーンの動きを滑らかにしてくれる「チェーンオイル」。雨や泥などによるサビも見事に防ぎ、自転車の手入れに欠かせないアイテムですが、タイプや種類が多くどれを選べばいいのか迷ってしまいます。今回は、初心者でも使いやすいドライタイプとウエットタイプに注目し、プロと検証を実施。チェーンオイル11製品を集め、走行能力を最大限引き出してくれる製品を探しました。

アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏
マウンテンバイクを使ったアウトドア系の冒険体験のイベント企画やWEB サイトの制作などを行う会社の代表取締役。
本音でテストする商品評価サイト
the360.life
「いい」も「悪い」もわかる場所、the360.life(ザ・サンロクマルドットライフ)。テストするモノ誌『MONOQLO』『LDK』『家電批評』から生まれた「テストする買い物ガイド」です。

※情報はthe360.life2020年10月17日配信時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
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自転車 快適な走りに欠かせない!自転車用の「チェーンオイル」

ロードバイクやクロスバイクなど、自転車のメンテナンスに欠かせないのが「チェーンオイル」です。

チェーンオイルとはいわゆる潤滑油のことで、「チェーンルブ」とも呼ばれています。チェーンの動きをスムーズにして摩擦をできるだけ減らし、快適な走りを実現してくれるだけでなく、雨や泥からチェーンを守り、サビによる劣化を防ぐことができます。

自転車 自分に合うのはどれ?チェーンオイルの種類を解説

走行の快適さに関して重要な役割を果たすチェーンオイルですが、タイプは様々。それぞれ配合成分も異なるので、選ぶ際には正しい知識が必要となります。

そこでまず、どんなタイプがあるのか具体的に見ていきましょう。

晴れの日用の「ドライタイプ」

近場のツーリングやポタリングに向いているのがドライタイプです。初心者がまず1本買うなら、このタイプがおすすめ。ドライタイプの特徴はサラサラしていること。そのためゴミやほこりがチェーンに付着しにくく、メンテナンスがしやすいというメリットがあります。

ただし水分に弱く雨で流れ落ちやすいため、雨の中で走った後は再度オイルを注す必要があります。また蒸発しやすいため、長時間のライドにはおすすめできません。

そのため晴れの日に舗装されたキレイな道を走ることが多いという人なら迷わずドライタイプを選びましょう。

長距離や雨天に強い「ウエットタイプ」

長距離やオフロード、雨天時のライドが多い人、また通勤通学に自転車を利用する人におすすめなのがウェットタイプです。

ウェットタイプの特徴は粘性が強く、耐久性が高いことです。雨や泥に強く道悪もOK。さらに蒸発もしにくいため、ドライに比べてオイルの注入頻度が少なくて済むというメリットがあります。

反面デメリットとしてはほこりが付きやすく、チェーンが汚れやすいこと。ドライに比べて掃除が大変です。

上級者向けの「ワックスタイプ」

ドライタイプやオイルタイプと比べると最もチェーンが汚れにくく、チェーンの美しさを長く保ってくれるという特徴をもっているのがワックスタイプ。

サラサラとしていて潤滑性に優れていますが、ドライタイプと同様に水分に弱く、こまめに注油をする必要があります。どちらかというと、ロードレースをする人など上級者向けのチェーンオイルです。

自転車 初心者は要注意!「KURE5-56」だけの使用はNG

よく注油のつもりで「KURE5-56」だけを使用する人がいますが、これは大間違い! 「KURE5-56」はチェーンオイルとしては必要な耐久性がありません。また、経験上、プラスチックやゴムパーツを僅かですが劣化させるので少し奮発したスポーツ自転車には使わないほうが無難です。

自転車 チェーンオイルの成分についても知っておこう!

さて、チェーンオイルにはどんな成分が入っているのでしょうか? 基本的な知識を押さえておけば商品選びに役に立つので、ここで簡単に説明しておきましょう。

1:PTFE・フッ素

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やフッ素はフライパンのテフロン加工で良く知られた成分です。これを含むオイルは耐久性に優れています。オイルでチェーンをコーティングすることで腐食や傷、摩耗などからチェーンを守ってくれます。

2:セラミック

潤滑性に優れた成分で、チェーンの摩擦を減らし、滑らかな走行を可能にしてくれます。ただしこの成分が含まれているオイルはややお高めになります。

自転車 チェーンオイルには2つの注油タイプがある

もうひとつ知っておきたいのがチェーンオイルの注油タイプ。注油方法は大きく2つの種類があります。

1:ボトルタイプ

ボトルを押して注油するタイプです。チェーンにピンポイントで注油できるので、不要な部分へオイルがかかる心配がありません。

2:スプレータイプ

噴霧式で手軽にチェーンにオイルを注油できるタイプです。簡単に注油ができるので、とくに初心者におすすめ。ただし不要な部分に飛散してかかってしまう可能性もあるので注意が必要です。

自転車 潤滑性や耐久性をチェック! チェーンオイル11製品を検証

それでは具体的に、チェーンオイルの選び方を義村氏に解説してもらいましょう。同時に以下の1~4に関しては今回のランキングの採点ポイントとなります。

1:潤滑性(配点30点)

注油することでいかにスムーズに、快適に走れるか、というポイント。チェーンオイルは粘度が低い、つまりサラサラしている方がスムーズに走れます。同じタイプの中でも粘度が異なるので、走りのスムーズさに差が出てきます。(写真では一番右が粘度の低いオイルです)

2:耐久性(配点30点)

耐久性とはオイル持ちが良いかどうか、というポイントです。チェーンオイルは粘度が高いほど長時間走っていてもオイル切れが起こりにくいと言えます。つまり耐久性と「1」の潤滑性はある程度相反する性質ということになります。

3:注油のしやすさ(配点20点)

注油するときに液がこぼれないか。初心者でもピンポイント注油ができるかなど、扱いやすさを採点しました。

4:コスパ(配点20点)

チェーンオイルの内容量はまちまちで、優れたオイルなのに量が少なかったり、量は多いのに性能はいまひとつだったりします。このポイントでは性能と内容量を比較し、お得度を採点しました。

通販で購入する際のポイントは?

チェーンオイルは実際に使ってみないと、なかなか性能を知ることができません。そのため商品を買うかどうか迷ったときにはレビューをチェックしてみるのもオススメ。

レビューでは「1日100km以上走っても問題なし」など耐久性に関する実走報告や、「雨天で一気に汚れが付く」などのデメリットも多数寄せられています。自分が走る状況に近い報告を探して参考にしてみてください。

それではお待たせしました! 「ドライ」と「ウエット」のタイプ別に自転車用チェーンオイルの最新版ランキングをご紹介していきます。

自転車 自転車用チェーンオイルランキング【ドライ部門4選】

まずは、「ドライタイプ」の製品ランキングから。ここでは、4つのおすすめ商品を紹介します。

記事1位BEST 初心者でも注油しやすい KURE「チェーンルブドライ No.1602」

KURE(呉工業)
自転車専用チェーンルブドライ No.1602
実勢価格:1180円

成分:潤滑セラミックス(ボロン)、PTFE(フッ素樹脂)、エステル化学合成油、防錆剤、石油系溶剤 
内容量:130ml
▼採点評価
潤滑性 29/30点
耐久性 25/30点
注油のしやすさ 19/20点
コスパ 20/20点
総合 93/100点
KURE(呉工業)「自転車専用チェーンルブドライ No.1602」は、通販サイトで第1位を獲得したオイルです。成分にセラミックが含まれているので高級オイルといって良いでしょう。
他の商品に比べ、油が出過ぎず注油しやすいのが特徴の一つ。耐久性に関してはドライタイプの中でもやや低めですが潤滑性は抜群です。

レビューでは「60km程度の走行なら問題なし」「100km以上では油切れが起きる」といった報告がなされていました。

義村貞純 氏 アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏のコメント

このオイルはCRC-556の販売元の呉工業製。自転車専用オイルの発売としては後発なので、各社のオイルの良いとこ取りがなされています。内容量と価格を見比べてややお高めと感じる人がいるかもしれませんが、セラミックを含むなど性能的には抜群ですね。頻繁にコマ目に注油するのが苦にならない人、スムーズな走りを追求する人にオススメします。

記事2位BEST 定番だけどコスパでやや減点 FINISH LINE「ドライ テフロン ルーブ」

フィニッシュライン(FINISH LINE) 
ドライ テフロン ルーブ プラボトル
60ml
実勢価格:845円

成分:Synthetic Isoparaffinic,Hydrocarbon,Polyalfaoelphin oil
内容量:60ml
▼採点評価
潤滑性 28/30点
耐久性 25/30点
注油のしやすさ 19/20点
コスパ 19/20点
総合 91/100点
第2位のフィニッシュライン(FINISH LINE) 「ドライ テフロン ルーブ プラボトル」は、優れた浸透性と潤滑性を備えたオイルです。フタが2重になっていて、液漏れの心配や小さい子どもが誤って液に触るがありません。

レビューでは「チェーンが軽くなる」「汚れにくい」といた高評価が目立ちました。ただし価格の割に内容量が少なく、コスパの点では1位商品に劣るという採点になりました。

義村貞純 氏 アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏のコメント

チェーンオイルの定番ですが、潤滑性能に関しては個人的には1位商品のほうが一段上のように感じます。そのぶん耐久性があるように感じます。汚れにくさは、呉のほうが数段上。フィニッシュラインの蓋の空け方は独特なので、知らないとちょっと戸惑うかもです。

記事3位BEST 低粘度で走りやすいふだん使いのオイル AZ「B1-003 」

AZ(エーゼット)
B1-003 自転車用 チェーンルブ クリーン
110ml 
実勢価格:1167円

成分:WAX、PTFE
内容量:110ml
▼採点評価
潤滑性 26/30点
耐久性 25/30点
注油のしやすさ 18/20点
コスパ 19/20点
総合 88/100点
第3位のAZ(エーゼット)「B1-003 自転車用 チェーンルブ クリーン」は、汚れにくく、通勤・通学や街乗りなどのふだん使いにぴったりの商品です。

レビューでは「粘度はほぼゼロ」、「汚れない」「見た目のきれいさが長時間持続」などの好評価の反面、「低気温下ではワックス成分が固まる」「チェーンノイズが増しやすい」といったデメリットも報告されていました。

義村貞純 氏 アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏のコメント

呉やフィニッシュラインと比べるとたっぷり目に使ったほうが◎。さらっとしていてホコリをつけにくい性能はピカイチ! スーツでの通勤など、裾を汚したくない人にオススメ。よーく振ってから使おう!

記事4位 ややお高めだけど高性能 Muc-Off「ドライセラミックルブ」

Muc-Off(マックオフ) 
ドライセラミックルブ
50ml
実勢価格:2100円

成分:セラミック
内容量:50m
▼採点評価
潤滑性 27/30点
耐久性 26/30点
注油のしやすさ 18/20点
コスパ 15/20点
総合 86/100点
第4位のMuc-Off(マックオフ)「ドライセラミックルブ」は、セラミック配合のドライタイプです。50mlで2千円ちょっとと価格はややお高め。

「過酷なオフロードでも使える」との商品説明がありますが、レビューでは「持続性が低い」「頻繁に注油が必要」といったものが目につきました。

一方で「チェーンの回転が軽くなった」「チェーンの音鳴りがほぼなくなった」などの好評価も寄せられていました。

義村貞純 氏 アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏のコメント

性能はいいが、問題はコスパ。呉の2倍。AZの4倍の価格をどう考えるか?が問題です。週1回注油するとして、毎週ロングライドで200km走るなんて人にはオススメ。毎週累計200kmぐらいならば、フィニッシュライン。毎週100km未満ならば、呉。毎週50km未満ならばAZというのが正解では? いずれにせよドライタイプはこまめな注油が必要です。

自転車 自転車用チェーンオイルランキング【ウエット部門7選】

続いては「ウエットタイプ」のランキングです。万能タイプも含め、7つの商品をご紹介します。

記事1位BEST コスパ抜群のセミウエットタイプ KURE「No.1601」

KURE(呉工業) 
自転車専用チェーンルブセミウェット No.1601
実勢価格:1480円

成分:液化チタン、潤滑セラミックス(ボロン) 有機モリブデン、防錆剤、潤滑油
内容量:200ml
▼採点評価
潤滑性 26/30点
耐久性 29/30点
注油のしやすさ 20/20点
コスパ 19/20点
総合 94/100点
ウエットタイプの第1位はドライタイプと同じくKUREのオイルとなりました。

「自転車専用チェーンルブセミウェット No.1601」は、スプレー式なのでチェーンに使用する場合、他の場所にかからないようウエスでカバーし、チェーンに1コマずつ吹き付け、5~10分待って浸透させてから余分なオイルを拭き取る必要があります。またチェーン以外の可動部にも使用可能です。
セミウェットタイプなので潤滑性と耐久性の両面に優れ、防汚効果も期待できます。ウェット系の中では比較的汚れにくく、黒くなりにくいと言えるでしょう。

義村貞純 氏 アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏のコメント

4年前に発売された商品ですが、性能が抜群なので、非常に人気があります。価格も安くコスパに優れています。ワコーズに慣れているとスプレーの先っぽを無くしやすいので注意.

記事2位BEST 使いやすさに優れている Wako's「CHL チェーンルブ」

ワコーズ(Wako's)
CHL チェーンルブ
浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310
180ml 
実勢価格:1778円

成分:高度精製ケロシン/フッ素樹脂、潤滑油基油、潤滑油添加剤
内容量:180ml
▼採点評価
潤滑性 26/30点
耐久性 29/30点
注油のしやすさ 19/20点
コスパ /20点
総合 92/100点
第2位のワコーズ(Wako's)「CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310」は、フッ素樹脂系固体潤滑剤を配合で、長期潤滑性・耐摩耗性・耐水性に優れた商品です。

1位商品もそうですが、水置換性(チェーンに残った水分を追い出し、オイルが定着する性質)があり、雨の日の使用でも水分が乾ききるのを待たずに使用ができます。

スプレー式ながらノズル性能がよく、狙った個所に噴霧できるのも高評価。一方で欠点は価格がやや高めだということです。

義村貞純 氏 アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏のコメント

フィニッシュラインの赤ボトルと共にバランスがとれたベンチマーク的な製品。こちらの製品はスプレータイプでチェーン以外にもディレイラーのバネ部分など要所に使える汎用性が◎。これを使ってみて、自分の乗り方、メンテナンス頻度、潤滑性、耐久性などで足りない部分を模索してみるのが近道かもしれません。

記事3位BEST 多目的で使える万能アイテム WAKOS「MTL多目的防性・潤滑スプレー」

ワコーズ(WAKOS) 
MTL多目的防性・潤滑スプレー A334
実勢価格:1550円

成分:フッ素樹脂他
内容量:220ml
▼採点評価
潤滑性 25/30点
耐久性 28/30点
注油のしやすさ 19/20点
コスパ 18/20点
総合 90/100点
ウエット部門第3位は2位と同じくワコーズの「MTL多目的防性・潤滑スプレー A334」でした。

防錆効果にとくに優れており、チェーン以外の部分にも使えて非常に便利。潤滑効果もドライほどではないですが、十分な性能を備えています。ゴム部などに悪影響を与えない成分となっているので、間違って噴霧しても安心です。

レビューでは自転車はもちろん、多目的で使えるメリットを高く評価するものが多く見られました。

義村貞純 氏 アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏のコメント

2位製品と比べると、防錆製、耐久性に優れた製品。潤滑性を気にするのではなく、「兎に角、サビが嫌!」「気がついたら錆びていた!」なんてちょっと雑なユーザーはこっちのほうが合っているかも。ゴム、プラスチックパーツを痛めにくいので、汎用的に使えます。

記事4位 ウエットに求める性能の定番 FINISH LINE 「セラミックウェットチェーンルーブ」

FINISH LINE (フィニッシュライン) 
セラミックウェットチェーンルーブ
実勢価格:1195円

内容量:60ml
▼採点評価
潤滑性 26/30点
耐久性 29/30点
注油のしやすさ 16/20点
コスパ 18/20点
総合 89/100点
第4位となったFINISH LINE (フィニッシュライン) 「セラミックウェットチェーンルーブ」は、定番中の定番。ウエットタイプで耐久性に優れたオイルです。

ただし内容量の割に価格が高く、ややコスパの点で評価を下げました。なおこちらは60mlタイプで携帯性に優れており、ロングライドの際に便利ですが、お得な120mlタイプも発売されています。

レビューではキャップが壊れた、キャップが外れやすいなどの報告が多数寄せられていました。編集部に届いたものは問題なく使えましたが、キャップ構造には改善の余地がありそうです。

義村貞純 氏 アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏のコメント

兎に角、耐久性重視。雨の日の一発ロングライドやオフロードなどにオススメです。ウエットなので、ドライタイプと比べると使用後はチェーンはやや汚れます。セラミック無しタイプも定番です。

記事5位 ウエットタイプながら潤滑性に優れたAZ「BIc-004」

AZ (エーゼット) 
BIc-004 自転車用 チェーンルブ
ロードレースSP(スペシャル)
50ml
実勢価格:1094円

成分:特殊合成油ベース、極圧剤、その他各種添加剤配合
内容量:60ml
▼採点評価
潤滑性 26/30点
耐久性 27/30点
注油のしやすさ 18/20点
コスパ 17/20点
総合 88/100点
第5位のAZ (エーゼット) 「BIc-004 自転車用 チェーンルブ ロードレースSP(スペシャル)」は、プロフェッショナル用として開発されたオイル。高級特殊合成オイル、極圧剤など各種添加剤を配合しているのが特徴で耐水性に優れています。

いわゆるドライとウエットの良いとこ取りをした感じで、ウエットながら潤滑性も上々。ちなみに成分の極圧剤とは摩擦や摩耗を減少させる働きをする成分のことです。天候・場所を問わず、さまざまなライドに対応するオイルです

義村貞純 氏 アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏のコメント

ウエットですが、粘度が低く、チェーンが軽く感じます。AZ製品は、パッケージに高級感が感じられませんが(笑)そのぶん価格に見合った性能を有しているように感じます。この製品は、潤滑性能を重視しており、防塵性能は劣りますので、マメな清掃と注油が必要です。

記事6位 PTFE配合で軽い走りが可能 AZ「 BIcS-001」

AZ(エーゼット)
BIcS-001 自転車用 チェーンルブ
マルチパーパスSP(スペシャル)
50ml 
実勢価格:1092円 

成分:特殊合成油ベース、PTFE、極圧剤配合
内容量:50ml
▼採点評価
潤滑性 27/30点
耐久性 27/30点
注油のしやすさ 18/20点
コスパ 15/20点
総合 87/100点
第6位のAZ(エーゼット)「BIcS-001 自転車用 チェーンルブ マルチパーパスSP(スペシャル)」は、PTFEを配合した高級万能オイルです。同社5位製品と比べると耐久性に優れ長距離やオフロードに適しています。

PTFE成分により優れた耐摩耗性、防錆性などを実現していますが、容量に対してやや価格がお高めなのでコスパで評価を落としました。

レビューでは「耐久性バツグン」「チェーンの音が静か」「チェーンが軽く回る」などの高評価が多数寄せられていました。とくに静音性に関しては多くのレビュアーが指摘していました。

義村貞純 氏 アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏のコメント

個人的には、そこそこの潤滑性の上に「チェーンが汚れにくい」「耐久性」で使い分けていますが、「どれか1本しか使えない」「注油前に清掃するのが面倒」というならば、この1本。チェーンカバーがついたママチャリに愛用しています。

記事7位 走りが滑らかになる ブリジストン「グリーンドライブ」

ブリヂストン(BRIDGESTONE) 
グリーンドライブ 洗浄剤 潤滑剤 コーティング剤
実勢価格:1848円

成分:100%合成油
内容量:50ml
▼採点評価
潤滑性 27/30点
耐久性 27/30点
注油のしやすさ 18/20点
コスパ 14/20点
総合 86/100点
第7位のブリヂストン(BRIDGESTONE) 「グリーンドライブ 洗浄剤 潤滑剤 コーティング剤」は、高い潤滑性だけでなく、金属面に吸着し、雨に流れづらい高耐水・高持続、洗車後すぐに注油可能な水置換性を持つ優れたオイルです。ただ、価格が容量に対してややお高めなので今回はコスパで評価を下げました。

レビューでは「走りが滑らか」「スムーズな回転」など、ほぼほぼ高評価でした。コスパを除いたら1、2位商品に迫る性能です。

義村貞純 氏 アドベンプロダクツ代表
義村貞純 氏のコメント

生分解性潤滑剤を使っている地球にやさしいオイルです。ここらへんのコスパ以上からは、個人的には「沼」だと思っています。2倍値段が高くても、性能のうち、例えば2倍耐久性があれば、使う価値はあります。いくらでもいいから、究極の潤滑性を求めるならば、セラミックスピードの「UFOdripチェーンコーティング剤」(※以下参照)といった製品もあります。個人的には、オイルにだけこだわるならば、しっかり清掃してからのこまめな注油でチェーンの性能は十分引き出せているように今は感じています。
▼セラミックスピード「UFOdripチェーンコーティング剤」
セラミックスピード
UFOdripチェーンコーティング剤180ml
実勢価格:8250円

自転車 【さいごに】チェーンオイルを使うときのコツ

以上、自転車用チェーンオイルのおすすめランキング11選でした。

今回は、ドライとウエットを分けてランキングしました。どちらを選ぶかはライディングスタイルや天候・距離と相談しながら選ぶと良いでしょう。

ちなみにオイルを注油する前には必ずクリーナーやディグリーザーと布で汚れを落としてください。特に注油後拭き取りまで乾燥させるタイプのドライ系では、しっかり汚れを落とすことが耐久性アップに繋がります。
ドライの場合は毎日乗る人は距離や保管場所、走行場所の環境によりますができれば2~3日に1回、最低でも週に1回ぐらいは注油が必要です。

ウエットの場合はドライほど注油しなくても大丈夫ですが、耐久性がある反面、清掃がやや大変になります。いずれにせよ、遠出したり、雨泥で汚れたりしたら、その日に掃除、注油を行うことをお勧めします。
ちなみに新品のチェーンには粘度の高いオイル(というよりもグリス)が使われているので、一度完全に落としてから注油すると潤滑性は新品以上に格段にアップします。愛情と手間暇、そしてオイルをかけて、末永く自転車ライフを送ってくださいね。

the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。
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