三商品を比較検証 ズレにくく汚れに強いのは?

一口にタイルラグ、と言っても店頭で確かめられるのはサイズと色、それに手触り程度。とりあえずこれでいいかと購入したら問題が山積みになっては目も当てられません。そこで今回は実際に敷いてみる時と敷いた後に起こりがちな問題に絞って、以下の三商品をテストします。

ニト:タイルカーペット:タイルラグ:ラグ
ニト:タイルカーペット:タイルラグ:ラグ

(画像をクリックすると購入ページへ移動します)

ニトリ
ピタッと止まって滑りにくい
吸着タイルカーペット(ポニームジIV)
実勢価格:498円
サイズ:40×40cm

三商品を比較検証ズレにくく汚れに強いのは? イメージ
三商品を比較検証ズレにくく汚れに強いのは? イメージ2

無印良品
ポリエステルタイルカーペット
実勢価格:1300円
サイズ:40×40cm

三商品を比較検証ズレにくく汚れに強いのは? イメージ3

IKEA
HAMPENラグパイル長
実勢価格:1999円
サイズ:80×80cm

比較するのは実際に敷いた時に気になる「繋ぎ目の目立ち」「ズレにくさ」「汚れ落ち」の3項目。それぞれの商品に他にはない強みがあると予測されますが、果たして結果はどうでるのでしょうか?

[テスト①]繋ぎ目は ニトリ、無印が同レベル

第一部門の「繋ぎ目」テストの結果は実際の写真を交えて解説していきましょう。

[テスト①]繋ぎ目はニトリ、無印が同レベル イメージ
ニトリ:評価◎

ニトリはパッと見では一切継ぎ目があることを気づかせないど一体感があります。

[テスト①]繋ぎ目はニトリ、無印が同レベル イメージ2
無印良品:評価◎

無印は毛足の違うものを合わせても密着度合いは完璧です。

[テスト①]繋ぎ目はニトリ、無印が同レベル イメージ3
IKEA:評価△

こちらは誰の目にもセンターラインがはっきりとわかってしまいます。

こちらのテストでは「ニトリ」と「無印良品」がどちらも満点評価。「IKEA」が一歩譲る結果となりました。

[テスト②]ズレにくさは僅差 ここでも2社がデッドヒート

第二部門は体重を掛けた際の「ズレにくさ」を検証。こちらもテスト時の写真と共に結果をご紹介していきましょう。

[テスト②]ズレにくさは僅差ここでも2社がデッドヒート イメージ
ニトリ:評価◎

ニトリは滑り止め付きで、グイグイと体重を掛けてもズレることはありませんでした。お子様がいてもこれなら安心です。

[テスト②]ズレにくさは僅差ここでも2社がデッドヒート イメージ2
無印良品:評価◎

一方無印はあらかじめ裏に滑り止めが付属。普段の生活で滑って転ぶなんて心配はありません。

[テスト②]ズレにくさは僅差ここでも2社がデッドヒート イメージ3
IKEA:評価×

IKEAは手で体重を掛けただけであっさりとズレてしまいました。実はIKEAは滑り止めの下敷きが別売り(今回は未使用)。コスト面で使いづらさが目立つ結果となってしまいました。

2項目を終え、「ニトリ」と「無印良品」が双方譲らない熾烈な争いを展開しています。最終「汚れ落ち」テストで果たして差は着くのでしょうか?

[テスト③]勝敗を分けた汚れ落ち IKEAはスルスル落ちた!

最終部門の「汚れ落ち」テストでは(左上:ケチャップ・水溶性/右上:油性マジック・油性/右下:泥水)4種類の汚れをタイルラグに付着させ、洗剤やベンジンでの落ち具合を検証します。テスト前の「無印良品」のラグはこのような状態になっています。

[テスト③]勝敗を分けた汚れ落ちIKEAはスルスル落ちた! イメージ
IKEA:Before

合成繊維で出来たIKEAのラグの汚れを落とすと。

[テスト③]勝敗を分けた汚れ落ちIKEAはスルスル落ちた! イメージ2
IKEA:After評価◎

汚れの落ち方は最高で跡はほとんど残りませんでした。ただ、元々の毛足が長いためか、若干毛羽立ってしまう結果に。

[テスト③]勝敗を分けた汚れ落ちIKEAはスルスル落ちた! イメージ3
ニトリ:Before

続いてはニトリです。汚れはこんなにクッキリと出ていますが、果たして。

[テスト③]勝敗を分けた汚れ落ちIKEAはスルスル落ちた! イメージ4
ニトリ:After評価○

油性以外の汚れはスルスルと落ち、被害が広がることなくここまで目立たなくなりました。

[テスト③]勝敗を分けた汚れ落ちIKEAはスルスル落ちた! イメージ5
無印良品:Before

最後は無印。しっかり汚れています。

[テスト③]勝敗を分けた汚れ落ちIKEAはスルスル落ちた! イメージ6
無印良品:After評価△

汚れを落としてみた結果、色は薄まりましたが汚れの範囲が余計に広がってしまいました。

「ニトリ」と「無印良品」の材質は同じポリエステルなのですが「汚れの落ち」にハッキリと分かる差が出る形になりました。汚れの出る機会の多いご家庭には「IKEA」も選択肢の一つとなりうる結果だったと言えるでしょう。

[最終結論]スキなしニトリは ホントに“お値段以上”です

[最終結論]スキなしニトリはホントに“お値段以上”です イメージ

今回の検証では、すべてのテストを通じて平均値以上の結果を叩き出したのは「ニトリ」でした。一枚ごとの単価が安いながらも、間違いのない品質のものを提供してくれていることを証明する形に。

上記のように4枚並べても2000円。これは正しく「お値段以上」でありました!

皆さんもタイルラグをご検討される際は是非この結果を参考になさってみてください!


360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。