


the360.life編集部/Test by LDK編集部
公開日: 2020年10月24日
おにぎりにもパンにも!やさしいピリ辛調味料「よっちゃんなんばん」は本当にウマい?|『LDK』が紹介
その地方にしかないスーパーの魅力は、例えるならば「秘境探検」。今回は、そんなご当地スーパーという秘境を旅してさまざまな“珍獣”を発見しているご当地スーパー研究家の菅原佳己さんが、宮城県の「よっちゃんなんばん」を紹介します。地元からじわじわと口コミで広がり、全国のオーガニックファンの心もつかんでいるやさしいピリ辛調味料です。

インテリア、掃除、食品からコスメ、健康まで、あらゆるモノやサービスを賢く選ぶために、ホンネでテストする女性向け生活情報誌。
インテリア、掃除、食品からコスメ、健康まで、あらゆるモノやサービスを賢く選ぶために、ホンネでテストする女性向け生活情報誌。

夫の転勤を機に、国内外の転居を繰り返す中スーパーの研究を始める。以後ご当地スーパーブームの火付け役として、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞等のメディアへの出演・掲載も多数。雑誌『LDK』(晋遊舎)にて「ご当地スーパー探検隊」連載中。公式ホームページ:https://www.gotouchisuper.online/
夫の転勤を機に、国内外の転居を繰り返す中スーパーの研究を始める。以後ご当地スーパーブームの火付け役として、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞等のメディアへの出演・掲載も多数。雑誌『LDK』(晋遊舎)にて「ご当地スーパー探検隊」連載中。公式ホームページ:https://www.gotouchisuper.online/
※情報は『LDK』2020年7月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
唐辛子を使った宮城県のやさしいピリ辛調味料

今回のご当地調味料は宮城県のよっちゃん農場「よっちゃんなんばん」です。 この“なんばん”は漢字にすると「南蛮」。鴨南蛮のように「長ねぎ」の意味だったり、南蛮漬けなど「唐辛子と長ねぎ」のことだったりしますが、北海道・東北・北陸においては、明確に「唐辛子」を指します。 江戸時代に交易のあった南蛮(スペイン、ポルトガルなど)から伝わった、ねぎや唐辛子入りの料理の名前として、今も各地に残っています。つまり、よっちゃんなんばんは「よっちゃん唐辛子」で、よっちゃん農場の看板商品です。
オーガニックファンの心もつかむ「よっちゃんなんばん」

よっちゃん農場 よっちゃんなんばん 150g 実勢価格:520円
「よっちゃんなんばん」のベースは、北海道・東北地方の郷土食「三升漬」。青なんばん、麹、しょうゆを一升(1.8リットル)ずつ樽に漬け三升となる保存食で、最強クラスの認知度を誇るご飯のお供です。 ただ、瓶入りであるため、使うたびに小さじが必要なのが難点でした。 そこで、「ソース状の三升漬なら便利!」とひらめいた、よっちゃん農場の代表・高橋さん。夏に収穫した無農薬栽培の自家製とうがらし、沢の湧き水で育てた米を原料にした自家製の麹、老舗の厳選しょうゆ、この3つの基本原料をソース状になるように合わせたものを完成させました。それが、よっちゃんなんばんです。 このよっちゃんなんばんは、宮城の県民食、焼きおにぎりとも相性バッチリ。トースターで素焼きしたおにぎりに、よっちゃんなんばんを塗り焦げ目がつくまで焼けば絶品に。

ほかにも、チーズトーストや生野菜、温野菜にも合い、万能に使うことができます。

なんばんは旨味成分もたっぷり。ピリ辛で旨味もあり、あとから麹の甘さも感じられると、地元からじわじわと口コミで広がり、さらに、安心原料であることで、全国のオーガニックファンの心もつかんでいます。 全国のよっちゃんが「私は何番?」と悩んでしまいそうなネーミングの「よっちゃんなんばん」は、注目度一番なんです。
よっちゃん農場で生き続ける“よっちゃん”の味

宮城県では昔から、青唐辛子を甘みそに漬け込んだ「南蛮みそ」が食べられてきた歴史があり、製造元のよっちゃん農場でも唐辛子は身近な農作物。 よっちゃん農場の代表・高橋博之さん(47歳)が家業を継ぎ、専業農家になることを決意したのが、18年前。東京で働く高橋さんでしたが、宮城で農家を営む実家が、農産物加工の免許を取得したことをきっかけに帰郷。茅葺き屋根の母屋と、広い農園と、大切に育てた農作物を原料に加工品をつくるその場所を「よっちゃん農場」と呼ぶことにしました。 よっちゃんは、農産加工を始めた、母・よし子さんのこと。「高橋というより、よっちゃんと呼ばれる距離感がいいから」と、高橋さん。残念ながら、よし子さんは亡くなりましたが、よっちゃん農場にはその味が今も生きています。
姉妹品でラー油も!

よっちゃん農場 よっちゃんラー油 実勢価格:3128円 120ml 2本入り
人気の万能だれ「よっちゃんなんばん」の姉妹品のよっちゃんラー油もあります。タバスコがわりに使えます。 「よっちゃんなんばん」は県内一部スーパーや土産店などで取り扱っています。よっちゃん農場の看板商品の味を、ぜひご家庭で楽しんでみてくださいね。 ▼ネットで買える! おすすめ柚子胡椒ならこちら
the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。やらせなし、ガチでテストしたおすすめ情報を毎日お届けしています。