新型ネスプレッソの“泡コーヒー”は本当にウマい?|『MONOQLO』とプロが旧型と飲み比べしました
選び方
the360.life編集部
the360.life編集部/Test by MONOQLO編集部
公開日: 2020年04月03日

新型ネスプレッソの“泡コーヒー”は本当にウマい?|『MONOQLO』とプロが旧型と飲み比べしました

モノが溢れた時代にどんどん出てくる新機能、新ジャンル。今後、売り切れてしまう前に買っておきたい“ネクストバズり商品”候補として今回取り上げるのは、2020年1月に発売されたネスプレッソの最新泡カプセルコーヒーメーカーです。採用したのは遠心力で抽出する新システム。果たして本当に美味しいコーヒーが作れるのか、テストするモノ批評誌『MONOQLO』が旧型と新型の比較するため、全25種類の新カプセルを飲み比べしました!

テストするモノ批評誌
MONOQLO
辛口レビュー雑誌。生活用品や家具、ガジェットに加え、保険やクレジットカードなどのサービスも比較検証する。
カフェ・トロワバグ オーナー
三輪徳子 氏
1976年、神保町に開店したネルドリップにこだわる隠れ家のような喫茶店。創業から変わることのない喫茶本来の香りとコクが、ファンを離さない。過去『MONOQLO』にてコーヒー豆やコーヒーマシンの比較検証協力を行う。

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※情報は『MONOQLO』2020年5月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

キッチン カプセル式コーヒーマシンが人気 ネスプレッソの泡コーヒーの味は?

自宅で手軽に美味しいコーヒーが味わえるカプセル式コーヒーマシン。多くのメーカーから発売されていて、自宅でリモートワークをする人が増えたこともあってますます人気になっています。

▼初心者におすすめのカプセル式コーヒーマシンの記事はこちら!
そんな中でも根強い人気のカプセルコーヒーメーカーがネスプレッソです。2020年1月には新しい抽出方法を搭載した新型「VERTUO(ヴァーチュオ) ネクスト 」を発売。こちらは「泡」をウリとし、遠心力で空気に触れさせながら抽出することで、泡を立てて注げるらしいのです。

本当に「泡のコーヒー」は美味しいのでしょうか。今回は、新型のヴァーチュオネクストが作る新しいコーヒーをとことん試飲し、旧型のピクシーツーと比べてみました。

キッチン 遠心力で抽出する新型は 新カプセルで5つの量から選べる

ネスプレッソのピクシーツーは高圧力抽出。エスプレッソの良さである泡のまろやかさを感じられるマシンです。

旧型のネスプレッソ

ネスプレッソ
ピクシー ツー
実勢価格:1万6500円
本体サイズ:W11.1×D32.6×H23.5cm 重量:3kg 水タンク:0.7L

新型のネスプレッソ

ネスプレッソ
VERTUO(ヴァーチュオ)ネクスト
実勢価格:2万900円
本体サイズ:W14×D37.4×H31.8cm 重量:4kg 水タンク:1.1L コーヒー予熱時間:30秒 コードの長さ:110cm
※並行輸入品です。
一方、新型のヴァーチュオネクストは遠心力で抽出する新システムを採用し、コーヒーの上にできるクレマと呼ばれる「泡」をより楽しめるようになっています。新型は圧力で抽出するわけではないので、あくまで「エスプレッソ風」に仕上がるとのこと。

新カプセルによって量が自動抽出されるようになり、ルンゴ・エスプレッソの2種だけでなく、5つの量から選べます。
▼ヴァーチュオネクストのポイント

・5種類の量を楽しめる
・自動で一定量が抽出できる
・高圧力でカプセルを抽出しない
・カプセルを回転させながら遠心力でお湯を注入。空気を取り入れ、エスプレッソ風に仕上げる

家電 新カプセル25種を試飲 新型ネスプレッソの味を査定!

コーヒーのプロが新カプセルを飲み比べ
遠心力での抽出方法はカプセルコーヒー界に新たな旋風を巻き起こすのでしょうか。

今回はコーヒーのプロに全25種類の新カプセルをすべて試飲してもらい、上位14種を選んでもらいました。

「甘味」「酸味」「苦味」「コク」「総合味」の5項目を各5段階で評価し、総合評価を◎、〇、△、×でつけました。「マグ」「グランルンゴ」「エスプレッソ」「ダブルエスプレッソ」「アルト」の5つの量に分けてヴァーチュオネクストで作る「泡コーヒー」の味わいの評価を発表します。

マグ(230ml)はまあまあ

エルヴェッツィオ
10カプセル(1本)
実勢価格:1026円

ジェルニオ
10カプセル(1本)
実勢価格:1026円

ソレリオ
10カプセル(1本)
実勢価格:1026円

グランルンゴ(150ml)はオール△

アロンディオ
10カプセル(1本)
実勢価格:972円

アフロラツィオ
10カプセル(1本)
実勢価格:972円

デカフェ・オントゥオゾ
10カプセル(1本)
実勢価格:1026円

エスプレッソ(40ml)は美味しい!

ディアヴォリート
10カプセル(1本)
実勢価格:864円

アルティシオ
10カプセル(1本)
実勢価格:864円

ヴォルテッソ
10カプセル(1本)
実勢価格:864円

ダブルエスプレッソ(80ml)は△

ダブル・エスプレッソ
スクーロ
10カプセル(1本)
実勢価格:972円

ダブル・エスプレッソ
キアロ
10カプセル(1本)
実勢価格:972円

ビアンコ・レジェロ
10カプセル(1本)
実勢価格:972円

アルト(414ml)は苦味が強くて×

アルト・インテンソ
10カプセル(1本)
実勢価格:1080円

アルト・ドルチェ
10カプセル(1本)
実勢価格:1080円

【結論】美味しく感じたのは 「エスプレッソタイプ」のみ!

コーヒーのプロが「うん! これは文句なしに美味しい!」と◎評価したカプセルは全25種類中エスプレッソの3種だけ。マグ用の3種は許せる範囲とのことですが、味だけで考えると、旧型のエチオピアの方が断然美味しいとの評価でした。

カプセルも従来と形・味が変わってしまい、新しい抽出方法は結果としてコーヒーの旨味を減らしてしまう結果に。
カプセルも従来と形・味が変わった。
泡を楽しむ一口目も、泡をスプーンで押し込んで飲む二口目以降も、泡自体が液体の邪魔をして、「正直美味しくない」という評価でした。

本来、泡は口当たりや苦味をマイルドにする役割を担うはずですが、飲むと粗めの泡と熱い液体がいきなり口に届いて飲みづらく、味のバランスが良くないです。
コーヒーはおいしいのに粗い泡が一体化せず、ガッカリ味……。
泡は結構立つものの、熱々&濃厚の液体に温度の低い泡が乗っている感覚なので、正直飲み物としてのバランスが悪く、ネスプレッソの売りである良さが引き立てられていないのが残念。クレマが好きでもオススメはしにくいです。

三輪徳子 氏 カフェ・トロワバグ オーナー
三輪徳子 氏のコメント

泡が好きでもコレは液体のバランスが悪すぎです

デカフェタイプのクオリティは高い

デカフェ・オントゥオゾ
10カプセル(1本)
実勢価格:1026円
アルト・インテンソ
10カプセル(1本)
実勢価格:1080円
バランスの良い味に仕上げることが難しいデカフェ(カフェインレス・コーヒー)ですが、三輪さんは「これは完成度が高くて素晴らしい」と絶賛。デカフェがメーンなら選んでもいいかもしれません。

三輪徳子 氏 カフェ・トロワバグ オーナー
三輪徳子 氏のコメント

意外にもデカフェのクオリティはすごく良かった!

キッチン ネスプレッソの本領発揮! 圧力抽出の旧型が◎

ピクシーツーの方がエスプレッソの良さである「泡」のまろやかさが旨く調和され、旧型こそ泡とコーヒーをバランスよく楽しめました。その秘密は、やはり本格的な高圧力抽出にあります。
コーヒー好きは圧力抽出の旧型を選ぶべき!
キメ細やかな泡でバランスがいい。

エチオピアは究極のおいしさ!

マスターオリジン 
エチオピア
10カプセル
実勢価格:972円
店頭では、いまだ旧カプセルがメインとして売られており、ネスプレッソもこれを主軸においているのではと感じます。ネスプレッソ愛用者はぜひエチオピアを飲んでみてください。

三輪徳子 氏 カフェ・トロワバグ オーナー
三輪徳子 氏のコメント

やっぱりコレが一番! 素晴らしい出来です
以上、ネスプレッソの「泡カプセルコーヒーメーカー」の新旧対決でした。

新型は遠心力の新抽出方法で旨味が減り、カプセルマシーンとしては低評価となってしまいました。「お店のコーヒー味が好きな人は、絶対旧型を買うべき」と三輪さん。新しい抽出方法だからと言って飛びつくのはちょっと待ったほうが良さそうです。

the360.life(サンロクマル)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。やらせなし、ガチでテストしたおすすめ情報を毎日お届けしています。
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