【2024年】防災用簡易トイレのおすすめランキング5選。LDKが備蓄しておきたい人気商品を徹底比較

防災用の簡易トイレとは？ なぜ必要？

地震や河川の氾濫、土砂崩れなどの災害発生時に水が止まると、飲料水や生活用水が不足します。配管の破損も想定されるので、下水道も使えなくなることも。

飲料水は避難所でも配られるので、断水時の大きな問題は生活用水です。特に困ることの1つがトイレです。

「蛇口をひねって水が出ない」=「上水道が使えない」=「下水道も使えない」=「水洗トイレもNG」と覚えておきましょう。

災害時、トイレは流すときに必ず確認

どこかの上下水道が破損すると、マンションなどの集合住宅などでは汚水が出てくる場合があります。辺りに悪臭が広がってしまうことで避難を強いられる可能性もあります。知らずに流して壊すとあなたの責任になるので注意が必要です。

防災士・災害危機管理アドバイザー

和田隆昌 氏 のコメント

無理に流すと下水が逆流する危険も。管理人の確認などを待ちましょう。

トイレは流す前にかならず確認をし、破損時はマンションの場合は水のうで汚水止めをしましょう。万が一、自宅のトイレが使えないとなったとき、避難所等の仮設トイレもありますが、すぐに設置されるわけではありません。

また、不特定多数の人が使用するため長蛇の列が予想される上、衛生環境もすこぶる悪くなります。

そこで家庭に備えておきたいのが「簡易トイレ」です。

電気・水なしで使えるトイレを備えよう

簡易トイレとは、電気・水なしで使用できるトイレのことで、便座に袋をつけて使うタイプと車中やアウトドアで使える携帯タイプがあります。また、簡易便器付きのものもあります。

防災用として多く出回っている便器にとりつけて使うタイプは、吸水シートや凝固剤で水分を安定化させ、使用するたびに袋を処分する必要があります。

簡易トイレは何日分備蓄すべき？

災害に備えて簡易トイレは最低3日分は備蓄しておきたいところ。可能であれば、家族が1週間程度使用できる量を常備しておくことが理想と言われています。

最近では、ネット通販でも多くの防災用簡易トイレが登場していて、どれが使いやすいのかよくわからないですよね。

そこで今回は、雑誌「LDK」が防災用の簡易トイレをピックアップ。できるだけストレス少なく使える備蓄用のおすすめを探しました。

簡易トイレの選び方は？

「簡易トイレ」は、洋式便器につけて使うタイプ（便器設置タイプ）、アウトドアや車中などで使いやすい携帯タイプ、簡易便器付きのタイプなどがあります。

簡易便器付きのトイレは収納にも場所を取るため、防災用・非常用で備蓄するなら、便器設置タイプと携帯タイプの2種類を備えておきましょう。

選び方1：種類

便器設置タイプ

便器設置タイプの簡易トイレは、防災用簡易トイレとして一番多く販売されているスタンダードなタイプです。

自宅や避難所のトイレの洋式便器に汚物袋をセットし、使用後は水分を固める抗菌凝固剤を入れて袋を結んで廃棄します。断水などの非常時でも、いつものようにストレスが少なく使える点がメリットです。

段ボールで簡単に作れる便器が付属した商品もあります。

携帯タイプ

画像はAmazonより

携帯タイプの簡易トイレ（携帯トイレ）は、片手で持ちながら直接排泄する商品です。

便器がない場所でも用が足せるため、渋滞時の車の中やアウトドアなど緊急性の高いときに便利です。コンパクトなので収納場所をとらず、持ち運びできる点がメリットです。

選び方2：ニオイが漏れにくいもの

災害時はすぐにゴミが処理できないこともあります。

そのため、処理袋はしっかりと排泄物のニオイ漏れを防いでくれる、防臭効果を兼ね備えているものを選びたいところ。抗菌効果のある袋ならなおいいでしょう。厚手で耐久性の高いものが理想です。

凝固剤は凝固速度がポイント。スピーディに水分を固めて排出物のにおいを抑えてくれるものが安心できます。

選び方3：使いやすいもの

緊急時に使うため、少しでもストレスを抱えることなく使えるものがいいです。

便器に設置しやすいもの、後処理がしやすいかどうかも大切なポイントです。

臭気判定士とニオイ漏れをチェック

今回は、防災グッズとして自宅にストックしておきたい便器設置タイプの簡易トイレをピックアップ。

臭気判定士/におい・かおり環境アドバイザー・石川英一さんと一緒に「消臭力（ニオイ漏れがないかどうか）」をチェック。また、便器への設置しやすさも使いやすさとして評価しました。

それでは、雑誌「LDK」のおすすめ商品と、過去に兄弟誌「MONOQLO」が高評価したおすすめ商品を紹介します！