2万円以下で買える! 家庭用最新ミシンおすすめ4選|『LDK』が洋裁のプロと検証しました
2020年02月21日(金)
the360.life編集部
the360.life編集部/Test by LDK編集部
2万円以下で買える! 家庭用最新ミシンおすすめ4選|『LDK』が洋裁のプロと検証しました
ひと昔前までは「重い」「値段が高い」だったミシン。今や家庭用ミシンはコンパクトで、お手ごろなモデルが人気になっています。今回は2万円以下で手に入る家庭用人気ミシン4台を集め、洋裁の専門家や主婦の皆さんと一緒に実力を徹底チェックしました。お子さんの入園・入学グッズ作りや趣味のために「ミシン買おうかな?」「最近のミシンってどうなの?」と思っている方は要チェックです!

▼本記事のテスト、および監修・取材協力はコチラ

原みちこ 氏 洋裁師 Cloth&String主宰
原みちこ 氏
デザイナー・スタイリストなどファッション関係の仕事を経て、東京・世田谷区にて洋裁教室「Cloth&String」を主宰。初心者に寄り添った指導に定評がある。俳優やフィギュアスケーターの衣装も手掛ける。
大澤さん Cloth&String教室 生徒さん
大澤さん
東京・世田谷区にて洋裁教室「Cloth&String」の生徒さん。「子どもの物が作りたくて洋裁教室に通い始めました」
飯島さん Cloth&String教室 生徒さん
飯島さん
東京・世田谷区にて洋裁教室「Cloth&String」の生徒さん。「子どもの物が作りたくて洋裁教室に通い始めました」
LDK テストする女性誌
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インテリア、掃除、食品からコスメ、健康まで、あらゆるモノやサービスを賢く選ぶために、ホンネでテストする女性向け生活情報誌。

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※情報は『LDK』2020年3月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
  • 最近の家庭用ミシンって
    どうなってるの?
かつての家庭用ミシンは重くて、値段もそれなりにするのが当たり前でした。そして、ある程度の年代の方は「嫁入り道具」のひとつとして、長年使えるようなしっかりした物を選んでいたことでしょう。

でも家庭の状況が変化したり、代行サービスが浸透しつつある今、ミシンを持っていないという方も多いのではないでしょうか。
……とはいえ「やっぱり子どもの入園グッズは自分で作りたい」とか「ハンドメイドを趣味にしたい」といった理由で、家庭用ミシンの購入を検討している方も少なくないはず!

ちなみに、最新のミシンは比較的コンパクトで2万円以下のお手ごろモデルが多数登場しています。
でも、いくらお手ごろでも肝心の性能がイマイチでは本末転倒ですよね。という訳で今回は、2万円以下の最新の人気家庭用ミシン4台を集めて比較テストを実施。

洋裁教室の先生と生徒さんにご協力いただき、プロと初心者さんの目線でそれぞれのミシンの性能を評価してもらいました!
  • 家庭用ミシンがあると
    こんなことができます!
テスト結果の発表の前に、家庭用ミシンがあるとできることの主な例をご紹介したいと思います。「ほんとに家にミシンって必要かな?」と迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
  • 家庭用ミシンでできること
    1:裾上げもカンタンにできます
ズボンやスカートの丈が合わないとき、お店に裾上げを依頼するとお金がかかる場合が多いため、自分でできると経済的です。
裾上げは、厚地のデニムでもコツさえつかめば自宅でカンタンにできます。折り目をつけ専用の針と糸を使えばOKです!
  • 家庭用ミシンでできること
    2:入園グッズ・学校用品が作れます
ミシン購入のきっかけは「子どもの入園グッズ作りのため」という方、多いのではないでしょうか。入園後も発表会の衣装作りや、バザーへの出品、さらには小学校入学後の学童用品作りなど、ミシンの出番はたくさんあります。
手提げ袋やコップ入れなど、サイズ指定をする園が多いですが、巾着袋は縫い方がシンプルなので、ひとつマスターしてしまえばサイズを変えるだけでサクサク作れちゃいます。
  • 家庭用ミシンでできること
    3:オリジナルの洋服が作れます
子どもの普段着はもちろんのこと、発表会の衣装なども作れます。カンタンな子ども服から始めて、自分の服や大人用の服にチャレンジする人がたくさんいます。

親子でお揃いの服を着たい方や、オリジナルの服を作りたい方にとって、ミシンは無くてはならないアイテムと言えます。
ギャザーでふんわりとした、子ども用のかわいいスカートも作り方は意外とカンタン。布の端をつなぎ合わせて、ウエストと裾を仕上げてゴムを通すだけ! 大人用のスカートも生地の丈を変えるだけで、同じ要領で作れます。初めての洋服作りにオススメです。
  • 家庭用ミシンでできること
    4:ポーチやバッグもスグに作れます
ポーチやバッグなども、基本テク+少しの応用テクでカンタンに作れます。ちょっとしたものなら、100均のハギレなどでパパッと作れます。
立体感のある「キャラメルポーチ」は、コスメなどの小物を入れるのにとっても便利。マチがあって、さらに裏地やファスナーがついているため一見難しそうですが、直線縫いだけでカンタンに作れますよ!
  • 2万円以下で買えるお手ごろの
    最新ミシン4台を徹底チェック!
冒頭でもお伝えしましたが、最近は2万円以下の手ごろなミシンがいろいろと発売されています。これからミシンを使ってみようかなと思っている人にとっては、購入のハードルが低くなってうれしい限りだと思います。

でも「安かろう悪かろう」でちゃんと縫製できないようでは困りますよね。そこで『LDK』編集部は人気の格安家庭用ミシン4台を集めて比較テストを行いました。
▼検証したミシンはコチラ

・エスアイエス FHSM-505B 
(実勢価格:4600円)
・ジャノメ JN508DX
(実勢価格:1万1910円)
・ジューキ HZL-40 
(実勢価格:1万4223円)
・ブラザー PS202 
(実勢価格:1万8200円)

▼テスト方法はコチラ

洋裁教室の先生と、教室に通うミシン初心者の生徒さん2人にご協力いただき、各製品の性能を評価してもらいました。
テストでは普通地を使って「直線縫い」「ジグザグ縫い」「ボタンホール縫い」をしてもらい、仕上がりをチェック。

さらに、「デニム」「サテン」「2枚重ねのタオル」といった、初心者にはやや扱いにくい生地を使って直線縫いをしてもらいました。
また、静音性やスピード調整のしやすさといった機能面も評価してもらいました。

それでは、もっとも評価の高かったミシンからご覧ください!
  • 小物から洋服までお任せ!
    ブラザー「PS202」
ブラザー(brother)
PS202
実勢価格:1万8200円

サイズ:幅40.7x奥行17.0x高さ29.1cm
重さ:4.5kg
消費電力:40W
種類:コンピューターミシン
ブラザーの「PS202」はとにかく仕上がりがキレイで、小物から洋服までムリなく作れます!

今回の4製品の中で唯一の「コンピューターミシン」で、価格はもっとも高価。縫うスピードや模様などをコンピューターで制御するタイプです。下糸の引き上げが不要で糸を掛けたらすぐに縫えたり、誤操作を防いでくれたり、初心者にやさしい機能が充実しています。
原みちこ 氏
洋裁師 Cloth&String主宰

原みちこ 氏のコメント
ブラザーならどんな模様でもちゃんとキレイに縫えます!
  • 【縫製】ボタンホールが縫いやすい!
ボタンホール用押さえに台皿がついていて、ボタンサイズどおりにボタンホールが作れます。
  • 【操作】下糸を引き上げなくていいのは便利!
ほかの3台は上糸に引っ掛けて下糸を引き出す必要がありますが、ブラザーはその煩わしさがありません。
  • 【機能】誤操作は音と画面でお知らせ
押さえを下げずに縫い始めるなど、誤操作をした場合は警告音と液晶画面でお知らせしてくれます。
  • シンプルで初めの1台にオススメ
    ジャノメ「JN508DX」
ジャノメ(JANOME)
JN508DX
実勢価格:1万1910円

サイズ:幅38.5×奥行15.0×高さ28.2cm
重さ:5.0kg
消費電力:45W
種類:電動ミシン
ジャノメの「JN508DX」は電子制御がなく、機能がシンプルな電動ミシンタイプ。どんな生地もきれいに縫うことができて、家庭用ミシンとしての必要最低限の機能は揃っています。

縫い心地もよく、静音性は今回の4製品の中では一番。ボタンホールの仕上がりで少し評価を下げましたが、入園グッズなどの小物を作るには十分です。
大澤さん
Cloth&String教室 生徒さん

大澤さんのコメント
ジャノメは動きがスムーズで音も静かです。
  • 【縫製】どんな生地でもスイスイ縫える!
普通地はもちろんのこと、デニム、サテン、タオルもスイスイ縫えます。
  • 【縫製】ボタンホールはチョット残念…
ボタンホール用押さえに台皿がないため、ボタンサイズに合わせてボタンホールが縫えないのはやや不便かも……。
  • 【操作】シンプルで分かりやすい!
縫える模様の種類はさほど多くありませんが、その分、操作性がシンプルで分かりやすく、初心者でも迷いなく使えます。
  • パワフルで厚物もガンガンいける
    ジューキ「HZL-40」
ジューキ(JUKI)
HZL-40
実勢価格:1万4223円

サイズ:幅38.8x奥行19.8x高さ28.0cm
重さ:5.9kg
消費電力:60W
種類:電子ミシン
ジューキの「HZL-40」は電子回路で縫うスピードを制御することができる電子ミシンタイプ。電動ミシンよりも高精度なモーターを搭載していて、ハイパワーなのが特徴です。

本体はずっしりとして安定感があり、厚物もスムーズに縫えます。スピード調整機能があって低速縫いがしやすいため、初心者でも落ち着いて作業できます。しかし、動作音が大きく、ボタンホールの仕上がりも今ひとつでした。
飯島さん
Cloth&String教室 生徒さん

飯島さんのコメント
ジューキの電子ミシンはパワーがあって縫いやすいです。
  • 【機能】手足両方でコントール可能!
手元のスイッチでも、フットコントローラー(別売)でも「開始・停止・スピード調整」のコントロールができるのは便利です。
  • 【機能】段差のある厚物もスムーズに縫える
ボタンを押すとミシンの「押さえ」が水平に保たれるため、段差のある厚物でもスムーズに縫えます。
  • 【操作】ダイヤル調整は慣れが必要かも…
縫い模様のダイヤル調整がしづらい点はチョット残念。微妙にずれると違う模様になってしまうことも……。
  • オモチャっぽいけど意外と使える
    エスアイエス「FHSM-505B」
エスアイエス(SIS)
FHSM-505B
実勢価格:4600円

サイズ:幅約27.5×奥行約12.0×高さ約26.0cm
重さ:約2.0kg
消費電力:7W
種類:電動ミシン
エスアイエスの「FHSM-505B」はコンパクトで、機能がシンプルな電動ミシン。サイズ感といい、重量といい、これなら子どもでもラクに持ち運べそうです。

5000円以下とかなり安く、ややオモチャ感がありますが、ちょっとした小物や薄手素材の裾上げ程度なら問題なく使えます。

自動糸通しがないなど、難点はあるものの、最初から上糸と下糸つきですぐに使い始められるのはうれしいポイント。ハンドメイド初心者さんなら、まあまあアリかもしれません。
原みちこ 氏
洋裁師 Cloth&String主宰

原みちこ 氏のコメント
適切に針と糸を調整すれば、割と使えます。
  • 【縫製】押さえが1種類で難度は低め
押さえが1種類のみで、これで全部の模様に対応。本格的に縫いたい人には物足りないかもしれませんが、操作の難易度は下がります。
  • 【機能】自動糸通し機能はナシ
自動糸通しがないので、自力でがんばって通すか、別途「糸通し」を用意する必要があるのはチョット面倒かも……。
  • 【機能】電池でも使えるのは便利
ACアダプターと電池の両方で使えるため、コンセントがない場所でも手軽に使えます。
  • 超格安のミシンでも意外と
    使えることが分かりました
以上、2万円以下で購入できる家庭用ミシンのご紹介でした。

しっかりしたものが欲しい方は、ハイスペックなブラザーのコンピューターミシンを選ぶと間違いありません。

「もうチョット予算を抑えたい」とか「必要最低限の機能があればいい」という場合はジャノメの電動ミシンがベスト。厚物を中心にガンガン縫いたい方はジューキの電子ミシンがオススメです。

エスアイエスのコンパクト電動ミシンは他の3台と比べるとオモチャ感があって、実用的とは言い難いのですが、持ち運びがしやすく、小物作りや“ちょこっと縫い”には重宝しそう。
「ミシンを買いたいけどどれを買ったらいいか分からない」「お手ごろミシンってどうなの?」という方は、ぜひ今回のテスト結果を参考にして手作り生活を始めてみてくださいね。

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