豆から旨い! 今おすすめのコーヒーメーカーランキング15選【1位~7位】
2018年02月03日(土)
小島 健良
小島 健良/Test by MONOQLO編集部
豆から旨い! 今おすすめのコーヒーメーカーランキング15選【1位~7位】
無印良品の「豆から挽けるコーヒーメーカー」発売以来、注目を集めている「電動ミル付き」のコーヒーメーカー。ということで、今回は、「本当に美味しいコーヒーが淹れられるのか」を調査するべく、電動ミル付きタイプ15製品を検証し、ランキング化した結果をご紹介します。まずは、1位から7位を発表!
本記事はMONOQLO2017年6月号発売時点の情報となります。
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  • 電動ミル付きタイプ
    15製品を徹底検証しました
3万円を超える高価格ながら、人気が衰えない無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー 」。編集部では、本当に評判どおり本格的なコーヒーが飲めるのか検証すべく、電動ミル付きコーヒーメーカー15製品をセレクト。

抽出したコーヒーの味や香りのほか、ミル機能や使い勝手を、コーヒーや家電のプロ4名にご協力をいただき、ランキング化しました。
協力いただいたプロのみなさん
カフェズ・キッチン学園長 富田佐奈栄さん
カフェのビジネススクール学園長。日本カフェプランナー協会の会長も兼任。

コムスペース代表 中川恵介さん
カフェなどの設計を手がけており、カフェズ・キッチンでは講師も行っている。

瑠乃亜珈琲スタッフ 沼本美香さん
銀座ルノアールの新業態「瑠乃亜珈琲」スタッフ。第5回SBCでは銅メダル獲得。

インテリア&家電コーディネーター 戸井田園子さん
インテリアや家電のコーディネーターとしてテレビ、雑誌など多方面で活躍。

※すべての製品の実勢価格は、記事作成時に編集部が調べたものです。製品によっては、価格が変わっているもの、売り切れてしまっているもの、モデルチェンジが行われているものがありますので、ご了承ください。

※コーヒーメーカーの選び方はこちらの記事でご紹介中です!
買って後悔しない! 納得のミル付きコーヒーメーカーの選び方
  • [検証方法]味わい以外にも
    機能や手入れのしやすさもチェック
検証に使うコーヒー豆と水は、すべて同じものを用意し、分量は各製品の取扱説明書に書かれたとおりとしています。評価は、下記5項目を各10点満点で採点し、合計50点満点でランキング化しました。
[CHECK①コーヒーの香り]
コーヒーを淹れたときの独特の香りは、リラックス効果があると言われています。この香りをコーヒー豆からうまく引き出している製品はどれなのかをチェックしました。

[CHECK②コーヒーの味]
苦み、甘み、ボディ、後味、雑味など、コーヒー独特の味の違いを厳しくチェック。用意したコーヒー豆の特徴がしっかり抽出されていることが評価のポイントになります。

[CHECK③ミル機能]
プロペラ式やフラットカッター式など、ミルのタイプにより粒の均一性は異なり、抽出された味に大きく影響を与えます。また、ふだん使いするうえでは、豆を挽く際の動作音の大きさも重要となります。今回はプロの目の前でスイッチを入れ、動作音もチェックしました。

[CHECK④手間]
水タンクやフィルターのセットのしやすさ、抽出後のバスケットの掃除のしやすさなどを検証しました。挽き方や抽出量の調節のしやすさも扱いやすさに直結します。

[CHECK⑤プラスアルファの機能]
デザインや大きさなどの見た目のほか、朝起きたときに淹れたてのコーヒーがすぐ飲めるタイマー機能や、ミルクをスチームで撹拌させることでふわふわのミルクがつくれるミルクフロッサー、コーヒーが煮詰まらない保温ポットなど、人によっては購入の決め手となりうる機能についてもチェックしました。

今回は5項目の合計点で順位をつけましたが、総合順位が下位でも特定の人にはオススメできるコーヒーメーカーもありました。

たとえば、味が薄めに抽出され評価が低くなった製品でも、スッキリした味が好きならオススメです。デザインや大きさに魅力を感じることもありますので、順位だけでなく、それぞれの特徴も参考にしてください。

使ったコーヒー豆と水はこちらとなります。

[コーヒー豆]
アロマビーンズショップ(共和コーヒー店)
特選炭火焼ブレンド
実勢価格:615円(100g~)
http://www.enjoy-coffee.com/

焙煎前処理で豆の表面を磨き、クリアーな味。紀州備長炭による焙煎で豆本来の味を引き出し、ブレンドしています。
[水]
サントリー
南アルプスの天然水
実勢価格:1165円(2L×12本)
こちらが実際にテストしたコーヒーメーカーです! ホントにガチでやりましたよ!
それでは上位7位までの製品をご紹介したいと思います。まずは、堂々の1位に輝いたコーヒーメーカーから発表です!
  • 【1位】トータルバランスに優れた
    パナソニックのNC-A56
ひとくち飲んだプロがみな「飲みやすい!」「温度が高めでおいしく抽出できている」「雑味もなく後味もいい」と絶賛したのが、パナソニック沸騰浄水コーヒーメーカーNC-A56。

コーヒー通も納得の味と香りで、挽きたて、淹れたてのコンセプトが十分再現されています。また、各機能の使いやすさ、価格、大きさなど全体のトータルバランスに優れ、ミル付きコーヒーメーカーのナンバーワンとしてふさわしい一台です。
パナソニック
沸騰浄水コーヒーメーカーNC-A56
実勢価格:1万5200円
サイズ:幅22×奥行き24.5×高さ34.5cm
重量:2.9kg
抽出量:1~5杯
フィルター:紙
サーバー:ガラス製
評価はこちらです。

では、こまかな評価ポイントを見てみましょう。
[コーヒーの味]
用意したコーヒー豆の味がしっかり抽出されており、温度も高めで飲みやすいです。同じパナソニック製で9位となった「NC-R500」よりも、味のバランスが取れていると高評価でした。

[水タンク]
水タンク容量は最大670ml、5杯分が一度に抽出することができます。注入口は狭いのでセットしたままでは入れにくいのですが、取り外して蛇口に近づけることが可能です。

[フィルター]
1×2または102(いずれも2~4杯用)のペーパーフィルターを使用します。淹れたあとは、中央部のバスケットを開いて中の紙フィルターをつまんで捨てるだけ、と後片付けもラク。バスケット部分だけを取り外すこともできるので、水洗いして常に清潔に保つことができます。

[手間]
上部のフタを開けてコーヒー豆を入れ、紙フィルターと水タンクをセットすれば、自動的に豆を挽いてコーヒーを淹れてくれます。また、ミルの部分でドリップするので、粉がお湯と一緒にフィルターにすべて落ち、ミルの部分に粉が残ることがありません。サーバーはガラス製なので洗いやすく、手入れもカンタンです。

[浄水機能]
水タンクの中には活性炭フィルターが付いています。抽出前にあらかじめ沸騰させたお湯がここに繰り返し通されることで、カルキを90%以上カットできるようです。

[ボタン]
抽出前にボタンを押すことで、マイルドとリッチのコース選択が可能です。メッシュフィルターと組み合わせることで、コクや苦みの抽出度合いを4通りに変えることができます。

[ミル]
粗挽き用と中細挽き用が選べます。ただ、選択するにはフィルターを取り替える必要があり、この作業がやや面倒に感じます。また、この機種に限りませんが、スタート時のミル音がかなり大きいので、食事用のテーブルに置くより、離れたキッチンに置いたほうがいいかもしれません。
約1万5000円という手頃な価格や、大きすぎないサイズも高ポイント。これまで安価なコーヒーメーカーを使っていた人でコーヒー豆から淹れたいというステップアップにも最適な一台です。
  • 【2位】味はもちろんデザインも
    魅力的なシロカSTC-501
ドリップまで自動で行う便利さのほか、キッチンに置きやすいコンパクトさや、スタイリッシュなシルバーの美しさが魅力のシロカSTC-501。ステンレスメッシュフィルターの搭載で、コクのあるコーヒーを抽出でき、上位にランクインしたのもうなずける、トータルバランスのよさです。
シロカ
全自動コーヒーメーカーSTC-501
実勢価格:9980円
サイズ:幅17.3×奥行き22×高さ27cm
重量:2.2kg
抽出量:1~4杯
フィルター:ステンレス
サーバー:ステンレス製
評価はこちらです。

こまかな評価ポイントをご紹介します。
[コーヒーの味]
ステンレスメッシュフィルターで豆の油分ごと抽出し、苦さの中にも、コクがありほどよく甘さを感じられる味わいです。香りが高く、味全体のバランスが整ったコーヒーを楽しむことができます。

[手間]
本体とタンクは一体型で取り外しができないうえ、コンパクトサイズのため注水口は狭く、水を入れようとすると、こぼれそうになってしまいます。また、フィルターに粉が張り付いてしまうので、洗い流すのに少し手間がかかります。

[デザイン]
サーバーはステンレス製でスタイリッシュ。全体的に統一感のあるデザインは他にない魅力です。
ワンランク上のオシャレなものを探している方にオススメです。淹れるのが楽しくなりそう!
  • 【3位】多機能で使いやすい操作性
    万能のデロンギマグニフィカ
エスプレッソも淹れられるマグニフィカESAM03110Sは、2杯同時に抽出が可能であることや、つまみを回すだけのシンプルな操作性、コーヒーのおいしさなどで高評価を集めました。

ミルクフロッサーなど多機能な一品で、自宅で気軽にエスプレッソやカプチーノ、カフェラテまで楽しむことができる万能メーカーです。
デロンギ
マグニフィカ ESAM03110S
実勢価格:5万322円
サイズ:幅28×奥行き42.5×高さ36.5cm
重量:10.5kg
抽出量:1~2杯
フィルター:なし
サーバー:なし
評価はこちらです。

こまかな評価ポイントをご紹介します。
[コーヒーの味]
コーヒーの苦みや甘み、酸味などはちょうどよく美味しいのですが、やや雑味を感じます。濃度を一番濃く設定すれば、豆をより均一に挽くことができるため、雑味は薄まります。

[ミルクフロッサー]
ミルクフロッサーが搭載され、ミルクを沸かす手間は省けますが、泡立てとミルクを熱する時間は少しかかります。泡自体も細かくならず、ぬるく感じられます。便利ではありますが、おまけ程度に考えたたほうが良さそうです。

[水タンク]
本体の背面に備えられている水タンクは、1.8Lと大容量。入れ替えが少ないのは嬉しい機能です。

[プラスアルファの機能]
挽いた豆をフィルターケースの中で均一な圧で押し固める「抽出ユニット」を搭載。さらに、アロマを逃さないために低速回転で豆を挽くコーン式グラインダー採用で、十分おいしいコーヒーを楽しめます。
このメカニカルなデザインに惚れ、インテリアにこだわりたい! という方にオススメです。
  • 【4位】1万円以下で十分な味
    アイリスオーヤマIAC-A600
1万円以下というリーズナブルな価格でありながら、しっかり豆の味が抽出できます。しかも手入れもカンタン、かつ紙フィルターがいらないメッシュフィルター採用で経済的。初心者や、低価格で購入を検討している方にオススメです。

ただ、静音性に欠けること、抽出時間が約10分とやや時間がかかること、また抽出後はランプの点滅が消えるだけで、アラームなど音で知らせる機能がないため、ドリップ終了がわかりにくいことなど、低価格であるマイナスポイントもあります。
アイリスオーヤマ
IAC-A600
全自動コーヒーメーカー
実勢価格:7019円
サイズ:幅17.7×奥行き28.6×高さ29.2cm
重量:2.5kg
抽出量:1~4杯
フィルター:ステンレス
サーバー:ガラス製
評価はこちらです。

こまかな評価ポイントをご紹介します。
[コーヒーの味]
やや雑味が口の中に残るものの、薄さは感じず、きちんと豆の味が抽出されています。ミルクとの相性はよさそうです。

[手間]
水タンクとミルが一体型で取り外しが可能です。給水も便利で、そのまま取り外し洗うことができラクちんです。ただし、刃がついているので、洗う際はご注意を!

[ミル]
挽き方は2段階で調整できます。豆を挽く音は、他のコーヒーメーカーと比較しても大きく、本体の振動と共にガリガリという音が鳴り、静音性はマイナスです。
ブラックとレッドのオシャレなデザインです。
  • 【5位】サードウェーブ系の
    薄めの味わい 無印良品MJ-CM1
今回の検証で最も注目が高かった一台ですが、さっぱりと薄味で、流行りのサードウェーブ系や若者向けを狙って開発されたかのような印象で、評価は賛否両論ありました。

ミルは、挽き方を5段階に調節でき、粉の均一性に優れ熱の発生も少ないフラットカッター式を採用。味と香りを引き出す温度管理や30秒の蒸らし機能も備わっており、計量カップが大きめで豆が入れやすいといった点は高評価でした。
無印良品
豆から挽けるコーヒーメーカーMJ-CM1
実勢価格:3万2000円
サイズ:幅14.5×奥行き28.5×高さ34.5cm
重量:4.4kg
抽出量:1~3杯
フィルター:紙
サーバー:ガラス製
評価はこちらです。

こまかな評価ポイントをご紹介します。
[コーヒーの味]
コーヒーは薄めのあっさりとした口当たり。やや雑味が感じられ、後からエグみが残ります。期待が大きかった分、残念な印象は否めませんでした。でも、薄め好きの人にはありです。

[プラスアルファの機能]
時計機能が付いており、地味ですが意外と便利です。タイマーをセットすれば、忙しい朝の出勤前に自動でコーヒーが淹れられます。

[水タンク]
水タンクは、フタを閉めてロックしたら本体の横から入れます。2段階の動作が必要なのは面倒で、デザインは良くてもスムーズに入りにくいのは難点です。
やや大きめですが、無印良品らしい場所と人を選ばないシンプルなデザインは好印象。普段からあっさりしたコーヒーを飲んでいる人や、無印ファンにはオススメです。
  • 【6位】高温ドリップにこだわった
    象印マホービン“珈琲通”
6位にランクインしたのは、高温抽出が特徴の象印“珈琲通”EC-NA40。高温の経路内にお湯を行き来させ抽出する「マイコン予熱」や、熱が逃げるのを抑える「ダブルヒーター」が搭載されています。

コーヒーの味は、インパクトには欠けますが、浅煎り豆の甘さは出ており、雑味もありません。紙フィルターで掃除もラクです。
象印マホービン
“珈琲通”EC-NA40
実勢価格:1万9959円
サイズ:幅24×奥行き25×高さ37.5cm
重量:4.5kg
抽出量:1~4杯
フィルター:紙
サーバー:マホービン
評価はこちらです。

こまかな評価ポイントをご紹介します。
[コーヒーの味]
コーヒーを一番おいしく飲める温度95℃で抽出。味は、まろやかな苦さの中に酸味を感じるものの、軽やかでインパクトに欠けます。

[サーバー]
サーバーは同社のマホービン。中が見えないため抽出されているかどうか確認はできないものの、ヒーターを使わず保温が可能で、煮詰まらず淹れたての温度が長持ちします。他製品にはない特徴が高評価となりました。

[プラスアルファの機能]
付属のカップ台を使用すれば、カップや0.36L以下のボトルに直接抽出することができます。
  • 【7位】生豆からの自家焙煎に
    こだわるならカフェプロ503
カフェプロ503は、生豆から21分ほどで焙煎とドリップが完了するという、他製品にない特徴をもった一台。煎り加減を選んで焙煎でき、豆の外側と内側をムラなく均一にローストする「ダブル焙煎方式」が採用されています。

ブラックで何杯も飲みたい人、自宅で焙煎したい人には、この一体型はお手軽です。電力消費が多めであること、さらにサイズも大きめなことは注意しておきたいポイントです。
ダイニチ工業
焙煎機能付きコーヒーメーカー
カフェプロ503
実勢価格:5万9201円
サイズ:幅24×奥行き26.5×高さ61.6cm
重量:10.2kg
抽出量:2~5杯
フィルター:紙
サーバー:ガラス製
評価はこちらです。

こまかな評価ポイントをご紹介します。
[コーヒーの味]
焙煎の新鮮さがあり、すっきりとした味のコーヒーが抽出できます。薄めでもたれにくいので、ブラックで飲みたい人にもオススメです。

[焙煎の機能]
焙煎した豆は30杯まで溜めておけます。ただ、途中で取り出せないので、豆の種類を変更すると混ざってしまうのが難点です。また、生豆を焙煎する工程で、周囲に漂う香りはかなり強め。窓を開けたり換気扇を使う必要があります。

[生豆]
生豆の価格は、1kgで2300円~。生豆は酸化しにくく長期保存が可能で、3年は常温保存できます。焙煎豆よりコスパが良く新鮮なコーヒーが飲めます。焙煎後は、少し時間を置いたほうが落ち着いておいしくなります。


以上、全自動ミル付きコーヒーメーカーランキング1位から7位までをご紹介しました。各製品のこだわりや機能によって、味に大きな違いが生まれるコーヒーメーカー。製品の特徴を知り、ぜひ納得の一台を見つけてみてください。

なお、8位から15位についてはこちらの記事でご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。
豆から旨い! 今おすすめのコーヒーメーカーランキング15選【8位~15位】

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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