待望の「iPhoneSE第2世代」が4年ぶりに誕生

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初代iPhone SEが発売された2016年春から約4年、ついに第2世代が発売されました! 初代SEは当時の型落ち機種iPhone 5sのボディを採用しましたが、第2世代のSEもボディは型落ちのiPhone 8と同じです。そのため初代と比べ、一回り大きいサイズとなっています。

iPhone 8は2017年に発売され、最近まで販売が続いたロングセラー機。新型SEは実質iPhone 8の後継とも言えます。

ホームボタン復活! マスク生活でも快適

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新型SEはiPhone X以降採用されなくなったホームボタンが復活! 画面下部のホームボタンに指紋認証(Touch ID)用のセンサーが組み込まれています。

iPhone X以降の顔認証はマスク着用時に認識されにくいのが難点でしたが、指紋認証の新型SEはこのストレスとは無縁です。

iPhone SE:指紋認証(Touch ID)

 

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指紋認証だから、マスクをしていてもスムーズ!

iPhone 11シリーズ:顔認証(Face ID)

 

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マスクをしていると、顔認証に失敗しがちです。

【iPhoneラインナップ】 iPhone SEはぶっちぎりの最安です

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アップル
iPhone SE
実勢価格:
4万9280円(64GB)
5万3680円(128GB)
6万6880円(256GB)

2020年5月11日発売

サイズ:W67.3×H138.4×D7.3mm・148g レッド、ホワイト、ブラックの3色展開 4.7インチ(液晶) 3GB メモリ:64GB/128GB/256GB Wi-Fi6(802.11ax) A13 Bionicプロセッサ

アップル「iPhone SE」は148gと軽量。性能は11シリーズに匹敵するのに、64GBで5万円を切る格安機です。

このほかのラインナップ(4機種)は次のとおりです。

実は11Proより大画面なiPhone XR

実は11Proより大画面なiPhone XR イメージ

アップル
iPhone XR
実勢価格:7万1280円


6.1インチ(液晶) 3GBメモリ 64GB/128GB Wi-Fi5(802.11ac) A12 Bionicプロセッサ

アップル「iPhone XR」は2018年モデルなのでプロセッサが古く、カメラ1つだけの搭載です。

カメラがデュアルの「iPhone 11」

カメラがデュアルの「iPhone 11」 イメージ

アップル
iPhone 11
実勢価格:8万2280円


6.1インチ(液晶) 4GBメモリ 64GB/128GB/256GB Wi-Fi6(802.11ax) A13 Bionicプロセッサ

アップル「iPhone 11」はXRの後継機で「11」のスタンダード機です。「超広角」の撮影にも対応しました。

望遠撮影が可能で有機EL搭載の「iPhone 11Pro」

望遠撮影が可能で有機EL搭載の「iPhone 11Pro」 イメージ

アップル
iPhone 11Pro
実勢価格:11万7480円


5.8インチ(有機EL) 4GBメモリ 64GB/256GB/512GB Wi-Fi6(802.11ax) A13 Bionicプロセッサ

アップル「iPhone 11Pro」と11との大きな違いは、トリプルカメラで望遠撮影ができることと有機ELを採用していることです。

大画面のProといえば「iPhone 11Pro Max」

大画面のProといえば「iPhone 11Pro Max」 イメージ

アップル
iPhone 11Pro Max
実勢価格:13万1780円


6.5インチ(有機EL) 4GBメモリ 64GB/256GB/512GB Wi-Fi6(802.11ax) A13 Bionicプロセッサ

アップル「iPhone 11Pro Max」は6.5インチの大画面を採用した上位モデル。基本スペックは「Pro」とほぼ一緒です。

SEはなぜ安い? 普通のスマホとは作り方が違う!

SEはなぜ安い? 普通のスマホとは作り方が違う! イメージ

圧倒的なハイコスパが特徴の新SE

なぜライナップで最安なのに、高性能が叶うのでしょうか。その秘密は、アンドロイドスマホとの作り方の違いにあります。

コスパ追求なら普通はトレンドを押さえてCPUは妥協する

端末の性能をはかるときの重要な指針となるのがプロセッサ。アンドロイドスマホであれば、 ローエンドなら「スナップドラゴン」400系、ハイエンドなら 800系など序列があります。そして、コスパを追求したスマホは、 CPUをミドルレンジで妥協し、 ディ スプレイや カメラを ハイエンド化することが一般的な設計です。

つまり、トレンドをフォローしながらもコストは抑えようとします

iPhoneはトレンド無視で最新のプロセッサを搭載

一方、アップルはアンドロイドスマホとは真逆のアプローチ。第2世代SEはデュアルカメラや狭いベゼルなどスマホのトレンドは一切無視! その代わり、プロセッサには最新の「ABionic」を搭載。これは「11シリーズ」と同じもので、現時点のスマホ用プロセッサとしては世界最高峰の処理能力を誇ります。

このパワフルさのおかけであらゆる操作が常にサクサク、キビキビ。もたつくことがまずありません!

ベンチマーク検証で「11Pro」に匹敵するスコアをマーク

「11シリーズ」に搭載されている最新の「A13 Bionic」と同じプロセッサの第2世代SEは、使い心地もiPhone 11レベル。実際、動画もゲームもサクサクと快適に操作できました。

しかも、64GBの価格帯は5万円以下と激安で、コスパは文句なしで最強。「11 Pro 」とのベンチマーク検証でも大きく変わらない結果を残しました。

Geekbench5(マルチコアの計測)

 

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iPhone 11 Pro(左)、iPhone SE(右)

 

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プロセッサ性能を計測する「Geekbench 5」でiPhoner SEと11 ProのCPU性能を実測。SEも3000点を超え、フラッグシップの11 Proに匹敵する高性能でした

ちなみにCPU性能でAndroid最高級機クラスは「Xperia 1 Ⅱ」

ちなみにCPU性能でAndroid最高級機クラスは「Xperia 1 Ⅱ」 イメージ

ソニー
Xperia 1 Ⅱ
実勢価格:13万3600円

Android端末で主流の「SnapDragon」プロセッサでA13 Bionicに近い処理能力をもつのがソニー「Xperia 1 Ⅱ」などに搭載されている「SnapDragon 865」です。ハイエンド端末向けのプロセッサなので、低価格機には採用例がほとんどありません。

SEはWi-Fi6まで搭載! 通信系の仕様も「11Pro」と同じ

SEはWi-Fi6まで搭載! 通信系の仕様も「11Pro」と同じ イメージ

第2世代SEは、次世代のWi-Fi規格と言われる高速の「Wi-Fi6」に対応しています。従来のiPhoneで同規格に対応していたのは「11シリーズ」だけでした。第2世代SEは「通信」についても長く使い続けられるスペックと言えます。

はやりの機能は少ないけれど、ひとつひとつの動きが実に軽快。使い込んでいくと“安くても足回りは最高級”という設計が、快適さにいかにつながっているか実感できます。

最安なのに、爆速。まさに反則級でこれはスマホの「新ジャンル」と言っていいかもしれません。

以上、「新iPhone SE」のレビューをお届けしました! 「安くて良い」というより「安すぎる」iPhone SEは、歴代iPhoneでもNO.1のコスパと言えそうです。気になる方はぜひ検討してみてください!