【マキタCL107】Amazonの大人気コードレス掃除機がパワーアップ?|『家電批評』がテスト!
2020年02月18日(火)
高瀬 央樹
高瀬 央樹/Test by 家電批評編集部
【マキタCL107】Amazonの大人気コードレス掃除機がパワーアップ?|『家電批評』がテスト!
世の中にはたくさんのスティック型クリーナーがありますが、定番人気品のひとつmakita(マキタ)のコードレス掃除機CL107が挙げられます。実はAmazonでは、マキタのコードレス掃除機対応のバッテリーやアタッチメントが発売されており、「これらのパーツをこのマキタに盛れば、パワーアップしてダイソンのようになるのでは…?」という仮説が生まれたので、そちらを実際にテストして確かめてみました!

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※情報は『家電批評』2020年3月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
  • マキタをAmazonにあるパーツで
    盛ったらパワーアップする?
電動工具メーカー「makita(マキタ)」のコードレススティック掃除機がAmazonなどで人気を集めています。中でも「CL107」は軽くて使いやすく、ソツのないモデルとして不動の人気を誇っているほか、サンロクマルでも高評価の製品となっています。

▼マキタの掃除機のおすすめランキングはこちらです。

マキタ(makita)
CL107FDSHW
実勢価格:1万4484円

サイズ:W112×H150×D960mm(パイプ・ノズル付)
重量:1.1kg(バッテリー含)
集塵方式:紙パック式
吸込み仕事率:32W
充電時間:約22分
連続使用時間:約10分(パワフルモード)、約12分(強モード)、約25分(標準モード)
バッテリータイプ:10.8V 1.5Ah
付属品:抗菌紙パック(10枚)、ダストバッグ、ノズル、ストレートパイプ、サッシ(すきま)用ノズル
しかし、「これで十分満足」という人も多いでしょうが、もし、Amazonで手に入るさまざまなオプションパーツを導入すれば、パワーアップしてダイソンのようになるのでは?という仮説が『家電批評』編集部で生まれました。

そこで編集部は、この説を証明するべく、テストを行いました。
  • 【検証1】バッテリーを替えたら
    パワーアップするのか実験!
「CL107」はリチウムイオンバッテリーで駆動するモデル。ハイパワーなバッテリーに交換したら、掃除機自体のパワーもアップするのか検証してみました。

※数値はいずれも実測値。稼働音は「パワフルモード」時のものです。
  • マキタの標準バッテリー「BL1015」
マキタ(makita)
リチウムイオンバッテリBL1015 
実勢価格:5545円
【10.8V / 1.5Ah】
CL107のバッテリー付きモデルに標準装備されているのがコチラ。
  • マキタの純正パワフル版「BL1040B」
マキタ(makita)
リチウムイオンバッテリBL1040B 
実勢価格:9680円
【10.8V / 4.0Ah】
「BL1040B 」はCL107に適応するマキタの純正高容量バッテリー。

標準タイプの「BL1015」と比べるとバッテリー持続時間は倍増。重さや稼働音も数値が上がっていますが、吸引力は標準タイプとほとんど変わりませんでした。
  • HFengの互換バッテリーは3.0Ahで格安
HFeng store
互換バッテリー
実勢価格:2199円
【10.8V / 3.0Ah】
重量、稼働音ともに純正1.5Ahモデルとほぼ一緒。それでいて価格は純正品の半分以下。安くて持続時間が純正品より少し長いのはいいのですが、海外製品はやや不安が……。
  • ジェネリックの4.0Ah大容量バッテリー
POWERGIANT
互換バッテリー
実勢価格:4099円
【10.8V / 4.0Ah】
外国製のジェネリックバッテリー。純正4.0Ahモデルの半額以下ながら、持続時間は24分を突破。重さや稼働音も文句なしです。

〈テスト結果〉

バッテリーを大型化することの最大のメリットは持続時間が長くなることにあります。純正1.5Ahでは持続時間が短いという場合は、純正の4.0Ahを試してみることをおすすめします。ただ、パワーが増えるわけではないのでご注意を!

というわけで、バッテリーについてはやはり純正をおすすめします。購入直後は良いのですが、互換バッテリーは、古くなると最悪発火の可能性も高まります。壊れたときのリスクを考えれば、「純正一択」で間違いありません。
  • 【検証2】ダイソンっぽくなる
    サイクロンアタッチメントの効果は?
画像はダイソン「V11 Fluffy+」のラジアルルートサイクロン。
ダイソン掃除機の一番の特徴は「サイクロン式」を採用していることにあります。「サイクロン式」は吸い込んだゴミと空気を遠心力で分離して、ゴミだけをダストボックスに集める方式で、排出される空気は比較的クリーンです。

対してマキタのCL107は「紙パック式」。空気ごとゴミを取り込み、紙パックフィルターでゴミを濾して空気を外に出すのですが、排出された空気はあまりキレイとは言えません。

それぞれの方式にメリット・デメリットがありますが、実はマキタもアタッチメントを付けることでサイクロン式にすることができます。という訳で、お次はサイクロンアタッチメントの効果検証をご紹介します。

※数値はいずれも実測値。稼働音は「パワフルモード」時のものです。
  • マキタ純正のサイクロンアタッチメント
マキタ(makita)
サイクロンアタッチメント
実勢価格:2904円
マキタ通の中では注目度高めなアタッチメントのひとつ。ダストバッグより集塵容量が多く、集めたゴミの量が一目で分かるので「掃除をした」という達成感もひとしおです。

※ダストバッグ……紙パックはゴミがいっぱいになったら捨てないといけませんが、ダストバッグは不織布製で繰り返し使うことができます。紙パックとダストバッグの性能については次の【検証3】をご参照ください。

〈サイクロンアタッチメントを付けた状態〉
  • 純正品より1000円安い互換サイクロン
Suregg
Bisoff
互換サイクロンアタッチメント
実勢価格:1859円
Amazonの「集じん機用アクセサリ」の売れ筋ランキングの上位にいるSureggの互換サイクロンアタッチメント。作りは粗いものの、吸引力などは純正品と互角です。

〈サイクロンアタッチメントを付けた状態〉
当たり前ですが、アタッチメントを取り付けることでやや重さが増します。ちなみに吸引力は、ノーマルタイプ(紙パック式)のときよりちょっと弱めでした。

〈テスト結果〉

バッテリーのジェネリック品はやや心配な部分がありますが、サイクロンアタッチメントに関しては純正品と大差がないので、サイクロン式を試してみたいという方は、まずは価格の安いジャネリックを使ってみるのアリだと思います。
  • 【検証3】紙パックを替えたら
    吸引力はパワーアップする?
先ほどの【検証2】でもお伝えしましたが、ダイソンはサイクロン式で、マキタCL107は紙パック式の掃除機です。

紙パック式は、ゴミが溜まってくると空気の通り口がふさがって吸引力が落ちるというデメリットがあります。また、マキタ掃除機の純正紙パックは、細かいゴミがもれやすいということが過去の検証テストで分かっています。

かと言ってサイクロンアタッチメントを使うと、空気の通り口はふさがらないものの、そもそもの吸引力がやや弱め……。ここでおすすめなのが、マキタの「ダストバッグ」です。
  • やっぱりゴミがもれた純正紙パック…
マキタ(makita)
充電式クリーナー用
抗菌仕様紙パック 10枚入り×2
実勢価格:1125円
※楽天の商品リンク先は10枚入り1パックのページ
ゴミが溜まるにつれ、吸引力が減衰。粒子の細かい関東ローム層の赤土を用いて吸引試験を行ったところ、紙パックはかなりのもれが確認できました……。
  • 本体に付属してくる不織布製のダストバッグ
マキタ(makita)
ダストバッグ A-43957
実勢価格:110円
CL107を購入すると、紙パックと一緒にこの「A-43957」が付属してきます。紙パックより明らかに吸引力向上。不織布のため繰り返し使用できますが、低価格で買い替えがしやすく、いざとなったら気軽に捨てられます。
  • 水洗いもできる高機能ダストバッグ
マキタ(makita)
高機能ダストバッグ
実勢価格:800円
※Amazonあわせ買い価格です
ダストバッグ同様、吸引力が向上。ただ、今回のテストでは赤土を抑えきることはできませんでしたが、高機能タイプは洗って繰り返し使うことができます。

〈テスト結果〉

今回のテストでも紙パック使用時は吸引力が落ち、細かいゴミが外にもれてしまいました。でもダストバッグに替えることで、吸引力の向上と排気のクリーン化がのぞめることが分かりました。
  • 【検証4】他にもいろいろある
    アタッチメント…本当に買うべきは?
サイクロンアタッチメントやダストバッグの他にも、マキタの掃除機にはいろいろなアタッチメントが用意されています。【検証4】では、CL107のフットワークのよさを最大限活かすことができるアタッチメントを探してみました。
マキタ(makita)
じゅうたん用ノズルDX 
A-59950
実勢価格:1710円
“DX”ですが、構造はかなりシンプル。その分、お手入れがラクなのはうれしいですが、絨毯掃除にはあまりフィットしないかも……。
マキタ(makita)
ラウンドブラシ A-65947
実勢価格:966円
やわらかい毛先が特徴のラウンドブラシ。エアコンや空気清浄機に役立ちます。フレキシブルホースとの相性が抜群!
マキタ(makita)
棚ブラシ A-65931
実勢価格:849円
棚ブラシもフレキシブルホースと組むことで真価を発揮。隅っこ掃除はおまかせ!ホウキのようにも使えます。
マキタ(makita)
シートノズル A-67022
実勢価格:1776円
おもに車内の掃除で活躍。汚れをこそげ落としつつ吸引するイメージです。
マキタ(makita)
フレキシブルホース A-65925
実勢価格:516円
※Amazonあわせ買い価格です
エアコンや車内の清掃などに威力を発揮。ちょっと短いという声もありますが、500円ほどでこの汎用性の高さは驚きです!

〈テスト結果〉

セットでまとめて購入するのもいいですが、フレキシブルホースを中心に、ラウンドブラシ、棚ブラシなどの陣容を固めていくほうがおすすめ。これでCL107のフットワークを最大に活かせます。ただ、全般的に抜けやすいので、その点はご注意ください。
  • 【検証5】マキタがより
    使いやすくなるスタンドとは?
ダイソンにしろマキタにしろ、スティック型クリーナーは意外と置き場所に困ったりします。そこで、CL107にフィットするという山崎実業のクリーナースタンドの実力を検証してみました。
山崎実業
クリーナースタンド 
3275
実勢価格:1627円
重厚さがなく、若干のぐらつきが気になりますが、CL107に程よくフィットします。ただでさえ軽いCL107を、さらに気軽に手に取れるようになります。マキタのフットワークがさらに軽くなり、掃除のハードルが下がること間違いなし! これはかなり買いの逸品です。
  • ジェネリックのサイクロンアタッチ
    メントは使えるという収穫
マキタのCL107を盛ったらダイソン、とまではいきませんでした。これは想定内の結果ではありますが、さまざまなパーツを試した中で新たな発見がありました。ジェネリックのサイクロンアタッチメントが純正なみに使えそう……ということが分かったのは収穫のひとつです。

ただ、先ほどもお伝えしましたが、どのアタッチメントもも抜けやすい傾向があるのでご注意ください。


以上、マキタのコードレス掃除機の検証でした。マキタの掃除機をより効果的に使いたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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