スマートロックのおすすめ17選を比較!|キュリオ・セサミなど人気製品の実力をテスト
選び方
高草真幸
高草真幸/Test by 家電批評編集部

スマートロックのおすすめ17選を比較!|キュリオ・セサミなど人気製品の実力をテスト

外出するのにキーを持ち歩く必要がない! そんなウソみたいな生活を実現してくれるのがスマートロックです。もう帰るたびにカバンから鍵を探す必要はありません。

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※本記事は『家電批評』2020年6月号掲載時の情報を再編集したものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

ホーム 遠隔ロックや開閉履歴通知ができる「スマートロック」とは?

買いものに出かけて家から数百メートル離れたところで「玄関のカギ閉めたっけ?」と不安になること、ありますよね。この不安を見事に解消してくれるのがスマートロックです。

まずスマートロックについて説明すると、シリンダーにキーを挿し込んで回す従来型のカギに対して、ICカードキーやリモコンキー、キーパッド、指紋認証、スマホアプリなどで解錠・施錠ができるデバイスのことです。

サムターン型のカギに取り付けるだけなので、工事の必要もなく費用もわずかで済みます。設定もスマホアプリの指示どおりに進めれば10分もかかりません。また、既存のキーは引き続き使えるため、スマホを忘れたりバッテリーが切れたりしても安心です。
両面テープで貼り付けるだけです
玄関をスマートロック化すると、スマホがキーの代わりになります。ポケットからサッと取り出せるスマホのほうが、カバンからキーを取り出すより素早く解錠でき、想像以上に快適でした。

さらなるメリットが玄関の自動解錠や自動施錠といった機能です。GPSで家に近づいたのを判断し、カギを開けてくれる機能(ハンズフリー解錠)は、両手がふさがっているときに助かります。
家に着いたら自動でカギが開きます
スマートロック化のメリットをより感じることができるのが、Wi-Fi接続で可能になる遠隔操作です。カギを閉めたか不安になっても、アプリを起動してすぐ状況の確認が可能。もし開いていてもすぐ閉められます。これが冒頭の不安解消につながるんです。

ドアが開閉すれば誰なのかを通知してくれるため、不審人物の侵入も察知できます。防犯対策にもなりますね。
施錠確認ができるから安心

Qrio Lockとセサミはココが違う!

現在、スマートロックの2強といえるのがQrio(キュリオ) Lockセサミです。下の表はそのおもな機能。ともにスマートロックに望む機能はほぼ備わっています。

それぞれの特徴として、Qrio Lockはスマホなしでも開閉ができる専用リモコンキーが用意されているのに対して、セサミはiPhoneのSiriとWebサービスを連携する「IFTTT」に対応していることでした。
Qrio Lock セサミ/セサミ mini
自動操作(解錠・施錠)
遠隔操作(解錠・施錠・通知) ◎(要Wi-Fi) ◎(要Wi-Fi)
キーの追加(家族・ゲスト)
Google Home連携 ○(Q-SL2のみ/要Wi-Fi) ◎(要Wi-Fi)
Amazon Alexa連携 ○(Q-SL2のみ/要Wi-Fi) ◎(要Wi-Fi)
Siri ショートカット連携 × ◎(要Wi-Fi)
Apple Watch連携
IFTTT連携 ×
専用リモコンキー ◎(別売り) ×

一度使えば手放せなくなる3つの機能

スマートロックを実際に自宅の玄関に取り付け、日常生活を送るなかで“これは便利”と感じたのが下記の3つの機能です。

■遠隔操作
スマホアプリでカギの解錠・施錠を行います。Wi-Fiに接続することで外出先からも操作が可能になるため、カギの閉め忘れも怖くなくなります。(左:Qrio Lock Q-SL2、右:セサミ)

■開閉通知
ドアが開閉されると通知を受け取れます。Wi-Fiに接続すれば外出先でも確認が可能。不審者の侵入を検知できるのはもちろん、共働きの家庭では子どもの帰宅確認できるのがうれしいです。(左:Qrio Lock Q-SL2、右:セサミ)

■キーの追加・削除
家族のスマホはすべてカギにすることができます(キーシェア機能)。留守中に訪れる親族向けに、時間指定でカギの共有もできます。民泊用の住居にも活用できます。(左:Qrio Lock Q-SL2、右:セサミ)

一方で、便利だったけれど注意も必要なのが自動解錠・施錠です。

自動解錠は、外出して家から一定距離離れると、帰宅時に自動的に解錠してくれる機能です。両手が塞がっていてもキーを取り出す必要がないのがメリットですが、家から少し離れた位置で解錠されるため、ごく短時間ですが無施錠状態になることは覚えておきましょう。
自動施錠はカギを開けてから、もしくはドアが閉まってから一定時間が経過すると自動的に施錠してくれる機能で、カギの閉め忘れ対策に効果的。

ただ、荷物の受け取りや洗濯物干しなど、ちょっとした用事でスマホもカギも持たずに外に出てしまった際に施錠され、家に入れなくなる可能性があります。実際にテスト中にも家族が室内にいたため事なきを得たことが何度かありました。

スマートフォン スマートロックが役立つのは家庭だけではありません

スマートロックは家の玄関につけるイメージがありますが、実はオフィスなど施設でも役立ちます。

また「賃貸だからスマートロックが付けられない」と思う方もいるでしょう。しかし、スマートロックは賃貸でも取り付けられるタイプがあるので、あきらめるのは早いですよ!

戸建ての家以外でスマートロックが役立つ場面をご紹介します。

オフィスやホテルなどでもスマートロックが活躍

スマートロックには、誰がドアを開けたかを通知したり、鍵のシェアをしたりする機能があります。

この機能を利用して、例えばオフィスの入り口にスマートロックを取り付ければ、誰がいつ鍵を開けたかが分かるので、勤怠の管理を行うことができるのです。

また、重要な資料が保管されているなどの理由で、立ち入るには鍵が必要な部屋もスマートロックを付ければ、いちいち管理室に鍵を取りに行く必要がなくなり、手間が省けます。

そして、鍵のシェア機能を使えば、ホテルや民泊で宿泊者に簡単に鍵を貸すことができますし、鍵を紛失する心配もありません。このように、スマートロックは家庭だけではなく、オフィスやホテルなどでも活躍してくれるのです。

スマートロックは賃貸でも使える場合も!

「スマートロックを使ってみたいけれど、賃貸だから取り付けられないだろう」とあきらめていませんか?

一部のスマートロックは、元々の鍵穴の上に被せるようにして両面テープで貼り付けるだけで使えるものがあります。このタイプは取り付け、取り外しが簡単に行えるため、賃貸でも使うことができますよ。

スマートフォン スマートロック 3つの施錠タイプ

スマートロックには大きく分けて「ハンズフリータイプ」「スマホタイプ」「マルチデバイスタイプ」の3つの施錠タイプがあります。

スマートロックの導入を考えているのであれば、それぞれの特徴を比べて最も使いやすいタイプを選ぶようにしましょう。

ハンズフリータイプ

ハンズフリータイプは、あらかじめ登録してあるスマートフォンが近付くだけで施解錠ができるタイプです。

スマートフォンをいちいち取り出す必要がないので、荷物で両手が塞がっていたり、子供を抱えていたりしても楽に施解錠ができます。

ただし、Bluetoothの接続が悪いと上手く施解錠ができない場合も。その場合は結局スマートフォンを取り出して操作したり、元々の鍵を使ったりして施解錠しなければならないので、二度手間になることがあります。

スマホタイプ

スマホタイプは、ハンズフリータイプとほとんど同じですが、スマートフォンを出して操作することが前提であるという違いがあります。

スマートフォンを操作して施解錠するので、ハンズフリータイプのようにBluetoothの接続が悪くて操作できないという心配がありません。

また、誰がいつ鍵を開け閉めしたかを履歴で確認することもできるので「あれ?私、鍵をきちんと閉めたかしら?」と、心配になればすぐに確認して安心することもできます。

マルチデバイスタイプ

マルチデバイスタイプは、スマートフォン以外にカードキーなどいくつかのデバイスで施解錠できるタイプです。

例えば家族に小さな子供や、高齢の方など、スマートフォンを持たない、あるいは操作になれない人がいる場合におすすめです。
玄関の解錠・施錠という動作と、セキュリティ面の不安をスマートに解消してくれるスマートロック。あなたの家の玄関にピッタリなのは、どの製品でしょうか?

ホーム 後付け感がないのが魅力 Qrio Lock

Qrio(キュリオ)の「Qrio Lock」は第1世代の「Q-SL1」と第2世代の「Q-SL2」が販売中です。ともに箱を開けたときはあまりの大きさに不安になりましたが、玄関に取り付けてみると「意外といいじゃん」。後付け感がなく、玄関になじんでくれました。特にQ-SL2はサムターンを手で回した際の動作の軽さも好印象です。

取り付けから設定が完了するまでわずか10分程度。アプリから解錠してみると動作音は意外と静か、玄関の外からはほとんど聞こえません。帰宅後もアプリとQrioの接続はスムーズで、すぐ解錠できました。
Qrio
Qrio Lock Q-SL2(左)
実勢価格:1万9300円
サイズ・重量:W57×H115.5×D77mm・約207g
電源:CR123Aリチウム電池×4(2本で動作可能) 
通信:Bluetooth 4.2
周波数帯域:2.4 GHz帯
Qrio
Qrio Lock Q-SL1(右)
実勢価格:1万1197円
サイズ・重量:W57×H115.5×D84.5mm・383g(電池2本含む)
電源:CR123Aリチウム電池×4(2本で動作可能)
通信:Bluetooth Low Energy
周波数帯域:2.4 GHz帯
Qrio
Qrio Key Q-K1
実勢価格:4329円
解錠・施錠ボタンを備えたキー「Qrio Key Q-K1」はQ-SL2に対応しています。スマホを持っていない子ども向けにもに最適で、万が一落としても連携を解除すれば使えなくなります。

Q-SL2は家の顔である玄関の雰囲気を損なわないデザインです。手動でカギを開閉する際の動きも違和感ありません。
サムターンをつかむ土台部分は柔軟に動くため、サムターンの中心から多少ズレてしまっても問題なく動きました。
Q-SL1Q-SL2ともにサムターンのサイズにあわせて3種類のアダプターが付属します。
本体の高さを調整するアダプターもそれぞれ2枚付属します。なお、ドアノブにサムターンがついているタイプには取り付けできません。

キーレス化だけじゃない! Qrio Lockを使うべき4つの理由

Qrio Lockの基本機能は下記の4つ。スマートロックはスマホアプリで玄関の解錠と施錠ができるのが特徴ですが、さらに設定によって自動での解錠や施錠も行えます。

解錠と施錠のたびに通知を受け取ることができるので、不届き者が侵入した時間もまるわかり。スマホアプリを入れた家族でキーを共有できるだけでなく、ゲストが一時キーを共有することもできます。

■1.アプリからの解錠・施錠
アプリのメイン画面に表示されるカギをタップするだけで、解錠・施錠ができます。もうカバンからキーを探し出す手間はありません。スマートロックとの接続はBluetoothで行います。

■2.自動解錠・施錠
オートロック設定を有効にすると、一定時間後に自動で施錠されます。Q-SL2の場合はドアが完全に閉まってから10秒程度、Q-SL1の場合は解錠操作から指定の時間が経過すると施錠されます。
Q-SL2のみですが、開閉センサーがドアが開いていることを認識すると、カギが閉まることはありません。荷物の運び入れや玄関掃除など、ドアを開け放して作業しているときに頼もしい存在でした。

自動解錠は家から約250メートル離れると動作しました。反応がよく、玄関ノブに手をかけたときにはもう解錠されているため、閉め忘れていたのではないかとちょっと不安になるほどでした。

■3.解錠・施錠通知
ドアの解錠・施錠を通知してくれます。アプリで解錠・施錠されたのであれば誰が実行したのかもわかるので、セキュリティも万全です。

■4.キーの共有
スマートロックの設定を行った管理者は、スマホを所持している家族とキーを共有できます。使用期間を限定したゲストキーを共有して、留守中に同居以外の家族を迎え入れることもできます。

なお、この4つの基本機能はセサミにも共通しています。

Qrio Hubの追加でセキュリティが大幅に向上!

Qrio Lockを使うなら「Qrio Hub」はもはやマストです。Wi-Fiに接続することで、外出先からのカギの状態確認や施錠・解錠といった操作に対応。もうカギを閉め忘れていないか確認に帰る必要はナシ、外出時の不安が解消されました。さらにGoogle AssistantやAmazon Alexaを使用した音声操作まで可能になるんです。
Qrio
Qrio Hub Q-H1
実勢価格:8318円
Qrio Hubを使うふたつのメリットをまとめておきましょう。

■1.外出先からカギの確認や施錠ができます
外出先でカギを閉めたか気になったら、いつでも状態の確認が可能です。もちろん閉め忘れていれば施錠もできます。解錠・施錠通知も受け取ることができ、アプリの履歴を開けば誰が操作したのかもわかります。留守中の子どもの帰宅確認にも最適です。

■2.Google・Alexa連携で“カギを開けて”
Q-SL2だけですが、Google AssistantやAlexaアプリと連携し、音声で施錠・解錠(解錠はAlexaのみ)の指示が行えるようになります。Google HomeやAmazon Echoといったスマートスピーカーでの操作にも対応しています。
解錠時には事前に設定したコードが必要ですが、声で操作する必要があるため窓の外で盗み聞きされてしまわないか、ちょっと気になりました。

Q-SL2 vs Q-SL1 買うならどっち?

Amazonでは旧モデルのQ-SL1が安価で販売されていますが、はたして買いなのでしょうか。使い比べてみた結果は、多少高くてもQ-SL2をオススメします。
理由は、アプリの機能の差です。Q-SL2向けの「Qrio Lock」(右)は解錠・施錠がタップだけなのに対して、Q-SL1向けの「Smart Lock」(左)は長押しやスライドといった操作が必要。

荷物を抱えた状態で解錠するときに、この操作性の高さは大きいです。
また、Q-SL1は施錠確認にも未対応なので、カギの閉め忘れが気になる人ならQ-SL2がファーストチョイスです。

続いて、Qrio Lockのライバルであるセサミの特徴を見ていきましょう。

ホーム 連携で機能をカスタマイズできる キャンディハウス セサミ/mini

キャンディハウスの「セサミ」は大きなサイズの通常版と、日本向けにクラウドファンディングで誕生した「セサミ mini」がラインナップされています。
キャンディハウス
セサミ(黒)
実勢価格:1万4800円
サイズ・重量:99×84×42mm・130.4g
電源:CR123Aリチウム電池×2
通信:Bluetooth
周波数帯域:2.4 GHz帯
キャンディハウス
セサミ mini(白)
実勢価格:1万4800円
サイズ・重量:92.7×57×54.5mm・107g
電源:CR123Aリチウム電池×2
通信:Bluetooth 4.0(iOS)、4.3(Android)
周波数帯域:2.4 GHz帯
基本機能は共通。玄関に取り付けた感じは存在感がありすぎるセサミに対して、セサミ miniのほうが目立ちすぎずスマートでした。ただ、自動解錠やセサミの特徴であるノック機能の反応はセサミが上。セサミ miniはテスト中ほとんど反応してくれず、どちらを選ぶかは悩ましいところです。
セサミ
セサミはサイズがかなり大きめで目立ちます。手動での開閉が重たいこと、動作音が大きいことも気になりました。ノック機能、自動解錠はともに反応がよく、キーいらずでした。自動解錠は約250m離れると毎回作動しました。
一方のセサミ miniは小さいのであまり主張しないのが◎。
セサミ mini
内・外ともに手動でのカギの開閉が軽く、つけている感があまりないのは好印象です。ただ、ノック機能、自動解錠は反応が悪く、ほとんど役に立ちませんでした。

サムターンの接合部は柔軟に動き、ネジを外して幅や高さも調整することもできます。
本体自体の高さも付属の金具で調整が可能。ネジがかなり小さいのでなくさないように注意しましょう。ネジの予備は付属しませんが、専用のドライバーは同梱されています。

カギの管理・自動施錠・解錠 すべてセサミで実現します

セサミとスマホはBluetoothで接続し、カギの開閉を行います。さらに「WiFiアクセスポイント」があればWi-Fi経由での接続が可能になり、外出先からカギを閉めたり、ドアが解錠・施錠されたら通知を受けるなど、自宅のセキュリティがアップグレードしました。一般的なカギとは安心感が違います。
キャンディハウス
WiFiアクセスポイント
実勢価格:6000円
■遠隔からカギを開閉
外出先からアプリを起動し、カギの状態を確認。閉め忘れていればすぐ施錠できました。もちろんセサミの機能である自動施錠の設定をすれば閉め忘れる心配がありません。

■玄関の開閉状況を確認
玄関の解錠と施錠の通知を有効にすると、カギが開け閉めされると教えてくれます。アプリの履歴からは誰が操作したのかも確認できます。共働き家庭なら子どもが帰宅したことを確認するためにも使えます。

“Hey, Siri ひらけごま”で玄関が解錠できます

セサミを特にオススメしたいのがiPhoneユーザーです。その理由が、セサミとiPhoneの組み合わせでのみ使える2種類の施錠方法です。

ひとつがiPhoneのSiri ショートカットへの対応です。音声コマンドを「ひらけごま」と設定すると、「Hey, Siri ひらけごま」でほんとうに解錠できました。これなら両手がふさがっていても、カバンに入れたまま解錠できます。
もうひとつがノック機能です。バックグラウンド起動させた状態で3回ノックすることで解錠できます。ポケットから取り出さずに操作できるのはとても便利。自動解錠はセキュリティ的に不安な人にオススメです。
実際に使ってみると、叩く強さによっては反応しないことがあるため、慣れが必要でした。検証ではセサミはすぐ反応しましたが、セサミ miniの成功率は1割程度と低かったです。

スマートホーム化への第一歩! 多彩な連携機能がセサミの真骨頂です

セサミを使うならば、スマートスピーカーやIoT機器との連携機能を使わない手はありません。Google AssistantやAlexaアプリおよびGoogle HomeやAmazon Echoといったスマートスピーカーと連携。部屋にいながら声で施錠・解錠といった操作ができます。

■“OK Google、セサミを開けて”
Google Assistantは解錠・施錠ともに対応。解錠は不正な操作を防ぐため、サイトからPINコードの設定が必要です。

■“Alexa、セサミをロックして”
施錠時は「セサミをロックして」、解錠時は「ロック解除して」で反応。「開けて」「閉めて」ではダメでした。こちらはAlexaアプリでPINコードの設定が必要です。

さらにセサミの世界を広げてくれるのが、Webサービスを連携させるスマホアプリの「IFTTT」です。これを使えば、「セサミを〇〇したら■■を××する」「●●を□□したらセサミを解錠する」といった、サービス間の連携を簡単に設定することができます。
試しにLINEでカギが解錠されたことを共有してみました。
事務所のカギの施錠状況をメンバーで共有する、といった使いかたをする際に便利そうです。

セサミは2種類のサイズが用意されていますが、セサミは想像以上に大きく、存在感があります。また、外から手動でカギを開けたときの回転が重いのも気になりました。ただ、サイズが大きいためよほどサムターンの高さのあるカギ以外には取り付けができそうです。

一方で、セサミ miniはサムターンとほとんど変わらないサイズで、手動でのカギ開けも抵抗がなく、好印象でした。iPhoneユーザーであればSiri ショートカットはかなり便利なので、ぜひ一度使ってみてもらいたい機能です。

スマートロックはこの2製品だけではありません。暗証番号やICカードでの解錠に対応したロックなど、9製品を一気に紹介します。

ホーム キーパッド追加でFelicaに対応 ライナフ NinjaLock2

Qrio Lockセサミと同様に両面テープで簡単に取り付けできるのがライナフNinjaLock2」です。磁石での取り付けも可能。サムターンを回転して開けるタイプのため、多くのカギに対応できます。
ライナフ
NinjaLock2
実勢価格:4万1800円
サイズ・重量:126×68×68mm・290g(本体のみ)
電源:単3アルカリ電池×4
通信:Bluetooth 4.0
ライナフ
キーパッド
実勢価格:1万9800円
スマホからの施錠と解錠、キーの共有機能などを備え、ゲスト用に一時的に使えるキーを共有することも可能です。また、本製品には時計が内蔵されており、設定した時間に施錠・解錠を行えるのも特徴です。始業時間に合わせてオフィスを解錠するなど、さまざまな使いかたが考えられます。

もうひとつ注目したいのが、別売りの「キーパッド」です。これを取り付けることでスマホだけではなく、暗証番号やFelicaなどのNFCカードを使用しての解錠に対応します。スマホを持たせるには小さい子どもがいる家庭には、カードでの解錠はうれしい機能です。

サムターンのサイズや高さによっては取り付けができないことがありますので、対応の可否は事前に確認してください。

ホーム スマートなデザインで後付け感なし August August Smart Lock Pro

ドアの外側にあるデッドボルトを外して取り付けるのがAugustAugust Smart Lock Pro」です。取り付けに工事が必要で、カギの形状によってはアダプタの作成が必要、もしくは取り付けができない可能性があるなど、ハードルは高め。その分後付け感はありません。取り付けの可否はメーカーサイトなどでよく確認してください。
August
August Smart Lock Pro(第3世代) + Connect
実勢価格:3万111円
サイズ・重量:約86×86×56.4mm・130.4g
電源:単3電池×4
通信:Bluetooth
周波数帯域:2.4 GHz帯
機能はスマホでのカギの開閉、自動施錠・解錠、キーの共有など。ゲスト向けに一時的に使用できるキーも作成できます。「Connect」が同梱されているためWi-Fiにも対応。外出先からで開閉通知を受け取ったり、開閉を行うこともできます。

ホーム マンション風のロックを自宅に 東邦金属工業 GATEMAN WV-40

マンションのエントランスにあるようなキーパッドタイプのスマートロックが東邦金属工業GATEMAN WV-40」です。4~10桁の暗証番号とFelica対応のICカード認証が使用できるほか、オプションでリモコンキーも用意されています。
東邦金属工業
GATEMAN WV-40
実勢価格:3万8000円
サイズ:174×63×19.5mm
電源:単3アルカリ電池×4
通信:Bluetooth
防水:IP54同等レベル
取り付けには既存のデッドボルトを外して工事を行う必要がありますが、穴あけ工具があれば個人で作業することもできます。ドアへの取り付けが可能かは事前に確認してください。

ドア外側のカギ穴がなくなるので、ピッキングできなくなるというメリットも大きいです。自動施錠対応で閉め忘れがなく、暗証番号で解錠できるため閉め出される心配もありません。

ホーム 穴あけ作業は不要です AEGIS GATE AEGIS GATE

AEGIS GATEAEGIS GATE」も、キーパッドタイプのスマートロックです。GATEMAN WV-40との違いは、取り付けに穴あけ作業が不要で、ドライバー1本あれば完了すること。ドアを傷つけないのでもとのカギに戻した際も穴が残ることがありません。
AEGIS GATE
AEGIS GATE
実勢価格:3万2300円
サイズ:115×61×15.6mm
電源:単3電池×4
通信:Bluetooth
防水:IPX5
解錠は暗証番号、ICカード、ICチップ搭載スマホで行い、自動施錠も備えています。暗証番号は8個、ICカードは20枚まで登録できます。カギを壊すなど不正侵入を試みると警報音が鳴るため、セキュリティが強化されます。なお、ドアへの取り付けが可能かは事前に確認してください。

ホーム 引き戸でも使えるスマートロック EPIC POPscan 3

EPICPOPscan 3」は専用の室内機のデッドボルトとストライクでロックするタイプのスマートロックです。外開き・内開きの扉だけでなく、引き戸にも取り付けできるのが特徴です。ドアには穴あけ工事が必要になります。ドアへの取り付けが可能かは事前に確認してください。
EPIC	
POPscan 3
実勢価格:3万3163円
サイズ:179×74×24.5mm
電源:単3アルカリ電池×4
解錠は4~12桁の暗証番号、もしくは指紋認証で行います。指紋は最大100指まで登録できるため、大家族でも安心です。また、ゲスト用に1回しか使用できないワンタイム暗証番号を設定することもできます。

ホーム 安価でデジタルロック環境を構築 SAMSUNG SHS-2920 EX

U15000でスマートロック環境を構築できるのがSAMSUNGSHS-2920 EX」です。POPscan 3と同様に専用の室内機のデッドボルトとストライクでロックするタイプです。
SAMSUNG
SHS-2920 EX
実勢価格:1万2490円
解錠は暗証番号のほか、付属のキータグでも行えます。不正な侵入を試みるとアラームが作動するため、セキュリティも強化されます。取り付けには工事が必要なため、ドアが対応しているかは事前に確認してください。

ホーム 豊富な解錠方法が魅力です Sonew スマート指紋ドアロック

キーパッドとドアノブが一体となったSonewスマート指紋ドアロック」は、解錠方法が豊富に用意されています。パスワードのほか、指紋認証、ICカード、スマホアプリから選べるのは大きなメリットになります。
Sonew
スマート指紋ドアロック
実勢価格:1万7380円
電源:単3アルカリ電池×4
指紋は200指まで登録できるため、家庭だけでなくオフィスでの使用も可能です。ゲスト用のワンタイムパスワードの作成にも対応しています。ドアへの取り付けが可能かは事前に確認してください。

ホーム デジタルロックには見えません Akayi 指紋電子錠

一見するとただのドアノブですが、じつは指紋認証機能を備えているのがAkayi指紋電子錠」です。カギ穴がなければキーパッドもないのでは、さすがの空き巣も諦めざるを得ないかも!?
Akayi
指紋電子錠
実勢価格:1万1980円
電源:単4電池×4
洋風のドアにマッチするデザインで、玄関の雰囲気を壊しません。指紋は最大40指まで登録が可能です。万が一バッテリー切れを起こしたときのために、ロック解除用の専用キーも用意されています。対応するドアの厚さは35~55mmで、穴あけ工事が必要です。ドアへの取り付けが可能かは事前に確認してください。

ホーム ドアに貼るだけの簡単ロック 山本商事 REMOCK

いまついているカギに追加して取り付けできるのが山本商事REMOCK」です。ドアの内側に貼り付けるだけなので工事は不要。外からはカギが追加されていることがわからず、ピッキング被害に遭ったとしてもドアを開けることを許しません。
山本商事
REMOCK
実勢価格:4万2600円
サイズ・重量:161×80×38mm・420g
電源:単3アルカリ電池×4
解錠には携帯型リモコンで行います。製品には4個付属していますが、追加すれば最大16個まで登録することができます。専用のキャッチを使用すれば引き戸でも使用できます。なお、キャッチを取り付ける際はビス止めが必要になることがあります。また、ドアの形状によっては取り付けができないため、メーカーサイトで事前に確認してください。

このように、じつに多彩なスマートロックが発売されています。Qrio Lockセサミのように取り付けが簡単なタイプか、August Smart Lock Proのように工事が必要だけど後付け感がないタイプか、GATEMAN WV-40のようにスマホが不要なキーパッドタイプか。選ぶ際には解錠・施錠方法やスマートロックのデザインだけでなく、ドアの形状もよく考慮しましょう。

ホーム “スマートロックはムリ”な家でも使えるセキュリティ、あります

スマートロックの多くはサムターン型のカギに取り付けるため、引き戸などこれ以外のカギを使った玄関には対応していません。でも、諦めるのはちょっと早い。開閉通知を受け取るだけなら、+Styleスマートセンサー」で対応できます。
+Style
スマートセンサー
実勢価格:3035円
サイズ・重量:W40×H75×D19mm・約43g
電源:単4アルカリ電池×2
周波数帯域:2.4 GHz帯
このコンパクトなセンサーは、片開きのドアはもちろん、引き戸や窓にも取り付けが可能。冷蔵庫や風呂場のドアなど開け放しておきたくない場所だって簡単に設置できます。Wi-Fiに接続して通知を行うため、屋外にいても開閉状況を把握できるので、セキュリティの強化には最適です。

■開閉通知
ドア・窓が開閉されると通知されます。Wi-Fi対応なので外出先でも確認できます。なお、設定時にはWi-Fiは2.4GHz帯への接続が必須となります。

■スマートモード
スマートセンサーをトリガーとして、メッセージを受け取ったり、IoT機器を動作させることもできます。冷蔵庫に貼り付けて開いている期間を指定すれば、扉の閉め忘れも防げます。

引き戸の玄関や窓にも使えます

両面テープを使い、本体とセンサーを1cm以内の間隔で貼り付けるだけで設置は完了します。玄関は内開き・外開き・引き戸すべてに対応し、窓にも使えます。風呂場や冷蔵庫の扉に貼り付けて、開け放しを防ぐこともできます。
電源はアルカリ単4電池2本で、残量が減ってきたら通知を受け取ることができます。

■玄関
外開き、内開きの玄関ドアだけではなく、引き戸にも対応しているのがポイントです。

■窓
引き違い窓でも使用できますが、セキュリティ的には2枚の窓それぞれに設置したいです。

カギの操作はできませんが、外出先から開閉履歴を確認できるだけでも安心感は増しました。コンパクトなので取り付けていても目立たず、安価なのにW-Fiにも対応しているので、通知機能のないスマートロックと組み合わせて使用するのもオススメです。

ホーム 物置からスーツケースまで使える南京錠スマートロックが手軽すぎます

最後に、庭の出入り口や物置の掛金、スーツケースやカバンなどに使えるコンパクトな南京錠型スマートロックを紹介します。

スマホでロック解除&置き忘れ通知対応 TSA認可で海外旅行もOK

eGeeTouchGT-1000」は、スマホと連携するタイプの南京錠です。TSA認可なので海外旅行の際の飛行機預けるスーツケースにも使えます。
eGeeTouch
GT-1000
実勢価格:2480円
サイズ・重量:36×20×66mm・49.9g
電源:アルカリボタン電池×2
指紋登録数:40枚
シャックルは細身なので、ジッパーのスライダーや引手にも取り付け可能です。
施錠は本体だけでできますが、解錠には連携したスマホかNFCタグが必要なので、勝手に開けられてしまう心配もありません。
解錠の際はスマホのカギをタップしてから、本体横のスライダーを下げます。
電源ボタンを長押しし、音が鳴ったらNFCタグを近づけると解錠できます。

電池式ですが緊急時にはUSB給電で動かすことも可能なので、電池切れで開けられなくなる心配もありません。

アプリの機能はとてもシンプル。ロックの解除以外に置き忘れ通知機能も備えています。アプリ自体の使い勝手は悪くないだけに、毎回Bluetoothのペアリングに時間がかかるのはちょっと残念です。
【左】メイン画面でカギのイラストをタップすれば施錠・解錠ができます。
【右】置き忘れ通知機能で、荷物から離れると音で教えてくれます。

家族で共用も可能! カギもスマホも不要の指紋認証ロック

設定にも解錠にもスマホが不要な、指紋認証型の南京錠もオススメです。指を当てればすぐ開く手軽さを体験すれば、もう普通の南京錠には戻れません。

T98スマート南京錠」は屋外でも使える防水仕様、AnysafeTRAVELOCK2」は海外旅行にも使えるTSA認可ロックと個性的。目的に合わせて選びましょう。
T98
スマート南京錠
実勢価格:2749円
サイズ・重量:76×47×13mm・102g(ともに実測)
電源:USB充電
指紋登録数:40枚
Anysafe
TRAVELOCK2
実勢価格:6799円
サイズ・重量:65×26×16mm・87g
電源:USB充電
防塵防水:IP65
指紋登録数:10枚
複数の指紋が登録できるため、家族や社内での共有も可能です。指紋登録の際には管理者の認証が必要なので、セキュリティも万全です。

■管理者の指紋を登録
指を当てて登録モードにしたら、指紋を登録したい指を何度も押し当てます。

■家族の指紋を登録
家族の指紋を登録するには先に管理者の指紋認証が必要です。第三者の指紋を不正に登録される心配はありません。
登録した指の指紋を認証します。2製品ともに反応がよく、すぐにロックが解除されました。指をけがしたときなどに備えて、複数の指の指紋を登録しておくことをオススメします。

ホーム 取り付けが可能なドアなら試してみてください

いかがでしたでしょうか。スマートロックによってキーが不要な生活を体験すると、もとの生活には戻れないほど便利です。また、外出先から施錠をしたり、開閉通知を受け取れることによる安心感も大きかったです。

取り付けの可否はドアやサムターンの形状によって変わりますが、取り付けが可能ならぜひ試してもらいたい製品です。

the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。やらせなし、ガチでテストしたおすすめ情報を毎日お届けしています。
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