


the360.life編集部/Test by 家電批評編集部
公開日: 2020年09月15日
シャオミ系モバイルバッテリーとアンカー直接対決|Amazon新本命
仕事に役立つガジェットから、日常を豊かにしてくれる家電まで、生活に必要なものが数多く揃う「Amazon」。そんなネット通販の強者で今買うべき製品を雑誌『家電批評』が探し出しました。ヒット商品の辛口レビューをはじめ、サービス攻略法なども大公開! 今回は、シャオミ系モバイルバッテリーをアンカーと比較してご紹介します。

家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
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これからの新本命! いまAmazonで買いたいもの

家から出ることなく、手軽に買い物が楽しめるネット通販。利用する機会が増えたという人は多いのではないでしょうか。 そこで雑誌『家電批評』が、ネット通販の強者「Amazon」で今買うべき製品を探し出すことに。ヒット商品の辛口レビューをはじめ、サービス攻略法なども大公開しちゃいます! 今回は、ベストバイアイテムのモバイルバッテリーZMI「PowerPack 10000mA」とアンカー「PowerCore 10000 PD Slim」をご紹介します。
Amazonに本気参入したシャオミ(小米)! その実力は?
シャオミは中国の家電メーカーで、2019年に日本のアマゾンに本格進出しました。シャオミの主力はスマートフォンですが、バッテリーメーカーのZMIやイヤホンメーカーの1MOREなど、特定の商品ジャンルに特化した関連企業を多数抱えています。 バッテリーやイヤホンと言えば、シャオミと同じ中国企業のアンカーが大定番。そこで今回は、同価格帯の製品でシャオミとアンカーを比べてみることにしました。

シャオミ系メーカー1:ZMI モバイルバッテリーやACアダプターなどを手がけています。ZMIの製品はシャオミブランドで販売されることもあります。

シャオミ系メーカー2:1MORE イヤホン・ヘッドホンメーカーです。日本ではイヤホン専門店で先行販売されていたため、イヤホン好きの間ではちょっと知られた存在です。
Android派に特にオススメ! PowerPack 10000mAh

ZMI PowerPack 10000mAh USB-C モバイルバッテリー 実勢価格:3999円 サイズ・重量 W140×H61×D13mm(実測)205g 充電時間 約4時間 実容量 6010mAh 公称容量10000mAh
対応するAndroidスマホを急速充電できるのはもちろん、ファブリック素材のモバイルバッテリーはあまり見かけないため、デザインで選ぶのもアリです。 実測のバッテリー容量はアンカーとほぼ同じで、ロス率も30%台。USBーPDによる18W供給にもしっかり対応していました。さらに、ZMIのバッテリーは一部のアンドロイド端末が対応する急速充電規格クイックチャージ2.0(QC2.0)を利用できます。つまり、お使いのスマホやタブレットがクイックチャージ対応なら、ZMIを選ぶのがオススメ。 なお、ZMIのモバイルバッテリーにはUSBハブ機能も搭載されています。モバイルバッテリー本体を充電しつつ、モバイルバッテリーのUSBポートに接続したUSBメモリなどを読み取れるという機能ですが、試したところ、ハブは機能しませんでした……。
iPhoneを高速で充電したいなら好みで選んでOK

アンカー PowerCore 10000 PD Slim 実勢価格:3999円 サイズ・重量 W149×H68×D14mm・212g 充電時間 約4.5時間 合計最大出力 18W 実容量 6264mAh 公称容量10000mAh
クイックチャージには対応していませんが、USB-PDによる18W供給にはしっかりと対応しています。iPhoneを高速充電したいなら好みで選んでOKです。サイズはZMIとほぼ同じです。
人気のコンセントタイプはアンカーに軍配!

ZMI Plugornot Zero 実勢価格:2699円 サイズ・重量 W72×H70.5×D31.6mm・199g 実容量 3668mAh 公称容量6700mAh
モバイルバッテリーとUSB充電器の1台2役で使用でき、持ち運ぶ荷物を減らせることから人気を集めている、ACプラグを内蔵したモバイルバッテリー。チェックしておきたいのは、バッテリーとACプラグ経由、それぞれの出力です。「Plugornot Zero」は、バッテリーが10W、ACプラグ経由が15Wと、ACプラグ経由のほうが高出力。ロス率が45%と少し高めなのが気になるポイントです。

アンカー PowerCore Fusion 5000 実勢価格:2899円 サイズ・重量 W72×H70×D31mm・約189g 実容量 3639mAh 公称容量 5000mAh
バッテリーのロス率が27.2%と押さえられており、優秀です。 公称値ではZMIのほうが大容量なのですが、計測するとほぼ同じ! つまりバッテリーとしてはアンカーのほうが優秀です。加えてアンカーは、バッテリー時に15W出力が可能ですが、ZMIは10W止まり。外出先でより素早く充電したい場合も、アンカーに軍配が上がります。
以上、注目を集めるシャオミ系ガジェットの性能、使い勝手、コスパをアンカー製品と比較しながらご紹介しました。価格差はなくとも、スペックには違いがあることがお分かりいただけたと思います。どちらが自分にマッチするか、じっくりと吟味してくださいね。
the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。やらせなし、ガチでテストしたおすすめ情報を毎日お届けしています。