ヘッドホンを長く使いたいならスタンドは必須

ヘッドホンを長く使いたいならスタンドは必須 イメージ

(c)Pixel-Shot - stock.adobe.com

お気に入りのヘッドホンやヘッドセット(以下まとめてヘッドホンといいます)は、できるだけ長く使いたいもの。それを助けてくれるのが、ヘッドホンを掛けて収納できる「ヘッドホンスタンド」です。

そもそも、ヘッドホンは頭に掛けて使うのが大前提。寝かせて置いておくと、イヤーカップの接地部分に負荷がかかってつぶれたり、使用後のイヤーカップ内に湿気がこもって劣化するおそれがあります。また、無造作にその辺にポンと置いておくと、ケーブルに足を引っかけて落としたり、それを踏んづけてしまったりといったアクシデントが起こる心配も……。

ヘッドホンを宙に浮かせて収納できるヘッドホンスタンドがあれば、こうした事態を防いでヘッドホンを長く使うことができるんです。

インテリアとしてもおすすめ

ヘッドフォンスタンドは、インテリアとして楽しむこともできます。部屋に合わせた色味やデザインのヘッドフォンスタンドを置くことで部屋に統一感が出て、おしゃれな印象に。ヘッドフォンそのものも、インテリアの一部になりますよ。
複数ヘッドフォンを持っている方は、コレクションとして並べるのも良さそうですね。インテリアとしてヘッドフォンが置かれているだけで、ミュージシャンの一室のような特別感が演出されます。ぜひ、インテリアとして部屋に馴染むヘッドフォンスタンドをお選びください。

ヘッドホンの保護以外にも! ヘッドホンスタンドはメリットがいっぱい

ヘッドホンの保護以外にも! ヘッドホンスタンドはメリットがいっぱい イメージ

(c)franz12 - stock.adobe.com

ヘッドホンの保護以外にも、ヘッドホンスタンドを使うメリットはまだあります。たとえば、ヘッドホンは寝かせて置いておくと結構なスペースを取りますが、立てて収納したり壁などに掛けて収納したりすることで、省スペースにつながります。

また、お店でディスプレイされているような、オシャレでカッコイイ印象を演出するのにも役立ちます。

ヘッドホンスタンドを使う3つのメリット
(1)省スペースに収納できる
(2)オシャレに収納できる
(3)ヘッドホンの劣化を抑える

このように、メリットが多いので、ヘッドホンを使う人は、収納用にぜひスタンドも用意しましょう。ただし「掛けるだけだからどれも同じ」と思いきや、意外と種類が豊富で使いやすさにも差があるため、購入前にしっかりと吟味する必要があります。

ヘッドホンスタンドは大きく3タイプに分かれます

ヘッドホンスタンドは、ほとんどが以下の3つのタイプに分類できます。収納スペースやどのように見せたいかなど、目的に応じて使い分けるのがよいでしょう。

[タイプ1:スタンドタイプ]

ヘッドホンスタンドは大きく3タイプに分かれます イメージ

ヘッドホンスタンドは、上の写真のようにスタンドの上にヘッドホンを載せる「スタンドタイプ」が最も一般的。形状や素材のバリエーションも豊富です。なお、今回のランキングでは、このスタンドタイプからおすすめの製品を選んでいます。

[タイプ2:壁掛けタイプ]

ヘッドホンスタンドは大きく3タイプに分かれます イメージ2

スタンドタイプのほかに、ネジやマグネットで壁に留めて使う「壁掛けタイプ」もあります。
ヘッドホンを吊り下げて収納するため、ヘッドホンハンガーとも呼ばれています。

[タイプ3:クランプタイプ]

ヘッドホンスタンドは大きく3タイプに分かれます イメージ3

机の天板などにフックをクランプで固定するのが「クランプタイプ」。壁掛け同様に吊り下げ式が多数派ですが、スタンドになる2WAY仕様の製品も存在します。

それでは、次にヘッドホンスタンドの選び方について解説したいと思います。が、まずは現物を見ていただくのが早いので、先に今回のおすすめランキングのベストバイ製品をご覧下さい!

早速ですがベストバイを発表! elago「H STAND for HEAD PHONE」

早速ですがベストバイを発表! elago「H STAND for HEAD PHONE」 イメージ

elago
H STAND for HEAD PHONE
実勢価格:4050円

シンプルながら、しっかり使いやすさが計算された設計のヘッドホンスタンド。奥のアームからフックが手前に向かって伸びる形状で、ヘッドホンをスッと掛けやすいのが特徴です。また、台座の裏には滑り止め用のシリコンを全面に貼っており、安定感も文句なし。多少乱暴に置いてもグラつくことがありませんでした。

※さらに詳しい情報は、本記事下部のランキングにてご確認ください。

ヘッドホンスタンドの選び方は3つあります

続いてはヘッドホンスタンドの選び方をご紹介します。大きく分けて3つあります。

[選び方:その1]安定感とフック形状がキモです!

[選び方:その1]安定感とフック形状がキモです! イメージ

今回のテストで、とくに重要だと感じたポイントが安定感の高さとフック(ヘッドホンを掛ける部分)の形状です。安定感は、金属製・木製などの重量がある製品や台座(スタンドの土台部分)が広い製品のほうが安定すると思いきや、実際にはそれより「台座裏の滑り止めが強力」な製品のほうが高い安定性を見せました。

ヘッドホンを掛ける部分は、奥のアーム(スタンドの支柱部分)から先端が手前に伸びている「フックタイプ」(下の写真のような製品)と、アームの左右に伸びるホルダーに載せる「ホルダータイプ」の2タイプが主流。ただ、ホルダータイプは正面からヘッドホンを置こうとすると目測を誤ることも。いったん横や上から置く場所を確認することが地味にストレスになるので、フックタイプがおすすめです。

[選び方:その1]安定感とフック形状がキモです! イメージ2

後方にアームが伸びるフックタイプだと、どの方向からでもヘッドホンをスムーズに置けます。

[選び方:その2]見た目重視なら素材やカラーにも注目!

【選び方:その1】でも触れましたが、実際にテストしてみると、素材による性能の差はほとんどありませんでした。ですが「オシャレにヘッドホンを飾る」という意味では、素材やカラーもかなり重要な要素です。部屋のテイストや周辺に置くものなどに合わせて選ぶことも忘れずに。

[金属素材]

[選び方:その2]見た目重視なら素材やカラーにも注目! イメージ

アルミやスチールといった金属製の素材がメインの製品は耐久性があるのが特徴で、重たいヘッドフォンを置くのに向いています。
デザインはシンプルなものが多く、クールでスタイリッシュな印象を与えてくれます。作業用の電子機器類が多数置かれるデスク周りなどにピッタリです。
ただ素材が頑丈なために、当たるとヘッドフォンを傷つけてしまう可能性もあります。そのため、尖った部分がないか、クッションがついているかなどを確認するのをおすすめします。

[木製素材]

[選び方:その2]見た目重視なら素材やカラーにも注目! イメージ2

無垢の木材や木質繊維板といったウッド調の素材はナチュラルな見た目で、どんなテイストのインテリアにも合わせやすいのが特徴です。美しい木目が、あたたかさや高級感を出してくれますよ。
柔らかく優しい素材なので、ヘッドフォンを傷つけにくいといったメリットもあります。また、木材の経年変化を楽しめるのもポイント。時間とともに色味や質感が変わっていく様子を楽しめて、おしゃれです。長期的に使用したい方におすすめの素材です。

[樹脂素材]

[選び方:その2]見た目重視なら素材やカラーにも注目! イメージ3

合成樹脂系(プラスチック)の素材は加工がしやすいため、デザインの自由度が高い点が魅力。おしゃれな形状のものも多く、デザイン性を重視したい方はチェックしてみてください。
またほかの素材に比べて、価格が安いのも特徴です。軽量ですが耐久性に優れており、ヘッドフォンそのもののデザインを主張できるデザインが多いのも嬉しいですね。なお本体全体ではなく、台座のポケットなどの一部に樹脂素材を使用している製品もあります。
素材による特徴を理解して、インテリアとしてもより良いヘッドフォンスタンドを選ぶのが重要です。また、ヘッドフォンのメーカーから専用のヘッドフォンスタンドが出ていないかをチェックするのもおすすめですよ。メーカーの製品は、ヘッドフォンのデザインや形状に合わせてあるはずなので、市販品とはフィット感が違うはずです。こちらもぜひ探してみてくださいね。

[選び方:その3]ヘッドフォンを複数かけられるかチェック

ヘッドフォンを複数持っている方は、ヘッドフォンの数だけスタンドを購入してコレクションのように並べるのも手です。しかしそうするとかさばってしまい、邪魔になる可能性があります。そのため、1つのスタンドで2つ以上かけられるヘッドフォンスタンドを探すのもいいでしょう。実際に両側にヘッドフォンをかけることができるスタンドもあるので、複数個持っている方はチェックしてみてくださいね。

モノによってはサイズにも注意が必要

モノによってはサイズにも注意が必要 イメージ

ここまで、ヘッドホンスタンドの選び方について解説してきましたが、ヘッドホンを掛けるタイプではない写真のようなスタンドもあります。このような場合、ヘッドホンのサイズが合っていないと余計な負荷をかけてしまうこともあるので注意が必要です。

ネットでうわさの「バナナスタンド」も使える!?

ネットでうわさの「バナナスタンド」も使える!? イメージ

ヘッドホンスタンドは見た目が簡素な作りのものが多いためか、ほかのもので代用している人も多く見られます。とりわけネットでよく見られるのがバナナスタンドをヘッドホンスタンド代わりに使うというもの。

実際に試してみたところ、ヘッドバンドの幅が狭いヘッドセットは掛けられましたが、ヘッドバンドが幅広のヘッドホンは、下の写真のようにフックの先端が刺さり、安定感もよくありませんでした。

ネットでうわさの「バナナスタンド」も使える!? イメージ2

また、ヘッドホンスタンドと同じくらいの値段(1000円~)なので、わざわざ買ってまで使う意味はなさそうです。

カップホルダーでも代用可能

マグカップを引っ掛けておくカップホルダーを、ヘッドフォンスタンドに代用することもできます。引っ掛ける部分が複数あるので、2つ以上のヘッドフォンを引っ掛けたりほかのアイテムを一緒に引っ掛けたりなど、工夫次第で多様な使い方が可能です。
しかしヘッドフォンを引っ掛けるためのアイテムではないため、安定感や引っ掛けやすさは保証できません。実際に試してみないと分からない部分もあるので、家にカップホルダーがある方は一度試してみてもいいかも。

[テスト方法]載せやすさと安定感を中心に機能や質感もチェック

[テスト方法]載せやすさと安定感を中心に機能や質感もチェック イメージ

今回は、ヘッドホンを載せるだけの「スタンドタイプ」かつ価格が比較的安いU5000円クラスのヘッドホンスタンドを10製品ピックアップ。どれが一番使いやすいのかをテストしました。製品を並べてヘッドホンを載せていくだけの淡々としたテストでしたが、実際にやってみると違いがあったのでぜひご覧下さい!

ちなみに、テストでは以下の項目についてチェックしています。

チェック1:載せやすさ(30点満点)

ヘッドホンを載せる際に、どれだけストレスを感じずに載せられるかをチェックしました。選び方の項目でも解説しましたが、最もスムーズに置けるのは、正面から見たときに奥のアームから手前にフックが伸びているフックタイプの製品。このほか、アームの配置などについても載せやすさは変わってきます。

チェック2:安定感(30点満点)

ヘッドホンを載せたときや取るときに、スタンドの位置がズレたりグラついたりしないかをチェックしました。そっと置く分にはそれほど大きな差は出ないため、少し乱暴に掛けることで、違いを見ています。結果として、接地面積の広さや本体の重さはそこまで重要ではなく、底面の滑り止めの能力が評価を分けることがわかりました。

チェック3:機能性(20点満点)

機能的なデザインがされているか、便利な付加機能があるかなどをチェックしました。なお、今回テストした10製品中3製品が台座にトレーを備えていましたが、便利そうと思って飛びつくと、意外と使い道がなかったり、実際の利用に則していない作りだったりすることもあるので注意が必要です。

チェック4:組み立てやすさ(10点満点)

格安のヘッドホンスタンドは組立式の製品も少なくありません。組立式の多くは台座・アーム・フックの3つのパーツを組み合わせるだけですが、なかにはドライバーが必要で手間なものも。なお、組立不要の製品はその手間が省けるので10点満点を付けています。

チェック5:質感(10点満点)

せっかく高級なヘッドホンを使っているのに、スタンドが安っぽくて雰囲気が台無し……。そんなことにならないよう、ヘッドホンスタンド自体の見栄えのよさ、使われている素材の品質なども評価に加えました。周囲のインテリアや個人の好みにも左右されるため、この項目の配点は低めに設定してあります。

それでは大変お待たせしました! いよいよおすすめのヘッドホンスタンドランキングの発表です!!

高級感があって載せやすいelago「H STAND for HEAD PHONE」

高級感があって載せやすいelago「H STAND for HEAD PHONE」 イメージ

elago
H STAND for HEAD PHONE
実勢価格:4050円


サイズ:約W130×D130×H265mm
重量:約310g
素材:アルミニウム、シリコン

▼評価

  • 載せやすさ: 30/30点
  • 安定感: 26/30点
  • 機能性: 8/20点
  • 組み立てやすさ: 10/10点
  • 質感: 9/10点
  • 合計: 83/100点

今回集めた10製品のなかでは4000円台とかなり高級ですが、純度99%以上の純アルミを使用しており、見た目の高級感はやはりほかとは一線を画します。ただ、特筆すべきはそこではなく、ヘッドホンを掛けやすい理想的なフックと安定感の高い台座です。

フックタイプはヘッドホンを引っかけるだけで収納が完了するので、載せるときにアームにぶつけないよう気にしたり、ホルダーの幅をいちいち確認してからヘッドホンを載せたりする手間がないのが特徴。また、台座の裏の滑り止めは、四隅に設けられることが一般的ですが、本製品は台座裏全面にシリコンを貼りつけ、高い安定感を獲得しています。

シンプルながら、しっかりと使いやすさが計算されたヘッドホンスタンドなので、インテリアやヘッドホンのテイストと合うなら間違いなく買いです。ちなみに、iPhoneやMacなど、Apple製品に合わせたカラバリがあるので、Apple製品好きの人にもおすすめです。

高級感があって載せやすいelago「H STAND for HEAD PHONE」 イメージ2

台座裏には全面にシリコンの滑り止めを貼り、安定感を高めています。

高級感があって載せやすいelago「H STAND for HEAD PHONE」 イメージ3

フックがこの形状だと、ヘッドホンを“引っ掛ける”感覚で置けるのでラクです。

2WAY仕様で設置範囲が広いCOUGARの「BUNKER S」

2WAY仕様で設置範囲が広いCOUGARの「BUNKER S」 イメージ

COUGAR
COUGAR BUNKER S CGR-XXNB-HS1
実勢価格:2952円


サイズ:約L249×W68×H84mm
重量:約132g

▼評価

  • 載せやすさ: 18/30点
  • 安定感: 30/30点
  • 機能性: 17/20点
  • 組み立てやすさ: 10/10点
  • 質感: 5/10点
  • 合計: 80/100点

本製品は、普通のスタンドとしても、壁掛け用のハンガーとしても使える、2WAY仕様が最大の特徴。設置できる範囲がほかの製品よりも広いので、頻繁に模様替えをするなど、設置場所を頻繁に変える可能性がある人におすすめです。また、スタンドとしての能力もかなり高く、安定感の高さは10製品随一。これは、吸着力の高い滑り止めと、真空式の吸盤を併用し、設置場所に強力に固定できることが大きく寄与しています。惜しむらくは載せやすさの評価です。ヘッドホンを載せるホルダーの前後幅が狭く、位置を合わせるのに気を使うのと、アームがフック真下に伸びていて、ヘッドホンを載せたときにぶつかることがあるため評価を下げてしまいました。壁掛け状態ではフックタイプになるので、スタンド状態でもフックタイプを採用していれば、1位だった可能性大です。

2WAY仕様で設置範囲が広いCOUGARの「BUNKER S」 イメージ2

真空式の吸盤で固定するため、ほかの製品とは安定感のレベルが段違い。

2WAY仕様で設置範囲が広いCOUGARの「BUNKER S」 イメージ3

付属の壁掛け用アームを付ければ、ハンガー式にもなるんです。

載せやすさなら1位とほぼ互角のブライトンネット

載せやすさなら1位とほぼ互角のブライトンネット イメージ

ブライトンネット
アルミ製ヘッドホン/イヤホンスタンド
実勢価格:4092円


サイズ:W70×D148×H258mm
重量:254g
素材:アルミニウム、シリコンゴム

▼評価

  • 載せやすさ: 28/30点
  • 安定感: 17/30点
  • 機能性: 14/20点
  • 組み立てやすさ: 10/10点
  • 質感: 7/10点
  • 合計: 76/100点

1位の製品と同じく、ヘッドホンを引っかけるフックタイプのスタンドなので、置きやすさは◎。今回の評価項目にはありませんが、台座からフックまでがアルミの一体成型なので、丈夫さもかなり期待が持てます。台座はスリムですが、滑り止めの性能はそこまで高くなく、安定感はやや物足りない印象。アームの背面にはイヤホンを掛けられるフックがあるので、ヘッドホンもイヤホンも両方使うという人にもよさそうです。

載せやすさなら1位とほぼ互角のブライトンネット イメージ2

背面のイヤホン用フックは、ヘッドホンのケーブル収納などにも便利です。

4位: 滑り止めのデキが秀逸で安定感◎なBlueLounnge

4位: 滑り止めのデキが秀逸で安定感◎なBlueLounnge イメージ

BlueLounge
ポスト・ユニバーサルヘッドホンスタンド
BLD-POSTO
実勢価格:2455円


サイズ:W108×D108×H243.8mm
重量:120g

▼評価

  • 載せやすさ: 19/30点
  • 安定感: 28/30点
  • 機能性: 9/20点
  • 組み立てやすさ: 7/10点
  • 質感: 5/10点
  • 合計: 68/100点

底面の滑り止めに、耐震ジェルマットを彷彿とさせる強力な吸着剤を使用しているのが特徴です。かなり乱暴にヘッドホンを載せても、アームとホルダーが少し揺れるだけで台座はまったくグラつきません。ヘッドホンを載せるホルダーの真下にアームが伸びているので、置くときにイヤーパッドがアームにぶつかることがありました。カラーが白のヘッドホンスタンドはそれほど多くないので、白や明るい色のヘッドホンを使っている人は要チェックです。

4位: 滑り止めのデキが秀逸で安定感◎なBlueLounnge イメージ2

この超強力な滑り止めが高い安定感を生み出しています。

5位: 親切な作りで組み立てやすい工匠藤井

5位: 親切な作りで組み立てやすい工匠藤井 イメージ

工匠藤井
ヘッドホンスタンド
実勢価格:1580円


サイズ:W125×D120×H260mm
重量:約163g
素材:ABS、ゴム

▼評価

  • 載せやすさ: 23/30点
  • 安定感: 18/30点
  • 機能性: 14/20点
  • 組み立てやすさ: 8/10点
  • 質感: 3/10点
  • 合計: 66/100点

組み立て式製品のなかでは一番組み立てやすかった製品です。パーツの結合部に“ツメ”が付いているので、「カチッ」という音ではまったことがわかるのはとても親切。ヘッドホンを載せるホルダータイプですが、ホルダーがヘッドバンドにフィットするようカーブしていて、アームが後方に伸びているので、ほかのホルダータイプに比べると置きやすい部類です。また、アーム背面にケーブルの端子部分を掛けておけるクリップが付属し、ホルダーの台座にはトレーも備えています。トレーの外周に溝が設けられていて「スマホが置ける」ことをウリにしていますが、ヘッドホンを置くと画面が見えなくなるのは残念。

5位: 親切な作りで組み立てやすい工匠藤井 イメージ2

スマホを置けるのはほかにない機能ですが、ヘッドホンを置くと画面に干渉します。

6位: ペラペラの板がスタンドに変身するアクラス「△DeltaStand」

6位: ペラペラの板がスタンドに変身するアクラス「△DeltaStand」 イメージ

アクラス
ポータブル ヘッドホンスタンド【△DeltaStand】
実勢価格:1958円


サイズ:146×130×760mm
重量:350g
素材:PUレザー

▼評価

  • 載せやすさ: 15/30点
  • 安定感: 21/30点
  • 機能性: 14/20点
  • 組み立てやすさ: 9/10点
  • 質感: 5/10点
  • 合計: 64/100点

折りたたみ式のスタンドで、収納時には1枚の板になります。単純な構造のスタンドですが、安定感の高さはなかなかなので、ヘッドホンを持ち歩くような人にはオススメ。使わないときは折りたたんでしまっておける簡易スタンド。バッグにも入れられるので、持ち運びにも適しています。構造上仕方ない部分ではありますが、ヘッドホンを載せるときに手で左右に広げる動作が発生するため、載せやすさの評価は低めになっています。

6位: ペラペラの板がスタンドに変身するアクラス「△DeltaStand」 イメージ2

たたむと1枚の板になるので、バッグに入れてもかさばりません。

7位: 設置スペースの小ささが魅力のNew Bee「VersionTeK」

7位: 設置スペースの小ささが魅力のNew Bee「VersionTeK」 イメージ

New Bee
VersionTeK ヘッドホンスタンド
実勢価格:840円


サイズ:約W95×95×190mm
重量:約90g
素材:アルミニウム、TPU、ABS

▼評価

  • 載せやすさ: 18/30点
  • 安定感: 22/30点
  • 機能性: 10/20点
  • 組み立てやすさ: 7/10点
  • 質感: 6/10点
  • 合計: 63/100点

10製品中、最も台座がコンパクトで省スペースなのがこちら。あまり設置スペースを取れない人におすすめです。台座が小さいわりに、安定感が高めなのも評価できます。材質はアーム部分にアルミ素材を使っているので質感も高め。ヘッドホンを置く部分はホルダータイプで、しかもアームが真下に伸びているため、慎重にヘッドホンを置かないとイヤーパッドがアームに当たることがあります。形状はスタンダードで4位の製品と似ていますが、価格重視ならこちらを選ぶのもありです。

7位: 設置スペースの小ささが魅力のNew Bee「VersionTeK」 イメージ2

2番目に小さかった製品と比べてみても、これだけ差がありました。

7位: ヘッドホンの2本掛けができるMOCREO

7位: ヘッドホンの2本掛けができるMOCREO イメージ

MOCREO(モクリオ)
ヘッドホンスタンド(ダブルフック)
実勢価格:2580円


サイズ:W295×D90×H285mm
素材:アクリル

▼評価

  • 載せやすさ: 24/30点
  • 安定感: 20/30点
  • 機能性: 12/20点
  • 組み立てやすさ: 3/10点
  • 質感: 4/10点
  • 合計: 63/100点

30cm近くの横幅があるため設置場所には注意が必要ですが、左右に2~4つヘッドホンを掛けられるので、複数のヘッドホンを使い分けている人にはおすすめです。台座のトレーは大容量の小物入れになっています。ピアノのようなツヤツヤの外観も魅力ですが、一方で指紋汚れはかなり目立つので、日々のお手入れが億劫という人には向かないかもしれません。今回テストした組み立て式製品で唯一、ネジを使って組み立てなければいけなかったため、組み立てやすさで評価を落としました。

7位: ヘッドホンの2本掛けができるMOCREO イメージ2

台座のトレーはペンなどのちょっとした長物も問題なく入れられる大きさ。

9位: 性能面は及第点以上の実力を備えるサンワサプライ「PDA-STN15BK」

9位: 性能面は及第点以上の実力を備えるサンワサプライ「PDA-STN15BK」 イメージ

サンワサプライ
ヘッドホンスタンド PDA-STN15BK
実勢価格:3602円


サイズ:W150×D150×H255mm
重量:360g
素材:スチール、シリコーンゴム

▼評価

  • 載せやすさ: 22/30点
  • 安定感: 18/30点
  • 機能性: 12/20点
  • 組み立てやすさ: 6/10点
  • 質感: 3/10点
  • 合計: 61/100点

スチール製のアームにシリコーンゴムの台座を組み合わせたスタンド。ヘッドホンを載せる部分がホルダータイプなので置くときにやや気を使いますが、他の製品と違いアームが後方に伸びているためそこまで置きづらさは感じません。質感は、仕上げのせいなのかやや安っぽい印象ですが、そこ以外はソツのない作りで及第点はクリアしています。台座部分が小物を置けるトレーになっているので、そこに用途を見い出せる人ならありです。

9位: 性能面は及第点以上の実力を備えるサンワサプライ「PDA-STN15BK」 イメージ2

8位の製品よりは小さいですが、そこそこの物は入れられます。

10位: どんなインテリアにも合わせやすい木質系素材のTCATEC

10位: どんなインテリアにも合わせやすい木質系素材のTCATEC イメージ

TCATEC
ヘッドフォンスタンド
実勢価格:3280円


サイズ:W166×D110×H263mm
重量:495g
素材:胡桃木

▼評価

  • 載せやすさ: 11/30点
  • 安定感: 23/30点
  • 機能性: 10/20点
  • 組み立てやすさ: 10/10点
  • 質感: 6/10点
  • 合計: 60/100点

胡桃木を使ったスタンドで質感がよく、インテリアとしては◎。どんなテイストの部屋でも合わせやすいのもメリットです。また、今回のテスト製品で唯一、ヘッドホンの内側を塞ぐ構造になっているので、ホコリが入らなそうな点も評価できます。滑り止めは簡素ですが、ほかの製品とは段違いの重さがあるため、安定感も高めです。一方で、幅も奥行きもあるので設置場所を選ぶのと、サイズが大きいためヘッドホンのサイズによってはかなり広げないと掛けられない点は残念でした。

10位: どんなインテリアにも合わせやすい木質系素材のTCATEC イメージ2

無垢ではありませんが、きちんと木の質感を感じられる仕上げ。

4~10位はかなりの接戦! 自分なりの加点ポイントを設けましょう

以上、ヘッドホンスタンドおすすめランキング10選でした。

今回は、4位~10位がかなり接戦で、どの製品にも「買い」のポイントがありました。紹介した製品から選ぶのであれば、設置場所や周囲のインテリアなどに応じて自分なりの加点ポイントを設けてあげると、ベストな製品を見つけやすくなるかもしれません。