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※情報は『MONOQLO』2020年8月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

自転車 漕ぐ楽しさを体験できる!欧米で人気の“eバイク”

日本で「電動アシスト自転車」というと子ども乗せのママチャリを思い浮かべるかもしれませんが、欧米で人気なのがクロスバイクタイプのeバイク

漕ぐ楽しさを体験できる!欧米で人気の“eバイク” イメージ

eバイクとは、簡単に言うとスポーツタイプの電動アシスト自転車のこと。ペダルを漕ぐときに、モーターの力で脚力を補ってくれるので、体力がない人や女性でも気軽に楽しむことができます。

ママチャリ型の電動自転車に対して、疲れにくいことはもちろんですが、ペダルを漕ぐ楽しさも損なわないように設計されているのが特徴です。

そのなかでもスタイリッシュなデザインと斬新なテクノロジーでファンを魅了しているのが「VanMoof(バンムーフ)」。日本ではまだなじみが薄いかもしれませんが、2009年に設立し、2014年からeバイクをリリースしている自転車メーカーなんです。

自転車 “自転車大国”オランダ発!大注目の「VanMoof」って?

「VanMoof(バンムーフ)」はオランダのアムステルダムに本社を構える自転車メーカー。次々とハイテクな機能を搭載した近未来的な自転車をリリースして、2009年の設立から世界中のe-bikeファンを魅了し続けています。

その独創的なアイデアは今年リリースの新モデル、シリーズ4代目の「S3」と「X3」も踏襲していて、リリース直後から業界の話題を集めました。

バンムーフ(VanMoof):S3:自転車

※写真右側「S3」、写真左側「X3」

バンムーフ(VanMoof)
S3
実勢価格:25万円

適応身長:170-210cm
ホイール:28インチ
フレーム重量:19kg
モーター:250-500W
走行可能距離:60-150km
バッテリー:504Wh
充電器:34v4A

バンムーフ(VanMoof)
X3
実勢価格:25万円

適応身長:155-200cm
ホイール:24インチフレーム
重量:19kg
モーター:250-500W
走行可能距離:60-150km
バッテリー:504Wh
充電器:34v4A

VanMoofの「S3」と「X3」は、オートマチックのギアチェンジやアシスト制御、キーレスロックなど、「ホントに自転車?」というほどのテクノロジーが詰め込まれたモデル

どちらも中身は同じですが、適応身長のサイズが異なります。「S3」は適応身長が170~210㎝と大柄な人向きで、「X3」は155~200㎝と小柄な人や女性向きです。

▼Amazonで購入できるVANMOOFのコラボモデルはこちら。

バンムーフ(VanMoof):VANMOOF by EVANGELION EVA-01:自転車

バンムーフ(VanMoof)
VANMOOF by EVANGELION
EVA-01
実勢価格:16万380円

「VANMOOF by EVANGELION」はVANMOOFの人気ライン「M3」シリーズをベースにしたエヴァンゲリオンカスタマイズモデルです。

今回は、VanMoofから世界同時に登場した新モデルが「新しい通勤様式」に最強なのか、プロによる試乗テストをもとに、性能から走行感までのあらゆる角度から紹介していきます!

自転車 VanMoofが「今までのe-bike」と違う3つのポイント

まず、第1回目の今回は、レビューの前にVanMoofが「今までのe-bike」と違う3つのポイントをチェックしておきましょう。

1:アシストもギアチェンジもぜ~んぶ自動化!

VanMoofの「S3」と「X3」アシストパワーを5段階で設定することが可能です。「0(アシストなし)」から「4」まで、任意の強度を選択することができます。

1:アシストもギアチェンジもぜ~んぶ自動化! イメージ

また、ギアチェンジのシフトアップ・シフトダウンも各速度域ごとに4段で設定可能。一定の速度域ごとに切り換え指定できるため、運転中に手元の操作が必要がありません。自動でギアチェンジしてくれるので、スムーズに走行できます。

1:アシストもギアチェンジもぜ~んぶ自動化! イメージ2

フレームに溶け込むようなディスプレイが搭載されていて、ロック操作や電池残量、速度などを表示してくれます。

1:アシストもギアチェンジもぜ~んぶ自動化! イメージ3

2:ボタンでロックスマホで解除でキーレスを実現

キーレスでロックのオン・オフが可能で、リアのフレームに配置されたボタンを押すと施錠が完了します。

2:ボタンでロックスマホで解除でキーレスを実現 イメージ

解錠も、事前にスマホアプリでハンドルボタンのプッシュ回数を設定しておき、その通りにハンドル部のボタンを押せば完了。またはスマホアプリの解除ページで行えるのでカギは必要ありません。

2:ボタンでロックスマホで解除でキーレスを実現 イメージ2

3:アラームでイタズラ防止!GSMで盗難後も追跡

盗難防止のセキュリティ対策は万全で、ロック後に車体を動かすと大音量のアラームが鳴り、ライトが点滅します。また、自転車が盗難された場合でも、GSM(※1)で車体の位置情報を確認できたり、メーカーが場所の特定・車体回収する有料サービス(※2)を提供しています。

3:アラームでイタズラ防止!GSMで盗難後も追跡 イメージ

(※1)「globalsystemformobilecommunications」の略。携帯電話のネットワークの1つで、SIMの位置情報を知ることができます。

(※2)購入時に「PeaceofMind」保証(3万4000円/3年保証)という盗難補償サービスを提供。標準利用できる位置情報サーチよりも詳細な探知と車体回収のサービスを行っています。

自転車 近未来のハイテク技術を搭載!新モデルは“自分好み”で走れる

熱狂的なファンも多い人気ブランドの「VanMoof」。新モデル「S3」と「X3」にも革新的な技術が搭載されていて、まず驚かされたのは、アシストとギアを「オートマ」にしたことでした。

アシストはパワーを「0」~「4」に任意で設定できる仕組み。ギアもシフトアップ・ダウンを指定された速度域の範囲内で任意設定できるため、自転車のビギナーもエキスパートも自分好みに設定して走ることができます。

また、キーレスでロックのオン・オフができたり、盗難防止のアラームや位置情報サーチを利用できるスマホアプリも便利。本当に車体とスマホだけあれば、ほかには何も持たずに走行できるため、忙しい通勤に役立つことが期待されます。

近未来のハイテク技術を搭載!新モデルは“自分好み”で走れる イメージ

ただ、搭載する機能があまりに想像外すぎて、スペックだけ見てもどんな感じなのか、わからない人がほとんどでしょう。

ということで、次回の後編では、実際にプロと編集部員が試乗して、走行感から機能まで徹底的に検証したレビューをお届けしますのでお楽しみに!