安くて高音質! ANKER(アンカー)のイヤホン人気おすすめランキング|音のプロが徹底比較
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the360.life編集部
the360.life編集部/Test by 家電批評編集部
公開日: 2020年08月19日

安くて高音質! ANKER(アンカー)のイヤホン人気おすすめランキング|音のプロが徹底比較

ANKER(アンカー)といえば、SoundCore 2やモバイルバッテリーなど、数々の人気商品を生み出しています。今回は、オーディオメーカーと肩を並べるほどの評価を獲得しているイヤホン群をプロがテストして、おすすめランキングを作成しました。

本音でテストする家電購入ガイド
家電批評
家電専門誌。スマホ、イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで、実際にテストしてレビューする本格テスト雑誌。
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏
長年AM・FMラジオ局のスタジオ、中継、収録ミキサーを担当。局外中継、収録の際にはヘッドホンミキシングをしてきたため、ヘッドホン・イヤホンには強いこだわりを持ち、愛用機はモディファイして使用中。
サウンドプロデューサー
大澤大輔 氏
メジャーアーティストのCD制作や番組プロデュース、空間音響やプロダクション・システムのデザインなど、音響と音楽制作に関わる様々な領域で活躍する毒舌のアイデア・マン。
家電批評編集部 副編集長
阿部淳平
家電批評編集部所属。給料の半分を機材につぎ込む編集部随一のカメラ&レンズジャンキー。誌面ではよく自腹を切って本音のレビューを執筆している。デジタル製品に強い一方、生活家電は絶賛勉強中。
家電・モノライター
坂本知大 氏
生活を豊かにする家電やガジェット、カルチャーに興味津々のライター。モノ系やレトロゲームの編集・執筆をするほか、ライトノベルなどの装丁も手がけるフリーランサー。

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※情報は『家電批評』2020年5月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

AV機器 種類が多すぎてわからない! イチオシのANKERイヤホンって何?

ANKER(アンカー)というと、一般的にはモバイルバッテリーにばかり注目されがちですが、近年はオーディオにも注力しており、ワイヤレスイヤホンやヘッドホン、Bluetoothスピーカーなど数多くの製品を発売しています。
ANKERといえばモバイルバッテリー。テストでも高評価を連発しています。
気になる音質も老舗のオーディオメーカーには劣るものの、識者も納得するレベルにあり、普段使いとして難なく使えるレベルにあります。それでいて価格が他のメーカーより安いというのだから、人気があるのもうなずけます。

また、ANKERならではのバッテリー技術を応用して、ケースに大容量バッテリーを搭載したモデルが多く、新機軸の強みとして打ち出しているのも魅力のひとつです。
格安ブルートゥーススピーカーのベストバイ「SoundCore」。
そんな、ANKERイヤホンのデメリットとしてよく耳にするのが、「どの製品なのかよく分からない……」。頻繁にモデルチェンジが行われているため、一見すると何の変化もなく、また製品名も似たものが多いため、どの製品なのか分からなくなってしまうのです。

そこで今回は、混同しがちなイヤホンを可能なかぎり集め、検証してみることにしました。数あるANKER製の完全ワイヤレスイヤホンのなかから、一体どの機種が優れているのか、製品選びのコツから順に説明いたします。

AV機器 いきなりベストを発表! 「Soundcore Life P2」

アンカー(Anker)
Soundcore Life P2
実勢価格:4999円
重量:約62g(充電ケース含む)
充電端子:USB Type-C
再生時間/最長7時間(イヤホン本体のみ)、最長40時間(充電ケース使用時) 
Bluetooth規格:5.0 
対応コーデック:SBC、AAC、aptX
防水規格:IPX7
ランキングに至るまでまだ説明事項がありますので、先にベストイヤホンを発表します!

今回のテストでベストに輝いたのは「Soundcore Life P2」となりました。ベストとなった理由など詳細はランキングをご覧ください。

AV機器 Bluetoothイヤホンのトレンドはやっぱり左右独立型!

Bluetoothイヤホンは大きく分けてケーブルレスで左右が独立している「完全ワイヤレスイヤホン」、左右がケーブルで結ばれている「一体型イヤホン」、首にかけるタイプの「ネックバンド型イヤホン」があります。

では、それぞれの特徴を見ていきましょう。

【1】完全ワイヤレスイヤホン

[完全ワイヤレスイヤホンの特徴]
1:ケーブルがないので、ストレスゼロ
2:付属ケースで簡単に充電ができる
3:電池容量が比較的短い


現在の人気は左右独立型で、ワイヤレスイヤホンといえば、このタイプを連想する人がほとんどだと思います。

【2】一体型イヤホン

[一体型イヤホンの特徴]
1:ケーブルで左右が繋がれているので、紛失の心配が少ない
2:種類が豊富で、価格帯も幅広い
3:音質が比較的良いものが多い

数年前に流行し、音質が良いため未だに根強い人気があります。

【3】ネックバンド型イヤホン

[ネックバンド型イヤホンの特徴]
1:首にかけて使用するので、ケーブルが髪などに引っかからない
2:電池容量が大きいので、長時間の使用が可能
3:重いので、鞄に入れるとかさばる

バッテリーの持ちが良く、ケーブルが煩わしくないので、使い勝手を重視する人に需要があります。

どのタイプにも特徴があるので、音楽の聴き方や利便性など、自分のスタイルにあったものを選ぶとよいでしょう。

AV機器 失敗しないBluetoothイヤホンの選び方

数ある製品のなかから、どれを選べばいいのかわからない……。イヤホンを選ぶうえで永遠のテーマですが、音質面をとってみてもさまざまな要素から“良い音質”が成り立っています。

そのうえで、完全Bluetoothイヤホンを買ううえで押さえておきたい「音質」「装着感」「接続安定性」の重要性を解説していきます。

選ぶポイント1:音質「好みの音質を見極める」

俗に音質が良いと言われるイヤホンは、高音・中音・低音がバランス良く出力され、迫力のある音のことです。

完全ワイヤレスイヤホンは利便性が重視されがちで、正直なところ音質は期待されていませんでしたが、モデルが新しくなるごとに技術革新が行われ、音質はかなり向上してきており、今後はさらに発展していくと予測されます。
【1:対応コーデックの種類と特徴】

もっともわかりやすい音質面での技術でいうと、「コーデック」がそれにあたります。コーデックとは音声を圧縮する方式の名称で、そ
の種類によって音質は変化します。圧縮率が低ければ高音質ともいわれますが、近年はQualcomm社のaptXシリーズの技術革新によって高音質を実現しています。

また後ほど解説する通信の安定にもコーデックが関わってきます。圧縮率が低いと通信速度にも影響が出てしまうので、データが大きければいいというわけではありません。高音質と通信速度を兼ね備えたコーデックが理想のイヤホンといえます。
●SBC
標準的な音質。汎用性が高く、ほぼすべてのBluetooth製品が採用しています

●AAC
データの変化が少なくSBCより高音質。iPhoneやiPadに搭載しています

●aptX
CD音源相当の音質で、SBCやAACより高音質。Androidスマホに標準搭載しています

●aptX HD
ハイレゾ音源の高音質を再生し、SBCやAAC、aptXより高音質です

●aptX LL
音源の伝送遅延量は圧倒的に低いですが、音質はAAC相当です

●aptX adaptive
ハイレゾ音源でaptX HDより高音質。対応スマホはSDM865搭載したAndroid

●LDAC
ソニー開発のハイレゾ音源を再生する最上位音質。圧縮率が低く通信環境を選びます
と、コーデックの種類を紹介してきましたが、実はコーデックは手持ちのプレーヤーに依存してしまうので、iPhoneを使っている人はAACでしか再生できません。逆にプレーヤーにAndroidスマホを使っている人は、コーデックの種類が豊富なので状況に応じて好みのコーデックで再生することができます。

ただしAndroidユーザーでも注意することがあります。たとえばaptX adaptiveに対応するイヤホンでも、それに対応するプレーヤーは新しいスマホに限定されます。手持ちのスマホのCPUに「Snap Dragon 865」と記載してあるか確認しましょう。

【2:ドライバの種類と特徴】

一方でイヤホンの音質を担保するうえで重要なのがドライバーです。電気信号を音に変換するスピーカー部分で、イヤホンにとっての心臓部といえます。ドライバの種類や構造、また口径や素材を変えるだけで音の志向や良し悪しが変わるので、メーカーの腕の見せ所です。

●ダイナミック型
音の信号を振動版に伝え音を出力する仕組み。幅が広く低音域を出力した音は迫力と臨場感があります。比較的安価なイヤホンが主に採用しています。

●バランスド・アーマチュア型
振動版を小さなピンで振動する仕組み。高音域や中音域の音の再現が上手く、繊細で高解像度になる傾向があります。また小型のドライバーというメリットを生かし、複数のドライバーを搭載し、より細かい原音に忠実な再生を可能とします。価格が2万円を超えるハイクラスイヤホンが多いのが特徴です。

●ハイブリッド型
ダイナミックドライバーとバランスド・アーマチュアドライバーの両方を搭載。迫力さと繊細さを兼ね備えています。

ここまで音質を解説してきましたが、スペックが高ければ高音質というわけではありません。実際に試聴してみて、好みに合っているのか確かめるのをオススメします。

選ぶポイント2:装着感「フィットしないと、本来の音が出ない」

どんなにスペックが高く音質が良くても、耳にイヤホンがうまくフィットしていなければ、イヤホン本来の性能は引き出されません。付属品に各サイズのイヤーピースがあるように、フィット感はそれだけ重要です。

【1:装着方法の種類と特徴】

そして装着方法には大きくわけて「カナル型」「インナーイヤー型」「耳掛け型」「ネックバンド型」があり、特徴も異なってくるので、好みのタイプを見つけてみるといいでしょう。

●カナル型
耳の穴にイヤホンの先端を差し込んで聴くタイプ。耳栓のように耳の奥まで差し込むため、密閉製が高く音漏れがしにくいのが特徴です。また、低音域の表現に優れているので、重低音を楽しみたい人にオススメです。

しかしその一方で、長時間装着していると、耳に痛みが生じたり疲労が蓄積することがあります。

●インナーイヤー型
耳の穴の縁に引っ掛けて聴くタイプ。周囲の音を取り込みやすく長時間使用しても疲れにくいのが特徴です。また、カナル型と異なり、低音域の再生が苦手で高音域の再生が得意です。

なお耳への密着感がないため、音漏れがします。公共の場で使用する際は音量に気を付けましょう。

●耳掛け型
耳の付け根に引っ掛けて聴くタイプ。耳の穴にイヤホン差し込むタイプやオーバーイヤータイプがありますが、いずれも装着中の安定感が高いのでスポーツをしながら使用する人にオススメです。

●ネックバンド型
左右が独立しておらず、コードを首に回して掛けて聴くタイプ。一体型イヤホンやネックバンド型イヤホンがコレにあたりますが、イヤホン部はカナル型やインナーイヤー型だったり様々です。

【2:付属品のイヤーチップにも注目】

イヤホンを購入すると大抵付属品で同梱されている丸っこい何か。コレはイヤーチップというもので、耳の穴のサイズによって付け替えます。すぐにイヤホンが外れてしまう人は、そもそもイヤーチップが合っていません。

耳にぴったりのイヤーチップにすれば、装着感だけでなく、音質も別物になって聴こえるでしょう。購入時のイヤーチップを使い続けている人は、是非一度すべてのイヤーチップを試してみることをオススメします。

選ぶポイント3:接続安定性「旧チップは遅延が起こりがち」

発売当初から比べると格段に改善されましたが、Bluetoothイヤホンの宿命で音の遅延や音の途切れが発生してしまいます。混戦エリアともなるとブツブツと音が切れがちで音楽を聴くうえで相当なストレスです。

「内蔵チップ(プロセッサ)」や「Bluetoothバージョン」「Class」先に解説した「コーデック」によって接続安定が大きく左右されるので購入する際にチェックが必要になってきます。

【1:内蔵チップの種類と特徴】

日進月歩で進化を続けるイヤホンのなかで、最もスピードが速いのが内蔵チップです。あまりにも進化が速いため、割と新しいモデルでさえ、わずか半年で旧モデルと位置付けられてしまうこともあり、チップはワイヤレスイヤホンにとってかなり重要な部品となっています。

ですが、そもそも「チップって何?」って感じですよね。

一言でいうとスマホとイヤホンの「通信の安定接続」と「省電力」を担ってくれるものです。これまで100本以上のBluetoothイヤホンを試聴してきてわかったのは、チップがグレードアップすると、より快適に使用することができるということです。

そのためメーカーは新チップを搭載したイヤホンを開発するのに競争が起きています。ほとんどのメーカーはアメリカの大手半導体メーカーであるQualcomm社のものを使用していますが、開発力のあるAppleやソニーは内製化しています。

下の図は各メーカーが採用しているチップ一覧です。新しいチップほど音質や使い勝手の評価が高く、逆に古くなるほど音質は低下し、バッテリー持ちや通信安定性が微妙になっていきます。価格が安いからといって迂闊に手を出してしまうと、思わずしっぺ返しを食らうことがあるので、“壁”を見極めることが重要です。

●Apple(アップル)のチップ
「W1チップ」を内蔵したAirPods第1世代から3年を経て発売されたAirPods第2世代には「H1チップ」が内蔵されています。音質は2段階以上良くなり、通信速度やバッテリー持ちも向上しています。

また最新のAirPods ProにはH1チップをベースとしたアンプなどをパッケージ化したSiPを搭載しています。

●SONY(ソニー)のプロセッサ(チップ)
ノイキャンに力を注いできたソニーは、昨年ノイキャンイヤホン用にプロセッサを応用しました。ワイヤレスイヤホンは識者から高評価を得て、音質面でベストバイを獲得しています。

●Qualcomm(クアルコム)のチップ
ワイヤレスイヤホンを加速度的に進化させたクアルコムのチップ。通信方式に改善を加えながら、左右の音声を送信して再生する「TWS Plus」という仕組みになりました。
※残念ながらすべてのAndroidスマホで使えるわけではなく、Snap Dragon845以降というQualcomm社のチップを搭載したAndroidスマホが必要です。なお最新のAndroidスマホであればほぼ対応しています。

内蔵チップのQCC3020とQCC3026にどのくらいの差があるのか気になるところですが、接続安定性はQCC3026の方が上です。また意外にも音質にも変化があり、QCC3026は力強い低音域が特徴です。格段に音質が向上していると識者が太鼓判を押しました。

QCC5121の特徴はaptX adaptiveコーデックやノイキャンにも対応したチップになっています。

●BOSE(ボーズ)のチップ
2017年を最後に新製品のワイヤレスイヤホンを発売していないBose。おそらくチップも旧型を使用してるはずですが、高評価で人気も衰えていません。

ただし、イヤホンを購入するうえで物差しにもなる内蔵チップですが、公開していないメーカーもあります。その際は、以下で解説する「Bluetoothバージョン」を物差しにするといいでしょう。

【2:Bluetoothバージョンと特徴】

そもそもBluetoothというのはデジタル機器用の近距離無線通信規格のひとつで、対応する機器同士がワイヤレスでデータのやりとりを行うものです。

Wi-Fiと混同する人もいますが、Wi-Fiが複数の機器で通信をするのに対して、Bluetoothは1対1の通信を主な目的としています。転送速度はWi-Fiと比べると遅いですが、消費電力が少ないことからスマホやタブレットにも搭載されています。
●[Bluetooth 1.1]
初めて一般公開された最も普及したバージョン

●[Bluetooth 1.2]
2.4GHz帯域のWi-Fiなどとの干渉対策が盛り込まれた

●[Bluetooth 2.0]
最大通信速度を3Mbpsに切り替えられるEDRがオプションで追加

●[Bluetooth 2.1]
ペアリングが簡略化され近距離無線通信のNFCに対応

●[Bluetooth 3.0]
最大通信速度が24Mbpsとなり約8倍の速さに

●[Bluetooth 4.0]
大幅に省電力化されたLow Energyが追加

●[Bluetooth 4.1]
Low Energyにモバイル端末向け通信サービスの電波との干渉を抑える技術、データ転送の効率化、自動の再接続機能、直接インターネット接続できる機能が追加

●[Bluetooth 4.2]
Low Energyの通信速度が2.5倍高速化

●[Bluetooth 5.0]
Low Energyのデータレートが4.0の2倍、通信範囲が4倍、通信容量は8倍に。またメッシュネットワークにも対応

●[Bluetooth 5.1]
方向探知機能を追加
イヤホンを選ぶ際は、新しいBluetooth5.0以降の機種が安定しやすい傾向があります。

【3:Classの種類と特徴】

Bluetoothには電波の強度を規定した「Class」があります。電波の強度により分類されていて、Classによって有効通信範囲が異なります。
●[Class1]
最大出力数は100mWで、想定通信距離はおよそ100m程度

●[Class2]
最大出力数は2.5mWで、想定通信距離はおよそ10m程度

●[Class3]
最大出力数は1mWで、想定通信距離はおよそ1m程度
イヤホンのほとんどがClass1もしくはClass2に分類されています。日常で使用する場合、スマホから100m以上離れることはないと思いますが、Class1だとより心強いです。

【4:各コーデックによる遅延と特徴】

先ほど音質面でも紹介しましたが、コーデックは音声データ容量差から、通信速度にも影響が出てきます。圧縮率が低いとデータ容量が重くなり、通信速度が遅くなる傾向がありますが、aptXシリーズは音質を良い状態にしたままで通信速度を安定させています。
●SBC
遅延目安170~270ミリ秒。標準コーデック

●AAC
遅延目安90~150ミリ秒。主にiOSで採用され、Android8.0以降でも対応

●aptX
遅延目安60~80ミリ秒。主にAndroidで採用

●aptX HD
遅延目安130ミリ秒前後。aptXのハイレゾ版

●aptX LL
遅延目安40ミリ秒未満。aptXの低遅延バージョン

●aptX adaptive
遅延目安50~80ミリ秒。電波状況に応じて転送ビットレートを可変

●LDAC
(非公開)
遅延だけでみればaptXシリーズが圧倒的な数値です。特に音質と通信速度を兼ね備えたaptX adaptiveが今後台頭してきそうなので、特にゲームの分野で期待が高まります。

選ぶポイント4:再生時間「5時間以上+急速充電の対応」

どんなに音が良くても、すぐにバッテリーが切れては意味がありません。当初は2~3時間程度しか持たなかったバッテリーも、最近のイヤホンは10時間を超えるものまで登場しています。

またイヤホンを収めるケースにも充電を担うものまであり、ケースと併用して100時間を超えるものも珍しくありません。

オススメは10分ケースに収めると1時間以上再生してくれる急速充電にも対応するイヤホン。万が一イヤホン本体のバッテリーが切れてしまっても、すぐに使えて便利です。

選ぶポイント5:ANC性能「ノイキャンと外部音取り込み機能もチェック」

ハイエンドイヤホンのほとんどが搭載しているトレンドのノイキャンイヤホン(ANC=アクティブ。ノイズ・キャンセリング)。ヘッドホンほどの強度ではありませんが、より日常生活を快適にしてくれる機能がイヤホンにも応用されトレンドになっています。

ノイキャンの強度や使い勝手はイヤホンやメーカーによって思想がバラバラで、音質にも影響を与えてしまうことがあります。音質を楽しみたかったり、使い勝手を重視したかったりなどユーザーの好みが分かれるところでもあるので、しっかり吟味しましょう。

そこで見落としがちなのが「外部音取り込み機能」です。

耳栓の形状をしているカナル型イヤホンでも十分騒音はカットできますが、周囲の音を聞き取るためにには一度外さないといけないのが玉に瑕。その点、外部音取り込み機能があれば、触れたりタップするだけでシームレスに切り替えられるので、かなり利便性が上がります。

ノイキャンイヤホンの購入を考えている人はしっかりチェックしてみてください。

選ぶポイント6:防水性能「汗や雨にも強いと安心感が違う」

左右が独立しケーブルレスであることからスポーツ利用も多い完全ワイヤレスイヤホン。イヤホンに防水・防滴製用があれば雨のなかでのランニングや汗をかいてもへっちゃらです。
●IPX1
鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない。防滴Ⅰ型

●IPX2
鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない。防滴Ⅱ型

●IPX3
鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない。防雨型

●IPX4
あらゆる方向からの飛沫による有害が影響がない。防沫型

●IPX5
あらゆる方向からの逆流水による有害が影響がない。防噴流型

●IPX6
あらゆる方向からの強い噴流水による有害が影響がない。耐水型

●IPX7
一時的に一定水深の条件に水没しても内部に浸水しない。防浸型

●IPX8
継続して水没しても内部に浸水しない。水中型
これだけ見てもわからないと思うので、補強しますと、IPX1~IPX3までは水滴が対象になっていて、IPX4は雨や水しぶきが対象になっています。

IPX5やIPX6になると、より防水性が高まり、シャワーの水や流水に濡れてしまっても大丈夫です。

さらにIPX7になると完全に水中に落としても大丈夫。30分ほどなら水泳をしながら音楽を楽しめるようになります。

スポーツ専用イヤホンというと音質を疑いがちな時期もありましたが、近年登場しているイヤホンは防水・防滴性能に優れ、かつ音質も良いというイヤホンも少なくありません。スポーツ用に別途イヤホンを用意することもないので、考慮にいれるといいでしょう。


さて、長々と解説してまいりましたワイヤレスイヤホンですが、ためになったでしょうか。ここからは、豊富な知識と経験から裏打ちされた音のプロによる検証が始まります。

AV機器 音のプロが音質と通信安定性を厳正にチェック

いくらひとつひとつのスペックが高くても、必ずしも高音質になるとは限らないのが音の難しいところです。最終的に製品にあたり各メーカーの思想や技術者の手腕が試されるので、性能を生かし切れていないことも珍しくありません。

そこで今回は音のプロであるサウンドプロデューサーの大澤大輔氏と、東京音研放送サービス代表の原田裕弘氏にご協力いただき、「音質」「装着感」「遮音性」を検証してもらいました。
辛口識者による厳正なテストで行ったテスト内容は以下の通りです。

検証1:音質「各音域の出力量とバランスの良さが重要」※各20点満点

採点方法は音質にこだわるために、「高音域の質」「中音域の質」「低音域の質」を各20点満点。低音好き、高音好きなど好みはあると思いますが、純粋に万人に受ける音としてバランスの良さを重視しています。

また総合的なおとの広がりや響などを考慮する「ダイナミクス」も20点満点とカウントしています。

検証2:装着感「イヤーピースの進化も重要」※10点満点

激しい動きをするとポロポロ耳から落ちがちな完全ワイヤレスイヤホンですが、イヤーピースの進化により紛失の心配は格段に減りました。

また装着感の良さは音楽を聴くうえで大事な要素です。

検証3:遮音性「音漏れしないイヤホンは常識」※10点満点

イヤホンを適切に装着した状態で、外の音がどの程度遮断できるかを検証。ノイズキャンセリングモデルについては、ノイズキャンセリングの精度を遮音性として評価しています。

以上、合計100点とし、接続安定性を考慮したうえで、ANKER(アンカー)の完全ワイヤレスイヤホンの検証しまししました。

▼テストした8製品はこちら
・ANKER  Soundcore Life P2
・ANKER Soundcore Liberty 2 Pro
・ANKER Zolo Liberty S
・ANKER Zolo Liberty +
・ANKER Soundcore Liberty NEO[第1世代]
・ANKER Soundcore Liberty
・ANKER Soundcore Liberty NEO[第2世代]
・ANKER Soundcore Liberty Air

それではご覧ください!

記事1位BEST 良質でバランスが良いうえコスパも高いSoundcore Life P2

アンカー(Anker)
Soundcore Life P2
実勢価格:4999円
重量:約62g(充電ケース含む)
充電端子:USB Type-C
再生時間/最長7時間(イヤホン本体のみ)、最長40時間(充電ケース使用時) 
Bluetooth規格:5.0 
対応コーデック:SBC、AAC、aptX
防水規格:IPX7
▼音のテスト結果
低音域の質 14.5/20点
中音域の質 14.5/20点
高音域の質 14.0/20点
ダイナミクス 14.5/20点
装着感 8.0/10点
遮音性 8.0/10点
合計 73.5/100点
1位に輝いたのは、2019年11月に発売されたばかりの、イヤホンの形状が無印AirPods型をしているSoundcore Life P2。高音質&高性能が5000円程度で手に入り、aptX対応というだけでも驚きですが、イヤホン本体でも約7時間が再生し、IPX7相当の防水性能を備えています。

控えめな低音でバランスが良く、音に厚みがあり、これまでのドンシャリサウンドとは一線を画した音づくり。着実に進化を遂げています。そのうえ驚きなのは、良質の音質だけでなく、5000円という破格の値段でaptXに対応している点。またバッテリーノウハウを生かし圧倒的な長時間再生が可能と、アンダー1万円イヤホンにおいて、向かうところ敵なしです。

原田裕弘 氏 東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏のコメント

締まりがあって立ち上がりの早い低音、女性ボーカルはつややかに表現しています

大澤大輔 氏 サウンドプロデューサー
大澤大輔 氏のコメント

バランス良くまとまっていて、長時間のリスニングでも疲れにくいです
かつて5000円品質というと、外れ覚悟の中華イヤホンばかりでしたが、ANKER 「Soundcore Life P2」ならばもう失敗することはありません。

記事2位BEST バランスに優れ聴くのにストレスがないZolo Liberty S

アンカー(Anker)
Zolo Liberty S
実勢価格:1万1858円
重量:約103g(充電ケース含む)
充電端子:USB Type-B
再生時間/最長8時間(イヤホン本体のみ)、最長100時間(充電ケース使用時) 
Bluetooth規格:5.0 
対応コーデック:SBC、AAC
防水規格:IPX5
▼音のテスト結果
低音域の質 14.0/20点
中音域の質 13.0/20点
高音域の質 13.5/20点
ダイナミクス 13.5/20点
装着感 9.0/10点
遮音性 9.0/10点
合計 72.0/100点
2位はZolo Liberty S。Zolo Libertyシリーズの最新機種で低域~中域にかけてのバランスに優れ、音楽を聴くのにストレスを感じません。

記事3位BEST 大きめサイズ&厚手で包まれるSoundcore Liberty 2 Pro

アンカー(Anker)
Soundcore Liberty 2 Pro
実勢価格:1万4380円
重量:約70g(充電ケース含む)
充電端子:USB Type-C
再生時間/最長8時間(イヤホン本体のみ)、最長32時間(充電ケース使用時) 
Bluetooth規格:5.0 
対応コーデック:SBC、AAC、aptX
防水規格:IPX4
▼音のテスト結果
低音域の質 14.0/20点
中音域の質 13.0/20点
高音域の質 13.5/20点
ダイナミクス 13.5/20点
装着感 8.0/10点
遮音性 9.0/10点
合計 71.0/100点
3位はSoundcore Liberty 2 Pro。低域がかなり増強されているため、イコライザー設定で自分の好みに調節して検証。全体のディテールと質はそこまで高いわけでありませんが、カスタマイズの自由度はなかなかのもので評価もアップ。大澤氏いわく、中高音を増強するのがオススメとのことです。

原田裕弘 氏 東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏のコメント

低音量が極端に多く、音量を上げざるを得ないです
アプリで特定の周波数帯域における音の聞き取りやすさを測定しプロファイルを自動作成します。感度はそこまで反映されませんが、ノーマルよりは良いです。

記事4位 高音がしっかりして繊細さがあるZolo Liberty +

アンカー(Anker)
Zolo Liberty +
実勢価格:8800円
重量:非公開
充電端子:USB Type-B
再生時間/最長3.5時間(イヤホン本体のみ)、最長48時間(充電ケース使用時) 
Bluetooth規格:5.0 
対応コーデック:非公開
防水規格:IPX5
▼音のテスト結果
低音域の質 14.0/20点
中音域の質 13.5/20点
高音域の質 13.0/20点
ダイナミクス 13.5/20点
装着感 8.0/10点
遮音性 8.5/10点
合計 70.5/100点
4位はANKER「Zolo Liberty +」。高音域がしっかりしているので、ドンシャリ気味のANKERイヤホンでも、そこまで嫌味を感じさせません。

記事5位 派手でインパクトのある音質のSoundcore Liberty NEO[第1世代]

アンカー(Anker)
Soundcore Liberty NEO[第1世代]
実勢価格:5999円
重量:約51g(ケース含む)
充電端子:USB Type-B
再生時間/最長3.5時間(イヤホン本体のみ)、最長12時間(充電ケース使用時) 
Bluetooth規格:5.0 
対応コーデック:SBC、AAC
防水規格:IPX5
▼音のテスト結果
低音域の質 13.5/20点
中音域の質 12.5/20点
高音域の質 13.0/20点
ダイナミクス 13.0/20点
装着感 8.0/10点
遮音性 9.0/10点
合計 69.0/100点
5位はSoundcore Liberty NEO[第1世代]。現在第2世代まで発売され、音質はこちらの第1世代のほうが上。価格なりの音ですが、派手でインパクトはあります。

記事6位 やや控えめのドンシャリ加工のSoundcore Liberty

アンカー(Anker)
Soundcore Liberty
実勢価格:5999円
重量:103g(ケース含む)
充電端子:USB Type-B
再生時間/最長8時間(イヤホン本体のみ)、最長100時間(充電ケース使用時) 
Bluetooth規格:5.0 
対応コーデック:SBC、AAC
防水規格:IPX5
▼音のテスト結果
低音域の質 13.0/20点
中音域の質 12.0/20点
高音域の質 12.5/20点
ダイナミクス 12.5/20点
装着感 9.0/10点
遮音性 9.0/10点
合計 68.0/100点
6位はANKER「Soundcore Liberty」。やや控えめのドンシャリ加工で、バランスが良いとは言えません。音楽を楽しむイヤホンには力不足の印象です。

記事7位 使い勝手は良いが音質は価格なりのSoundcore Liberty NEO[第2世代]

アンカー(Anker)
Soundcore Liberty NEO[第2世代]
実勢価格:4999円
重量:約51g(ケース含む)
充電端子:USB Type-B
再生時間/最長5時間(イヤホン本体のみ)、最長20時間(充電ケース使用時) 
Bluetooth規格:5.0 
対応コーデック:SBC、AAC
防水規格:IPX7
▼音のテスト結果
低音域の質 11.5/20点
中音域の質 12.5/20点
高音域の質 12.0/20点
ダイナミクス 12.5/20点
装着感 8.0/10点
遮音性 8.5/10点
合計 65.0/100点
7位はANKER「Soundcore Liberty NEO[第2世代]」。2019年8月発売当時、イヤホン本体で最大5時間の長時間再生と使い勝手に優れたイヤホン。音質は当時の価格なりでした。

記事8位 時折音が破綻して割れてしまうSoundcore Liberty Air

アンカー(Anker)
Soundcore Liberty Air [第2世代]
実勢価格:7999円
重量:約55g(ケース含む)
充電端子:USB Type-B
再生時間/最長7時間(イヤホン本体のみ)、最長28時間(充電ケース使用時) 
Bluetooth規格:5.0 
対応コーデック:非公開
防水規格:非公開
▼音のテスト結果
低音域の質 12.0/20点
中音域の質 12.5/20点
高音域の質 12.5/20点
ダイナミクス 12.5/20点
装着感 7.0/10点
遮音性 8.0/10点
合計 64.5/100点
8位にはSoundcore Liberty Airがランクイン。本来の能力を超えた仕様になっているのか、音が割れてしまいます……。ドンシャリサウンド特有の音にもなっていません。

AV機器 【コラム1】比較的質が良くて使い勝手がいい 一体型イヤホンもオススメ

アンカー(Anker)
Soundcore Spirit X
実勢価格:3799円
重量:約23g
充電端子:USB Type-B
再生時間/最長12時間 
Bluetooth規格:5.0 
対応コーデック:非公開
防水規格:非公開
▼音のテスト結果
低音域の質 13.0/20点
中音域の質 12.5/20点
高音域の質 13.0/20点
ダイナミクス 12.5/20点
装着感 8.0/10点
遮音性 8.0/10点
合計 67.0/100点
Soundcore Spirit Xは改善版が発売されていますが、識者による試聴では初代のほうがドンシャリが緩やかでクオリティが高い印象です。
アンカー(Anker)
Soundcore Sport Air
実勢価格:2599円
重量:約16.5g
充電端子:USB Type-B
再生時間/最長10時間 
Bluetooth規格:5.0 
対応コーデック:非公開
防水規格:IPX7
▼音のテスト結果
低音域の質 12.5/20点
中音域の質 12.5/20点
高音域の質 13.0/20点
ダイナミクス 12.5/20点
装着感 7.5/10点
遮音性 8.5/10点
合計 66.5/100点
Soundcore Sport Airはドンシャリは緩やかで、ぐっと塊でまとまって音が出ている印象です。その分、分離感や高精細なディテールは少なめです。

AV機器 【コラム2】アンカー唯一のノイキャンは もう少し改良が必要

アンカー(Anker)
Soundcore Life NC
実勢価格:8999円
重量:約60.5g
充電端子:USB Type-B
再生時間/最長10時間 
Bluetooth規格:5.0
対応コーデック:SBC、AAC、aptX
防水規格:IPX5
▼音のテスト結果
低音域の質 12.0/20点
中音域の質 13.0/20点
高音域の質 13.0/20点
ダイナミクス 12.5/20点
装着感 8.0/10点
遮音性 8.5/10点
合計 67.0/100点
▼ノイキャンテストの結果
ノイキャン精度 3.0/10点
ノイキャン強度 3.0/10点
アンカー唯一のノイキャン「Soundcore Life NC」は、まだまだの強度でいまのところ通話のしやすさに特化したモデルのようです。 

AV機器 第1位は最安機のSoundcoreLife P2が獲得!

以上、ANKERのイヤホンオススメランキングでした。

「ANKER=コスパだけ」の先入観は古くまったくの間違い。ANKERのイヤホン製品の音質は進化しています。最安機のSoundcoreLife P2が首位獲得という波乱になりましたが、ファン問わず納得する逸品の仕上がりでオススメです。

the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。
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